JPH02296000A - 血管形成作用を有するタンパク質,そのタンパク質を哺乳動物の乳から分離する方法,そのタンパク質を含む治療用組成物,哺乳動物のアンジオジェニンを検出および/または測定する方法,哺乳動物のアンジオジェニンを検出および/または測定するための免疫学的反応物,そのタンパク質の相同物,および,そのタンパク質の断片 - Google Patents

血管形成作用を有するタンパク質,そのタンパク質を哺乳動物の乳から分離する方法,そのタンパク質を含む治療用組成物,哺乳動物のアンジオジェニンを検出および/または測定する方法,哺乳動物のアンジオジェニンを検出および/または測定するための免疫学的反応物,そのタンパク質の相同物,および,そのタンパク質の断片

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JPH02296000A
JPH02296000A JP1117161A JP11716189A JPH02296000A JP H02296000 A JPH02296000 A JP H02296000A JP 1117161 A JP1117161 A JP 1117161A JP 11716189 A JP11716189 A JP 11716189A JP H02296000 A JPH02296000 A JP H02296000A
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angiogenin
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Spique Genevieve
ジェヌヴィエーヴ・スピク
Andre Tartar
アンドレ・タルタル
Montreuil Jean
ジャン・モントルイユ
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Institut Pasteur de Lille
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Centre National de la Recherche Scientifique CNRS
Institut Pasteur de Lille
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、血管形成作用(angiogenic ac
tion)を有する約17KDの新規なタンパク質、そ
のタンパク質を哺乳動物の乳から分離する方法、そのタ
ンパク質を含む治療用組成物、哺乳動物のアンジオジェ
ニン(angiogenins)を検出および/または
測定する方法、哺乳動物のアンジオジェニンを検出およ
び/または測定するための免疫学的反応物。
そのタンパク質の相同物(hoo+ologs) 、お
よび、そのタンパク質の断片(f ragmen ts
)に関する。
(従来技術およびその問題点) フォークマン(J、 FOLKMAN)は、腫瘍の成長
には相当量の血液供給が必要であり、その供給は血管が
新たに継続的に形成されることによって達成されること
を明らかにするという先駆的業績(q、ν。
J、 Exp、’ Med、、 133.275(19
71))に続いて、その形成は彼が゛’III瘍血管形
成因子(Tun+or Angiogenesis F
actor”(TAF)と名づけだ拡散性の物質の存在
に起因することを示唆した。血管形成を促進する複数の
タンパク質が分離された5cience、 (1987
)、 235,442 、これらの物質の中、ヒト8原
(human origi口)のタンパク質であるアン
ジオジェニンは、バレー(VALLEE)のチームによ
って精製され、その遺伝子がクローン化された。198
5年、フェット(J、 W、 FETT)らは、培養さ
れたヒトの癌性腸細胞からヒトのアンジオジェニンを分
離した(Biochem、、 (1985)、 24.
5480−5486) 、 Il!細胞HT29は、培
地中にヒトのアンジオジェニンを放出する。これらの無
血清培地からは、0.5μg/lのヒトのアンジオジェ
ニンが分離された。バレーのチームは当初、ブラッドフ
ォードの方法Ana1. Bioche++、。
1975、72.248−254.標準としてSABを
用いる染色固定法)により、その後、シャピロ(SHA
PIRO)らによりBjocheta、、 19B6.
25.3527.3732に記載された方法により、ア
ンジオジェニンの濃度を決定した。そのアミノ酸配列は
、ストリドム(STl?Y[lOM) らによって決定
された(BIOCHEMISTRY、 (1985)。
24、 p、 5486−5494)。
ヒトのアンジオジェニンは、分子量14.400 Dの
タンパク質である。
ヒトの腫瘍細胞から分離されるアンジオジェニンは、1
23個のアミノ酸を含むタンパク質の1本の鎖から構成
され、以下の配列を有するコG In−Asp−Asn
−Ser−Arg−Asn−5er−Ar is−Ph
e−Leu−Thr−Gln−His−Thr−Asp
”−Ala−Lys−Pro−Gin−Gly−Arg
Asp−八sp−Arg−Tyr−Cys−Glu−5
er−11e−Met”−Arg−八rg−^rg−G
ly−Leu−Thr−5er−Pro−Cys−Ly
s−Asp−11eAsn−Thr−Phe”−11e
−His−GIy−Asn−Lys−Arg−5er−
11e−Lys−Ala−11e−Cys−Glu−A
sn−Lys”−^5n−Gly^sn−Pro−Hi
s−Arg−Gln−Asn−Leu−八rg−rle
−5er−LysSer−3er”−Phe−Gin−
Val−Thr−Thr−Cys−Lys−LeuHi
s−Gly−Gly−3er−Pro−Trp−Pro
”−Pro−Cys−GlnTyr−Arg−へ1a−
Thr−八la−Gly−Phe−Arg−Asn−V
al−Val−Va I ’ ”−A la−Cys−
G Iu−Asn−Gly−Leu −Pro−Va 
l−H1s−Leu−Asp−G In−5er−11
e−Phe ’ zo−Arg−Arg−Pro ’ 
!’−01lC末端アミノ酸はプロリンであり、3つの
ジスルフィド架橋がシスティン26−81.39−92
および57−107を結合している。
ヒトのアンジオジェニンの配列は、ヒトの膵臓リボヌク
レアーゼの配列、特にRNA分解活性に必須のアミノ酸
に関し、351%が各々相同である(q 、 v。
BIOCHEMISTRY、  (1985)、 24
.5494−5499. KURACHret al、
)。ヒトのアンジオジェニンの活性は相当のものがある
。というのは、50ngすなわち3.5picoa+o
 1でラビットの角膜の血管新生(vasculari
zation)をおこすことができ、35feaeto
molでニワトリの胚の血管新生を誘導することができ
るからである。
ヒトのアンジオジェニンがクローニングにより得られる
ことが知られている。ヒトのアンジオジェニンの情報を
コード化した遺伝子をクローニングすることにより、適
当な発現系(exρression sys te+m
s)を利用して、充分な量のアンジオジェニンを得るこ
とができる。しかしこの方法には費用がかかる。
以上、ヒトのアンジオジェニンと同様の諸特性を有し、
その調製方法が簡易かつ安価である化合物を追求するこ
とが必要である。
(発明の目的) すなわち、本発明の目的は、ヒトのアンジオジェニンと
同様の諸特性を有し、容易に実施されかつ高い収量をも
たらす安価な手段によって取得される新規なタンパク質
をt1供することである。
本発明の他の目的は、従来技術の方法の欠点を克服した
、上記タンパク質の取得のための新規な方法を蓑供する
ことであり、実際、この新規な方法によれば上記タンパ
ク質を大量にしかも極めて低コストで取得できる。この
ことは、本タンパク質を含む薬剤組成物を工業的に生産
する上で極めて有利な点である。
本発明の他の目的は、上記タンパク質を含む薬剤組成物
を提供することである。
本発明の他の目的は、生物学的流体(biologic
alfluids)中の哺乳動物のアンジオジェニン、
その相同物およびその断片を検出および測定するための
反応物(Bgen t)を提供することである。
本発明の他の目的は、上記流体中の上記タンパク質を検
出および測定するための用具−弐を提供することである
(発明の要約) 本発明は、125個のアミノ酸を含む配列を有し、以下
の化学式(I)。
Ala’−Gin−^sp−^5p−Tyr’−Arg
−Tyr−11e−■5−Phe”Leu−Thr−G
 ln−H1s−Tyr”−Asp−A la−Lys
−Pro−Lys ”Gly−Arg−^sn−Asp
−GluzS−Tyr−Cys−Phe−Asn−Me
t30Met−Lys−Asn−Arg−Arg” −
Leu−Thr−Arg−Pro−Cys ”Lys−
Asp−^rg−Asn−Thr4S−Phe−11e
−His−Gly−Asn50Lys−Asn−Asp
−11e−Lys”−^1a−11e−Cys−Glu
−Asp&0^rg−Asn−Gly−Gin−Pro
1′−Tyr−^rg−Gly−Asp−Leu”Ar
g−11e−5er−Lys−Ser”−Glu−Ph
e−Gln−11e−Thr″OI Ie−Cys−L
ys−H1s−Lys 1lS−G 1y−Gly−3
er−Ser−Arg90Pro−Pro−Cys−A
rg−Tyr” −G 1y−A la−Thr−G 
1 u−Asp ” ’5er−八rg−へal−11
e−Val ’ ”−Vat−Gly−Cys−Glu
−Asn” ’Gly−Leu−Pro−Val−)1
is” ’−Phe−^5p−Glu−5er−Phe
”’1ie−Thr−Pro−八rg−His”’−O
Hへ 。
で表わされ、その配列中81個のアミノ酸がヒトのアン
ジオジェニンと共通であり、その分子量がおよそ17K
Dであるタンパク質に関する。
上記分子量は、上記ウシのタンパク質の電気泳動による
移動速度を、以下の標準物質の移動速度と比較すること
により評価された:すなわち、ミオグロビン(MW: 
17.200)  ミオグロビン1+2(MW:14.
600)、ミオグロビン^(MW: 8240)、ミオ
グロビン2(H: 6380)、ミオグロビン3(?I
W: 2560)(Pharmacia)である。
上記17KDたんばく質の組成には、全酸加水分解によ
る決定によれば、以下のアミノ酸がそれぞれ示された割
合で含まれている: Phe: 6.  Leu: 4.  lie: 9.
  Met: 2. Vat: 4゜Pro: 7+ 
 Ser: 6+  Thr: 6+  Ala: 4
+ Tyr: 6His: 6+  Glu(Gin)
: 10+  Asp(Asn): 16+lys: 
 9+   八rg:  15.   Gly:  9
.   Cys:  6本発明のある態様においては、
上記タンパク質が、哺乳動物の乳、特にウシの乳、から
抽出により、クローニングにより、もしくは合成法によ
り取得される。
本発明はさらに、本発明の17KDタンパク質の断片を
構成するペプチドに関する。特に。
・アミノ酸配列。
Glu−Asp”−Arg−Asn−Gly−Gln−
Pro”−Tyr−Arg−Gly−Asp−Leu”
−Arg−1ie−3er。
を有し、その15残基中9残基がヒトのアンジオジェニ
ンの配列58〜72と一致するペプチド、・アミノ酸配
列。
Phe−八5p−Glu−5er−1”he’ ”−1
1e−Thr−Pro−ArgHis目5 を有し、上記17KDタンパク賞のC末端断片に対応す
るペプチド、 ・アミノ酸配列。
Glu−Asn” ’−Gly−Leu−Pro−Va
t−旧s”’−Phe+を有し、その8残基中7残基が
ヒトのアンジオジェニンの配列108〜115と一致す
るペプチド、・アミノ酸配列。
1ie−νa! ’ ”−Vat−Gly−Cys−G
lu。
を有し、その6残基中4残基がヒトのアンジオジェニン
の配列103〜108と一致するペプチド、・アミノ酸
配列。
Arg−Tyr−1ie−His−Phe”−Leu−
Thr−Gln−His−7y、IS−^5p−Ala
−Lys+を有し、その13残基中11残基がヒトのア
ンジオジェニンの配列5〜17と一致するペプチド、・
アミノ酸配列。
Asn−Thr4S−Phe−11e−)1ts−Gl
y−Asn50−Lys。
を有し、その配列がヒトのアンジオジェニンの配列43
〜50と完全に相同であることにより他のものから区別
されるペプチド、 ・アミノ酸配列。
11e−Lys”−八Ia−Tie−Cys−Gluを
有し、その配列がヒトのアンジオジェニンの配列53〜
58と完全に相同であることにより他のものから区別さ
れるペプチド、 ・アミノ酸配列。
Leu”−Arg−11e−5er−Lys−3er”
−Glu−Phe−Gln。
を有し、そのlO残基中8残基がヒトのアンジオジェニ
ンの配列69〜77と一致するペプチド、および・アミ
ノ酸配列。
八rg”−Gly−Asp+ を有し、内皮細胞レセプタ(endothelial 
cell receptor)によって認識されるペプ
チドである。
本発明はさらに、本発明のタンパク質を、呻乳動物の乳
、特にウシの乳、から抽出することにより取得する方法
に関する。
本発明のある態様においては、上記タンパク質が、陽イ
オン交換クロマトグラフィと、その後の適当な溶出剤に
よる溶出とによって抽出される。
本発明のある態様においては、上記溶出剤が、弱有機酸
のアルカリ金属塩、特に酢酸ナトリウムである。
本発明のある態様においては、その溶出された分画が再
度、陽イオン交換クロマトグラフィにかけられる。
本発明のある態様においては、上記のように溶出により
分離されたタンパク質が、ゲル濾過カラムによるクロマ
トグラフィで精製される。
本発明のある態様においては、上記のようにして精製さ
れたタンパク質が、乳1リットルあたり0.5g1gの
オーダの収率で得られる。
本発明のある態様においては、前記ウシの乳は、抽出の
前に、脱脂処理される。
本発明のある態様においては、上記脱脂は遠心分離によ
って行なわれる。
本発明のある態様においては、上記遠心分離は、温度4
 ’Cにおいて、4000g(gは重力加速度)で30
分間行なわれる。
本発明はさらに、上記17KDタンパク質および/また
はその17KDタンパク質の断片もしくはその17KD
タンパク質の相同物を、作用物質として含む治療用組成
物に関する。この組成物は特に、血管形成を抑制もしく
は促進することを必要とする疾、Φの治療に用いられる
本発明の治療用組成物は、血管新生が問題となるすべて
の病態、特に外傷(wounds) 、癒1i(sca
bs)潰瘍(uIcers) 、移植(graf ts
) 、循環機能不全(circulatory 1ns
ufficiencies)において使用され得る。本
組成物はまた、美容術(皮膚および毛髪/頭皮)におい
ても使用され得る。さらに獣医学の分野、特に乳腺炎(
was ti tis)の診断および乳牛の選別にも用
いられ得る。
本発明はさらに、上記17KDタンパク質に対する抗体
と、抗ペプチド抗体、特に上記したペプチドの少なくと
も1つに対する抗体と、を含む群の中から選択され、そ
の選択された抗体が単独でもしくは混合で用いられる、
哺乳動物のアンジオジェニンを検出および/または測定
するための免疫学的反応物に関する。
本発明はさらに、抗アンジオジェニン抗体、特に本発明
による17KDタンパク質に対する抗体もしくは抗ペプ
チド抗体が、適当な条件下で、哺乳動物のアンジオジェ
ニンを含んでいると考えられる生物学的流体と反応し、
その反応が特にRIA、 ELISAもしくは免疫螢光
試験等の適当な手段により評価される、哺乳動物のアン
ジオジヱニンを検出および測定する方法に関する。
本発明はさらに、(a)必要に応じ単位量づつに分割さ
れてよい適当な量の抗アンジオジェニン抗体。
特に上記17KDタンパク質に対する抗体、もしくは抗
ペプチド抗体、特に上記したペプチドの少なくとも1つ
に対する抗体と、 (b)必要に応じて含まれてよい、本検出および/また
は測定を実施するための適当な量の緩衝剤、希釈剤およ
び反応物と、 を含む、生物学的流体中の哺乳動物のアンジオジェニン
、特にヒトのアンジオジェニン、を検出および/または
測定するための用具−式に関する。
上記した諸態様の他に、本発明は種々の態様を含んでお
り、その上うな態様が以下の記載において明らかにされ
る。以下、本発明のタンパク質の具体的な調製例と、そ
れについて実施された試験について説明する。その試験
の目的は、(a)ヒトのアンジオジェニンと、本発明に
よるウシ起原の17KDタンパク質との間の相同性を証
明すること、 (b)リボヌクレアーゼとの相同性を証明すること、お
よび (C)上記ウシ起原の17KDタンパク質の血管形成に
関する活性を証明すること、 である。
しかし、これら具体例および試験の説明は、単に本発明
の概念を明らかにするためのものであって一1決して本
発明を限定するものと解釈されてはならない。
(実施例) 例A:生牛乳ら17KDタンパク質を抽出すること牛乳
50I2を、遠心分!(4000g −30m1n −
4°C)により脱脂し、SP−セファデックス−C50
(10xloo cm) (Pharmacia)のカ
ラムを使用してクロマトグラフィにかける。
上記カラムを、酢酸ナトリウムの0.35M溶液(p1
17)10 ffiで洗い、その後、1.5M酢酸ナト
リウム(pH8) 51で溶出する。得られた溶液を酢
酸ナトリウムの濃度が0.2Mになるまで希釈する。
この溶液を、あらかじめ0.22Mの酢酸ナトリウム(
pH6,5)で平衡化させであるS−セファロース・フ
ァート・フロラ(10x 100cm)(Phar+w
acia)のカラムを使用してクロマトグラフする。同
じ酢酸ナトリウム溶液でカラムを洗ったのち、12の0
.4M酢酸ナトリウム溶液でタンパク質を溶出する。
バイオゲルP−30(Bio−gel P2O,4x 
100cm)のカラムを用い、ゲル濾過クロマトグラフ
ィにより、この溶液から塩を除去する。
そのカラムを水で溶出した後、タンパク質を含む分画を
、フェニル・スパロースI(R515(Pharmac
ia)のカラムを用い、FPLC(Fast Prot
ein Liquid Chroma tograph
y)によって、クロマトグラフィにかける。溶出は、緩
衝剤A(50mM燐酸ナトリウム。
1.7M硫酸アンモニウム、 pH7)と、緩衝剤B(
50mMの燐酸ナトリウム、 pH7) とを混合する
ことにより得られる勾配(0分で緩衝剤Aが100%。
15分で緩衝剤Aが100%、 40分で緩衝剤Aが0
%)を利用して行った。
第1図は、17KDタンパク質がフェニル・スバロース
カラムから溶出される様子を表すグラフである。グラフ
の横軸は時間(分)を示し、縦軸は吸光度を示す。グラ
フ中、ビーク2が純粋な17KDタンパク質に対応する
。タンパク質の収率は、25mg。
すなわち脱脂された牛乳12あたり0.5mgであった
試験 例1:ヒトのアンジオジェニンと17KDタンパク質と
の相同性 17KDタンパク質に関して得られたデータによれば、
このタンパク質はヒトのアンジオジェニンと関係がある
。すなわち、81個のアミノ酸が両方のタンパク質に共
通している。
ウシ起原の17KDタンパク質を全酸加水分解すること
によって決定されるアミノ酸解析結果を、ヒトのアンジ
オジェニンのアミノ酸解析と比較して示したのが表1で
ある。この表によれば2つのタンパク質は極めてよく似
た組成を有することがわかる。
表 ■ *  CysおよびTrpを除く また、表■は、ヒトのアンジオジェニンの配列とウシ起
原の17KDタンパク質の配列とを比較して示している
。この表によれば、2つのタンパク質の間には60%を
超える相同性がある。2つのタンパク質の間の相違はほ
とんどが保存的置換(conservative 5u
bstitutions)の結果である。
6個のシスティン残基が同じ位置に存在するので、その
3次元構造はヒトのアンジオジェニンのそれと近僚した
ものとなる。C末端領域で対応をとるためには1個のシ
フトが必要である。N−末端領域およびC末端領域のみ
が2つのタンパク質のサイズの違いの原因である( 1
7K[lタンパク質はヒトのアンジオジェニンよりもア
ミノ酸を2個余計に含んでいる)。
もっとも、ヒトのアンジオジェニンがN−末端位置にピ
ログルタミン酸を有しているのに対して、ウシ起原の1
7KDタンパク質はN−末端位置に付加的にアラニンを
含んでいる点で、両者は異なる。
上記の差異は、ヒトのアンジオジェニンの情報をコード
化したcDNAの配列決定によって明らかにされた、2
4(あるいは22)個のアミノ酸からなるシグナルペプ
チド(J、 FETT et al、+Btochem
、、 (1985) 、■、 5480)の存在によっ
て説明される。すなわち、このペプチドは、シグナルペ
プチダーゼによる処理で抑制されるが、この酵素はヒト
のアンジオフェニン中の配列 Pro−Pro−Thr
−Leu−Ala−’Glu“1−^5p−Asn、、
、の中のアラニンとグルタミンの間を切断するのである
。他方、ウシ起原の17KDタンパク質のN−末端にア
ラニンが存在する理由は、シグナルペプチダーゼによっ
て切断される結合の位置が変位したことによる。その結
果、17KDタンパク質のN−末端には付加的なアラニ
ンが残り、ヒトのアンジオジェニンの場合に見られるピ
ログルタミンへの修飾は生じない。
表■に示された17KDタンパク質の配列は、従来のタ
ンパク質配列決定法によって決定されたものである。
例2:リボヌクレアーゼとの相同性 R,ラシャロら(Bioches、、 (1986)、
 25.3527−3532)は、実際に、ウシのりボ
ヌクレアーゼの活性部位の配列残基のすべてがヒトのア
ンジオジェニンに保存されている(preserved
)ことを明らかにした。
さらに、ヒトのりボヌクレアーゼの抑制因子がヒトのア
ンジオジェニンの血管形成活性およびリポ核酸分解活性
の両者を抑制することから、アンジオジェニンとリボヌ
クレアーゼとの相同性は機能的に意味のあることがわか
る。
以下に示す結果から上記したことが確認できる(表■参
照): ・ウシ8原の17KDタンパク質とウシのりボヌクレア
ーゼとの相同性(残基の39%が共通する)が、ヒトの
アンジオジェニンとヒトのりボヌクレアーゼとの相同性
(残基の34%が共通する)と近似する。
・43位置でのArg/rle突然変位および2つの保
存的置換(Asn−68の代わりにAsp−69が、L
eu−115の代わりにPhe−119が置換)を除き
、リボ核酸分解活性に関係することが知られているすべ
ての残基が・ヒトのアンジオジェニンとウシ8原の17
KDタンパク質の両者に保存されており、このことから
、この有意の機能的相同性を維持することが極めて強い
選択圧の下にあることがわかる。
ヒトのアンジオジェニンのLeu−115が、ウシ8原
の17KDタンパク賞ではPhe−116で置換されて
いることは興味深い。例えば、リボヌクレアーゼにおい
てフェニルアラニン(Phe)がロイシン(Leu)で
置換されると、その活性が10分の1程度に低下するこ
とが知られている。そこで、もしリボヌクレアーゼ活性
が直接その17KDタンパク質の生物学的活性に関与し
ているとすれば、17KDタンパク質にPhe−116
が存在することは、その活性がヒトのアンジオジェニン
の活性よりも高いことを示す証左となるかもしれない。
・ヒトのアンジオジェニンの3次元構造が、それの膵臓
リボヌクレアーゼAとの相同性に基づいて、評価された
。突然変位に影響された部位がこの構造の中に再び組み
入れられるかどうかで評価される。この場合、43位置
でのArg/lie突然変位を除き、このタンパク質の
三次元構造に生ずる置換でJボ核酸分解活性に関係する
あらゆる置換が、保存的置換であることが示される。
例3;ウシ起原の17KDタンパク質の生物学的特性ニ
ワトリ即設尿膜試験: この生物学的活性試験は、フェントらによって記載され
たものである(Biochem、、 (1985L 2
4.5480−5486)。その内容は、ウシ8原の1
7KDタンパク質を10ngから1μgのオーダで増加
させながら与えることにより、ニット1J胚の漿尿膜に
見られる血管の形成を評価するものである。17KDタ
ンパク質を与えて調査した80個の受精卵の中、50n
gの量のアンジオジェニン(ウシ起源の17KDタンパ
ク質)の場合には新たな血管の形成が62個の卵で観察
された。以上の結果から、本発明に係る17KDタンパ
ク質は器官形成および血管形成に関して効果を有するこ
とがわかる。
受精卵は、湿度70%、温度38°Cのg斤卵器に置く
3日後、殻に穴を開けて、ガス透過性の膜でシールする
5日日に、17KDタンパク質の?容液を滲み込ませた
膜のディスクを漿尿膜上に植える。  アンジオジェニ
ンを滲み込ませたディスクに集中する血管の形成を、8
.9.10日8と双眼顕微鏡で追跡する。
本発明によるウシ8原17KDタンパク質は、血管形成
を抑制もしくは促進することを必要とする人体の疾患の
治療のために、製薬学的に許容され得る形態で使用され
る。
以上本発明をその具体例に基づいて詳細に説明したが、
本発明は明示的に記載されたそれら実施例および通用方
法になんら限定されるものではなく、むしろ、未発明の
概念もしくは範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者に
自明の変更、改良を当然に含むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の11KDタンパク質の溶出を示すグ
ラフである。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)125個のアミノ酸を含む配列を有し、以下の化
    学式( I )、 ( I ) 【遺伝子配列があります】 で表わされ、その配列中81個のアミノ酸がヒトのアン
    ジオジェニンと共通であり、その分子量がおよそ17K
    Dであるタンパク質。
  2. (2)哺乳動物の乳、特にウシの乳、から抽出により取
    得される請求項1に記載のタンパク質。
  3. (3)クローニングにより取得される請求項1に記載の
    タンパク質。
  4. (4)合成法により取得される請求項1に記載のタンパ
    ク質。
  5. (5)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質の断片
    を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有し、その15残基中9残基がヒトのアンジオジェニ
    ンの配列58〜72と一致するペプチド。
  6. (6)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質のC末
    端断片を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有するペプチド。
  7. (7)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質の断片
    を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有し、その8残基中7残基がヒトのアンジオジェニン
    の配列108〜115と一致するペプチド。
  8. (8)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質の断片
    を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有し、その6残基中4残基がヒトのアンジオジェニン
    の配列103〜108と一致するペプチド。
  9. (9)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質の断片
    を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有し、その13残基中11残基がヒトのアンジオジェ
    ニンの配列5〜17と一致するペプチド。
  10. (10)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質の断
    片を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有し、その配列がヒトのアンジオジェニンの配列43
    〜50と完全に相同であることにより他のものから区別
    されるペプチド。
  11. (11)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質の断
    片を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有し、その配列がヒトのアンジオジェニンの配列53
    〜58と完全に相同であることにより他のものから区別
    されるペプチド。
  12. (12)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質の断
    片を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有し、その10残基中8残基がヒトのアンジオジェニ
    ンの配列69〜77と一致するペプチド。
  13. (13)請求項1〜4の何れかに記載のタンパク質の断
    片を構成し、以下のアミノ酸配列、 【遺伝子配列があります】 を有し、内皮細胞レセプタによって認識されるペプチド
  14. (14)請求項1もしくは請求項2に記載のタンパク質
    を、哺乳動物の乳、特にウシの乳、から抽出することに
    より取得する方法。
  15. (15)前記抽出が、陽イオン交換クロマトグラフィと
    、その後の適当な溶出剤による溶出によって行なわれる
    請求項14に記載の方法。
  16. (16)前記溶出剤が、弱有機酸のアルカリ金属塩、特
    に酢酸ナトリウム、である請求項14もしくは請求項1
    5に記載の方法。
  17. (17)その溶出された分画を再度陽イオン交換クロマ
    トグラフィにかけ、さらに再度適当な溶出剤により溶出
    する請求項14〜16の何れかに記載の方法。
  18. (18)前記溶出剤が、弱有機酸のアルカリ金属塩、特
    に酢酸ナトリウム、である請求項17に記載の方法。
  19. (19)得られた産物が、ゲル濾過カラムによるクロマ
    トグラフィで精製される請求項14〜18の何れかに記
    載の方法。
  20. (20)前記乳は、最初に、遠心分離によって脱脂され
    る請求項14に記載の方法。
  21. (21)請求項1〜4の何れかに記載の17KDタンパ
    ク質、および/または請求項5〜13の何れかに記載の
    17KDタンパク質の断片、もしくはその17KDタン
    パク質の相同物を、作用物質として含む治療用組成物。
  22. (22)請求項1〜4の何れかに記載の17KDタンパ
    ク質に対する抗体と、抗ペプチド抗体、特に請求項5〜
    13の何れかに記載のペプチドの中の少なくとも1つに
    対する抗体、とを含む群の中から選択され、その選択さ
    れた抗体が単独でもしくは混合で用いられる、哺乳動物
    のアンジオジェニンを検出または測定するための免疫学
    的反応物。
  23. (23)抗アンジオジェニン抗体、特に請求項22に記
    載の17KDタンパク質に対する抗体もしくは抗ペプチ
    ド抗体が、適当な条件下で、哺乳動物のアンジオジェニ
    ンを含んでいると考えられる生物学的流体と反応し、そ
    の反応が特にRIA,ELISAもしくは免疫螢光試験
    等の適当な手段により評価される、哺乳動物のアンジオ
    ジェニンを検出および測定する方法。
  24. (24)必要に応じ単位量づつに分割されてよい適当な
    量の抗アンジオジェニン抗体、特に請求項22に記載の
    17KDタンパク質に対する抗体もしくは抗ペプチド抗
    体と、 必要に応じ含まれてよい、本検出および/または測定を
    実施するための適当な量の緩衝剤、希釈剤および反応物
    と、 を含む、生物学的流体中の哺乳動物のアンジオジェニン
    、特にヒトのアンジオジェニン、を検出および/または
    測定するための用具一式。
JP1117161A 1989-05-10 1989-05-10 血管形成作用を有するタンパク質,そのタンパク質を哺乳動物の乳から分離する方法,そのタンパク質を含む治療用組成物,哺乳動物のアンジオジェニンを検出および/または測定する方法,哺乳動物のアンジオジェニンを検出および/または測定するための免疫学的反応物,そのタンパク質の相同物,および,そのタンパク質の断片 Pending JPH02296000A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013051572A1 (ja) 2011-10-04 2013-04-11 雪印メグミルク株式会社 感覚改善剤

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