JPH0229725A - カメラの焦点距離切換え装置 - Google Patents

カメラの焦点距離切換え装置

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Publication number
JPH0229725A
JPH0229725A JP18133888A JP18133888A JPH0229725A JP H0229725 A JPH0229725 A JP H0229725A JP 18133888 A JP18133888 A JP 18133888A JP 18133888 A JP18133888 A JP 18133888A JP H0229725 A JPH0229725 A JP H0229725A
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JP
Japan
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switching
pushing
focal length
lever
cam
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Pending
Application number
JP18133888A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kamata
和雄 鎌田
Shigeo Sato
重雄 佐藤
Kenji Masuyama
賢二 増山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカメラの焦点距離切換え装置に係り、特に焦点
距離切換えのためのモータ回転力の伝達を円滑且つ迅速
に行うようにした焦点距離切換え装置に関する。
〔従来の技術〕
35ミリコンパクトカメラにおいて、例えば焦点距離3
5鶴程度のワイド撮影(広角撮影)と、焦点距離70w
程度のテレ撮影(望遠撮影)とを切り換えて撮影できる
ようにした焦点距離切換え式のカメラが知られている。
この種のカメラでは、一般にマスターレンズの光軸内に
コンバージョンレンズを出入り自在としておき、ワイド
撮影時にはコンバージョンレンズを光路外に退避させ、
テレ撮影時にはマスターレンズを前方に繰り出すと同時
にコンバージョンレンズを光路内に挿入して焦点距離を
切り換えるようにしている。
この焦点距離の切換えは、例えば、特開昭60−114
836号公報で提案されているように、マスターレンズ
を固定鏡胴から突出させる方向及び固定鏡胴に収納する
方向とに付勢可能なトグルバネによって行うものや、特
開昭60−163010号、同61−35435号公報
等で提案されているように、フィルム給送用のモータラ
用いて電動で行うもの等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記トグルバネにより焦点距離を切り換
えるものにあっては、構成を簡素にすることができるも
のの、トグルバネの弾発復元力を利用するため、焦点距
離の切換えに際し大きな操作力を要するという問題点が
ある。
また、フィルム給送用のモータを利用して焦点距離を切
り換える場合には、一般に遊星ギヤ機構からなるクラッ
チ機構によりフィルム給送用モータから回転力を得るよ
うにしている。しかしながら、この場合には、太陽ギヤ
の回転方向を変えることで、これに噛合する遊星ギヤを
公転させ目的とする側の駆動ギヤにモータの回転力を伝
達するようにしているため、遊星ギヤの公転時に、駆動
ギヤ側が回転自在のフリー状態にないと、この駆動ギヤ
と遊星ギヤとの噛み合いがうま(行かず、円滑な回転伝
達がなされず、迅速な焦点距離の切換えが困難になると
いう問題点がある。
本発明は上記課題を解決するものであり、焦点距離切換
えのためのモータ回転力の伝達を円滑且つ迅速に行うよ
うにしたカメラの焦点距離切換え装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、焦点距離切換え系
に配置され、モータで駆動される押動部材と、この押動
部材の押動部に弾発的に接触して変位する緩衝部材と、
この緩衝部材を介して押動部により押動されて、撮影レ
ンズを光軸方向に移動させ焦点距離を切り換える切換え
部材と、前記緩衝部材が変位し、且つ切換え部材が焦点
距離切換えの一方の終端に位置したときに、緩衝部材と
押動部との間に隙間を形成するようにして緩衝部材を係
止すると共に、再度の押動部の押動によりこの係止状態
が解除される係止部材とから構成するようにしたもので
ある。また、前記押動部材を、焦点距離切換え時に半回
転する押動カムから構成し、押動部を押動カムに偏心し
て設けられた押動ピンから構成し、切換え部材を切換え
レバーから構成し、緩衝部材を、切換えレバーに揺動自
在に取り付けられ、バネにより押動ピンの押動に弾発的
に抗するようにされた緩衝レバーから構成し、係止部材
を、緩衝レバーを係止すると共に係止後の押動カムの回
転により押動ピンに係合して係止状態が解除される係止
レバーから構成することが、構成を簡素なものとするた
めに好ましい。
〔作用〕
焦点距離を切り換えるためにTW切換えつまみ等のモー
ド切換えボタンがONされると、モータが焦点距離切換
えのために例えば正転する。これにより、クラッチが焦
点距離切換え側に切り換えられ、モータの回転力が焦点
距離切換え系押動部材に伝達され、押動部材は緩衝部材
を押動する。
緩衝部材が押動されることにより、これが取り付けられ
ている焦点距離切換え部材も押動され、これにより、焦
点距離が切り換えられて、撮影レンズが例えばテレ側か
らワイド側に切り換えられる。
この切換え終了と共に、緩衝部材が係止部材により係止
される。この係止は、緩衝部材が押動部材の押動により
変位したときで且つ切換え部材が焦点距離切換えの一方
の終端に位置した時に行われるため、緩衝部材の押動に
よる変位によって緩衝部材に弾発復原力が作用し、これ
により焦点距離切換え部材が焦点距離切換えの一方の終
端側でロックされることになる。従って、この焦点距離
切換え部材のロックにより、押動部材と、これが接触す
る緩衝部材との間に隙間が形成され、この隙間により押
動部材がフリー状態に維持される。これにより、再度、
焦点距離切換えのためクラッチが作動しても、クラッチ
を介しモータの回転力がフリー状態とされた押動部材に
円滑且つ迅速に伝達されるため、焦点距離の切換えを確
実に行うことができる。また、押動部材による焦点距離
切換え部材の押動に際しても、緩衝部材を介して行うよ
うにしているため、この緩衝部材が焦点距離切換え部材
と押動部材との連結位置ずれを吸収するため、撮影レン
ズの移動量を常に一定に維持することができ、ピントず
れを防止することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
本発明を実施した焦点距離切換えカメラを示す第2図に
おいて、前板lOには前方に突出した固定筒11が形成
されている。この固定筒11には、レンズカバー開閉つ
まみ12が設けられており、これをスライドすると一対
のレンズカバー13.14が回動して開口15を開閉す
る。また、前板lOには、テレ・ワイド(以下、TWと
いう)切換えつまみ16が設けられており、これを押し
下げると、テレ撮影状態にセットされている場合にはワ
イド撮影に切り換えられ、又はワイド撮影にセットされ
ている場合にはテレ撮影に切り換えられる。なお、TW
切換えつまみ16が押し下げられたままになっている場
合でも、テレを最影とワイド撮影との間でサイクリック
に切り換わることのないように、1回の切換えつまみ1
6の操作でTW切換えが完結するようにされている。
また、前板10の上方には、周知のファインダ窓18、
測距窓19及び20、ストロボ発光部21が設けら°れ
ており、更に前板10の上部にはレリーズボタン22が
設けられている。
第3図は光学系の概略を示すものである。移動筒3・θ
内には、マスターレンズ31を保持したレンズホルダ3
2が摺動自在に嵌合されており、周知の測距装置(図示
せず)により、移動筒30内で光軸りに沿って移動して
ピント調節を行うことができるようになっている。前記
移動筒30の片側には、ガイド部材33が突出しており
、これに軸受は部34が取り付けられている。この軸受
は部34には、光軸り方向に伸びた、ガイド棒35が挿
通されており、マスターレンズ31を前方に繰り出した
テレ撮影位置と、後退したワイド撮影位置との間を移動
筒30が移動する際にこれを案内する。また、ガイド棒
35にはコイルバネ36が挿通されており、移動筒30
をテレ撮影位置に向けて付勢している。
前記移動筒30の後方には、コンバージョンレンズ38
が配置されている。このコンバージョンレンズ38は、
移動筒30の移動に連動してレンズ出入機構39により
、マスターレンズ31の光軸り内に出し入れされる。レ
ンズ出入機構39は、コンバージョンレンズ38を先端
に取り付けたアーム40と、このアーム40を取り付け
た扇形状のレンズ出入ギヤ42と、揺動アーム43を備
えた扇形状の揺動ギヤ44とから構成されている。
また、アーム40には、バネ45が掛けられており、コ
ンバージョンレンズ38を光軸り内に挿入す4方向に付
勢している。
また、コンバージョンレンズ38の背後にビハインドシ
ャッタ46が配置されている。このビハインドシャフタ
46は、周知のように2枚のシャッタ羽根47.48を
備え、これらを軸支した固定ピン49に向かって開閉ピ
ン50を移動することにより、2枚のシャッタ羽根47
.48が互いに反対方向に回動して撮影光路を開くこと
ができる。また、移動筒1の後部には、絞り装置(図示
せず)が取り付けられている。
前記マスターレンズ31とコンバージョンレンズ38と
を連動して移動させるために、第1及び第2のTW切換
えレバー60.61が基板(図示せず)に取付は軸62
.63を介して回動自在に取り付けられている。第1の
TW切換えレバー60は、後述するように押動カム65
の押動ピン66に接触して、移動筒30を光軸りに沿っ
て移動させるためのものであり、先端に植設されたピン
67が前記移動筒30のガイド部材33の長穴68に摺
動自在に嵌入されている。第2のTW切換えレバー61
は、先端が前記レンズ出入機構39の揺動アーム43に
接触しており、第1の切換えレバー60に係合して揺動
されるときに、コンバージョンレンズ38を光軸り内に
出し入れするようにされている。
第1のTW切換えレバー60は、第3図に示されるよう
に、移動筒30を前方に付勢するコイルハネ36によっ
て常にテレ側(図中時計方向)に回転するように付勢さ
れている。また、第1のTW切換えレバー60は、コイ
ルバネ36の付勢に抗して、第1図に示されるように押
動カム65により所定角度回転されるものである。押動
カム65は、押動カム半回転手段70により、約半回転
するようにされている。押動カム65には、回転中心か
ら偏心した位置に押動ピン66が植設されている。この
ピン66が押動カム65の半回転に伴い図中上方のワイ
ド側に変位することにより、このピン66に接触するT
Wベンドレバー80を介して、第1のTW切換えレバー
60は図中反時計方向に回転する。また、押動カム65
が更に半回転して押動ピン66が図中下方のテレ側に変
位することにより、押動ピン66に摺動自在に接触する
保合縁部69を介して、第1のTW切換えレバー60は
図中時計方向に回転する。
前記押動カム半回転手段70には、モータ71の回転力
が、その回転方向の違いによりクラッチ機構としての遊
星ギヤ機構72により、選択的に伝達される。即ち、モ
ータ71の正転時には、フィルムを1駒毎に巻き上げる
ために、モータ71側の太陽ギヤ73に噛合する遊星ギ
ヤ74がフィルム巻上げ手段75の駆動ギヤ76に噛み
合うように公転して、これと噛み合い、モータ71の回
転力をフィルム巻上げ手段75に伝達する。また、モー
タ71の逆転時には、その遊星ギヤ74が押動カム半回
転手段70側の駆動ギヤ77に噛み合うように公転して
、これと噛み合い、モータ71の回転力を押動カム半回
転手段70に伝達する。
また、撮影終了後のフィルム巻き戻し時には、モータ7
1が逆転すると共に遊星ギヤ74の公転が規制されるよ
うにアーム78がロックされるため、押動カム65は回
転することがな(、フィルムの巻き戻しのみが行われる
前記TWベンドレバー80は、第1のTW切換えレバー
60に取付は軸81を介して揺動自在に取付けられてい
る。このTWベンドレバー80の一端には、前記押動ピ
ン66が摺動自在に接触する接触片82が折曲形成され
ている。また、TWペンドレバー80と第1のTW切換
えレバー60との間には、接触片82を押動ピン66側
に付勢するコイルバネ85が張設されている。なお、こ
のコイルバネ85の一端が固定されるTW切換えレバー
60側の取付は端部86は、TW切換えレバー60の一
部を折曲して起設したものであり、この取付は端部86
はTWペンドレバーBOの回動を規制するストッパーの
作用もなす。また、TWベンドレバー80の接触片82
に近接して係止片87が起設されている。
第1のTW切換えレバー60がワイド側終端位置に回転
したとき、係止片87に係止して、第1のTW切換えレ
バー60の回転をロックするためのロックレバ−90が
設けられている。このロックレバ−90は、係止片87
を係止する係止爪91を備えており、取付は軸92によ
り回転自在に基板に取付けられている。また、このロッ
クレバ−90は、コイルバネ93により図中反時計方向
に付勢されており、このコイルバネ93の付勢に抗して
係止片87が係止爪91を乗り越えることで、ロックレ
バ−90により、第1のTW切換tレバー60がワイド
側終端でロックされることになる。
即ち、押動カム65が約半回転して停止直前状態になる
と、第5図に示されるように、TWベンドレバー80の
接触片82から押動ピン66が外れる。このため、押動
ピン66による第1のTW切換えレバー60の押動は解
除されるが、ロックレバ−90及びTWベンドレバー8
0を介して、第1のTW切換えレバー60がロックされ
ているため、テレ側に第1のTW切換えレバー6oが戻
ることはない。これにより、ロックレバ−9oにより第
1のTW切換えレバー60のワイド側でのロックを行う
ことができ、押動カム65はフリー状態に維持される。
次に、第6図を参照して、第1及び第2のTW切換えレ
バー60.61の連動について説明する。
第1のTW切換えレバー60には、第1及び第2のピン
100.101が植設されている。第1ピン100は、
第2のTW切換えレバー61の第1カム103に摺動自
在に接触している。この第1カム103は、第1TW切
換えレバー60のテレ側への初期の小さな回転角度α1
で大きなリフト量β1を得る大変位カム部104と、そ
の後の第1TW切換えレバー60の回転角度α2に対し
て、リフト量(回転角度)β2の少ない又はリフト量β
2のない小変位カム部105とから構成されている。ま
た、第2ピン101が接触する第2カム106は、第1
のTW切換えレバー60が移動終端近傍に位置する時に
、第2のTW切換えレバー610回転終端を精度よく位
置決めするためのものである。
従って、TW切換え信号に基づき押動カム65が回転し
て、第1のTW切換えレバー60が前述したようにワイ
ド側に回転すると、その回転初期に、第1カム103及
び第1ピン100を介して、第2のT、W切換えレバー
61が太き(回転する。
この初期の大きな回転変位により、コンバージランレン
ズ3Bは、レンズ出入機構39により、光軸りから直ち
に退避することができる。これにより、移動筒30が後
退を開始すると同時に、コンバージランレンズ38を光
軸りから直ちに退避させることができ、移動筒30の後
退時に移動筒30がコンバージランレンズ38に衝突す
るのを防止することができる。また、第1のTW切換え
レバー60が移動終端の近傍に位置した時、第2ピン1
01が第2カム106に当接するため、この第2カム1
06により、第2のTW切換えレバー61をその終端位
置に精度よく位置決めすることができる。
次に、本実施例の作用について説明する。
撮影時には、まずレンズカバー開閉つ吉み12をスライ
ドさせてレンズカバー13.14を開<。
このレンズカバー13.14が開位置に移動すると、メ
インスイッチ(図示せず)がON状態となり、モータ7
1の駆動回路、シャッタ駆動回路、測距装置、ストロボ
回路等が通電される。
レンズカバー13.14を開いた状態では、第3図に2
点鎖線で示されるようにワイド撮影状態となっており、
移動筒30が後退してアーム40の移動域に入り込んだ
位置にセットされている。
このワイド撮影状態では、レリーズボタンを押下すると
、測距装置が作動して被写体距離に応じてレンズホルダ
32を光軸りに沿って移動させ、マスターレンズ31の
ピント調節を行う、このピント調節後にビハインドシャ
ッタ46が作動してフィルムを露光させる。
このシャッタ作動後に、第1図に示されるように、モー
タ71が回転して遊星ギヤ機構72を介してその回転力
がフィルム巻上げ手段75に伝達される。これにより、
巻取りスプールが回転して露光済みフィルAをその外周
に巻き取り、そしてパトローネから引き出した未露光の
フィルムを露光位置にセットする。また、このフィルム
巻上げに連動してシャッタチャージが行われる。
次に、第3図に2点鎖線で示されるワイド撮影状態から
、実線で示されるテレ撮影状態に切り換える場合にはT
W切換えつまみ16をスライドさせればよい。このワイ
ド撮影状態の時には、第1のTW切換えレバー60はロ
ックレバ−90によりワイド側位置でロックされている
ため、押動カム65は、第5図に示されるように、押動
ピン66が図中上方に位置したフリー状態とされている
この状態で、TW切換えつまみをスライドさせると、こ
れに連動してTW切換えスイッチ(図示せず)がONに
なり、モータ71を逆転させる。、これにより、第1図
に示されるように、遊星ギヤ機構72の遊星ギヤ74が
押動カム半回転手段70側の駆動歯車に噛み合うように
公転するため、モータ71の回転力が押動カム半回転手
段70に伝達され、押動カム65が図中反時計方向に回
転し始める。
押動カム65が反時計方向に回転し始めると、先ず押動
ピン66がロックレバ−90の先端部に接触して、ロッ
クレバ−90を図中時計方向に回転する。これにより、
ロックレバ−90によるTWベンドレバー80の係止状
態が解除され、第1のTW切換えレバー60は移動筒3
0をテレ側に付勢するコイルバネ35により図中時計方
向に回転する。この回転により、移動筒30が前方に繰
り出され、これに連動して、第2のTW切換えレバー6
1が回転し始める。従って、第6図に破線で示されるよ
うに、第1ビン100と第1カム104の小変位カム1
05の保合により、第1のTW切換えレバー60の回転
角度α2に比較して、第2のTW切換えレバー61の回
転角度β2が小さ(されるため、移動筒30が前方に繰
り出しても、コンバージョンレンズ38はそれ程変位す
ることがない。
第1のTW切換えレバー60の回転により、第1カム1
00が小変位カム部105がら大変位カム部104に乗
り移ると、この大変位カム部104の作用により、第1
のTW切換えレバー6oの回転角度α1に対して、第2
のTW切換えレバー61の回転角度α2が大きくなり、
コンバージョンレンズ38は、光軸り内に急速に挿入さ
れる。
このように、移動筒30が前方に充分に繰り出され、そ
の後方にコンバージョンレンズ38の挿入スヘースカ形
成すれてから、コンバージョンレンズ38が光軸り内に
挿入されるため、移動筒3゜にコンバージョンレンズ3
8が衝突するのを防止することができる。このようにし
て、第1図及び第3図の実線で示されるようなテレ撮影
状態に切り換えることができる。
次に、テレ撮影状態からワイド撮影状態へ切り換える場
合について説明する。第1図に示されるようなテレ撮影
状態において、TW切換えつまみ16が押されると、押
動カム反回転手段7oを介してモータ71の回転力が押
動カム65に伝達される。押動カム65が図中反時計方
向に回転すると、押動ピン66の上方変位によりTWベ
ンドレバー80及びコイルバネ85を介して第1のTW
切換えレバー60が反時計方向に回転する。これにより
、移動筒30がコイルバネ35の付勢に抗してワイド側
に移動する。この移動に伴いコンバージョンレンズ38
も光軸りがら退避する。
すなわち、第6図に実線で示されるように、第1のTW
切換えレバー60の第1ピン1ooが第2TW切taえ
レバー61の大変位カム部104に接触しているため、
第1のTW切換えレバー6゜の小さな回転角度α1に対
して第2のTW切換えレバー61の回転角度β1が大き
くなる。従って、移動筒30が少しワイド側に変位する
と、コンバージョンレンズ38は光軸りから退避するよ
うに大きく回転する。このため、移動筒3oが後方に移
動する前にコンバージョンレンズ38が光軸りから速や
かに退避するので、コンバージョンレンズ38に移動筒
30が衝突するのを確実に防止することができる。また
、第1のTW切換えレバー60がワイド側終端に位置す
ると、第2ピン101が第2のTW切換えレバー61の
第2カム106に接触するようになるため、コンバージ
ョンレンズ38の位置決めを精度よく行うことができる
フィルムの全コマの撮影が終了すると、周知のようにモ
ータ71の逆転が自動的に開始され、巻戻し爪を回転さ
せる。この巻戻し爪が回転すると、スプールに巻き取ら
れている露光済みのフィルムがパトローネ内に巻き戻さ
れる。
なお、上記実施例においては、第1の切換えレバー60
に連動させて第2の切換えレバー61を切換えてマスタ
ーレンズ31の光軸内にコンバージョンレンズ38を挿
入するようにされたが、本発明はこれに限定されること
なく、コンバージョンレンズ38の光軸り内への挿入は
他の機構を用いて行うこともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、押動部4゜ 材、緩衝部材、切換え部材、及び係止部材を設け、切換
え部材が焦点距離切換えの一方の終端に位置した時に係
止部材によりこれをロックするようにするから、この切
換え部材のロックにより、押動部材と、これが接触する
緩衝部材との間に隙間が形成され、この隙間により押動
部材がフリー状態に維持される。これにより、再度、焦
点距離切換えのためクラッチが作動しても、クラッチを
介しモータの回転力がフリー状態とされた押動部材に円
滑且つ迅速に伝達されるため、焦点距離の切換えを確実
に行うことができる。
また、切換え部材のロックは緩衝部材を介して係止部材
により行っているから、緩衝部材のロック時の変位によ
る弾発復原力で切換え部材は常に切換え部材の一方の回
転終端側に付勢されるため、切換え部材と押動部材との
連結位置ずれがある場合でもこれを吸収することができ
る。このため、撮影レンズの移動量を常に一定に維持す
ることができ、ピントずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施した焦点距離切換えカメラの焦
点距離切換え装置の要部を示す平面図である。 第2図は、同実施例における焦点距離切換えカメラの外
観図である。 第3図は、焦点距離切換えカメラの光学系とTW切換え
レバーとの関係を示す斜視図である。 第4図及び第5図は、TW切換え装置の作動を順を追っ
て説明するための平面図である。 第6図は、第1及び第2のTW切換えレバーの連動を説
明するための平面図である。 移動筒 マスターレンズ コンバージョンレンズ 第1のTW切換えレバー 第2のTW切換えレバー 押動カム モータ TWペンドレバー 85・・・コイルバネ 90・・・ロックレバ− 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クラッチ機構を介して、モータの回転力をフィル
    ム給送系と焦点距離切換系に選択的に伝達し、フィルム
    の給送と撮影レンズの焦点距離切換えとを行うようにし
    たカメラの焦点距離切換え装置において、 前記焦点距離切換え系に配置され、前記モータで駆動さ
    れる押動部材と、 この押動部材の押動部に弾発的に接触して変位する緩衝
    部材と、 この緩衝部材を介して押動部により押動されて、前記撮
    影レンズを光軸方向に移動させ焦点距離を切り換える切
    換え部材と、 前記緩衝部材が変位し、且つ切換え部材が焦点距離切換
    えの一方の終端に位置したときに、緩衝部材と押動部と
    の間に隙間を形成するようにして緩衝部材を係止すると
    共に、再度の押動部の押動によりこの係止状態が解除さ
    れる係止部材と、からなることを特徴とするカメラの焦
    点距離切換え装置。
  2. (2)前記押動部材は、焦点距離切換え時に半回転する
    押動カムからなり、押動部は押動カムに偏心して設けら
    れた押動ピンからなり、前記切換え部材は切換えレバー
    からなり、前記緩衝部材は、切換えレバーに揺動自在に
    取り付けられ、バネにより押動ピンの押動に弾発的に抗
    するようにされた緩衝レバーからなり、係止部材は、緩
    衝レバーを係止すると共に、係止後の押動カムの回転に
    より押動ピンに係合して係止状態が解除される係止レバ
    ーからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のカメラの焦点距離切換え装置。
JP18133888A 1988-07-20 1988-07-20 カメラの焦点距離切換え装置 Pending JPH0229725A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8000042B2 (en) 2004-07-26 2011-08-16 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel, camera and mobile information terminal
US8537478B2 (en) 2004-07-26 2013-09-17 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel, camera and mobile information terminal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8000042B2 (en) 2004-07-26 2011-08-16 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel, camera and mobile information terminal
US8537478B2 (en) 2004-07-26 2013-09-17 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel, camera and mobile information terminal

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