JPH02282155A - 輪転印刷機のドラグローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は９輪転印刷機のドラグローラに関するものであ
る。

（従来の技術） 従来の輪転印刷機を第３．４．５図に示す一実施例によ
り説明すると、第３図の（１０）が５つの給紙部、　（
１１）が５つの印刷部、（１２）が三角板折部である。

また同三角板折部（１２）の詳細を示す第４゜５図の（
１）がドラグローラ、（２）が押さえローラ。

（３）が三角板、（５）がニップローラで、各給紙部（
１０）から送出されたウェブ（走行紙）（ａ）〜（ｅ）
が各印刷部（１１）で印刷される。また印刷の終わった
ウェブ（ａ）〜（ｅ）が三角板折部（１２）のドラグロ
ーラ（１）　と押さえローラ（２）との間へ導かれ、互
いが重ね合わされて、ここの折機（図示せず）により折
られ、新聞紙になって、排出される。

（発明が解決しようとする課題） 前記第３．４．５図に示す従来の輪転印刷機では、印刷
の終わったウェブ（ａ）〜（ｅ）を三角板折部（１２）
のドラグローラ（１）　　と押さえローラ（２）との間
へ導いて、互いを重ね合わせるとき、ウェブ（ａ）〜（
ｅ）の印刷状態により各ウェブの張力、特に最下層のウ
ェブ（ｅ）の張力が緩むことがある。

最下層のウェブ（ｅ）の張力が緩むと、各印刷部（１１
）での印刷品質が低下したり、三角板折部（１２）下流
側の折線部で皺が発生する。このため、従来は。

三角板（３）の上流側でウェブ（ａ）〜（ｅ）の張力を
オペレータが目視により観察し、押さえローラ（２）の
押さえ圧やニップローラ（５）の押さえ圧を調整して、
ウェブ（ａ）〜（ｅ）の張力を一定に保持するようにし
ているが、押さえローラ（２）やニップローラ（５）の
押さえ圧を増加させると、増加した押さえ圧の全てがウ
ェブ（ａ）〜（ｅ）に加わり、最下層のウェブ（ｅ）の
テンションのみを増加させることができなくて、テンシ
ョンのアンバランスを解消できない、またドラグローラ
（１）と最下層のウェブ（ｅ）との間の摩擦係数が小さ
い場合、押さえローラ（２）の押さえ圧を増加させると
、最下層のウェブ（ｅ）のテンションがさらに低くなる
という問題があった。

本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その
目的とする処は、多ウェブのテンションを安定化させる
ことができる輪転印刷機のドラグローラを提供しようと
する点にある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために１本発明は、ウェブの表面
を僅かに刺してウェブとの間の摩擦係数を増大させる針
状突起を三角板上のドラグローラの外周面に突設してい
る。

針状突起のドラグローラ外周面からの突出量を調整する
突出量調整ａ構をドラグローラの内部に設けて、この突
出量をウェブのテンション変化に応じて調整するように
してもよい。

（作用） 本発明の輪転印刷機のドラグローラは前記のように構成
されており、各給紙部から送出した各ウェブを各印刷部
で印刷し、印刷の終わった各ウェブを三角板折部のドラ
グローラと押さえローラとの間へ導き、互いを重ね合わ
せて、ここの折機により折り、新聞紙にして、排出する
が、このとき。

ドラグローラの外周面から半径方向外方へ突出している
針状突起が各ウェブのうち、最下層のウェブの表面を僅
かに刺して、同ウェブとの間の摩擦係数を増大させる。

（実施例） 次に本発明の輪転印刷機のドラグローラを第１゜２図に
示す一実施例により説明すると、第１図（１）（ＩＩ）
の（１）がドラグローラ、（１’）が同ドラグローラ（
１）の回転中心軸、（２）が押さえローラ。

（３）が三角板、（４）が上記ドラグローラ（１）の３
箇所に形成した針状突起形成範囲である。この針状突起
は、微小で、上記ドラグローラ（１）の針状突起形成範
囲に微小な孔を設けて、この孔に差し込むか、ねじ込ん
で、固定することにより、軸方向及び円周方向に５−ピ
ッチで３列ずつ形成している。その突出量は、４０μ閣
程度である。この針状突起は、セラミック等の粉末をド
ラグローラ（１）の表面に溶射して、形成してもよい、
また第２図に示すように針状体（２５）とし、これを次
の突出量調整機構により支持してもよい、即ち、　（２
２）が上記ドラグローラ（１）内に設けたシリンダ、　
（２１）が同シリンダ（２２）に設けた空気流入口、　
（２３ａ）　（２３ｂ）が同シリンダ（２２５内に嵌挿
したピストン、　（２４ａ）　（２４ｂ）が同ピストン
（２３ａ）　（２３ｂ）に取付けた半筒状の突起支持部
材、　（２６）がドラグローラ本体で、同突起支持部材
（２４ａ）　（２４ｂ）の針状突起形成範囲（４）に針
状体（２５）が上記の間隔で取付けられ、同各針状体（
２５）がドラグローラ本体（２６）に設けた多数の孔か
ら半径方向外方へ突出して、各針状体（２５）の突出量
がウェブのテンションに応じて調整可能になっている。

次に前記第１．２図に示す輪転印刷機のドラグローラの
作用を説明する。各給紙部（１０）から送出したウェブ
（走行紙）（ａ）〜（ｅ）を各印刷部（１１）で印刷す
る。また印刷の終わったウェブ（ａ）〜（ｅ）を三角板
折部（１２）のドラグローラ（１）と押さえローラ（２
）　との間へ導き、互いを重ね合わせて、ここの折機（
図示せず）により折り、新聞紙にして。

排出する。このとき、ドラグローラ（１）の外周面から
半径方向外方へ突出している針状突起（２５）がウェブ
（ａ）〜（ｅ）のうち、最下層のウェブ（ｅ）の表面を
僅かに刺して、同ウェブ（ｅ）との間の摩擦係数を増大
させる。

（発明の効果） 本発明の輪転印刷機のドラグローラは前記のように各給
紙部から送出した各ウェブを各印刷部で印刷し、印刷の
終わった各ウェブを三角板折部のドラグローラと押さえ
ローラとの間へ導き、互いを重ね合わせて、ここの折機
により折り、新聞紙にして、排出するが、このとき、ド
ラグローラの外周面から半径方向外方へ突出している針
状突起が各ウェブのうち、最下層のウェブの表面を僅か
に刺して、同ウェブとの間の摩擦係数を増大させるので
、多ウェブのテンションを安定化させることができる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（１）は本発明に係わる輪転印刷機のドラグロー
ラの一実施例を示す側面図、第１図（ｎ）はその斜視図
、第２図は他の実施例を示す縦断側面図、第３図は従来
の輪転印刷機を示す側面図。 第４図は三角板折部の正面図、第５図は同三角板折部の
側面図である。 （１）　　・・・ドラグローラ、（２）・・・押さえロ
ーラ。 （４）・・・針状突起形成範囲、　（２１）〜（２４）
・・・突出量調整機構、　（２５）　　・・・針状体、
　（２６）　　・・・ドラグローラ本体、（ａ）〜（ｅ
）　　・・・ウェブ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ウェブの表面を僅かに刺してウェブとの間の摩擦係
   数を増大させる針状突起を三角板上のドラグローラの外
   周面に突設したことを特徴とする輪転印刷機のドラグロ
   ーラ。 ２、針状突起のドラグローラ外周面からの突出量をウェ
   ブのテンション変化に応じて調整する突出量調整機構を
   ドラグローラの内部に設けた請求項１記載の輪転印刷機
   のドラグローラ。