JPH02303283A - アクティブマトリクス液晶表示パネルの駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、表示用映像信号の動き検出を行ない、静止画
と動画とに分けてアクティブマトリクス液晶表示パネル
を駆動するアクティブマトリクス液晶表示パネルの駆動
方法に関する。

［従来の技術］ 従来、ＴＶ表示方式としてインターレース走査方式が用
いられている。本来この方式はＣＲＴ式ＴＶに用いられ
ている方式であり、第４図に示すように第１フイールド
で４８０本の映像信号の内、半分の２４０本を表示し、
第２フイールドで残りの２４０本を表示して１画面を形
成する。この方式は、本来送られてくるデータを１７２
づつ分けて表示するために、垂直解像度の低下と画面の
チラッキが発生するという欠点がある。

一方、上記の方式を液晶ＴＶに用いると、液晶表示装置
は交流駆動が絶対条件であるので、各フィールドにおい
て順次駆動せざるを得ない。

ところで近年ＣＲＴ式ＴＶ用として開発された表示装置
にＩ　Ｄ　ＣＩｍｐｒｏｖｅｄ　Ｄｅｆｌｎｉ口ｏｎ）
ＴＶという方式があり、第５図に基本的なブロック図を
示す。

この方式は、フィールドメモリ及びラインメモリを多用
してデータ圧縮を行ない、各フィールドで４８０本の順
次駆動を行なうことを特徴としているが、送られてくる
データのうち、静止画と動画で異なる処理を行なってい
る。すなわち、動き検出回路ＩＩを設けて表示用映像信
号が静止画であるか動画であるかを検出し、その検出結
果に応じた表示処理を実行する。静止画のときは、第６
図に示すように第１フイールドの時のデータをフィール
ドメモリに記憶させ、第２フイールドの時にメモリデー
タと生データを同時に倍速で走査させる。しかし、動画
時にこの方式で走査を行なうと、フィールド間でデータ
が異なるために画像の輪郭がぼけてしまう。従って、フ
ィールド間でデータの処理を行なうことができず、各フ
ィールドでデータの処理を行なう。これが動画時におけ
る中間値補間と呼ばれるもので、第７図に示すように２
４０Ｈ分のデータからラインメモリを用いてライン間の
データをその上下のデータの平均加算により作成し、各
フィールドで倍速走査を行なう。

［発明が解決しようとする課題］ 上記Ｉ　ＤＴＶ方式を用いることにより、高い画像品質
を得ることができるが、フィールドメモリ及びラインメ
モリを多用しなければならず、回路規模がかなり複雑に
なるという欠点があった。

本発明は上記実情に鑑みて成されたもので、従来のＩＤ
ＴＶのような複雑な回路を使用せずに高い画像品質を得
ることができるアクティブマトリクス液晶表示パネルの
駆動方法を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、入力される映像信号が静止画であるか動画で
あるかを検出する動き検出手段を備え、静止画の場合に
はアクティブマトリクス液晶表示パネルのメモリ機能を
利用した飛び越し走査を行ない、動画の場合には同時に
２線づつ選択する２線同時駆動方式を用いた事を特徴と
している。

［作用］ 映像信号として静止画が送られてくると、その状態が動
き検出手段により検出され、４８０本の全走査ラインに
対し、各フィールドで２４０本づつの飛び越し走査が行
なわれる。このときアクティブマトリクス液晶表示パネ
ルの各画素のメモリ機能により、第１フイールドで表示
された画素情報がそのまま保持されて第２フイールドに
おいても表示される。また、動画の場合には、各フィー
ルドにおいて、走査ラインが２線づつ順次駆動され、第
１フイールドと第２フイールドで２線の組み合わせが交
換される。上記のように液晶表示パネルのメモリ機能を
利用した表示制御を行なうことにより、複雑な回路やメ
モリを使用することなく、高画質の液晶表示を行なうこ
とができる。

［実施例コ 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明の基本ブロック図を示している。

同図において２１は動き検出回路で、映像信号処理回路
（図示せず）から送られてくる映像信号の動き検出を行
なって静止画と動画を分離する。そして、この動き検出
回路２１により分離された静止画情報と動画情報に基づ
いてそれぞれ液晶表示パネル２２を駆動する。この液晶
表示パネル２２は、アクティブマトリクス駆動の液晶表
示パネルを用いて構成され、°垂直方向に４８０個の画
素を備え、この画素に対応して４８０本の走査ラインが
設けられている。上記液晶表示パネル２２は、各画素の
容量成分によりメモリ機能を有するもので、本発明はこ
のメモリ機能を利用して次のような表示制御を行なう。

静止画の場合は、液晶表示パネル２２に対して第１フイ
ールドと第２フイールドで飛び越し走査を行なう。すな
わち、第２図に示すように第１フイールドでは、液晶表
示パネル２２の奇数ラインについて飛び越し走査を行な
い、第２フイールドでは偶数ラインについて飛び越し走
査を行なう。このとき第２フイールドでは、液晶表示パ
ネル２２のメモリ機能により奇数ラインに対する画像表
示が第１フイールドに続いて行なわれている。

上記飛び越し走査に際しては、静止画情報の極性をフレ
ーム毎に反転させる。更に、フリ・ｙカを低減させるた
めに奇数信号ラインと偶数信号ラインに与える静止画情
報のレベルを反転させる。

一方、動画の場合は、第３図に示すように液晶表示パネ
ル２２に対し、第１フイールド及び第２フイールドを共
に４８０本の走査ラインに対して２線間時走査を行なう
が、第１フイールドと第２フイールドとでは、対とする
２線を切換えて解像度を向上させる。すなわち、第１フ
イールドでは、走査ラインを１本目と２本目、３本目と
４本目、・・・４７９本目と４８０本目という組み合わ
せで２線づつ走査し、第２フイールドでは、走査ライン
を２本目と３本目、４本目と５本目、・・・４７８本目
と４７９本目という組み合わせで２線づつ走査する。

なお、上記実施例では、ＴＰＴアクティブマトリクス液
晶表示パネルを例にとって説明したが、これに限ること
なく、例えばＭＩＭアクティブマトリクス液晶表示パネ
ルに適用してもよい。

［発明の効果］ 以上詳記したように本発明によれば、人力される映像信
号が静止画であるか動画であるかを検出する動き検出手
段を備え、静止画の場合には液晶表示パネルのメモリ機
能を利用した飛び越し走査を行ない、動画の場合には２
線づつ順次走査する２線間時駆動を行なうようにしたの
で、複雑な回路やメモリの代わりに液晶表示パネルのメ
モリ機能を利用した表示制御を行なう事ができ、ＩＤＴ
Ｖと同等の非常に高い画像品質を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示すもので、
第１図は液晶駆動方法の概略を示すブロック図、第２図
は静止画に対する駆動方法を示す図、第３図は動画に対
する駆動方法を示す図、第４図はＮＴＳＣ方式による飛
び越し走査を説明するための図、第５図はＩ　ＤＴＶの
主要部の基本的構成を示す図、第６図は第５図における
静止画の駆動方法を示す図、第７図は第５図における動
画の駆動方法を示す図である。 ２１・・・動き検出回路、２２・・・液晶表示パネル。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１フイールド　　Ｍ２フィールド （２線間時走査） 第１図 第１フイールド　　　、＜ネルメモ、　　　　　第２フ
イールド（１画面）　　　　　　　　　　　　　　　　
　　（１画面）（静止ＩＮ） 第２図 第１フイールド　　　　　　　　ｉ＠２フィールド（動
画） 第３図 第１フイールド　　　　　残像　　　　　第２フイーノ
１ド（インターレース走査） 第１フイールド　第２フイールド （Ｉ　Ｄ丁Ｖ） 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の走査ライン及び信号ラインを備え、各画素にメモ
   リ機能を有するアクティブマトリクス液晶表示パネルと
   、このアクティブマトリクス液晶表示パネルに表示する
   映像信号が静止画であるか動画であるかを検出する動き
   検出手段と、この動き検出手段により静止画の検出が行
   なわれた場合、上記走査ラインを飛び越し走査する飛び
   越し走査手段と、上記走査ラインの走査に同期して上記
   信号ラインを駆動する信号ライン駆動手段と、上記信号
   ラインの駆動信号をフレーム毎に反転すると共に、奇数
   信号ラインと偶数信号ラインとの間における駆動信号の
   極性を反転する極性反転手段と、上記動き検出手段によ
   り動画の検出が行なわれた場合、上記全走査ラインを２
   線づつ同時駆動する走査ライン駆動手段とを具備したこ
   とを特徴とするアクティブマトリクス液晶表示パネルの
   駆動方法。