JPH02272984A

JPH02272984A - 順次走査変換の動き信号検出法

Info

Publication number: JPH02272984A
Application number: JP1093137A
Authority: JP
Inventors: Ichiro Yuyama; 湯山　一郎
Original assignee: Nippon Hoso Kyokai NHK; Japan Broadcasting Corp
Current assignee: Japan Broadcasting Corp
Priority date: 1989-04-14
Filing date: 1989-04-14
Publication date: 1990-11-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、テレビジョン受信機でインターレース信号
を順次走査信号に変換する場合に使用される動き信号の
検出方法に関するものである。

（発明の概要）この発明は、ＥＤ（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ　ｄｅｆｉｎｉｔ
ｉｏｎ）ＴＶ、　１０（Ｔｍｐｒｏｖｅｄ　ｄｅｆｉｎ
ｉｔｉｏｎ）ＴＶ方式などに用いられる動き適応型順次
走査変換の動き信号検出方法に関するもので、伝送されてきたインターレース走査テレビジョン信号を
画像の動き信号により制御して適応型順次走査変換を行
なうにあたり、画像の動き信号として１フレーム差分よ
り得た動き信号に加えて、１フィールド差分より得た信
号も使用している。

かくてＣＧ（Ｃｏｍｐｕｔｅｒ　ｇｒａｐｈｉｃ）など
で生成されるフラッシュ画像などフィールド毎に画像が
変化するものに対しても誤動作が生じないようにしてい
る。

（従来の技術）伝送されてきたインターレース走査テレビジョン信号を
受信機側で順次走査の信号に変換する場合、欠落信号を
補間する必要があり、補間は画像の静、動に応じてフィ
ールド間またはフィールド内袖間の方法がとられ、この
選択は伝送されてきた画像の動き信号によって制御され
てきた。

しかしてこの画像の動き信号としては、従来基本釣には
、伝送されてきた信号の１フレームの差分て決定されて
きた。

（発明が解決しようとする課題）前述の画像の動き信号として、その対象に、映像信号の
１フレームの差分を取上げると、ＣＧ（Ｃｏｍｐｕｔｅ
ｒ　ｇｒａｐｈｔｃ）などで生成されるフラッシュ画像
の場合など、フィールド毎に画像が変化するものに対し
ては誤動作が顕著になるという欠点があった。

そこで本発明の目的は前述の問題点を排除し、フィール
ド毎に画像が変化するものに対しても誤動作しない順次
走査変換の動き信号検出法を提供せんとするものである
。

（課題を解決するための手段）この目的を達成するため、本発明順次走査変換の動き信
号検出法は、すなわち、伝送されてきたインターレース
走査テレビジョン信号から画像の動き信号を抽出し、抽
出されたその画像の動き信号により適応型順次走査変換
をテレビジョン受信機で行なうにあたり、前記画像の動
き信号とじて１フレーム差分より得た動き信号に加えて
、１フィールド差分より得た動き信号も使用してテレビ
ジョン信号の順次走査変換動作を制御することを特徴と
するものである。

（作　用）本発明検出法によれば、画像の動き信号として１フィー
ルド差分も１フレーム差分と並列に検出し、これらを用
いて順次走査変換動作を制御するのでフィールド毎に画
像が変化するものに対しても誤動作の生じることがない
。

（実施例）以下添付図面を参照し実施例により本発明を説明する。

第１図に本発明検出法に係る受信機の順次走査変換装置
の略構成ブロック線図を示す。

入力インターレース信号はフィールド補間回路１、ライ
ン補間回路２および動き検出回路３に送られ、フィール
ド補間回路１およびライン補間回路２の出力は動き検出
回路の出力である動き信号に応じて切換器４で切換えら
れる。ここで入力インターレース信号はＲ，ＧおよびＢ
の３原色信号でもよければ、輝度信号Ｙと２つの色信号
１．　Ｑでもよい。

次に切換器４で切換えられた信号は、時間軸圧縮回路６
によりいわゆる倍速信号となり順次走査の間挿信号とな
る。この間挿信号は、現時点のインターレース信号をや
はり時間軸圧縮回路５で倍速した信号に、切換器７で順
次走査のラインおきに間挿されて所定の順次走査信号が
生成される。

この時現時点のインターレース信号は間挿信号と位相合
わせのためなにがしか遅延させる必要はある（図示せず
）。フィールド補間回路ｌの出力は画像が静止画の時に
利用され、回路は例えばフィールドメモリでよく、ライ
ン補間回路２の出力は画像が動画の時に利用され、回路
は例えば垂直方向のフィルタにより構成される。また静
止画、動画などの程度に応じて、切換器４の代わりに両
袖間回路の出力を比例加算してもよくこの手段はこの場
合問わない。

本発明はまさに第１図示装置の動き検出回路３の回路構
成になる検出法に係わるものである。

第２図は従来の動き検出回路の基本構成ブロック線図で
、図において２つのフィールド遅延素子（ｆＨｌ　と１
２の縦続接続により入力インターレース信号と１フレー
ム遅延の出力が得られ、減算器１３でフレーム差が計算
される。このフレーム差は絶対値回路１４でその絶対値
が取られフレーム差分ＤＦとなり、判定器１５に送られ
フレーム差に応じた動き信号が出力される。この図の処
理に加えて画像のエッヂ部分では判定器１５の感度を下
げるなど各種の改善がなされているが、基本的に従来の
動き検出はフレーム差を用いている。

第３図は本発明に係る動き検出回路第１の実施例である
。第３図においてフィールド遅延素子２１と２２、減算
器２３、絶対値回路２４、判定器２５の動作は第２図示
のそれらと同様である。ＶＬＰＦ２６と２７は垂直フィ
ルタで、それぞれフィールド遅延素子２１の出力および
入力インターレース信号が供給される。減算器２８と絶
対値回路２９を介した出力には、入力インターレース信
号をフィールド内で垂直方向にローパスした信号のフィ
ールド差分の絶対値Ｏｆが得られる。このフィールド差
分Ｄｆはもう一方の絶対値回路２４の出力であるフレー
ム差分叶とともにＮ４Ｍ回路（Ｎｏｎ　ａｄｄｉｔｉｖ
ｅ　ｍ１ｘｅｒ）３０に印加される。　ＮＡＭ回路３０
ではフレーム差分ＤＦとフィールド差分Ｄｆのうち大き
い方が選択され、その出力は判定器（例えばスレシホー
ルド回路）２５に送られ動き信号が得られる。

第３図示回路でＶＬＰＦ２６．２７は広い面積でフィー
ルド開蓋を調べるために挿入されているが必ずしも必要
ではなく、また、垂直フィルタとともに水平方向フィル
タと共用して空間的に２次元の領域で検出するなども考
えられる。またフレーム差分ＤＦとフィールド差分Ｄｆ
から動き信号を得るに当たっては、Ｎ４Ｍ回路によるこ
とが必然ではなく他の方法でもよい。

第４図は従来例と本発明に係る動作とを比較説明するた
めの図を示し、同１ｍ（ａ）は入力インターレース信号
の例であり、図中の○印は例えばレベル１を示し、Δ印
、Ｘ印はそれぞれレベル０．５および０を示している。

この入力信号に対して同図（ｂ）は従来例の動き検出を
用いた場合の順次信号、同図（ｃ）は本発明の動き検出
を用いた場合の順次信号を示している。

従来例の動き検出では同図（ａ）のごとき信号ではフレ
ーム差（例えばＭとＭ＋２フィールドで）がないため、
その画像はこの間で静止画像と判断され、第１図示構成
の切換器４はフィールド補間回路１の出力を選択し、そ
の結果同図（ｂ）に示したように、各フィールドとも同
じパターンが出力される。これに対し本発明では、同図
（ａ）の入力に対してはフィールド差が存在するため動
画像と判断され、同図（ｃ）のようにフィールド毎に異
なった出力となる。同図（ａ）の入力インターレース信
号が静止画を意味するとすれば、Ｎ＋１ライン、Ｍ＋１
フィールドのレベルはレベル１でなければならない。し
かるに同人力信号はフィールド毎に明るさが異なってお
り、フラッシュしたことを意味するものと考えるのが妥
当であり、本発明の出力はこれを忠実に具現している。

第５図に本発明に係るフィールド間情報を動き信号とし
て取出す第２の実施例を示している。第５図示構成の各
ブロックで第３図示のそれと同一の動作をするブロック
には同一の参照番号を付しである。加算器３１はいま動
き信号を得ようとしている画素に対し、１フィールド前
と後の情報の平均をとる。１ライン遅延素子（＋１）３
２および加算器３３により同画素の上下のラインの平均
をとる。さらに減算器２８により両平均値の差をとる。

この差信号はフィールド間にレベル差がなければレベル
が小さく、レベル差があれば大きな出力となり、フィー
ルド間の動き判定に用いることができる。

第５図回路における各部の信号状況を第６図に示すが、
この図でも○印、Δ印、×印はそれぞれレベル１．０．
５．　　Ｏである。

（発明の効果）以上詳細に説明してきたように、本発明動き信号検出法
によれば、Ｃｏｍｐｕｔｅｒ　ｇｒａｐｈｉｃなどで生
成されるフラッシュ画像などフィールド毎に画像が変化
するものにたいしても誤動作が生じないようにすること
ができ、インターレース走査テレビジョン信号から適切
に順次走査信号に変換することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明検出法に係るテレビジョン受信機の順
次走査変換装置の略構成図を示し、第２図は、従来の動
き検出回路の基本構成図を示し、第３図は、動き検出回路第１の実施例を示し、第４図は
、従来例と本発明に係る動作を比較説明するための図を
示し、第５図は、動き検出回路第２の実施例を示し、第６図は
、第５図回路における各部の信号状況を示す図である。１・・・フィールド補間回路　２・・・ライン補間回路
３・・・動き検出回路　　　　４，７・・・切換器５．
６・・・時間軸圧縮回路１１、１２．２１．２２・・・フィールド遅延素子１３
、２３．２８・・・減算器１４、２４．２９・・・絶対イ直回路１５゜２５・・・判定器２６゜２７・・・垂直フィルタ３０・・・ＮＡＭ回路３１゜３３・・・加算器３２・・・ライン遅延素子

Claims

【特許請求の範囲】

１、伝送されてきたインターレース走査テレビジョン信
号から画像の動き信号を抽出し、抽出されたその画像の
動き信号により適応型順次走査変換をテレビジョン受信
機で行なうにあたり、前記画像の動き信号として１フレ
ーム差分より得た動き信号に加えて、１フィールド差分
より得た動き信号も使用してテレビジョン信号の順次走
査変換動作を制御することを特徴とする順次走査変換の
動き信号検出法。