JPH02281207A - 光ファイバの融着接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光通信において光ファイバを自動的に融着接続
する光ファイバの融着接続装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、光ファイバの融着接続時における放電前の被接続
光ファイバの端面位置の調整及び設定の一例として次の
ような方法がある。

まず、接続装置内の光学系及び画像処理系によって電極
位置を認識し、内部メモリに入力する。

ついで、放電融着時における片側の光ファイバ端面位置
を、先に入力した電極位置と略一致するように画像兜理
を用いて設定する。そして、この端面位置から一定距離
を隔てた位置にもう一方の相対する光ファイバの端面を
設定して放電加熱し、融着する。

（解決しようとする課題） 上述したように、従来の融着装置では光ファイバの端面
設定位置、即ち、光ファイバの接続点は電極棒の位置に
合せていた。このため、放電による加熱領域の分布が電
極位置に対して左右均等の場合はよいが、電極棒の劣化
等によって加熱領域の分布が著しく左右不均等になった
場合、あるいぼ左右の光ファイバの融点が大きく異なる
場合には、左右の光ファイバの溶融状態に大きな差が生
じ、接続損失増大の一因となっていた。

（課題を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消した光ファイバの融着接続
装置を提供するもので、その特徴は、左右の各被接続光
ファイバの溶融状態を画像計測し、左右の被接続光ファ
イバが均等に溶融するように融着接続時における放電前
の光ファイバ端面位置を補正する機能を具えていること
にある。

第１図は本発明の光ファイバの融着接続装置の要部の説
明図で、特に内部構成である光学系及び画像処理系の具
体例を示している。

図面において、（１）は光ファイバ心線（Ａ）の端末部
被覆を除去し、その端面を対向させて配置した採光ファ
イバで、■溝台（２）上に位置決め保持されている。（
３）は一対の放電電極棒、（４）は照明（４１）とレン
ズ（４２）から成る光学系、（５）はカメラ、（６）は
画像処理（メモリ）部、採光ファイバ（１）の側面透過
像を画像処理部（６）で処理することで、裸光ファイバ
（１）の端面位置及び溶融量あるいは放電加熱状態等の
情報をモニタすると共に、各々フィードバックすること
が出来る。

（作用） 第２図は画像処理によって採光ファイバ（１）の溶融状
態を検出する方法の説明図である。

放電加熱し、溶融される前の採光ファイバ（１）の側面
透過像は光ファイバのレンズ効果により、一般的に第２
図（イ）のようになっている。一定短時間の放電加熱に
より裸光ファイバ（１）の端面が溶融されると第２図（
ロ）のようになり、裸光ファイバ（１）中央の明線が端
面からそれぞれ距離ΔＦいΔＦＲだけ途切れた透過像と
なる。この距離ΔＦいΔＦ＋？は放電加熱による採光フ
ァイバ（１）の溶融量に略比例するので、この距離ΔＦ
いΔＦＲの計測により溶融量が検出できる。

通常放電による熱分布は第３図（イ）のように一対の電
極棒（３）を結ぶ直線に対して対称な分布であり、従っ
て路間−の融点をもつ裸光ファイバ（１）は電極棒先端
を結ぶ直線位置（Ｔ）において接続すれば左右均等の溶
融状態が得られ、安定した低損失の接続ができる。一方
、本発明の装置で了は、融着接続における放電前の採光
ファイバ（１）の端面位置は任意に設定及び調整可能で
ある。

熱分布が第３図（ロ）のように電極棒（３）に対して著
しく偏った場合でも、第２図に示した方法によって左右
の裸光ファイバ（１）の溶融量を検出し、随時フィード
バックすることで、左右の裸光ファイバ（１）の端面位
置を自動修正し、均等に溶融し、接続することができる
。

（実施例） 本発明の融着接続装置において、放電による熱分布が採
光ファイバの端面位置に対し、左右不均等になった場合
を想定して実験を行なった。

第４図（イ）は実験における裸光ファイバ（’１）のセ
ット状態であり、八Ｔは端面と電極位置とのオフセット
量を示す。又同図（ロ）は短時間の放電加熱後の裸光フ
ァイバ（１）の溶融状態図で、左右の裸光ファイバ（１
）の溶融量の差ΔＦ＝　ＩＦＲ−ＦＬｌを定義した。

差へＴと、左右の採光ファイバの溶融量の差ΔＦ及び接
続損失αの関係についての実験結果を第５図に示す。八
Ｔが大きくなった場合接続損失αは増加する。しかし、
ΔＦを事前に検出し、放電融着時に採光ファイバの端面
位置が熱分布中心と略一致するように自動的に修正でき
る本発明の融着接続装置においては常に安定した低損失
な接続が実現できた。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の光ファイバの融着接続装
置によれば、放電加熱による光ファイバの溶融状態を検
出し、融着接続時における放電前の光ファイバ端面位置
調整にフィードバックすることで、左右の光ファイバの
溶融量を路間−にすることができ、安定した低損失な融
着接続を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の融着接続装置の内部構成である光学系
及び画像処理系の具体例の説明図である。 第２図は第１図の構成で得られる光ファイバの側面透過
像の説明図で、同図（イ）は放電加熱前、同図（ロ）は
放電加熱後の映像図である。 第３図は放電による熱分布の模擬図で、同図（イ）は正
常な状態、同図（０）は分布が乱れた状態を示す。 接続損失ｄの関係特性図である。 １・・・採光ファイバ、２・・・Ｖ構台、３・・・放電
電極棒、４・・・光学系、５・・・カメラ、６・・・画
像処理部、７・・・演算部。 は実験における光ファイバのセット状態の映像図、同図
（０）は光ファイバの溶融状態の映像図である。 第５図は光ファイバ端面位置と熱分布中心との差ΔＴ１
左右の光ファイバの溶融量の差ΔＦ及び平均ベ 手 続 補 正 書 ６゜ 補正の対象 図面（第４図） 補正の内容 面第４図（イ）及び第４図（ロ）を別紙の通り補正しま
す。 １゜ 事件の表示 尚第３図（イ）（ロ）及び第５図は変更ありません。 平成元年 特許願 第 号 ２゜ 発明の名称 光ファ イ バの融着接続装置 ３゜ 補正をする者 事件との関係

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ファイバの側面透過像を得る光学系と透過像か
   ら光ファイバの端面位置等を計測する画像処理系を有し
   、一連の融着接続動作を自動的に行なう光ファイバの融
   着接続装置において、左右の各被接続光ファイバの溶融
   状態を画像計測し、左右の被接続光ファイバが均等に溶
   融するように融着接続時における放電前の光ファイバ端
   面位置を補正する機能を備えていることを特徴とする光
   ファイバの融着接続装置。
2. （２）画像計測によって検出した左右の各被接続光ファ
   イバの溶融量が均等になるように、端面制御部に随時フ
   ィードバックすることで端面位置を自動補正する機能を
   備えていることを特徴とする請求項（１）記載の光ファ
   イバの融着接続装置。