JPH0227124A - 自動車のスリップ制御装置 - Google Patents

自動車のスリップ制御装置

Info

Publication number
JPH0227124A
JPH0227124A JP17866488A JP17866488A JPH0227124A JP H0227124 A JPH0227124 A JP H0227124A JP 17866488 A JP17866488 A JP 17866488A JP 17866488 A JP17866488 A JP 17866488A JP H0227124 A JPH0227124 A JP H0227124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
accelerator pedal
control
depression
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17866488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2669653B2 (ja
Inventor
Kazutoshi Nobumoto
信本 和俊
Yutaka Tsukahara
塚原 裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP63178664A priority Critical patent/JP2669653B2/ja
Publication of JPH0227124A publication Critical patent/JPH0227124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2669653B2 publication Critical patent/JP2669653B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の駆動輪のスリップを防止して走行安定
性の向上を図るようにした自動車のスリップ制御装置の
改良に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の自動車のスリップ制御装置として、
例えば特開昭61−182434号公報に開示されるよ
うに、車両の駆動輪と従動輪との速度差を駆動輪のスリ
ップ量として検出し、この駆動輪のスリップ量が制御目
標値になるようエンジンのスロットル弁の開度制御でも
ってエンジン出力をフィードバック制御することにより
、駆動輪の回転速度を調整してそのスリップを有効に防
止し、車両の走行安定性の向上を図るようにしたものが
知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、車両を運転するに際しては、運転者のアクセ
ルペダルの踏込み操作に応じてエンジン出力を増大させ
て車両を加速させることが運転者の操作感を良好なもの
にでき、好ましい。
しかるに、上記の如くスリップ量のフィードバツク制御
を行っている場合には、アクセルペダルの踏込み操作に
拘らず駆動輪のスリップ量が制御目標値に制御されて、
駆動輪の回転速度の上昇が行われないため、運転者はア
クセルペダルを踏込んでも車両速度が上昇しないと感じ
、その操作感が低下する欠点がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、スリップ量のフィードバック制御中でも、可能な
限り運転者のアクセルペダルの踏込み操作に応じて車両
の動きを直接反応させて、操作感の向上を図ることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するため、本発明では、フィードバッ
ク制御中でもスリップ量が制御目標値未満の状況がある
ことに着目し、この状況ではエンジン出力を若干増大さ
せてもスリップ量制御に支障は生じず、駆動輪のスリッ
プを招かないことから、この状況でのみ運転者のアクセ
ルペダルの踏込み操作に応じてエンジン出力を若干強制
的に増大制御することとしている。
つまり、本発明の具体的な構成は、第1図に示すように
、エンジン出力を調整する出力調整手段10と、駆動輪
のスリップを検出するスリップ検出手段25と、該スリ
ップ検出手段25で検出されるスリップ量を制御目標値
にするよう上記出力調整手段10をフィードバック制御
するフィードバック制御手段26とを備えるとともに、
アクセルペダル11の踏込み時を検出する踏込み検出手
段27と、該踏込み検出手段27で検出したアクセルペ
ダル11の踏込み時に、駆動輪のスリップ量が上記制御
目標値未満の許容値以下のとき、アクセルペダル11の
踏込みに応じてエンジン出力を増大させるよう上記フィ
ードバック制御手段26に優先して出力調整手段10を
制御する増大制御手段28とを設ける構成としたもので
ある。
(作用) 以上の構成により、本発明では、エンジン出力のフィー
ドバック制御時には、駆動輪のスリップ量は制御目標値
に徐々に収束することになるが、制御目標値未満の許容
値以下の状況では、駆動輪のスリップ発生に対して若干
の余裕があるので、この状況で運転者によるアクセルペ
ダル11の踏込みがあれば、増大制御手段28によりエ
ンジン出力が強制的に増大制御されても、駆動輪のスリ
ップを生じることなく車両をアクセルペダルの踏込みに
応じて加速させることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の自動車のスリップ制御装
置によれば、駆動輪のスリップ量を制御目標値にフィー
ドバック制御している場合、駆動輪のスリップ発生に対
してエンジン出力の増大に余裕があるときには、運転者
によるアクセルペダルの踏込みに応じてエンジン出力を
若干強制的に増大制御したので、駆動輪のスリップ発生
を招くことなく運転者の加速要求に対して車両を直接反
応させて加速させることができ、運転者の操作感の向上
を図ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基いて説明
する。
第2図は本発明に係る自動車のスリップ制御装置の全体
概略構成を示し、1はエンジン、2は例えば前進4段、
後退1段の自動変速機であって、該自動変速機2で変速
されたエンジン動力は、変速機2後方に配置した推進軸
3、差動装置4及び後車軸5を介して左右の後輪6.6
に伝達され、該後輪6を駆動輪とし、左右の前輪7,7
を従動輪として構成している。
また、上記エンジン1の吸気通路1aには、吸入空気量
を制御してエンジン出力を調整する出力調整手段として
のスロットル弁10が配置されている。該スロットル弁
10は、アクセルペダル11とは機械的な連動関係がな
く、ステップモータ等で構成されたスロットルアクチュ
エータ12により電気的に開度制御される。
さらに、前後左右の車輪6,7近傍には、各々、車輪の
回転速度を検出する車輪速度センサー3゜13・・・が
設けられていると共に、アクセルペダル11の開度を検
出する開度センサー4、ステアリング舵角を検出する舵
角センサー5、ブレーキぺダルの踏込時を検出するブレ
ーキセンサ16、自動変速機2のレンジを検出するレン
ジセンサ17が設けられている。面して、以上の各セン
サ13〜17の検出信号は、CPU等を有するコントロ
ラ20に入力されていて、該コントローラ20により、
スロットル弁10の開度制御によりエンジン出力を制御
して、後輪(駆動輪)6のスリップを抑制、防止するよ
うにしている。
次に、コントローラ20によるスリップ制御を第3図な
いし第5図の制御フローに基いて説明する。
先ず、第3図のメインフローから説明するに、ステップ
SMIでシステムをイニシャライズした後、ステップS
M2でアクセルペダル11の踏込み量に応じたスロット
ル弁10の目標開度NTAGを演算し、ステップSM3
で駆動輪6のスリップ制御を第5図のスリップ制御フロ
ーに基いて行い、基本的にスリップ制御時にはその制御
開度5TAGにスロットル弁10を開度制御し、スリッ
プ制御を要しない通常制御時には上記ペダル踏込み量に
応じた目標開度NTAGに制御することとして、ステッ
プSM2に戻ることを繰返す。
次に、第4図の制御フローを説明するに、該制御フロー
は上記第3図のメインフローに所定時間毎に割込んで開
始し、ステップSl+で車輪速度、アクセルペダル開度
、舵角等の各種データを入力すると共に信号処理した後
、ステップSI2で各種制御タイマに対しデクリメント
等の処理をし、ステップSI3でスロットル弁10の開
度を実際に上記目標開度NTAG又は制御開度5TAG
に制御して終了する。
続いて、第5図のスリップ制御フローを説明する。先ず
、ステップS1でスリップ制御の要/不要を運転者が選
択するトラクションスイッチの0N10FF状態で判別
し、ON状態でスリップ制御を要求する場合には、ステ
ップS2以降で駆動輪(後輪)6のスリップ制御を行う
而して、ステップS2以降でスリップの程度及び路面の
摩擦係数く以下μという)を判別する。
先ずステップS2で後輪速度(駆動輪速度)WRと前輪
速度(従動輪速度)FWとを比較する。ここに、駆動輪
速度WRは左右の後輪のうち大きいほうの速度を用い、
従動輪速度Pwは左右の両輪の回転速度の平均を用いる
。而して、WR−FWが大きい大スピン時には、ステッ
プS3でスピンフラグ5PIN(大スピン時に5PIN
−0)の値を判別し、5PIN≠0の場合には大スピン
の発生時と判断して、ステップS4でスピンフラグ5P
IN−0に設定すると共に、ステップS5で路面のμ判
定用タイマGTIMを所定値(例えばGTIM−33)
に初期設定すると共に、路面のμ判定終了フラグGGF
(μ判定終了でGGP−FF)をGGP−0に初期設定
し、また今回の従動輪速度Fwを前回の従動輪速度聞O
LDとしてステップS2以降むこととする。
一方、上記ステップS2で前後輪の速度差(νRFν)
が大きくない場合には、更にステップs6でスピンフラ
グ5PINの値を判別し、5PIN−0の大スピン時に
限り、ステップS7で所定時間計測用のタイマRPCT
Mを所定値(例えばRECTM−22)に初期設定する
。そして、ステップS8で前後輪の速度差(WR−FW
)が中程度か否かを判別し、中程度の場合にはステップ
S9でスピンフラグ5PINを5PAN−100に、速
度差(WR−1’W)か小さい場合にはステップSIO
で5PIN−255に各々設定する。
しかる後、ステップS2以降で路面のμを判定すること
とし、先ずステップS11でμ判定終了フラグGGP−
0の場合(μ判定前)に限り、ステップSI2で路面の
μ判定用タイマGTIMの値を判別し、大スピン発生時
からGTIM−0になった所定時間経過時に、ステップ
S13でこの時の従動輪速度Fνと前回(大スピン発生
時点)の従動輪速度FWOLDとの差から従動輪の加速
度GG (−FW −PWOLD)を把握して、ステッ
プ314で今回の従動輪速度FWと従動輪の加速度GG
とに基いて同ステップ中に示すマツプから路面のμを把
握する。ここに、マツプ上、同一の従動輪速度FWでは
従動輪の加速度GGが高いほど路面μも高いから、領域
MU−1ではμは低く、領域MU−2ではμは中程度、
領域MU−3ではμは高い。そして、路面のμを判定し
た後は、ステップSI5でμ判定終了フラグGGFをc
ap−pp(μ判定終了)に設置0 定して、ステップSI6以降のスリップ制御に移ること
とする。
ステップSI6以降でのスリップ制御では、先ずステッ
プS16でアクセルペダル11の踏込みの有無を判別し
、踏込み時(ON時)限りスリップ制御を行うこととし
、ステップSI7でスリップ制御中フラグ5PINC(
スリップ制御中て0)の値を判別し、5PINC≠0の
スリップ制御開始時では、更にステップs18でスピン
フラグ5PINの値を判別し、5PIN−255のスピ
ン収束状態ではスロットル弁開度をアクセルペダルの踏
込み量に応じた開度値に設定すべく、直ちにステップS
32に進む。
一方、上記ステップSI8で5PIN≠255の場合は
、ステップSI9でスリップ制御中フラグ5PINCを
5PINC−0に設定した後、ステップS20て駆動輪
の回転速度のフィードバック制御における前後輪の回転
速度差を路面のμ及びアクセルペダル11の踏込み量に
応じた所定値ΔNにすべく、駆動輪の目標回転速度MO
KUを、MOKU= FW+ ΔN +、:予め設定す
る。ここに、前後輪の回転速度差(後輪の目標スリップ
量)ΔNの基本値は、領域MU−1(低μ路)では例え
ば2km/hに、領域MU−2(中μ路)では4廟/h
に、領域MU−3(高μ路)では61an/hに各々設
定され、これら基本値をアクセルペダル11の踏込み量
に応じた補正係数k aceで乗算補正して後輪の目標
スリップ量(後輪のスリップの制御l」標値)ΔNを得
る。この補正係数k aceは、第7図に示す如く、ア
クセルペダル11の所定踏込み全景下の領域では所定値
(例えば0.5を保持し、所定踏込み量を越える領域で
漸次アクセルペダル11の踏込み量の増大に応じて増大
し、全踏込み1時に1.0値となる特性に設定されてお
り、アクセルペダル11の踏込み量の増大時には後輪の
目標スリップ量ΔNも漸次増大して、後輪(駆動輪)の
目標回転速度も高くなる。
しかる後、ステップS2+及びS22で各々スピンフラ
グ5PINの値及び大スピン収束後の計測タイマREC
TMの値を判別し、5PIN−0の大スピン発生時には
、ステップS23に進んでスロットル弁10の開度を小
さな開度値にフィードフォワード制御する(第6図(イ
)参照)こととし、同ステップ中に示すマツプに基いて
従動輪の回転速度FWに応じた目標のフォワード制御開
度値5TAGを求める。この制御開度値5TAGは推定
した路面のμに応じて設定され、路面μが低いほど一層
小さい開度値に求められる。
また、上記の大スピン発生後に、スピンが幾分収まって
上記ステップS2+で5PIN≠0となると、タイマR
ECTM≠0の所定時間経過前では、上記の如く小開度
値に設定したフォワード制御開度値5TAGを短時間で
復帰させるようフィードフォワード制御することとしく
第6図(ロ)参照)、ステップS24で同ステップ中に
示すマツプに基いて従動輪の回転速度FWに応じた目標
のフォワード復帰制御値5TAGを求める。この復帰制
御値5TAGは上記と同様に、推定路面μに応じて設定
される。
而して、5PIN−0で且つタイマRECTM−0にな
ると、ステップS25では上記ステップS20で求めた
駆動輪の目標回転速度MOKUになるようフィードバッ
ク制御(例えばPI−PD方式)により目標開度値5T
AGを設定する。
その後は、アクセルペダル11の踏込み時や開放側操作
時に対処して、その踏込み/開放操作に応じて車両を許
容範囲で直接に加速又は減速反応させるべく、ステップ
S3でアクセルペダル踏込み量に応じた目標スロットル
弁開度NTAGに基いてフィードバック制御の目標開度
5TAGを下記式により、アクセルペダル踏込み全増大
時には開度の増大側に補正し、踏込み量減少時には開度
の減少側に各々補正する。
5TAG=(OJxNTAG+0.7 xSTAG) 
/2そして、ステップS27でアクセルペダル11か開
かれているか(開動作途中か)否かを判別し、開かれて
いるYESの場合には、ステップS28で駆動輪6の滑
り率(駆動輪回転速度/従動輪回転速度)が設定値以上
の過大時か否かを判別し、過大でないとき、つまり駆動
輪6のスリップ量が目標値スリップ量(制御目標値)Δ
Nの許容値未満の許容値以下のときには、ステップS2
9にて上記ステップSにで求めたアクセルペダル踏込み
時での補正目標開度を制御目標開度5TAGとする。
一方、上記ステップS27でアクセルペダル11が踏込
まれていない場合、特にアクセルペダル11の踏込み量
の減少時には、直ちにステップS29に進んで上記補正
目標開度値を制御目標開度5TAGとして設定する。
しかる後、ステップS3)でスリップ制御での目標開度
5TAGと、アクセルペダル踏込み量に応じた目標開度
NTAGとを比較し、5TAG≦NTAGの場合には、
スリップ制御の必要時であるので、ステップS31で実
際に制御すべき開度値TAGETをスリップ制御により
求めた目標開度5TAGとして制御して、終了する。
一方、上記ステップS30で5TAG > NTAGの
場合には、通常通りアクセルペダルに応じた開度に制御
すべく、ステップS32でスリップ制御中フラグ5PI
Ncを5PINC−255(スリップ制御の不要時)に
設定すると共に、ステップS33で路面のμ判定終了フ
ラグccpをGGP−PPに設定(μ判定終了)して、
ステップS34で実際に制御すべき開度値TAGETを
アクセルペダル踏込み量に応じた目標開度NTAGとし
て制御して、終了することとする。
よって、4個の車輪速度センサ13,13・・・及び第
5図の制御フローのステップS2.S8により、駆動輪
6のスリップを検出するようにしたスリップ検出手段2
5を構成している。また、ステップS20.S25によ
り、上記スリップ検出手段25で検出される駆動輪6の
スリップ量を、第6図(ハ)に示す如く、制御目標値(
駆動輪(後輪)6と従動輪(前輪)7との間の回転速度
差(WRPW))ΔN)にするようスロットル弁10を
フィードバック制御するフィードバック制御手段26を
構成している。
また、同制御フローのステップS27により、アクセル
ペダル11の踏込み時を検出する踏込み検出手段27を
構成していると共に、ステップS28゜S28.  S
29により、上記踏込み検出手段27で検出したアクセ
ルペダル11の踏込み時に、駆動輪6の滑り率が設定値
未満の時(駆動輪6のスリップ量が目標スリップ量ΔN
未満の許容値以下のとき)、補正目標開度値5TAGを
アクセルペダル踏込み量に応じた目標開度値NTAGに
応じて増大補正して、エンジン1の出力をアクセルペダ
ル11の踏込みに応じて増大させるよう上記フィードバ
ック制御手段26に優先してスロットル弁10の開度を
制御するようにした増大制御手段28を構成している。
したがって、上記実施例においては、駆動輪のWRのス
リップ量(回転速度差(Wl?−Fν))に応じてスロ
ットル弁10の開度制御がフィードバック制御とフィー
ドフォワード制御とに適宜切換えられる。
今、大スリツプ発生時には、側車輪の回転速度差(GM
−PW)は第8図に示す如く大きい状況だが、この時に
はスロットル弁10の開度が第9図に示す如く先ずフィ
ードフォワード制御されて、目標のフォワード制御開度
値5TAGにまで素早く減少制御された後、再びフィー
ドフォワード制御されて、目標のフォワード復帰制御値
5TAGにまで素早く復帰制御されるので、駆動輪6の
回転速度が即座に低下してそのスピンの収束が速くなる
と共に、その後に行われるフィードバック制御における
目標回転速度)IOKυ近傍にまで素早く復帰して、そ
の復帰応答性が良好になる。
そして、その後は、スロットル弁10の開度がフィード
バック制御手段26でフィードバック制御されるので、
駆動輪6の回転速度Gwは目標回転速度MOKUに良好
に収束し、その後のスリップが有効に防止されることに
なる。
その場合、駆動輪6のスリップ量のフィードバック制御
中において、第10図に示す如くアクセルペダル11が
踏込まれた場合には、この踏込み量の増大に応じて駆動
輪6の目標値スリップ量ΔNも大きくなって駆動輪6の
目標回転速度MOKUも大きくなる(第5図のステップ
520)。このことにより、フィードバック制御におけ
るスロットル弁10の目標開度値5TAGが大きくなり
(ステップ525)、この目標開度値5TAG及び通常
制御の目標開度値NTAGに基づいてスリップ制御の目
標開度値5TAGが増大側に補正されて(ステップs2
6.  S29)、駆動輪6の滑り率が設定値未満でス
リップ発生に余裕のある状態に限り、スロットル弁開度
がこの補正目標開度値5TAGに増大制御されるので、
エンジン出力が増大して駆動輪6の回転速度か上昇し、
その分車側は加速することになる。よって、駆動輪6の
スリップを招くことなく運転者によるアクセルペダル1
1の踏込み操作に応じて車両を直接反応させて加速させ
ることができ、運転者の操作感の向上を図ることができ
る。
尚、上記実施例では、駆動輪6の目標スリップ量ΔNを
第7図の特性図に基いてアクセルペダル11の踏込み量
に応じて可変制御したが、第7図の特性図に代えて、駆
動輪6のスリップ量ΔNをアクセルペダル開度の変化率
により補正してもよい。また、アクセルペダル踏込み量
に拘らず固定制御する場合についても同様に適用できる
のは勿論である。この場合における駆動輪6の回転速度
の上昇の様子は第11図のようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図ないし第10図は本発明の実施例を示し、第2図
は全体概略構成図、第3図ないし第5図はコントローラ
による駆動輪のスリップ制御を示すフローチャート図、
第6図はフィードフォワード制御によるエンジン出力の
減少及び復帰制御、並びにフィードバック制御によるエ
ンジン出力制御の説明図、第7図はアクセルペダルの踏
込み量に対する駆動輪の目標スリップ量の補正係数特性
を示す図、第8菌は大スリツプ時における駆動輪及び従
動輪の回転速度の変化の様子の説明図、第9図は大スリ
ツプ発生時におけるスロットル弁開度の変化の様子を示
す作動説明図、第10図は大スリツプ収束後におけるフ
ィードバック制御時でのアクセルペダルの踏込みに対す
る駆動輪及び従動輪の回転速度の変化の様子の説明図で
ある。第11図は駆動輪の目標スリップ量がアクセルペ
ダル踏込み量に応して変化しない場合の第10図相当図
である。 1・・・エンジン、6・・後輪(駆動輪)、7・・・前
輪(従動輪)、10・・スロットル弁(出力調整手段)
、13・・・車輪速度センサ、20・・・コントローラ
、25・・・スリップ検出手段、26・・・フィードバ
ック制御手段、27・・・踏込み検出手段、28・・・
増大制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジン出力を調整する出力調整手段と、駆動輪
    のスリップを検出するスリップ検出手段と、該スリップ
    検出手段で検出されるスリップ量を制御目標値にするよ
    う上記出力調整手段をフィードバック制御するフィード
    バック制御手段とを備えるとともに、アクセルペダルの
    踏込み時を検出する踏込み検出手段と、該踏込み検出手
    段で検出したアクセルペダルの踏込み時に、駆動輪のス
    リップ量が上記制御目標値未満の許容値以下のとき、ア
    クセルペダルの踏込みに応じてエンジン出力を増大させ
    るよう上記フィードバック制御手段に優先して出力調整
    手段を制御する増大制御手段とを備えたことを特徴とす
    る自動車のスリップ制御装置。
JP63178664A 1988-07-18 1988-07-18 自動車のスリップ制御装置 Expired - Fee Related JP2669653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63178664A JP2669653B2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18 自動車のスリップ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63178664A JP2669653B2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18 自動車のスリップ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0227124A true JPH0227124A (ja) 1990-01-29
JP2669653B2 JP2669653B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=16052412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63178664A Expired - Fee Related JP2669653B2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18 自動車のスリップ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2669653B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03225040A (ja) * 1990-01-30 1991-10-04 Mitsubishi Motors Corp 車両の駆動力制御装置
JPH03258938A (ja) * 1990-01-30 1991-11-19 Mitsubishi Motors Corp 車両の旋回制御装置
JPH0422737A (ja) * 1990-05-18 1992-01-27 Mitsubishi Motors Corp 車両の出力制御方法
JPH04219432A (ja) * 1990-01-30 1992-08-10 Mitsubishi Motors Corp 車両の出力制御装置
JPH0622544U (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 日産ディーゼル工業株式会社 アクセルコントロール装置
WO2004022950A1 (ja) * 2002-09-03 2004-03-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両制御装置、それを搭載した自動車及びその制御方法
US8211520B2 (en) 2005-04-28 2012-07-03 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Synthetic resin bottle having a gradation pattern, and process for injection molding the preform for use in such a bottle

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60127465A (ja) * 1983-12-14 1985-07-08 Nissan Motor Co Ltd 車両の駆動力制御装置
JPS63134828A (ja) * 1986-11-27 1988-06-07 Toyota Motor Corp 車両加速スリツプ制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60127465A (ja) * 1983-12-14 1985-07-08 Nissan Motor Co Ltd 車両の駆動力制御装置
JPS63134828A (ja) * 1986-11-27 1988-06-07 Toyota Motor Corp 車両加速スリツプ制御装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03225040A (ja) * 1990-01-30 1991-10-04 Mitsubishi Motors Corp 車両の駆動力制御装置
JPH03258938A (ja) * 1990-01-30 1991-11-19 Mitsubishi Motors Corp 車両の旋回制御装置
JPH04219432A (ja) * 1990-01-30 1992-08-10 Mitsubishi Motors Corp 車両の出力制御装置
JPH0422737A (ja) * 1990-05-18 1992-01-27 Mitsubishi Motors Corp 車両の出力制御方法
JPH0622544U (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 日産ディーゼル工業株式会社 アクセルコントロール装置
US7445066B2 (en) 2002-09-03 2008-11-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control device, car having the device, and method of controlling the car
WO2004022950A1 (ja) * 2002-09-03 2004-03-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両制御装置、それを搭載した自動車及びその制御方法
US8211520B2 (en) 2005-04-28 2012-07-03 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Synthetic resin bottle having a gradation pattern, and process for injection molding the preform for use in such a bottle
US8518504B2 (en) 2005-04-28 2013-08-27 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Synthetic resin bottle having a gradation pattern, and process for injection molding the preform for use in such a bottle
US8580365B2 (en) 2005-04-28 2013-11-12 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Synthetic resin bottle having a gradation pattern, and process for injection molding the preform for use in such a bottle
US8685512B2 (en) 2005-04-28 2014-04-01 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Synthetic resin bottle having a gradation pattern, and process for injection molding the preform for use in such a bottle
US9393725B2 (en) 2005-04-28 2016-07-19 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Synthetic resin bottle having a gradation pattern, and process for injection molding the preform for use in such a bottle
US9486939B1 (en) 2005-04-28 2016-11-08 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Synthetic resin bottle having a gradation pattern, and process for injection molding the preform for use in such a bottle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2669653B2 (ja) 1997-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2704774B2 (ja) 車両の駆動輪スリップ制御装置
EP1359044B1 (en) A four-wheel drive vehicle
JPH0227124A (ja) 自動車のスリップ制御装置
JP3080166B2 (ja) 駆動スリツプ制御装置
JP2001287559A (ja) 四輪駆動車の駆動力制御装置
JPH0899642A (ja) 車両の操舵補助装置
JP3105045B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP2669654B2 (ja) 自動車のスリップ制御装置
JP3412232B2 (ja) 差動制限トルク制御装置
JP3555132B2 (ja) 四輪駆動車の駆動力配分制御装置
JP2861611B2 (ja) 車両用左右駆動力制御装置
JP2000085393A (ja) 4輪駆動車
JP2669648B2 (ja) 自動車のスリップ制御装置
JP2669652B2 (ja) 自動車のスリップ制御装置
JP2669649B2 (ja) 自動車のスリップ制御装置
JP2518444B2 (ja) 駆動力配分切換式4輪駆動自動車
JP2906604B2 (ja) 駆動力制御装置
JP3506223B2 (ja) 四輪駆動車の駆動力配分制御装置
JPH0585386A (ja) 車両の4輪操舵装置
JP2898161B2 (ja) スリップ制御装置
JPH0624349A (ja) 四輪操舵とトラクションとの総合制御装置
JPH05185855A (ja) 自動車用左右駆動力制御装置
JPH0310013B2 (ja)
JPH10297321A (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH0571779B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees