JPH0229687Y2 - - Google Patents

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JPH0229687Y2
JPH0229687Y2 JP8920780U JP8920780U JPH0229687Y2 JP H0229687 Y2 JPH0229687 Y2 JP H0229687Y2 JP 8920780 U JP8920780 U JP 8920780U JP 8920780 U JP8920780 U JP 8920780U JP H0229687 Y2 JPH0229687 Y2 JP H0229687Y2
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JP
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flange
magnetic
bobbin
core
armature
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JP8920780U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電磁弁等に使用するソレノイドの改
良に関するものである。
一般に、ソレノイドにおけるコイルを捲回する
ためのボビンは、コイルの小型化や電磁力の有効
利用のためにできるだけ薄くすることが要求され
るが、この場合に、ボビンへの巻線時にそのボビ
ンが巻線による締付け力で変形するという問題が
あり、何らかの手段によつてその変形を防止する
必要がある。
本考案は、磁気抵抗低減用の磁性フランジ状部
材を有効に利用してボビンの補強を行うようにし
たもので、ボビンを構成するリール状部材のフラ
ンジ部分に磁気抵抗低減用の磁性フランジ状部材
を一体的に埋設することによつて、ボビンに十分
な強度を保持させると共に、コアとアーマチユア
との間における吸引力を増大させることを特徴と
するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明するに、第1図は本考案のソレノイドを用い
た電磁弁を示し、弁本体1における流入路2と流
出路3との間に形設された弁座4が、ソレノイド
5で駆動される弁体6によつて開閉するように構
成されている。
上記ソレノイド5は、ボビン7に捲回した励磁
用のコイル8を備え、該コイル8を必要に応じて
電気絶縁樹脂層11中にモールドして、その外周
に磁路を形成する磁性枠9,10を配設し、上記
ボビン7の中心の軸孔に非磁性の案内管12を挿
着している。案内管12内の上端には、コア13
がローリングかしめ等により嵌着固定され、また
該案内管12内には、コイル8への通電時にばね
14の付勢力に抗してコア13に吸着されるアー
マチユア15が軸方向に摺動可能に嵌設されてお
り、該アーマチユア15の下端には上記弁座4を
開閉する弁体6が設けられている。
上記ボビン7は、第1図及び第2図に示すよう
に、コイル8が捲回される電気絶縁体のリール状
部材16とその両端に一体的に埋設成型された一
対の補強兼磁気抵抗低減用の磁性フランジ状部材
17,17とによつて構成されている。上記電気
絶縁体のリール状部材16は、巻線用のパイプ部
分16aの両端にフランジ部分16b,16bを
備え、磁性フランジ状部材17,17をパイプ部
分16aの両端部内面とフランジ部分16b,1
6bの外端面において外部に露出するように埋設
したものである。これらのフランジ状部材17
は、第3図に示すように、筒状部17aとフラン
ジ部17bとを有し、その両者にわたつて渦電流
除去用のスリツト17cを切設している。
而して、上記ボビン7がソレノイド5内に組込
まれた状態においては、第1図に示すように磁性
フランジ状部材17,17におけるフランジ部1
7b,17bが磁性枠9,10と接触すると共
に、磁性フランジ状部材17,17における筒状
部17a,17aが案内管12を隔ててコア13
及びアーマチユア15とそれぞれ対向し、これに
よつて磁性枠9,10からコア13及びアーマチ
ユア15に至る磁路断面積が増大せしめられ、磁
路における磁気抵抗が減少するように構成してい
る。
なお、第1図において、18及び19は案内管
12に嵌着した抜止用のリング及びワツシヤ、2
0は弁本体1とソレノイド5との間に配設したO
リングである。
上記構成を有する電磁弁は、第1図に示すコイ
ル8への非通電時においては、アーマチユア15
がばね14で付勢されてその先端の弁体6が弁座
4を閉鎖しているが、コイル8への通電時におい
ては、アーマチユア15がばね14の付勢力に抗
してコア13に吸着されて弁体6が上動し、弁座
4が開放されるものである。
而して、上記ソレノイド5においては、コイル
8が捲回されるボビン7を、電気絶縁体のリール
状部材16とその両端に埋設したフランジ状部材
17,17により構成し、そのフランジ状部材1
7,17によつてボビン7を補強したので、巻線
時にかかる負荷によつてボビンが変形するのを防
止することができ、しかも上記補強によつてリー
ル状部材16を薄肉に形成できるため、コイル8
と磁性フランジ状部材17,17との間の距離等
を短くして磁束密度を高めることができる。ま
た、上記フランジ状部材17,17によつて磁路
の断面積を増大させたので磁気抵抗が低減するの
は勿論であるが、これらの諸作用によつて磁路中
における磁束が増大して、コア13とアーマチユ
ア15との間に大きな吸引力が得られる。
このように本考案のソレノイドによれば、励磁
用コイルを捲回するボビンを電気絶縁体のリール
状部材に磁性フランジ状部材を一体的に埋設する
ことにより構成したので、該ボビンに、コイルの
捲回時に作用する負荷に対する十分な強度を保持
させることができ、これによつて、その取扱いや
組立作業を極めて容易に行うことができ、しか
も、上記磁性フランジ状部材によつて磁路断面積
が増大されるため、磁束の増大によりコアとアー
マチユアとの間に大きな吸引力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のソレノイドを用いた電磁弁の
断面図、第2図はそのボビンの断面図、第3図は
そのボビンにおけるフランジ状部材の斜視図であ
る。 7……ボビン、8……コイル、9,10……磁
性枠、12……案内管、13……コア、15……
アーマチユア、16……リール状部材、16a…
…パイプ部分、16b……フランジ部分、17…
…磁性フランジ状部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボビンに捲回した励磁用のコイルの外側に磁路
    を形成する磁性枠を配設し、上記ボビンの中心の
    軸孔に挿着した非磁性の案内管内に、コアを嵌着
    固定すると共にコイルへの通電時にコアに吸着さ
    れるアーマチユアを嵌設したものにおいて、上記
    ボビンを、電気絶縁体のリール状部材における巻
    線用パイプ部分の両端のフランジ部分に筒状部と
    フランジ部とを有する補強兼磁気抵抗低減用の磁
    性フランジ状部材を一体的に埋設することにより
    構成し、両フランジ状部材における筒状部を上記
    案内管を隔ててコア及びアーマチユアにそれぞれ
    対向させると共に、それらのフランジ状部材のフ
    ランジ部をそれぞれ磁性枠に接触させたことを特
    徴とするソレノイド。
JP8920780U 1980-06-25 1980-06-25 Expired JPH0229687Y2 (ja)

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JP8920780U JPH0229687Y2 (ja) 1980-06-25 1980-06-25

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JP8920780U JPH0229687Y2 (ja) 1980-06-25 1980-06-25

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JPS5712708U JPS5712708U (ja) 1982-01-22
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JPS5712708U (ja) 1982-01-22

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