JPH02281896A - 遠隔制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はビル内に装備される照明器具、空調機、ブラ
インド等の設備機器を遠隔操作により管理する遠隔制御
システムに関する。

〈従来の技術と発明が解決しようとする課題〉従来から
の遠隔制御システムとしてはビル内の管理室に配置され
る中央管理装置と、照明器具、空調器等のビル内の複数
の設備機器をそれぞれ制御するコントローラとを伝送路
により接続したシステムがある。

上記遠隔制御システムの動作は、次の通りである。即ち
、ビル管理者は、中央管理装置を操作して、複数の設備
機器の内から所望の設備機器を選択してＯＮ、ＯＦＦ指
令を行なう。上記指令に応じて中央管理装置は、コント
ローラに設備機器のＯＮ、ＯＦＦ指令信号を供給する。

そして、コントローラは、指令信号に応じて設備機器を
ＯＮ。

ＯＦＦ制御し、制御した結果を中央管理装置に返信する
。

上記遠隔制御システムによれば操作者が、管理室に居な
がらビル内の設備機器を管理することができるので、設
備機器の設置場所に出向いてスイッチ等を開閉する労力
を軽減することができる。

しかしながら、ビル内の設備機器を各部屋ごとにグルー
プ分けし、各グループの設備機器を、室内の壁面に配設
されるスイッチを操作することなく、各個人で制御した
いという要請がある。

この要請に答えるには、各室内に、個人用の遠隔操作装
置を配置し、各遠隔操作装置とコントローラとを伝送路
で接続しなければならない。

ところが、ビル内の各室に各個人用の遠隔操作装置を配
置し、それぞれの遠隔操作装置とコントローラとを伝送
路で接続するには、多大な労力を要するという問題があ
る。

この発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、遠
隔操作装置とコントローラ間における配線を省略するこ
とを可能とすると共に、設備機器を室内の壁面に配設さ
れるスイッチを操作することなく各個人で制御すること
を可能にする遠隔制御システムを提供することを目的と
する。

〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するためのこの発明の遠隔制御システム
は、ハンディリモコン装置から赤外線によるリモコン信
号を、ビル内の各室の天井に取り付けられた赤外線受信
装置に向けて照射し、上記赤外線受信装置に接続された
コントローラがリモコン信号に応じてビル内に設けられ
た複数の設備機器を制御するようにした遠隔制御システ
ムであって、上記ハンディリモコン装置が、当該室内の
設備機器を制御するためのデータを格納しているメモリ
と、遠隔操作に応じて上記メモリから当該室内の設備機
器を制御するためのデータを読出し、読出したデータを
フレームデータ信号に変換し、該変換したフレームデー
タ信号で赤外線を変調する赤外線変調手段とを有するも
のである。

く作用〉 以上の構成の発明であれば、ハンディリモコン装置から
、天井に取り付けられた赤外線受信装置に向けてリモコ
ン信号で変調した赤外線変調光を照射し、このリモコン
信号に応じてコントローラかビル内に設けられた複数の
設備機器を制御することかできるので、遠隔操作装置と
コントローラとの間を配線する必要がなくなる。

そして、当該室内の設備機器を管理するためのデータを
メモリに格納し、赤外線変調手段が、所望の設備機器及
び制御内容等の指定に応じて、メモリに格納されている
データから、指定された設備機器、及び制御内容等を読
出して、これらをフレームデータ信号に変換し、該変換
したフレームデータ信号で赤外線を変調することにより
、各室ごとにグループ分けされ設備機器を制御すること
ができる。

〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第１図は遠隔制御システムの一実施例を示す図であり、
第２図はハンディリモコン装置、及び赤外線送受信装置
のブロック図である。

照明器具（１１）、空調機（１２）、ブラインド（１３
）等の設備機器（１）を遠隔操作するハンディリモコン
装置（２）が操作者に所持され、テナントの天井には、
スパン（１スパンが略３．３ｍｘ３．３ｍ）毎に赤外線
受信装置（３）が配置されている。上記赤外線受信装置
（３）には、テナントに配置される設備機器（１）を制
御すると共に、制御結果（モニタ信号）を赤外線受信装
置（３）に返信する端末設備制御系（４）か接続されて
いる。

端末設備制御系（４）は、主コントローラ（４ａ）を親
局とし、赤外線受信装置コントローラ（４ｂ）、照明器
具コントローラ（４ｃＬ空調機コントローラ（４ｄ）、
ブラインドコントローラ（４ｅ）等が一組の伝送路（４
ｇ）で接続された構成である。そして、赤外線受信装置
コントローラ（４ｂ）にはテナントの天井に取り付けら
れた複数の赤外線受信装置（３）が接続され、上記照明
器具コントローラ（４ｃ）には照明器具（１１〉が接続
され、空調機コントローラ（４ｄ）には空調機（１２）
が接続され、ブラインドコントローラ（４ｅ）にはブラ
インド（１３）が接続されている。尚、上記コントロー
ラ（４ｃ）　（４ｄ）　（４ｅ）には、０Ｎ−ＯＦＦ検
出や、室内環境（温度、湿度、照度等）を検出するため
の図示しないセンサを接続することが可能である。また
、各テナント毎に配置される複数の主コントローラ（４
ａ）同士でネットワークを構成し、このネットワークを
ビル内の管理室に配置されるメインコントローラで制御
するようにしても良い。

ハンディリモコン装置（２）は、操作者によるキー操作
に応じて、適当なビーム幅の赤外線変調光を照射するも
のであり、その構成は第２図のブロック図で示されるよ
うに、設備機器（１）の名称、制御内容等をコード化し
て記憶している第１のメモリ（２ａ）と、端末設備制御
系（４）のプロトコルを記憶している第２のメモリ（２
ｂ）と、操作者が端末設備機器（１）、制御内容の指定
をするためのキーパネル（２ｃ）と、操作者による設備
機器（１）や制御内容の指定に応じて端末制御系に接続
されているのコントローラ（４ｃ）　（４６）（４ｅ）
のアドレス、制御データ等を端末設備制御系（４）のプ
ロトコルに基いてフォーマット化した制御指令信号を生
成するＣ　Ｐ　Ｕ　（２ｄ）と、制御指令信号で変調し
た赤外線を出力する赤外線発振素子（２ｃ）とを有する
。尚、ハンディリモコン装置（２）のＣＰ　Ｕ　（２ｄ
）、キーパネル（２ｃ）、及びメモリ（２ａ）　（２ｂ
）はテナントに設けられた設備機器（１）の数、制御内
容等に応じて設定されるものである。

赤外線受信装置（３）は、上記ハンディリモコン装置（
２）から照射される赤外線変調光を光電変換し、さらに
電気信号から制御指令信号を抽出する赤外線受信回路（
３ａ）と、端末設備制御系（４）がらのモニタ信号に基
いて制御結果を表示する制御結果表示パネル（３ｂ）と
を有する。上記制御結果表示パネル（３ｂ）は、例えば
、複数個の発光ダイオードを並べておき、発光位置で空
調機り１２）の制御結果（調整温度）を表示したり、照
明器具（１１）のＯＮ・ＯＦＦを表示したりするもので
ある。

上記構成の遠隔制御システムの動作は、以下の通りであ
る。

まず、テナント管理者が、ハンディリモコン装置（２）
のキーパネル（２ｃ）を操作して設備機器（１）、及び
制御内容等を指定する。ハンディリモコン装置（２）の
ＣＰ　Ｕ　（２ｄ）はメモリ（２ａ）からコントローラ
（４ｃ）　（４ｄ）（４ｃ）のアドレス、及び制御内容
等を呼び出し、これらを端末設備制御系（４）のプロト
コルに基いてフォーマット化した制御データを生成し、
さらに制御データで変調を施した赤外線を赤外線受信装
置（３）に照射する。

次いで、赤外線受信装置（３）は、上記ハンディリモコ
ン装置（２）から照射される赤外線変調光を光電変換し
、さらに変換した信号から制御データを抽出し、これを
赤外線受信装置コントローラ（４ｂ）に送出する。

赤外線送受信装置コントローラ（４ｂ）は、複数の赤外
線受信装置（３）から送られてくる重複した内容の制御
データを整理して伝送路（４ｇ）に送出する。

そして、制御データは伝送路（４ｇ）を通して順次コン
トローラ（４ｃ）　（４ｄ）　（４ｅ）に供給される。

コントローラ（４ｃ）　（４ｄ）（４ｅ）は、制御デー
タ中に自己のアドレスが含まれている場合には、制御内
容に基いて自己に接続されている設備機器（１）を制御
する。

さらに、コントローラ（４ｃ）　（４ｄ）（４ｅ）は、
設備機器（１）の制御結果（ＯＮ、ＯＦＦ、或は空調機
の温度コントールした結果）に当該コントローラ（４ｃ
）（４ｄ）　（４ｅ）のアドレスを付した制御結果デー
タを生成し、これを伝送路（４ｇ）に送出する。

伝送路（４ｇ）に送出されたデータは赤外線送受信装置
コントローラ（４ｂ）を介して、当該制御指令信号を受
信した赤外線受信装置（３）に供給される。赤外線受信
装置（３）は制御結果を表示パネル（３ｂ）に表示する
。この表示パネル（３ｂ）により、操作者に所定の設備
機器（１）を制御したことを知らせることができる。

以上のこの実施例によれば、ハンディリモコン装置（２
）と端末設備制御系（４）間における送信を赤外線を媒
介として行なうことにより、設備機器（１）を制御する
ことができるので、室内にスイッチを設ける必要がなく
なる。

また、スイッチと設備機器（１）間の配線の必要も無く
なる。

さらに、赤外線受信装置（３）が一定のスパン毎に取り
付けられているので、テナントのレイアウトの変更を行
なう場合に、配線の変更を行わなくても済む。

〈発明の効果〉 以上のこの発明によれば、ハンディリモコン装置からリ
モコン信号で変調した赤外線変調光を、天井に取り付け
た赤外線受信装置に向けて照射し、赤外線受信装置から
リモコン信号をコントローラに供給することにより、赤
外線を媒介として送受信することができる。従って、壁
面にスイッチを設け、これとコントローラとの間に配線
をする必要が無くなる。しかも、各個人がハンディリモ
コン装置を操作して、所望の設備機器、及び制御内容等
を指定した後、赤外線受信装置に向けて赤外線照射する
ことにより、当該室内の設備機器を個別に制御すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、遠隔制御システムの一実施例を示す図、第２
図はハンディリモコン装置、及び赤外線送受信装置のブ
ロック図。 （２ａ）・・・第１のメモリ、（２ｂ）・・・第２のメ
モリ、（２ｃ　）−・・キーパネル、（２ｄ）−ＣＰ　
Ｕ　。 （３１）（３２）〜（３ｎ）・・・赤外線受信装置、（
４）・・・端末設備制御系

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ハンディリモコン装置から赤外線によるリモコン信
   号を、ビル内の各室の天井に取り付けられた赤外線受信
   装置に向けて照射し、上記赤外線受信装置に接続された
   コントローラがリモコン信号に応じてビル内に設けられ
   た複数の設備機器を制御するようにした遠隔制御システ
   ムであって、 上記ハンディリモコン装置が、当該室内の設備機器を制
   御するためのデータを格納しているメモリと、遠隔操作
   に応じて上記メモリから当該室内の設備機器を制御する
   ためのデータを読出し、読出したデータをフレームデー
   タ信号に変換し、該変換したフレームデータ信号で赤外
   線を変調する赤外線変調手段とを有することを特徴とす
   る遠隔制御システム。