JPH02272982A

JPH02272982A - 輝度調節装置

Info

Publication number: JPH02272982A
Application number: JP1094406A
Authority: JP
Inventors: Nobuyuki Okamoto; 岡本　伸行
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1989-04-14
Filing date: 1989-04-14
Publication date: 1990-11-07
Anticipated expiration: 2014-03-24
Also published as: JP2874182B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、高精細度受像機等に好適な輝度調節装置に
関する。

〔発明の概要〕

この発明は、輝度調節装置において、輝度調節器によっ
てレベル制御され、映像信号の同期信号期間に挿入され
た可変レベルパルスの尖頭値をクランプして映像再生装
置に印加することにより、輝度調節に伴う映像出力増幅
器の動作点の変化を抑えて、高周波領域特性の劣化と消
費電力の増大を防止するようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来の受像機では、画面の輝度を調節する場合、受像管
に印加される映像信号の直流レベルを変化させるように
していた。

従来の輝度調節装置は、例えば第３図に示すように、Ｒ
，、Ｇ、Ｂの３つの映像信号が、それぞれ増幅器（ＩＩ
Ｒ）、　（ＩＩＧ）、　（１１Ｂ）を介して、加算器（
１２Ｒ）。

（１２Ｇ）、　（１２Ｂ）　　にそれぞれ供給され、輝
度調節用のポテンショメータ（１３）からの直流電圧と
重畳される。加算器（１２Ｒ）、　（１２Ｇ）、　（１
２Ｂ）　　の出力は、同一構成の出力増幅器（２ＯＲ）
、　（２０Ｇ）、　（２０Ｂ）でそれぞれ増幅されて、
受像管（１）のカソード（２Ｒ）、　（２Ｇ）、　（２
Ｂ）に供給される。受像管（１）の第１グリツド（３）
は接地される。

各出力増幅器、例えば（２０’Ｂ）　　は、所要の広帯
域に対応するため、１対のｎｐｎ　トランジスタ（２１
）及びり２２）がカスコード接続されて構成され、逆伝
達容量などによる高域特性の劣化が防止されると共に、
負荷抵抗器（２３）の抵抗値が比較的低く設定される。

また、所要振幅の励振出力を得るため、例えば７０Ｖと
比較的高い電源電圧ＶＣ２が出力増幅器（２（ＩＢ）に
供給される。

ポテンショメータ（１３）により、第４図Ａに示すよう
に、加算器（１２）の出力■の直流成分が低レベルから
高レベルまで制御されると、同図已に示すように、増幅
器（２０Ｂ）　　の出力■の直流成分が高レベルから低
レベルまで制御されて、再生画像の輝度が暗から明まで
制御される。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、従来の輝度調節装置では、輝度調節に伴い、
映像出力増幅器のトランジスタの動作点が変化して、そ
のコレクタ電流が変化し、再生画像の輝度の上昇と共に
、出力増幅器（２０）の消費電力が増大するという問題
があった。

高精細度受像機の場合、前述のように負荷抵抗が小さく
設定され、これに対応して出力トランジスタのコレクタ
電流が大きく設定されているため、消費電力の増大が一
層顕著になる。

また、出力トランジスタのコレクタ電流が増大すると、
その立上り時間ｔ　ｒ　ｓ立下り時間１．が増大して、
出力増幅器のスルーレートや高域特性が低下し、再生画
像の画質が変化するという問題があった。

かかる点に鑑み、この発明の目的は、輝度調節に伴う映
像出力増幅器の動作点の変化を抑えて、高周波領域特性
の劣化と消費電力の増大を防止するようにした輝度調節
装置を提供するところにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、映像信号の同期信号期間に輝度調節器（４
４）によってレベル制御される可変レベルパルスを挿入
し、この可変レベルパルスの尖頭値をクランプして映像
再生装置（１）に印加するようにした輝度調節装置であ
る。

〔作用〕

この発明によれば、輝度調節に伴う映像出力増幅器の動
作点の変化が抑えられて、高周波領域特性の劣化と消費
電力の増大が防止される。

〔実施例〕

以下、第１図及び第２図を参照しながら、この発明によ
る輝度調節装置の一実施例について説明する。

この発明の一実施例の構成を第１図に示す。この第１図
において、前出第３図に対応する部分には同一の符号を
付して重複説明を省略する。

（３０Ｒ）、　（３０Ｇ）、　（３０Ｂ）　　は同一構
成の出力増幅器であって、前出第３図の従来例と同様に
、出力増幅器、例えば（３０Ｂ）　　のカスコード接続
された出力トランジスタ（３１）及び（３２）に、負荷
抵抗器（３３）を介して、電源電圧Ｖ。２が供給され、
トランジスタ＜３２）の出力がコンデンサｃｂを介して
受像管（１）のカソード（２Ｂ）に供給される。

コンデンサｃｂの受像管側の端子は、ダイオード（３４
）を介して、可変抵抗器Ｒｂｇの摺動子に接続される。

この可変抵抗器Ｒｂｇは、受像管（１）のカソード電圧
を調整して受像管の３つの電子銃のカットオフ点を揃え
、暗部の白バランスを合わせるためのものである。

トランジスタ＜３１）のベースには、３段のコレクタ接
地トランジスタ（３５）、　（３６）、　（３７）を介
して、増幅器（１１Ｂ）　　の出力が供給される。初段
のトランジスタ（３５）のエミッタは、ダイオード（３
８）を介して、レベル制御回路（４０）のトランジスタ
（４１）のコレクタに接続される。

このトランジスタ（４１）のエミッタには、２段のコレ
クタ接地トランジスタ（４２）及び（４３）を介して、
輝度調節用ボテンショメータク４４）の出力が供給され
る。

一方、同期分離回路（５）によって線映像信号から分離
された同期信号がブランキングパルス形成回路（６）に
供給され、この形成回路（６）から正極性のブランキン
グパルスがトランジスタ（４１）のベースに供給される
。

第１図の実施例の動作は次のようである。

レベル制御回路（４０）のトランジスタ（４１）のエミ
ッタ電圧は、ポテンショメータ（４４）の出力レベルの
昇降に応じて昇降する。

一方、正極性のブランキングパルスがトランジスタ（４
１）のベースに供給されると、このトランジスタ（４１
）がオン状態になり、そのコレクタ電位はエミッタ電位
にほぼ等しくなるまで低下する。

トランジスタ（４１〉のコレクタ電位の低下は、出力増
幅器（３０Ｂ）　　のダイオード（３８）を経て、初段
のトランジスタ（３５）のエミッタに伝達され、ブラン
キングパルス期間中、トランジスタ（３５）及び（４１
）の各エミッタはほぼ等しい電位となる。

これにより、ポテンショメータ（４４）の出力を高レベ
ルから低レベルまで変化させた場合、第２図Ａに示すよ
うに、トランジスタ（３１）の入力信号■は、ペデスタ
ルレベルが一定に保たれ、ブランキング（期間の）レベ
ルだけが高レベルから低レベルまで変化する。

そして、同図已に示すように、トランジスタ（３２）の
出力信号■は、トランジスタ（３１）の人力信号■を増
幅し、反転したものとなる。

この出力信号■がコンデンサｃｂを経て受像管（１）の
カソード（２Ｂ）に供給されるとき、もとの直流成分が
失われて、同図Ｃに示すように、コンデンサｃｂの受像
管側の出力信号◎は、ダイオード（３４）によってブラ
ンキングレベルが可変抵抗器Ｒ１］ｇの出力レベルＶ。

ＬＰ　にクランプされ、ポテンショメータ（４４）の出
力レベルの昇降に対応して、出力信号◎のペデスタルレ
ベル、即ち直流レベルが昇降する。

これにより、トランジスタ（３２）の出力信号■の直流
成分の変動、換言すれば、出力トランジスタ（３１）、
　（３２）　　の動作点の変動を抑えながら、再生画像
の輝度調節が行なわれて、従来例の欠点が除去される。

〔発明の効果〕

以上詳述のように、この発明によれば、輝度調節器によ
ってレベル制御され、映像信号の同期信号期間に挿入さ
れた可変レベルパルスの尖頭値をクランプして映像再生
装置に印加するようにしたので、輝度調節に伴う映像出
力増幅器の動作点の変化を抑えて、高周波領域特性の劣
化と消費電力の増大を防止することができる輝度調節装
置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による輝度調節装置の一実施例の構成
を示す結線図、第２図はこの発明の一実施例の動作を説
明するための波形図、第３図は従来の輝度調節装置の構
成例を示す結線図、第４図は従来例の動作を説明するた
めの波形図である。（１）は受像管、（６）はブランキングパルス形成回路
、（１３）、　＜４４）　　は輝度調節器、（２ＯＲ）
、　（２０Ｇ）、　（２０Ｂ）。（３０Ｒ）、　（３０Ｇ）、　（３０Ｂ）　　は出力増
幅器、（３１）、　（３２）　　は出力トランジスタ、
（３４）はクランプ・ダイオード、り４０）はレベル制
御回路である。

Claims

【特許請求の範囲】

映像信号の同期信号期間に輝度調節器によってレベル制
御される可変レベルパルスを挿入し、この可変レベルパ
ルスの尖頭値をクランプして映像再生装置に印加するよ
うにしたことを特徴とする輝度調節装置。