JPH02271833A

JPH02271833A - 磁気共鳴診断装置

Info

Publication number: JPH02271833A
Application number: JP1091937A
Authority: JP
Inventors: Hiromi Ino; 井野　洋美
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Canon Medical Systems Corp
Priority date: 1989-04-13
Filing date: 1989-04-13
Publication date: 1990-11-06
Also published as: JPH0570457B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、被検体の様々な部位から磁気共鳴信号（以下
、ＭＲ倍信号いう）を収集し診断に利用する磁気共鳴診
断装置に関し、特に、前記ＭＲ倍信号送信ないし受信す
るための高周波コイル（以下、ＲＦコイルという）の改
良に関する。

（従来の技術）この種の磁気共鳴診断装置の代表的なものとして、磁気
共鳴イメージング装置（以下、ＭＲＴ装置という）があ
る。このＭＲＩ装置においては、患者等の被検体の任意
の部位を撮影部位に設定し、この撮影部位からＭＲ倍信
号収集し、この収集した信号に画像再構成処理等の信号
処理を施すことにより、前記撮影部位の断面像等を得る
ことが可能となされている。

この種のＭＲＩ装置においては、前記撮影部位の鮮明な
画像情報が得られるように、できるだけ高いＳ／Ｎ比の
ＭＲ信号収集が要求される。すなわち、撮影部位のスピ
ンをＲＦパルスで予定通り励起し、そこから微量なＭＲ
倍信号無駄な（検出することが要求されている。そこで
、原理的には、前記ＭＲ倍信号収集を行うＲＦコイルを
被検体の撮影部位のできるだけ近傍に巻回すること、現
実的には、ＲＦコイルを撮影部位のできるだけ表面に近
接させて巻回すること、が必要とされている。

二の必要性から、例えば、上下２体に分割自在なボビン
であって合体した際にＲＦコイルを形成する構成のもの
が実用に供されている。この構成であれば、前記２体を
分離した状態から頭部等の撮影部位に装着できるため、
始めから余裕をもって頭部を挿入自在とする大きさを有
する筒状のボビンと比較し、撮影部位表面により近接し
た状態で使用できる。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、前記頭部以外にも胴体部９脚部、腕部等
様々な被検体各部位に対応して多種類のＲＦコイルを用
意することは付属部品を増大させ、さらに、ある程度大
きさに余裕のあるＲＦコイルを用意して高Ｓ／Ｎ比が得
られなくなることを避け、同じ撮影部位に対しても様々
なサイズに対応させてサイズを多段階に揃えようとする
と、用意するＲＦコイル数は一層多くならざるを得ない
。

本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたも
のであり、用意する部品が少なくとも、撮影部位の磁気
共鳴信号を極力高Ｓ／Ｎ比で収集できる磁気共鳴診断装
置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）上記課題を解決しかつ目的を達成するために本発明にお
いては、被検体の撮影部位から磁気共鳴信号を取り出す
ため、前記盪影部位近傍に高周波コイルが配設される磁
気共鳴診断装置において、前記高周波コイルは、この高
周波コイルの一部を形成する環状部材と、この環状部材
を着脱自在に支持する支持部材と、この支持部材に装着
される複数個の環状部材同士を１個のコイルとして電気
的に接続し得る接続部材と、を具備したことを要旨とし
ている。

（作用）このような手段を講じた構成によれば、次のような作用
を奏する。すなわち、様々な径の環状部材を複数個用意
し、予定の撮影部位のサイズ等に応じて適切な径の環状
部材を選択してこれら環状部材を支持部材に装着すれば
、前記接続部材により前記装着された各環状部材同士が
１個の高周波コイルとして接続され、撮影部位のサイズ
等に適合するすなわち撮影部位のできるだけ表面に近接
する高周波コイルを形成できるため、被検体の様々な部
位に対応して多くの高周波コイルを用意しな（とも、撮
影部位の磁気共鳴信号を極力高Ｓ／Ｎ比で収集できる。

（実施例）以下、本発明にかかる磁気共鳴診断装置をＭＲ１装置に
適用した一実施例について、第１図ないし第５図を参照
にしながら説明する。

第１図はＭＨＩ装置の概略構成を示している。

このＭＨＩ装置は、被検体Ｐを内部に収容できる構成が
とられるマグネットアセンブリとして、常電導または超
電導方式による静磁場コイル（静磁場補正用シムコイル
が付加されていることもある。

）ｌと、ＭＲ倍信号誘起部位の位置情報付与のための傾
斜磁場を発生する傾斜磁場コイル２と、励起用の回転高
周波磁場を送信する図示しない送信コイルと、励起され
たＭＲ倍信号検出する後述の受信コイル部（高周波コイ
ル）３とを具備している。

また、電気系としては、以下のような構成になっている
。すなわち、静磁場コイルｌが超電導方式であれば冷媒
の供給制御系を含むものであって、主として静磁場電源
の通電制御を行う静磁場制御系４、Ｙ軸、Ｙ軸、Ｚ軸傾
斜磁場電源５，６，７、送信器８、受信器９、所定のパ
ルスシーケンスを実施するシーケンサｌＯ１これらを制
御するとともに検出信号の信号処理およびその表示を行
うコンピュータシステム１１およびデイスプレィ１２を
具備している。

前記受信コイル部３は、第２図（ａ）、（ｂ）に示すよ
うに、大まかには、上部を形成する環状部材２１と、下
部を形成する支持部２７とからなる。

前記環状部材２１は、銅等の導電性体からなり内径ｔの
パイプで作成されており、一部が欠如された環状の環状
部２１ｃと、前記欠如された部分の端部から外周の一方
向に向けて間隔ｄで屈曲された端部２１ａ、２１ｂとか
らなる。そして、前記環状部２１ｃの直径りが違う以外
は同じサイズ。

形状の環状部材２１が複数個用意されるものである。

また、前記支持部２７は、環状部材２Ｉの両端部２１ａ
、２１ｂそれぞれを着脱自在とするアダプタ２３と、支
持部２７の筺体３３の長手方向両端近傍にその長手方向
に沿って一対に配設されて前記アダプタ２３の第１図（
ｂ）左右方向へのスライドをガイドする不導体のガイド
部材３５と、環状部材２１が複数個装着された際にこれ
らの各環状部材２１同士を１個のコイルとして電気的に
接続する接続部材２５と、チューニング回路部３７など
を具備している。

前記アダプタ２３は導電性であり、かつ前記ガイド部材
３５に一対に複数組具備されている。また、このアダプ
タ２３の上部には、環状部材２１両端部２１ａ、２１ｂ
バイブ内に嵌入自在であるとともに撚鋼線等からなり任
意の方向に屈曲自在な導電性の突起２９が配設されてい
る。

また、前記支持部２７の筐体３３の上面には、前記ガイ
ド部材３５の上方に当たる部分に２例の開口３１が設け
られている。なお、筐体３３は、例えば被検体の頭部Ｐ
Ｈを憑影部位とする際には、図示しない寝台天板取付部
材等に着脱自在な構成とするとよい。

また、前記接続部材２５は導電性であり、例えば全ての
アダプタ２３に環状部材２１が装着されることを前提と
し、この状態で装着された環状部材令てが電気的に１つ
のソレノイドコイルとなるように、違うガイド部材３５
に配設されているアダプタ２３同士を電気的に接続して
いる。なお、このように、全てのアダプタ２３に環状部
材２１が装着されることを前提とするのではなく、適宜
設定した個数の環状部材２１をアダプタ２３に装着でき
る前提の構成であってもよい。すなわち、接続部材２５
は、装着された環状部材２１全てが電気的に１つのコイ
ルとなるように、環状部材２１が装着されたアダプタ２
３に適宜着脱自在な構成であってもよく、この構成であ
れば、必要なインダクタンスに応じ、環状部材２１の使
用個数も任意に選択できる。

また、前記チューニング回路部３７は、第３図に示すよ
うなチューニング回路の一部の構成要素を含むもので、
バリアプルコンデンサ４１等からなる。そして、この図
に示されるインダクタンスしは、支持部２７に装着され
た環状部材２１．突起２９．アダプタ２３．接続部材２
５等で形成されるソレノイドコイルのインダクタンスを
示している。前記バリアプルコンデンサ４１においては
、前記インダクタンスＬが、環状部材２１それぞれの間
隔、直径ＤｉｌＪｉ斜角度等により変化するため、この
変化に応じてチューニングをとれる容量範囲を有するも
のが用いられる。なお、このチューニング回路部３７近
傍の筐体３３には、ＭＲ倍信号受は取る図示しないケー
ブル等との接続のためのコネクタ端子３８が配設されて
いる。

なお、符号３９は、アダプタ２３のガイド部材３５の適
宜設定される箇所での固定、および環状部材２１の適宜
設定される傾斜角度の固定を図るためのストッパーを示
している。

以上の構成を有する受信コイル部３において、予定の逼
影部位である被検体２頭部ＰＨのサイズ。

形状等に応じて、適切な径の環状部材２１を選択し、こ
れらの環状部材２１を適宜設定される角度でアダプタ２
３に装着すると、装着した各環状部材２１同士が１個の
コイルとして電気的に接続され、頭部ＰＨ裏表面近接し
たコイルを形成できるため、この頭部ＰＨのＭＲ倍信号
極力高Ｓ／Ｎ比で収集できる。

また、例えば、第４図（ａ）、　　（ｂ）、　　（ｃ）
（ｄ）に示すように、環状部材２１同士の間隔Ｐおよび
成す角度θを様々に変化させることより、他より感度の
高いＭＲ倍信号得ようとする部位を自在に設定できる。

すなわち、頭部ＰＨ全全体均一な感度のＭＲ倍信号収集
したい際には、第４図（ａ）に示すように、前記角度θ
をな（し、前記間隔Ｐを大きく調節すればよく、耳およ
び目等の特定部位について特に感度の高いＭＲ倍信号収
集したい際には、第４図（ｂ）に示すように、その特定
部位に環状部材２１を集中的に配設すればよい。

また、第４図（ｃ）に示すように、頭部ＰＨ上方はど環
状部材２１同士が開くように調節することにより、環状
部材２１の間隔Ｐが狭い方、すなわち後頭部はど感度が
高いＭＲ倍信号得られ、第４図（ｄ）に示すように、全
ての環状部材２１を上側の特定部位に向けて傾斜させれ
ば、環状部材２１に、間隔Ｐが狭い側すなわち前頭部側
でサーフェイスコイルと同様の働きをさせることもでき
る。

また、上記実施例は頭部ＰＨ撮影用のコイルのみに適用
されるのでないことはいうまでもなく、第４図（ｃ）、
　　（ｄ）に示したように上側と下側との間隔Ｐをそれ
ぞれ違わせてＭＲ倍信号収集を行う方法で、第５図（ａ
）、（ｂ）、（ｃ）。

（ｄ）に示すように、膝４３．肘４５１手４７等人体の
関節部分あるいは関節が集合する部分等を撮影部位とす
ることもできる。この際には、関節を少しずつ動かしな
がらのシネ撮影も簡便に行え、有効性が高い。

したがって１．このような受信コイル部３をＭＲ１装置
に具備することにより、１つの支持部２７で様々な部位
を撮影でき、様々な部位それぞれに対応してコイルを多
量に用意するのではないため、部品数を大幅に削減でき
、低コスト化が図れるとともに、コイルの管理が容易に
なる。また、撮影部位および撮影条件を変える際の、全
く別なコイル体を用意する手間が省かれ、コイルの被検
体への装着時間の短縮も図れる。また、固定サイズ。

形状のボビンを使用しないため、被検体の居住性が良好
となる。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明したように、本発明においては、被検
体の撮影部位から磁気共鳴信号を取り出すため、前記撮
影部位近傍に高周波コイルが配設される磁気共鳴診断装
置において、前記高周波コイルは、この高周波コイルの
一部を形成する環状部材と、この環状部材を着脱自在に
支持する支持部材と、この支持部材に装着される複数個
の環状部材同士を１個のコイルとして電気的に接続し得
る接続部材と、を具備した構成としている。

このため、様々な径の環状部材を複数個用意し、予定の
撮影部位のサイズ等に応じて適切な径の環状部材を選択
してこれらを支持部材に装着することで、前記支持部材
により前記装着された各環状部材同士が１個のコイルと
して接続され、撮影部位のサイズ等に適合するすなわち
撮影部位のできるだけ表面に接近する高周波コイルを形
成できるため、被検体の様々な部位に対応して多くの高
周波コイルを用意しなくとも、撮影部位の磁気共鳴信号
を極力高Ｓ／Ｎ比で収集できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されるＭＨＩ装置の概略構成説明
図、第２図（ａ）は本発明にかかる受信コイル部の一実
施例を示す略断面構成説明図、第２図（ｂ）は第２図（
ａ）のＡ−Ａ略断面構成説明図、第３図はチューニング
回路の一実施例を示す回路図、第４図（ａ）〜（ｄ）は
様々に調節されたコイルの配設例を示す説明図、第５図
は頭部以外の様々な撮影部位に対するコイルの配設例を
示す説明図、である。ｌ・・−静磁場コイル３・・・受信コイル部２３・・・アダプタ２７・・・支持部３７・・・チューニング回路部２・・・傾斜磁場コイル２１・・・環状部材２５・・・接続部材３５・・・ガイド部材

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被検体の撮影部位から磁気共鳴信号を取り出すた
め、前記撮影部位近傍に高周波コイルが配設される磁気
共鳴診断装置において、前記高周波コイルは、この高周波コイルの一部を形成す
る環状部材と、この環状部材を着脱自在に支持する支持
部材と、この支持部材に装着される複数個の環状部材同
士を１個のコイルとして電気的に接続し得る接続部材と
、を具備したことを特徴とする磁気共鳴診断装置。