JPH02294935A - 対物レンズ駆動装置の傾き調整機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業」二の利用分野〕 本発明は、光磁気ディスク装置等の光学式情報記録再生
装置に用いられる対物レンズ駆動装置に係り、詳しくは
、対物レンズ駆動装置の傾きを調整する傾き調整機構に
関するものである。

〔従来の技術〕

光磁気記録媒体を用いる光学式情報記録再生装置は、近
年、開発が進み様々な分野に応用が考えられている。光
学式情報記録再生装置は、記録媒体にレーザ光を照射す
ることにより、情報の記録、再生および消去を行うよう
になっている。

この種の光学式情報記録再生装置の一例として光磁気デ
ィスク装置を第３図に基づいて説明する。

光磁気ディスク装置には、レーザ光？ｉｆｉ．１から出
射されて偏向ミラー２により偏向されたレーザ光をモー
タ３により回転駆動される光磁気ディスク４の記録層４
ａに集束する対物レンズ５が設けられている。対物レン
ズ５は、記録層４ａの目標のトラックヘレーザ光の焦点
を結ぶように、対物レンズ駆動装置６により駆動されて
いる。上記対物レンズ５は、リニアモー夕等の駆動手段
を｛＃ｉｉえた送り機構７により、対物レンズ駆動装置
６、ノ＼ウジング８内に設けられたレーヂ光源１および
偏向ミラー２とともに、光磁気ディスク４の半径方向へ
移動自在となるように設けられ、光磁気ディスク４の目
標とする１・ランクに対し高速アクセスを行うことがで
きるようになっている。

また、光磁気ディスク装置には電磁コイル９が備えられ
、この電磁コイル９が光磁気ディスク４に一定の磁界を
印加することにより、情報の記録または消去が可能とな
る。

このような光磁気ディスク装置において、対物レンズ５
がレーザ光の光軸に対し傾いて取り付りられた場合、対
物レンズ５により光磁気ディスク４に集束されるレーザ
光に収差が生じるため、隣接する１〜ラックの情報を読
め取りクロスｌ・−クが発生しやすくなる。そごで、上
記のような問題点を解消するため、従来ては、以下に示
すような構成が提案されていた。

第４図に示すように、対物レンズ駆動装置６において、
対物レンズ５を含む可動部１０は、板ノ＼ネ１１・・・
、中間支持体１２および板ハネ１３・１３を介してヘー
ス１４上に立設された固定部材１５・１５に支持されて
いる。そして、対物レンズ５を駆動ずる磁気回路１６・
１６・１７がヘース１４］二に固定されている。

一方、ハウジング８には、内部に偏向ミラー２が設けら
れており、外部からのレーザ光を対物レンズ５へ導くよ
うになっている。また、ハウジング８の上端面には、角
部に保持穴８ａが設けられ、この保持穴８ａ内に支持体
となる鋼球１８が嵌入され固定されている。鋼球１８は
、一部がハウジング８の上端面から突出するように保持
穴８ａ内に保持されている。

また、網球１８の上端部かヘース１４の下端面に当接し
た状態で、この当接点に対向するベース１４の上端面に
おシノる点に押圧金具１９の突端１９ａが当接している
。対物レンズ駆動装置６ば、この押圧金具１９がネジ２
０で締め付けられて下方へ押圧されることにより、ヘー
ス１４における鋼球１８との当接点を支点として傾動自
在となる。

さらに、ベース１４は調整ネジ２１・２１により上下方
向へのみ移動自在となるように運動が規制されているが
、上記調整不ジ２１・２１の周囲には、ハウシング８と
ヘース１４との間にスプリング２２・２２が設Ｌ−１ら
れており、ヘース１４に対し上方へ押圧力が与えられて
いる。この状態で調整ネジ２１・２１を所定量だげ回動
させると、その回動量に応じて調整ネジ２１・２１が上
下しヘース１４の傾きが調整される。

このように、上記の構成によれば、対物レンズ５を光磁
気ディスク装置本体に取りイ」げた後でも、対物レンズ
５の傾きを対物レンズ駆動装置６ごと調整することがで
きる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記従来の構成では、対物レンズ駆動装置６
全体の傾きを調整するので、対物レンズ駆動装置６をヘ
ース１４により支持する必要があり、このヘース１４の
ために対物レンズ駆動装置６の薄型化が妨げられていた
。

そこで、上記の問題点を解消するために、磁気回路１６
・１６・１７をハウジング８上に配置して、可動部１０
を低い位置に設けるとともに、固定部材１５・１５を傾
動自在に設ける構成が考えられる。このような構成では
、確かに、ヘース８を省くことができるものの、可動部
１０を傾動自在に支持ずるために押圧金具１９が用いら
れると、押圧金具１９およびネジ２０が」二方へ突出す
るので、やはり、傾き調整機構の薄型化が妨げられるこ
とにはかわりない。

さらに、上記従来の構成のように、高アクセス化に対応
して、大半の光学部品を固定光学系に配し、可動光学系
の軽量化を図った分離光学系方弐では、可動光学系の筐
体となるハウジング８内に設けられる部品が少ないため
、ハウジング８内に無駄な空間が生じることになり、こ
れが光学ヘッド全体の大型化を招来していた。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る対物レンズ駆動装置の傾き調整機構は、上
記の課題を解決するために、対物レンズを保持し所定方
向へ駆動されるように設けられた可動部と、傾動自在に
設けられて可動部を支持する傾動支持部材と、固定した
状態に設しＪられた固定支持台と、固定支持台に固定さ
れて傾動支持部材を所定点にて支持する支持体とを備え
゛ζおり、固定支持台には上記可動部を駆動ずる磁気回
路が配されるとともに、支持体の周囲に永久磁石が配さ
れる一方、傾動支持部材には上記永久磁石と対向するよ
うに磁性体片が固定されていることを特徴としている。

〔作　用〕

上記の構成によれば、固定支持台に配された永久磁石の
磁力により、傾動支持部材に固定された磁性体片に吸引
力が作用し、傾動支持部材が支持体に押圧されるので、
傾動支持部材は、支持体との接触点を支点として傾動が
自在となる。このように、傾動支持部材を支持体に対し
押圧する永久磁石および磁性体片が支持体の周囲に配さ
れているので、支持体周囲のスペースを有効に利用する
ことができる。また、磁気回路が固定支持台に配されて
いるので、磁気回路を可動部と一体に傾動させる場合に
必要であった磁気回路と可動部とを支持する部材を省く
ことができる。それゆえ、対物レンズ駆動装置の小型化
・薄型化を図ることができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。なお、第４図に示した前記
従来例と同様の機能を有する部利には、同一の番号を付
記する。

第１図に示すように、対物レンズ駆動装置６において、
対物レンズ５を保持する可動部１０には、可動部１０を
フォーカス方向へ駆動するための電磁力を発生ずるフォ
ーカスコイル２３・２３、および可動部１０をトラッキ
ング方向へ駆動するための電磁力を発生するトラッキン
グコイル２４・２４が取り付けられている。

上記のようにフォーカスコイル２３・２３および１・ラ
ッキングコイル２４・２４が取り付げられた可動部１０
は、仮ハネ１１・・・を介して中間支持体１２に支持さ
れて、中間支持体１２におりる固定端を支点としてフォ
ーカス方向へ移動が自在となっている。中間支持体１２
は、板ハネ１３・１３を介して傾動支持部材２５に支持
されて、傾動支持部材２５における固定端を支点として
１〜ランキング方向へ移動が自在となっている。

傾動支持部材２５は、仮バネ１３・１３を固定する固定
部２５ａ・２５ｂ、および固定支持台２７上に傾動自在
に支持される支持体２５ｃにより構成されている。支持
体２５ｃには、固定部２５ａ近傍に調整ネシ２１を通ず
ための穴２５ｄが設りられるとともに、固定部２　５　
ｂ側の屈曲部に調整ネジ２１を通ずだめの穴２５ｅが設
けられている。また、支持体２５ｃには、固定部２５ａ
側の屈曲部における下端面に磁性体片として鉄などの板
部材２６が固定されている。

一方、固定した状態に設けられた固定支持台２７には、
対物レンズ５をフォーカス方向へ駆動する磁気回路１６
・１６および対物レンズ５を１・ランキング方向へ駆動
する磁気回路１７が固定支持台２７」二に固定されてい
る。固定支持台２７における磁気回路１６・１６間には
、図示しない光源から出射されたレーザ光を対物レンズ
５へ導く偏向ミラー２が設りられている。

固定支持台２７における一側縁には、傾動支持部材２５
を支持する支持部２７ａが立設されている。支持部２７
ａには、傾動支持部材２５が支持部２７ａに取り付けら
れた状態で板部材２６と対向する位置に保持穴２７ｂが
設りられている。保持穴２７ｂには、環状の永久磁石２
８が嵌入されて固定されており、さらに永久磁石２８の
内側には、支持体となる鋼球１８が入れられて固定され
ている。鋼球１８は、板部材２６と永久磁石２８との間
に適当な間隔を設けるために、その一部が永久磁石２８
より突出するようになされている。

また、支持部２７ａには、傾動支持部材２５の穴２５ｄ
・２５ｅとそれぞれ一致する所定位置に、調整ネジ２１
・２１をねじ込むネジ穴２７ｃ・２７ｄが設りられてい
る。

さらに、穴２５ｄ・２５ｅとネジ穴２７ｃ・２７ｄとの
間にそれぞれスプリング２２・２２が介装されており、
これらスプリング２２・２２を介して調整ネジ２１・２
１が穴２７ｃ・２７ｄにねじ込まれることにより、傾動
支持部材２５の運動が上下方向に制限されるようになっ
ている。そして、第２図に示すように、鋼球１８は、そ
の上部が板部材２６に設けられた窪み部２６ａの斜面に
当接しており、傾動支持部材２５が一定の位置で安定し
て鋼球１８に支持されるようになっている。

上記の構成では、永久磁石２Ｂの磁力が板部材２６に対
して吸引力として作用しているので、傾動支持部材２５
は、板部材２６が下方に力を受りて鋼球１８に押圧され
るごとにより、窪み部２６ａを支点として傾動が可能と
なる。

また、傾動支持部材２５は、スプリング２２・２２によ
り常に上方へ力を受けているが、調整ネジ２１・２１に
より上記の力が受け止められているので、調整ネジ２１
・２１をそれぞれ必要とする量だけ締めたり緩めたりす
ることにより、調整ネジ２１・２１の傾動支持部材２５
を保持する高さが変えられる。これによって、傾動支持
部材２５が板部材２６の窪み部２６ａを支点として傾き
、同様に対物レンズ５も傾く。このとき、可動部１０の
フォーカスコイル２３・２３およびトラッキングコイル
２４・２４ば、それぞれ磁気回路１６・１６・１７の各
磁気ギャップ内を移動するが、調整された傾きに対して
可動部１０の傾斜量はわずかであるので、｛頃き言周整
がフォーカスｌｊ！Ｉ　ＩＫＨおよびトラッキング制御
に及ぼす影響はほとんどないと考えてよい。

上記のように、板部材２６は、傾動支持部材２５の一部
に設けられているので、傾動支持部材２５において専用
のスペースを占有することばない。

また、永久磁石２８は、保持穴２７ｂ内に固定されてい
るので、固定支持台２７の支持部２７ａに占める面積が
わずかですむ。

上記のように、本実施例では、板部材２６および永久磁
石２８により、少ないスペースで傾動支持部祠２５を鋼
球】８に押圧させることができるが、これ以外に、磁気
回路ＩＧ・１６・１７が固定支持台２７上に設けられて
いるので、固定支持台２７におけるスペースを有効に利
用することができる。また、磁気回路１６・１６・１７
が固定支持台１７上に設けられることにより、第４図に
示した前記従来の構成のように、磁気回路１６１６・１
７と可動部１０とを支持するヘース１４を設ける必要が
なくなり、対物レンズ駆動装置６の薄型化を図ることが
できる。

なお、本実施例では、支持体として鋼球１８を用いたが
、支持体はこれに限らず先端の丸い軸や針状のものでも
よい。また、スプリング２２の代わりに波ワッシャのよ
うな弾性体を用いてもよい。

さらに、坂部利２６と永久磁石２８との配置関係を本実
施例の構成と逆に配置しても、本実施例と同様、傾動支
持部材２５をＩｔ球１８により支持することができる。

〔発明の効果〕

本発明に係る対物レンズ駆動装置の傾き調整機構は、以
上のように、上記の課題を解決するために、対物レンズ
を保持し所定方向へ駆動されるように設けられた可動部
と、傾動自在に設けられて可動部を支持する傾動支持部
材と、固定した状態に設けられた固定支持台と、固定支
持台に固定されて傾動支持部材を所定点にて支持する支
持体とを備えており、固定支持台には上記可動部を駆動
する磁気回路が配されるとともに、支持体の周囲に永久
磁石が配される一方、傾動支持部材には上記永久磁石と
対向するように磁性体片が固定されている構成である。

これにより、永久磁石の磁性体片に対する吸引力が、傾
動支持部材を支持体に押圧させるので、傾動支持部材が
支持体との接触点を支点として傾動自在となる。そして
、上記永久磁石および磁性体片が支持体の周囲に配され
ているので、支持体周囲のスペースを有効に利用するこ
とができる。

また、磁気回路が固定支持台に配されているので、磁気
回路を可動部と一体に傾動させる場合に必要であった磁
気回路と可動部とを支持する部材を省くことができる。

従って、対物レンズ駆動装置の小型化・薄型化を図ると
ともに、光学ヘソｌ・の小型化を図ることができるとい
う効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第１図は対物レンズ駆動装置の構成を示す分解斜視図で
ある。 第２図は傾動支持部材の支持構造を示す対物レンズ駆動
装置の縦断面図である。 第３図は対物レンズ駆動装置を備えた光磁気ディスク装
置の構成を示す概略説明図である。 第４図は従来の対物レンズ駆動装置の構成を示す分解図
斜視である。 ５は対物レンズ、１０ば可動部、１６・１７は磁気回路
、２７ば固定支持台、１８は鋼エユＦ（支持体）、２５
ば傾動支持部材、２６は板部利（磁性体片）、２８は永
久磁石である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、対物レンズを保持し所定方向へ駆動されるように設
   けられた可動部と、傾動自在に設けられて可動部を支持
   する傾動支持部材と、固定した状態に設けられた固定支
   持台と、固定支持台に固定されて傾動支持部材を所定点
   にて支持する支持体とを備えており、固定支持台には上
   記可動部を駆動する磁気回路が配されるとともに、支持
   体の周囲に永久磁石が配される一方、傾動支持部材には
   上記永久磁石と対向するように磁性体片が固定されてい
   ることを特徴とする対物レンズ駆動装置の傾き調整機構
   。