JPH0229153Y2 - - Google Patents

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JPH0229153Y2
JPH0229153Y2 JP1982148235U JP14823582U JPH0229153Y2 JP H0229153 Y2 JPH0229153 Y2 JP H0229153Y2 JP 1982148235 U JP1982148235 U JP 1982148235U JP 14823582 U JP14823582 U JP 14823582U JP H0229153 Y2 JPH0229153 Y2 JP H0229153Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上下方向での係合部を有する係合板
部をそれぞれ上部側と下部側とに備えた金属外板
と裏打ち材とによつて構成された複数の横張り外
壁材を、下地材の垂直面に、係合板部どうしを互
いに係止連結すると共に、係合板部と下地材との
間に裏打ち材を介在させ且つ各段の横張り外壁材
における係合板部と下地材との間隔を一定にした
状態に、順次下から上へと取り付けていくように
した横張り外壁材の取付け構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
この種の横張り外壁材の取付け構造において、
最下段の横張り外壁材と下地材との間に、横張り
外壁材の上部側の係合板部と同様な係合部をもつ
た横張り外壁用スタータを設けることは、例えば
実公昭56−1876号公報によつて既に知られている
ところである。
上記公報に開示された横張り外壁材の取付け構
造は、例えば第6図イ,ロに示すように、金属外
板11に裏打ち材12が積層されて横張り外壁材
10が比較的厚くなつているため、最下段の横張
り外壁材10に対応する胴縁等の下地材3の垂直
面Sの表面に、裏打ち材12に対応した厚さの嵩
上げ材20を設けた後、この嵩上げ材20の表面
に外壁用スタータ19を設け、この外壁用スター
タ19の下方に設けた下向き開口形状の係合溝1
9′に、最下段の横張り外壁材10の下部側の係
合板部16を前記係合溝19′の下方側から嵌め
込むようにして、最下段の横張り外壁材10を設
け、以下、横張り外壁材10の上部及び下部にそ
れぞれ設けた係合板部15と係合板部16とを係
合させるようにして、各段の横張り外壁材10…
における係合板部15,16と下地材3の垂直面
Sとの間隔が一定になるように、つまり全部の横
張り外壁材10…が同じ角度で下地材3に取り付
けられるように構成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術においては、先
ず、下地材3に嵩上げ材20を取り付け、これに
横張り外壁用スタータ19を取り付けた後、最下
段の横張り外壁材10を取り付けるといつた施工
手順が必要であり、工数及び部材点数が多くて、
施工能率が悪く、工事費も高く付くという欠点が
あると共に、次のような欠点がある。
即ち、上記のような横張り外壁材の取付け構造
においては、横張り外壁用スタータ19の下方に
水切(図外)を設けるのが普通であるが、上記従
来技術における横張り外壁用スタータ19の係合
溝19′を形成する係合部19Aが下方に長く垂
れ下がつているため、最下段の横張り外壁材10
の係合板部16を係合溝19′の下方側から嵌め
込むことが困難であり、これを回避するため、横
張り外壁用スタータ19を水切よりもかなり上方
に設ける必要があつた。そして、このように横張
り外壁用スタータ19を水切よりもかなり上方に
設けた場合、両者の間には隙間が生じて、この隙
間から風雨が侵入し易くなり、風雨に対して弱い
構造にならざるを得ないといつた欠点があると共
に、隙間に埃等の異物がたまり易く、更には外観
的に見苦しいといつた欠点がある。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、部材点数や工数が
少なく、能率良くかつ安価に施工でき、しかも、
耐久性と美観に優れた外壁を形成することができ
る横張り外壁材の取付け構造を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る横張
り外壁材の取付け構造は、横張り外壁材の上部側
の係合板部を下向き開口形状にすると共に、下部
側の係合板部を立上り形状にする一方、最下段の
横張り外壁材と下地材との間に、前記最下段の横
張り外壁材の下部側の係合板部に係止される下向
き開口形状の係合部と、この係合部と下地材の間
隔を前記各段の横張り外壁材における係合板部と
下地材との間隔に合わせるための間隔規制板部
と、下地材の垂直面に固定される取付け用板部と
からなる横張り外壁材用スタータを、前記下向き
開口形状の係合部の開口先端が前記間隔規制板部
よりも上方に位置するように、設けている。
〔作用〕
上記構成によれば、横張り外壁材用スタータの
間隔規制板部が従来の嵩上げ材と同じ機能を果た
すと共に、横張り外壁材用スタータの下方に近接
して水切を設けることができるので、上記目的は
完全に達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及至第5図に
基づいて説明する。
第1図において、1,1はスライド式のガラス
窓で、それぞれがアルミサツシ製の上下のレール
枠2a,2bとこれらの端部どうしを接合する左
右の側枠2c,2c(第2図参照)からなる枠体
2とによつて、ガラス窓1,1に対する開口部A
が形成されており、枠体2は下地材3の垂直面S
に取り付けられている。
4は枠体2の上部に対するアルミサツシ製の水
切で、第5図に示すように、下地材3の垂直面S
に対する取付け用板部4aと、この取付け用板部
4aの下端から外方に向けてやや下方に傾斜する
緩傾斜板部4bと、この緩傾斜板部4bの外端か
ら外方に向けて下方に傾斜する急傾斜板部4cと
からなる。
5は枠体2の下部におけるアルミサツシ製の水
切であつて、下部レール枠2bを共締めする状態
でビス6によつて下地材3の垂直面Sに止着され
る板部5aと、この板部5aの下端から外方に向
けてやや下方に傾斜する緩傾斜板部5bと、この
緩傾斜板部5bの外端から下方に垂下する垂下板
部5cと、この垂下板部5cの下端から外方に向
けて傾斜する傾斜板部5dとからなる。
7はカラー鉄板等よりなる下部廻縁で、水切5
と下地材3とによる凹部に入り込ませて設けられ
ている。尚、下地材3の垂直面Sと直交する面に
は、第2図に示すように、カラー鉄板等よりなる
側部廻縁が設けられており、この側部廻縁8と側
枠2cとの間にはコーキング9,9が施されてい
る。
10は枠体2の周りに配置される横張り外壁材
で、第3図に示すように、カラー鉄板等の金属外
板11とその裏面に貼着された裏打ち材12とか
らなる。そして、金属外板11は斜面板部11a
と、この斜面板部11aの下端から内側に折れ曲
がつた水平板部11bとを有し、斜面板部11a
の上端には、下地材3の垂直面Sに釘13等で貼
り付けるための取付部14と、上下方向での係合
部aを有する水切り兼用の下向き開口形状の係合
板部15とが折曲形成されており、又、水平板部
11bの端部には、係合板部15に対応する上下
方向の係合部bを有する立上り形状の係合板部1
6が折曲形成されている。
19は開口部Aの上部に位置する複数の横張り
外壁材10…のうち最下段の横張り外壁材10
と、下地材3との間に設けられる横張り外壁材用
スタータ19である。この横張り外壁材用スター
タ19は、カラー鉄板等よりなり、最下段の横張
り外壁材10の下部側の係合板部16に係止連結
される下向き開口形状の係合部19cと、下地材
3の垂直面Sに対してビス18によつて水切4の
取付け用板部4aを共締めする状態で固定される
取付け用板部19aと、係合部19cと下地材3
との間隔を各段の横張り外壁材10…における係
合板部15,16と下地材3との間隔に合わせる
ための間隔規制板部19bとからなると共に、係
合部19cの下向きの開口先端19c′を間隔規制
板部19bよりも上方に位置させてなり、係合部
19cと開口部Aの両側方に位置する外壁材10
の上部側の係合板部15における係合部aとを略
同位相にする状態でかつ互いに端部を突き合わせ
る状態で設けられている。
尚、開口部Aの下部における外壁材10におい
ては、外板11の上部側が裏打ち材12の上端よ
りも上方に延出する状態で形成されており、外壁
材10を下部廻縁7に入れ込んで配置する際に、
上方への延出部分11cを外方に折り曲げて水切
を構成するようになつている。
而して、横張り外壁材10…を枠体2の周りに
配置するには、先ず、下地材3の垂直面Sに固着
された横張り外壁材用スタータ19の下向き開口
形状の係合部19cの下方から、下部側の係合板
部16を引つ掛けるようにして、最下段の横張り
外壁材10を横張り外壁材用スタータ19に係止
する(第1図及び第5図参照)。
次に、この最下段の横張り外壁材10の上部側
の係合板部15の下方から、下部側の係合板部1
6を引つ掛けるようにしてその次の横張り外壁材
10を前記最下段の横張り外壁材10の上方に係
止する。以下、同様にして横張り外壁材10…を
下方から上方に向かつて順次取り付けていく(第
1図及び第5図参照)。
そして、施工状態においては、係合板部15,
16と下地材3との間に裏打ち材12が介在して
おり、しかも、各段の横張り外壁材10…におけ
る係合板部15,16と下地材3との間隔は一定
であり、各段の横張り外壁材10…の斜面板部1
1aが同一の傾斜角度になつている。
上述の説明から理解されるように、横張り外壁
材用スタータ19の下向き開口形状の係合部19
cの開口先端19c′を間隔規制板部19bよりも
上方に位置させてあるので、横張り外壁材用スタ
ータ19の下方に取り付けられる水切4が外側に
出つ張つていても、開口先端19c′と水切4との
間には常に空間部が確保されるため、横張り外壁
材用スタータ19の下方から横張り外壁材10を
下から引つ掛けるようにしているにも拘わらず、
下方の水切4に邪魔されることなく横張り外壁材
10をスタータ19に取り付けることができる。
又、係合部19cのうち、間隔規制板部19bの
外端から立ち上がつた板面が下部側の係合板部1
6のガイドとなり、係合板部16を係合部19c
に下方から引つ掛ける操作を容易に行える。
尚、上述の実施例においては、横張り外壁材1
0の上部側の係合板部15の上端を金属外板11
の斜面板部11a側へ傾斜させてあるが、これを
斜面板部11aと平行にしてもよく、又、下部側
の係合部aも傾斜させてあるが、これを金属外板
11の斜面板部11aと平行にしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る横張り外壁
材の取付け構造は、横張り外壁材の上部側の係合
板部を下向き開口形状にすると共に、下部側の係
合板部を立上り形状にする一方、最下段の横張り
外壁材と下地材との間に、前記最下段の横張り外
壁材の下部側の係合板部に係止される下向き開口
形状の係合部と、この係合部と下地材の間隔を前
記各段の横張り外壁材における係合板部と下地材
との間隔に合わせるための間隔規制板部と、下地
材の垂直面に固定される取付け用板部とからなる
横張り外壁材用スタータを設けると共に、前記下
向き開口形状の係合部の開口先端が前記間隔規制
板部よりも上方に位置させてあるので、横張り外
壁材用スタータの下方に取り付けられる水切が外
側に出つ張つていても、開口先端と水切との間に
は常に空間部が確保されるため、横張り外壁材用
スタータの下方から横張り外壁材を引つ掛けるよ
うにしているにも拘わらず、下方の水切に邪魔さ
れることなく横張り外壁材をスタータに取り付け
ることができる。又、係合部のうち、間隔規制板
部の外端から立ち上がつた板面が下部側の係合板
部のガイドとなり、係合板部を係合部に下方から
引つ掛ける操作を容易に行え、部材点数や工数が
少なく、能率良くかつ安価に施工できると共に、
横張り外壁材用スタータと水切との間に隙間を生
ずることなく、横張り外壁材用スタータを設ける
ことができるので、風雨に対して強い構造でしか
も美観に優れた外壁を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は窓の縦断側面図、第2図は窓の横断平面
図、第3図は横張り外壁材の縦断側面図、第4図
は窓の周りに横張り外壁材を配置した外壁の正面
図、第5図は外壁の破断斜視図である。第6図は
従来例を示し、同図イは横張り外壁材の取付け構
造の縦断側面図、同図ロはその要部破断斜視図で
ある。 3……下地材、10……横張り外壁材、11…
…金属外板、12……裏打ち材、15,16……
係合板部、19……横張り外壁材用スタータ、1
9a……取付け用板部、19b……間隔規制板
部、19c……係合部、19c′……開口先端、S
……下地材の垂直面、a,b……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向での係合部を有する係合板部をそれぞ
    れ上部側と下部側とに備えた金属外板と裏打ち材
    とによつて構成された複数の横張り外壁材を、下
    地材の垂直面に、係合板部どうしを互いに係止連
    結すると共に、係合板部と下地材との間に裏打ち
    材を介在させ且つ各段の横張り外壁材における係
    合板部と下地材との間隔を一定にした状態に、順
    次下から上へと取り付けていくようにした横張り
    外壁材の取付け構造において、前記横張り外壁材
    の上部側の係合板部を下向き開口形状にすると共
    に、下部側の係合板部を立上り形状にする一方、
    最下段の横張り外壁材と下地材との間に、前記最
    下段の横張り外壁材の下部側の係合板部に係止さ
    れる下向き開口形状の係合部と、この係合部と下
    地材の間隔を前記各段の横張り外壁材における係
    合板部と下地材との間隔に合わせるための間隔規
    制板部と、下地材の垂直面に固定される取付け用
    板部とからなる横張り外壁材用スタータを、前記
    下向き開口形状の係合部の開口先端が前記間隔規
    制板部よりも上方に位置するように、設けたこと
    を特徴とする横張り外壁材の取付け構造。
JP14823582U 1982-09-29 1982-09-29 横張り外壁材の取付け構造 Granted JPS5951937U (ja)

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JPS5951937U JPS5951937U (ja) 1984-04-05
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JP6514435B2 (ja) * 2014-03-12 2019-05-15 ケイミュー株式会社 建築板及びその取付構造並びに鎧張り構造

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JPS5322278U (ja) * 1976-08-03 1978-02-24
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