JPH02299519A

JPH02299519A - ユニット温室

Info

Publication number: JPH02299519A
Application number: JP1120777A
Authority: JP
Inventors: Sadaji Tajima; 田島　定爾
Original assignee: KAGAKU GIKEN KK; Kaken Co Ltd
Current assignee: KAGAKU GIKEN KK; Kaken Co Ltd
Priority date: 1989-05-15
Filing date: 1989-05-15
Publication date: 1990-12-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｅ産業上の利用分野］本発明はユニット温室に係り、特に室内において使用さ
れるユニット温室に関する。

［従来の技術］一般に、住居内に花や観葉植物を置く家庭が多い。

しかしながら、住居内は、空調機器により温度や湿度が
住居人に住み易いように調節されるため、植物の育成に
とって適当でない環境となっており、その結果、住居内
に置かれた植物は枯れてしまうことが多かった。

一方、従来より、植物の栽培育成には、温室が使用され
ている。このような温室は屋外に設置される大型のもの
が多く、住居内に設置しうるような小型の温室は存在し
なかった。

そこで、本発明の技術的課題は、住居内に置かれる植物
の育成に適した環境を容易かつ手軽に創出できる温室を
提供することにある。

［課題を解決するための技術的手段］このような技術的課題解決のため本発明にあっテハ、ベ
ースユニットと、このベースユニット上に積み上げられ
、高さ方向に連設可能であると共に内部に植物を収納可
能なジヨイントユニットとを備え、上記ベースユニットには、温度及び湿度の検知手段と、
温度及び湿度の制御手段と、適宜制御された温度及び湿
度の空気をジヨイントユニットへ供給しうる送風手段と
が設けられているものである。

［実施例］以下、添付図面に示す実施例に基づき、本発明の詳細な
説明する。

第１図に示すように、本実施例に係るユニット温室１５
は、単一のベースユニット１０と、このベースユニット
１０上に積み重ねられた複数個のジヨイントユニット１
１とからなる。

第３図に示すように、上記ベースユニットｌＯは、高さ
の低い直方体からなり、箱状に形成され、内部には温度
及び湿度の検知手段１２と、温度及び湿度制御手段１３
と、適宜制御された温度及び湿度の空気をジヨイントユ
ニット１１へ供給しうる送風手段１４とが設けられてい
る。すなわち、ベースユニッ）１０の側面部２９には、
ルーバーからなる通気口２５が開設されていると共に、
上面部３１には、複数のスリット２３が設けられている
。そして、ベースユニット１０の上面部３１の一方の側
端部側には、温度センサ１２ａと湿度センサ１２ｂとか
らなる温度及び湿度の検知手段１２がベースユニット１
０の北方へ向けて突設されており、上記ジヨイントユニ
ット１１がベースユニット１０上に積み重ねられた場合
には、ジョイントユニッ）１１の底面板２１に開設され
た孔部３２内に上記温度センサ１２ａ及び湿度センサ１
２ｂが配置され、ジヨイントユニット１１内の温度及び
湿度を検知しうるように構成されている。

マタ、ベースユニット１０内には、温度及び湿度の制御
手段１３が設けられており、この制御手段１３は、ヒー
ター１７ａ及び加湿器１７ｂからなる加温加湿部１７と
、マイコンにより構成された制御部１６とからなる。ま
た、ベースユニット１０の側面部に設けられた通気口２
５の内方には、ファンからなる送風手段１４が設けられ
ている。また、上記制御部１６と加温加湿部１７との間
には、ガイドパネル２７が設けられ、加温加湿部１７と
制御部１６との間を画成している。第１図に示すように
、ベースユニッ）１０の前面部には、操作部３３並びに
表示部３４が設けられ、適宜所望の温度及び湿度を設定
することができるように形成されている。

したがって、制御部１６は、検知手段１２を構成する温
度センサ１２ａ及び湿度センサ１２ｂが検知したジヨイ
ンユニット１１内部の温度及び湿度と、上記のようにし
て設定された温度及び湿度とが異なり、例えば、設定温
度及び設定湿度よりも実際のジョイントユニッ）１１内
部の温度及び湿度が低い場合には、ヒーター１７ａ並び
に加湿器１７ｂを作動させると共に、ファンからなる送
風手段１４を駆動させることにより、加温及び加湿され
た空気を送風手段１４を用いてスリット２３からジョイ
ントユニッ）１１内へ供給することができるように構成
されている。

上記ジョイントユニッ）１１は、第１図及び第２図に示
すように、ベースユニッ）１０よりも高さの高い直方体
からなり、底面部及び上面部がベースユニット１０の底
面部３０及び上面部３１と同一の大きさに構成されてい
る。そして、このジヨイントユニット１１は、第２図に
示すように、パイプ状のフレーム１８により枠組されて
おり、枠組された各辺により構成される連続する３つの
側面には透明な合成樹脂板１９がそれぞれはめ込まれて
いる。そして、残余の側面部には高さ方向のパイプフレ
ーム１８ａにヒンジ４１を介して、一方の側端部に取付
けられた合成樹脂板１９が開閉可能に設けられて、ドア
２０を形成しており、このドア２０の先端部にはマグネ
ット３５が設けられ、ドア２０の閉時には、ジョイント
ユニッ）１１を閉塞しうるように構成されている。

また、このジヨイントユニット１１の上面部と底面部に
は、金属性の上面板２２と、底面板２１とが設けられて
おり、これらの上面板２２と底面板２１には、複数のス
リット２３がそれぞれ開設されている。また、第３図に
示すように、高さ方向のパイプフレーム１８ａの上端部
には、それぞれ凸部からなるジヨイント部２４が突設さ
れており、これらのパイプフレーム１８ａの他端部には
、ベースユニッ）１０の四隅部に設けられた同様の凸部
からなるジヨイント部２４が挿入される四部３６が下方
に向かって開設されている。

このように構成されたユニット温室１５を使用する場合
には、まず、フロア４３上にベースユニッ）１０を載置
し、このベースユニッ）１０の上面部３１の四隅部に設
けられたジヨイント部２４をジヨイントユニット１１の
高さ方向に設けられた４本のパイプフレーム１８ａの下
端部に下方に向けて開設された四部３６に挿入する形で
ベースユニット１１を載置、固定する。そして更にこの
ジョイントユニッ）１１上に他のジヨイントユニット４
２を載置固定する。この場合も同様にジヨイントユニッ
トｌｌの高さ方向の４本のパイプフレーム１８ａの上端
部に突設された凸部２４を、他のジヨイントユニットｌ
ｌａの高さ方向のパイプフレーム１８ａの下端部に設け
られた凹部３６内に挿入、配置する形で、他のジョイン
トユニッ）１１または最上段に積み上げられるジヨイン
トユニット４２をジヨイントユニット１１上に載置、固
定するものである。この最上段のジヨイントユニット４
２は第２図に示すように、上面部３９が透明な合成樹脂
板により構成されている。

このようにして適宜の段数のジョイントユニッ）１１，
４２をベースユニッ）１０上に積み上げて固定する。こ
の場合、第１図に示すように、適宜の段数のジョイント
ユニッ）１１，４２をベースユニッ）１０上に積み上げ
て形成したユニット温室１５をフロア４３方向に複数連
設することもできる。

そして、第１図に示すように、ジヨイントユニット１１
に設けられたドア２０を開き、ジョイントユニッ）１１
内に適宜の植物２６を収納してドア２０を閉める。その
後、ベースユニット１０の収納した植物２６に最も適切
と思われる温度及び湿度を操作部３３により入力して表
示部３４に表示させる。そして、このように適宜の温度
及び湿度が入力された場合には、第３図に示す温度セン
サ１２ａ及び湿度センサ１２ｂが作動し、ジョイントユ
ニッ）１１内の温度及び湿度を検知する。

そして、制御部１６は、温度センサ１２ａ及び湿度セン
サ１２ｂが検知したジヨイントユニットｌｌ内の温度及
び湿度と、操作部３３がら入力された設定温度及び湿度
とが異なり、ジヨイントユニット１１内の温度及び湿度
が入力された温度及び湿度よりも低い場合には、制御部
１６は、制御手段１３を構成する加温加湿部１７を作動
させる。

このようにして、加温加湿部１７が作動した場合には、
ヒーター１７ａ及び加湿器１７ｂにより適温適湿の空気
が加温加湿部１７内に形成される。その後、制御部１６
は、ファンからなる送風手段１４を作動させ、加温加湿
部１７において形成された適温適湿の空気をベースユニ
ット１゜の上面部３１及びジョントユニット１１の底面
部２１に設けられたスリット２３を介して、ジョイント
ユニッ）１１内へ供給するものである。そして、このジ
ヨイントユニット１１の上方には、最上段に積み上げら
れるジヨイントユニット４２が蔵置、固定されている。

したがって、上記のようにベースユニッ）１０からジヨ
イントユニット１１及び４２ヘスリツト２３を介して供
給された適温適湿の空気は、ジヨイントユニット１１及
びジヨイントユニット４２内を自然対流し、ジヨイント
ユニット１１及びジヨイントユニット４２内の温度及び
湿度を入力された設定温度及び設定湿度になるまでジヨ
イントユニット１１．４２内を循環する。

このようにして、ジヨイントユニット１１゜４２内の環
境は、内部に収納された植物２６に最適の温度条件及び
湿度条件となる。そして、室内の温度及び湿度の影響に
より、ジョイトユニット１１．４２内の温度、湿度が、
その後、更に変化した場合には、ベースユニッ）１０に
設けられた温度センサ１２ａ及び湿度センサ１２ｂが適
宜ジョイントユニッ）１１．４２内の温度及び湿度を計
測し、制御部１６により制御手段１３を構成する加温加
湿部１７を駆動させ、適宜、温度及び湿度の調整を自動
的に行なうように構成されている。

第４図は、本発明に係るユニット温室の第２実施例を示
す。

本実施例に係るユニット温室４０にあっては、ベースユ
ニッ）１０の上面部３１及びジョイントユニッ）１１の
上面板２１及び底面板３２には、前記実施例のようなス
リット２３が設けられておらず、その代わりに、ジヨイ
ントユニット１１の四隅部に設けられると共に、内部が
中空に形成された高さ方向のパイプフレーム１８ａには
、高さ方向に所定の間隔をおいて、空気吹き出し口２８
がジヨイントユニット１１内方に向かって開設されてお
り、一方、ベースユニッ）１０の上記高さ方向のパイプ
フレーム１８ａの下端部に挿入固定されるベースユニッ
）１０のジヨイント部２４及び、このジヨイント部２４
に連続するベースユニラ）１０の四隅部には、開口部３
７がそれぞれ設けられている。

したがって、本実施例にあっては、制御部１６により、
加温加湿部１７が作動した場合には、ヒーター１７ａ及
び加湿器１７ｂにより発生した適温適湿の空気は、ファ
ン１４の作動によって、上記ベースユニッ）１０の４つ
の開口部３７を介してジヨイントユニット１１の高さ方
向に設けられたパイプフレーム１８ａ内へ進入し、適温
適湿の空気はパイプフレーム１８ａ内を上昇して、パイ
プフレーム１８ａに適宜の所定の間隔をおいて、複数設
けられた空気吹出口２８からジヨイントユニット１１内
へと供給されるように構成されている。

本実施例に係るユニット温室４０にあっては、前記実施
例と異なり、制御部１６により制御された高温、多湿の
空気が内部が中空に形成されたパイプフレーム１８ａ内
を通って、該パイプフレーム１８ａに設けられた複数の
小径の孔部からジョイントユニッ）１１内へ供給するよ
うに構成されているため、適温適湿の空気が所定の流速
でジョイントユニッ）１１内へ噴出され、前記実施例の
場合とは異なり、より短い時間でジョイントユニッ）１
１内に空気の対流を形成することが可能となる。したが
って、第１図に示すように、多数のジョイントユニッ）
１１をベースユニットｌＯ上に積み重ねた場合には、最
下段のジヨイントユニット１１と最上段のジヨイントユ
ニット４２の間では、空気の対流が起こりにくく、最上
段のジヨイントユニット４２は適温適湿の空気が流通し
にくいものであるが、本実施例に係るユニット温室４０
のように高さ方向のパイプフレーム１８ａから適宜、適
温適湿の空気を各ジヨイントユニット１１．４２内へ供
給するように構成することにより、より植物に適切な内
部環境を形成することが可能となる。

［発明の効果］したがって、本発明に係るユニット温室を用いた場合に
は、住居内にあっても、空調機器により温度や湿度が住
居人に住み易いように調整された環境とは隔絶された、
植物の栽培育成に適した環境を容易かつ手軽に創出する
ことが可能となり、住居内においても空調機器による温
度、湿度の変化に影響されることなく、植物を適切に成
育させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るユニット温室の一例を示し、ベ
ースユニッ）１０上に多数のジヨイントユニットを積み
重ねた状態を示す側面図、第２図は、本発明に係る第１
実施例を示す分解斜視図、第３図は、本発明に係るユニ
ット温室の第１実施例を示す第２図の要部断面図、第４
図は、本発明に係るユニット温室の第２実施例を示す要
部断面図である。１０・・・ベースユニット１１・・・ジヨイントユニット１２・・・検知手段　　　　　１２ａ・・・温度センサ
１２ｂ・・・湿度センサ　　　１３・・・制御手段１４
・・・送風手段　　　　　１５・・・ユニット温室ｌ６
・・・制御部　　　　　　１７・・・加温加湿部１７ａ
・・・ヒーター　　　　１７ｂ・・・加湿器１８・・・
パイプフレーム１８ａ・・・高さ方向のパイプフレーム１９・・・合成
樹脂板　　　　２０・・・ドア２１・・・底面板　　　
　　　２２・・・上面板２３・・・スリット　　　　　
２４・・・ジヨイント部２５・・・通気口　　　　　　
２６・・・植物２７・・・ガイドパネル　　　２８・・
・空気吹出口２９・・・側面板　　　　　　３０・・・
底面部３１・・・上面部　　　　　　３２・・・孔部３
３・・・操作部　　　　　　３４・・・表示部３５・・
・マグネット　　　　３６・・・四部３７・・・開口部
　　　　　　３８・・・内部通気孔３９・・・上面板　
　　　　　４０・・・ユニット温室４１・・・ヒンジ４２・・・最上段のジヨイントユニット４３・・・フロ
ア

Claims

【特許請求の範囲】ベースユニットと、このベースユニット上に積み重ねら
れ、高さ方向に連設可能であると共に内部に植物を収納
可能なジョイントユニットとを備え、上記ベースユニットには、温度及び湿度の検知手段と、
温度及び湿度の制御手段と、適宜制御された温度及び湿
度の空気をジョイントユニットへ供給しうる送風手段と
が設けられていることを特徴とするユニット温室。