JPH02295476A - 紙巻たばこの集積体から１本の紙巻たばこを取り除く抽出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は互いに平行に集積されかつ両端部が互いに平行
な二つの平面上に横たわった複数の紙巻たばこから１本
の紙巻たばこを取り除く抽出装置に関する。

〔従来の技術〕

本装置の代表的な利用は、紙巻たばこ形成機械から包装
機械の供給といに向けて紙巻たばこを一まとめにして移
送する機械に見られ、その場合紙巻たばこは特殊なコン
テナ内のロット或いはコンベアベルトに沿って担持され
る連続した層状になっている．供給といから押出される
時に該紙巻たばこは、最終パックに収容される数に等し
い数の群に集められる， 従って各群の紙巻たばこは品質管理され、たとい１本で
も標準未達の紙巻たばこを含むとその群は廃棄される。

このようにして廃棄される紙巻たばこの数を減らして製
造費を低減するために、例えばアメリカ特許第４　５９
２　４７０号に開示するような品質管理・装置が出現し
ている。この装置は未だ供給装置内にある間に１本宛の
紙巻たばこの状態を検知し、標準以下の紙巻たばこを群
に分けるステーションに到達する前に発見して廃棄する
。

この装置では、標準未達の紙巻たばこは空気手段と機械
的手段とを組合わせたものによって供給といから排出さ
れる。より詳し《述べると、紙巻たばこの完全性を確認
する検知手段から信号が送られると、信号を引き起こし
た紙巻たばこの後端部にノズルによって空気噴流を吹付
ける。

噴流の作用を受けて、該紙巻たばこの前端部は最初に、
供給といの開口を通して現出し、往復移動する針要素に
突き刺される。次いで針要素によって供給といから紙巻
たばこを引き離して、標準未達の紙巻たばこの取り除き
が完了する。

〔発明が解決しようとする課題〕

この種の装置には、その空気手段及び機械的手段に起因
したいくつかの欠点がつきまとっている。

第１に、紙巻たばこの端部に噴流空気を吹付けるので、
紙巻たばこの粒子を粉砕し易い。この粒子は下方にある
機械的構成要素上に落下して該構成要素の正常な作動を
妨げる。

第２に、針即ち突きさす要素があるので、操作員にとっ
て危険であり、特に針が折れた時に危険である。

最後に、前述したように互いに協働した空気手段と機械
的手段とを使用するので、紙巻たばこの両端部から接近
する必要があるのでこの従来装置はといを用いた装置に
せねばならない。ところが前述したように、特殊なコン
テナに含まれた集積体或いはコンベアベルトに世持され
た集積体から標準未達の紙巻たばこを取り除くので、せ
いぜい紙巻たばこの一端から接近できるに過ぎない。

本発明の目的は、前述したような従来技術の装置にあっ
た欠点をなくした、標準未達の紙巻たばこの抽出装置を
提供することである。

［課題を解決するための手段〕 上記の目的は、本発明によれば、互いに平行に集積され
かつ両端部が互いに平行な二つの平面上に横たわった複
数の紙巻たばこから１本の紙巻たばこを取り除く抽出装
置であって、紙巻たばこの完全性をｉｎ認する検知手段
と協働して作動するものにおいて、入口端部を紙巻たば
この一端に向かわせて、取り除くべき紙巻たばこに整合
可能な抽出導管と、上記入口端部と反対の方向に空気を
上記抽出導管内に排出すると共に、圧縮空気源と、上記
圧縮空気源とノズルとの間に配設されたバルブとを含ん
で検知手段を連動させるノズルとを備え、標準未達の紙
巻たばこを発見した時に、検知手段によってバルブを開
くように導き、以ってノズルと圧縮空気源とを接続し、
抽出導管の入口端部に生じた負圧によって標準未達の紙
巻たばこを取り除くことを特徴とする抽出装置によって
達成される。

本発明の利点は、標準未達の紙巻たばこの除去を、ごみ
と紙巻たばこの散乱粒子を生ずる怖れのある、紙巻たば
こ端部において軸線方向に吹付ける噴流空気を用いない
で、真空を利用して紙巻たばこを抽出導管内に引き込む
ことによって行ったことである。

本発明の別の利点は、針を用いないことである。

このような針を用いた場合にもし針の折損があると機械
を運転する操作員を傷つける。

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

〔実施例〕

第１図は通常の供給とい１を有する、複数の紙巻たばこ
を支持する装置を示し、該といによってフィルタ付吸口
３を有するばらの紙巻たばこ２が包装機械（不図示）に
供給される。

供給とい１は、フィルタ付吸口３の側に設けた左側壁４
と、右側壁５とを含む。両側壁は互いに平行に直立状に
配設され、１本の紙巻たばこの長さより僅か長い幅を有
する区画室を形成する．この区画室は、１本の紙巻たば
この直径より僅か大きい間隔をあけた仕切壁７（第１図
にはそのうちの一つのみを示す）によって複数の流路６
（そのうちの一つのみを示す）に分割されている。

流路６の最下端は水平状のプラットボーム８になってい
て、各流路６内を下降して来る紙巻たばこ２の列が載置
される。

紙巻たばこは、フィルタ付吸口３の端部に係合して、プ
ラットホーム８付近の夫々の側壁４，５に形成された水
平状の溝孔１０　．　１１を通して、両側壁４，５に直
角な方向に往復移動するように配設された割出し要素９
によって、群をなして排出される。

上記溝孔１０，ＩＩの高さは１本の紙巻たばこの直径に
略等しい。

割出し要素９は、供給とい１の完全に外側の休止位置と
、供給とい１の内部を占める作用位置（第１図）との間
を移動して、紙巻たばこ２を流路６からコンテナ１２（
図にはそのうちのーっのみを示す）内に押し出すことが
できる。次いでコンテナｌ２は間欠駆動のコンベアヘル
ト１３上に移され、一群の紙巻たばこを図示せぬ包装ス
テ−ションに向けて搬送する． 供給とい１、流路６、割出し要素９及びコンベアベルト
１３の詳細構造はイギリス特許第１２９８７８５号及び
第２　０２３　９９４号に開示されている。

符号１４は検知手段即ち制御手段を示し、該検知手段に
よって紙巻たばこ２の完全性を確認する。

第１図において検知千段１４は通常の型式の検知手段（
光学式．機械式，空気式）として示され、右側壁５の水
平孔１５を通して１本宛の紙巻たばこの如何なる欠陥も
検知するように形成されている。

符号１６は検知千段１４よりも流路内の低い位置に設け
られた抽出装置１６を示し、該抽出装置によって供給と
いから標準未達の紙巻たばこを取り除く。

抽出装置Ｉ６は供給といの各流路当たりに一つの抽出導
管Ｉ７を備える。抽出導９１７はプラケント１８によっ
て左側壁４に固着されると共に、該抽出導管の入口端部
ｌ９は、供給とい内を占めた紙巻たばこ２のフィルタ付
吸口３に近接した場所で、該左側壁自体に形成された開
口２ｏに挿入されている。

抽出導管１７は、紙巻たばこ２の直径よりも小さくない
直径を有する長手力向に延びた円筒状の孔２１を有し、
該孔２１の軸線は、検知手段１４の軸線よりも低い位置
において、といｌ内の紙巻たばこ２の軸線に平行に配設
されている。より詳細に述べると、孔２ｌの軸線は検知
手段の孔１５の軸線から、紙巻たばこ２の直径又はその
数本分の距離をあけている。

抽出導管１７の入口端部１９に近い円筒状の孔２１の端
部は、筒状ノズル２４の内方スリーブ２３の円筒状内面
２２と一致している。この筒状ノズル２４は、内方スリ
ーブ２３を取り囲みかつ入口端部１９の反対側の抽出導
管１７の端部に向かってテーバを有した環状室２５を備
える。内方スリーブ２３の内径は紙巻たばこ２の外径よ
りも小さくなく、又環状室２５のテーバ端部は環状隙間
２６を介して円筒状の孔２１の中間部に接続している。

筒状ノズル２４は、圧縮空気源２８を有する空気回路２
７の作動要素を構成する。上記王縮空気源２８は、管路
２９と好まし《はソレノイド作動のバルブ３０とを介し
て環状室２５に接続され、該バルブ３０は通常の遅延回
路３１を介した検知千段１４によって開かれる。入口端
部１９の反対側の円筒状の孔２１の端部はとい１から取
り除かれた紙巻たばこを収集するコンテナ３２に向かっ
ている。

段械的サイクルの一時中止、従って流路６内の紙巻たば
この静止中に、各検知千段１４は検知手段の孔Ｉ５を通
して夫々の紙巻たばこの状態を監視する。

標準未達の紙巻たばこをみつけると、検知千段１４は遅
延回路３ｌを介してバルブ３０を作動し、欠陥紙巻たば
こを取り除《。

より詳しく説明すると、回路３１によって生じた遅れ（
この遅れは検知千段ｌ４の軸線と円筒状の孔２１の軸線
間の距離の函数である）に従って、通常は閉じているバ
ルブ３０は一時的な「開」の信号を受け、環状隙間２６
を介してコンテナ３２の方向に比較的高速の空気噴流を
放射する。

環状隙間２６を通過する高速空気流の放射によって、該
空気流の後流に衝撃的でかつ比較的大きな動的真空が発
生する。このような動的真空が発生すると、たとい環状
隙間２６を通過する空気量が比較的小量であっても抽出
導管１７の人口端部１９には、流路６から瞬間的に紙巻
たばこを引き抜いてコンテナ３２に向けて円筒状の孔２
１内を推進せしめるのに充分な負圧が生ずる。

上述した装置の説明はこれに限定されるものではなく、
本発明の基本原理を害なうことなく又請求の範囲の保護
範囲から外れることなく種々の変形をすることができる
。

例えば、紙巻たばこ２の両端部の完全性を確認するため
に供給といｌの夫々の側壁４，５に検知手段１４を取付
けてもよい。

上述の実施例では紙巻たばこ２の一端部のみを監視した
が、抽出導管１７と検知手段１４とを互いに向き合わせ
て、紙巻たばこ２の監視と除去とを同一の作動サイクル
中に行うことができる。

第３図の実施例において、抽出装置１６は紙巻たばこの
集積体３３（全ての紙巻たばこ２は平行に積まれ又両端
部は互いに平行な二つの平面上に横たわっている）から
標準以下の紙巻たばこ２を取り除くように構成されてい
る。

上記の集積体３３は紙巻たばこ形成機械から供給とい１
に向けて、所定数の紙巻たばこを収容した特殊なコンテ
ナ又は連続した層状に紙巻たばこを担持したベルトを用
いた通常の手段で搬送される。

いずれの型式の搬送手段が用いられても、上記の手段は
紙巻たばこの集積体３３を支持した台仮３４で表される
（第３図）。

３５はブロック３Ｇに設けられた通常の検知手段で、上
記のブロック３６には紙巻たばこの集積体３３に対向し
た抽出装置１６が取付けられている。

３７は別のブロノクで、直立ブラケソ１−３８と現ねじ
３９とを担持し、該親ねし３つの案内ロツド４０の両端
部は直立ブラケット３８の両端部に取付けられている。

親ねじ３９と案内ロンド４０とは直立型であって共に第
１のブロック３６を貫通している。

親ねじ３９の下部は、第２のブロック３７に固着した可
逆モータ４１に連結され、又親ねじ３９は第１のブロッ
ク３６に設けた親ナソト（不図示）に噛合する。従って
親ねじ３９をその軸線の周りに一方向に又は他方向に回
転することによって第１のブロック３６を垂直方向に上
昇又は下降させることができる。

４２と４３とは第２のブロック３７を夫々貫通した親ね
じと案内ロノドとを示し、両者は水平にかつ互いに平行
に配設され、かつ包装機械の図示せぬ枠に固着したブラ
ケット４４によって支持されている。

水平親ねじ４２は第２のプロンク３７に設けた親ねし（
不図示）と噛合し、ブラケット４４に設けた別の可逆モ
ータ４５によって該親ねじ４２の軸線の周りに回転して
第２のブロック３７を横方向に移動し、モータ４５の回
転方向に応じて第１のブロック３６を水平方向左右に移
動させる（第３図）。

作動に当たって、特殊なコンテナに収容され或いはベル
トに沿って担持された紙巻たばこ２の完全性は、イタリ
ア特許出願第３５２５　Ａ／８８に開示されるような検
知千段３５によって値認される。

事実検知手段３５は、検知手段によって生じた像を受信
して、標準未達の紙巻たばこの端部に相当する像内に円
を検出・位置決めできる分析器と、検知手段から受信し
た像を標準像に対照して設定し、二つの像が重ならない
時に抽出装置を作動させる制御回路を、活性化する比較
器とを備えた紙巻たばこ包装機械に接続することができ
る。

可逆モータ４１，４５は、検知千段３５が、包装機械に
向かって送られてきた紙巻たばこの集積体３３を完全に
走査できるように、第３図に示す如く該検知手段を上下
左右に移動させるように作動される。

【図面の簡単な説明】

第１図は紙巻たばこの供給といに使用した本発明にかか
る装置の好ましい実施例を、断面図と一部はブロック図
とで示した側面図、第２図は第１図の細部を示す拡大断
面図、第３図は紙巻たばこの密接な集積体から紙巻たば
こを１本宛引き出すのに利用した第１図の装置の概略図
である。 ２・・・紙巻たばこ、　　　　　　ｌ４・・・検知手段
、１６・・・抽出装置、　　　　　　　１７・・・抽出
導管、ｌ９・・・入口端部、　　　　　　　２４・・・
ノズル、２日・・・圧縮空気源、　　　　　３０・・・
バルブ、３３・・・紙巻たばこの集積体、　３４・・・
台板、３６・・・ブロソク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、互いに平行に集積されかつ両端部が互いに平行な二
   つの平面上に横たわった複数の紙巻たばこから１本の紙
   巻たばこを取り除く抽出装置であって、紙巻たばこの完
   全性を確認する検知手段と協働して作動するものにおい
   て、 入口端部（１９）を紙巻たばこ（２）の一端に向かわせ
   て、取り除くべき紙巻たばこに整合可能な抽出導管（１
   ７）と、 上記入口端部と反対の方向に空気を上記抽出導管内に排
   出すると共に、圧縮空気源（２８）と、上記圧縮空気源
   とノズルとの間に配設されたバルブ（３０）とを含んで
   検知手段（１４）を連動させるノズル（２４）とを備え
   、 標準未達の紙巻たばこを発見した時に、検知手段によっ
   てバルブを開くように導き、以ってノズルと圧縮空気源
   とを接続し、抽出導管の入口端部に生じた負圧によって
   標準未達の紙巻たばこを取り除くことを特徴とする抽出
   装置。 ２、上記ノズルが空気を排出する抽出導管の部分が、紙
   巻たばこの断面よりも小さくない内部断面を有する邪魔
   のない流路を備えた請求項１に記載の抽出装置。 ３、上記ノズルが筒状でありかつ抽出導管の上記の部分
   に一致した請求項１又は２に記載の抽出装置。 ４、紙巻たばこの集積体（３３）を支持した台板（３４
   ）と協働する移動装置を備え、該移動装置は抽出装置（
   １６）を設けたブロック（３６）と、検知した標準未達
   の紙巻たばこに整合するように、上記紙巻たばこの集積
   体に対して上記ブロックを位置決めする駆動装置を含ん
   だ請求項１に記載の抽出装置。 ５、上記ノズルは上記入口端部の付近において抽出ダク
   トの内部に配設された請求項１に記載の抽出装置。