JPH02270252A - 電子源 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、平板型テレビ、蛍光表示管等に使用されてい
る線状カソードを用いた電子源に関するものである。

従来の技術 近年、平板型画像表示装置が盛んに開発されており液晶
デイスプレィ（ＬＣＤｏ）、エレクトロルミネッセンス
デイスプレィ（ＥＬ）、発光ダイオードデイスプレィ（
ＬＥＤ）等が市場に登場しているが、輝度、解像度、フ
ルカラー化の点でカラーブラウン間に劣っている。これ
らの問題点を解消したのが平板型テレビで、画質、フル
カラーかの点で充分ブラウン管に匹敵するところまで開
発が進んでいる。

この種の平板型テレビの構造を、第４図を参照しながら
説明する。この平板型テレビは、熱電子放射を利用した
ものであり、走査線数の半分に水平方向の分離されてい
る垂直走査電極４１により線状カソード４２の電子放出
を画面の上から下へ順次コントロールすることによって
垂直偏向を行う。放出された電子ビームは第１グリツド
４３、第２グリツド４４、第３グリツド４５（以下では
省略してｃｌ、　　Ｇ２、Ｇ３という）によって引き出
され第４グリツド４６（以下、Ｇ４という）を通り抜け
た後水平偏向電極４７により水平方向にビームを撮り、
ストライブ状にＲ，Ｇ、　　Ｈに塗布された蛍光体を設
けたアノード４日に衝突し所望の色を発光させる。また
インターレースは垂直偏向電極４９により行われる。

発明が解決しようとする課題 第５図に上記電子銃部を示す。線状カソード５０には静
電力による振動を抑えるために支持構体５１を接触させ
ている。支持構体５１はセラミックからなっており、フ
リット５２により垂直走査電極５３と接着されている。

振動防止手段である支持構体５１は、垂直走査電極５３
と同じピッチで垂直走査電極５３の間に設けるため、例
えば４０インチの場合、１本の線状カソードに対し約６
００本必要になる。そのため、電子銃の構造が複雑にな
り、それにともない製造工程も複雑になるという課題を
有していた。

本発明は、このような従来技術の課題を解決することを
目的とする。

課題を解決するための手段 線状カソードに金属あるいは絶縁物からなる細線を巻き
付けた構成とする。

作用 上記の構成によれば、線状カソードが静電力を受は振動
を閏始しようとすると、巻き付けである細線との閏の摩
擦により、振動のエネルギーを減衰させ、線状カソード
の振動を防止することができる。

実施例 以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図（ａ）は本発明の１実施例における電子源の斜視
図である。線状カソードｌには、細線２が略螺旋状に巻
き付けられている。本実施例では、線状カソードｌには
直径約２５μｍのタングステンワイヤーに（Ｂａ、　　
Ｃａ、　　Ｓｒ）　Ｏを７〜８μｍコーティングしたも
のを、細線２には直径約５μｍのタングステンワイヤー
を使用している。本実施例に示す構成にした場合、垂直
走査電極３や、線状カソード１自体、あるいは電極群４
に印加される信号電圧により、線状カソード１に静電力
が働き共振しようとする場合、細線２との間の摩擦によ
りその振動のエネルギーは急速に減衰し、振動をおこさ
ない。細線２は、第１図（ａ）に示すようにバネ５に線
状カソード１と一緒に固定しても、また細線２を第１図
（ｂ）に示すように別の箇所に台座６を設けて固定して
も、また細線２を自由端にしても同様な効果を得ること
ができる。

以上のように本実施例では、線状カソードｌに細線２を
少なくとも半回転以上螺旋状に巻き付けることにより、
線状カソード１の振動を防止することができる。

第２図に、別の実施例である電子源近傍の、側面図を示
す。線状カソード２１の両端に２本の細線２２８．２２
ｂが螺旋状に巻かれており、線状カソード２１の中央部
には細線を巻き付けない。本構成では、線状カソード２
１から放射されるエミッション電流の一様性が要求され
る場合に適応することができ、かつ第１の実施例と同様
の効果をもたらす。また両端ではなく片端の場合でも同
様な効果があることはいうまでもない。また第３図に示
すように、芯線３１に巻線３２を螺旋状に巻き付けたも
のをヒーターとし、巻線３２周辺に電子放射材料を付着
させたものを線状カソードとし、細線３３を巻き付けて
も同様の撮動防止効果かある。

本発明は、細線が線状カソードと同一の直径以下であれ
ば、より効果を発揮する。細線と線状カソードをより合
わせたものでもかまわない。本実施例において線状カソ
ードが酸化物である場合を示したが、ＬａＢｅ等の熱電
子放射をおこすものであればいかなる線状カソードでも
同様の効果があり、また細線として線状カソードを使用
しても同様の効果があることはいうまでもない。

発明の効果 本発明は、線状カソードに金属あるいは絶縁物からなる
細線を螺旋状に巻き付けることにより、線状カソードに
加わる振動を速やかに減衰させ防止でき、かつ部品点数
、工数を削減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電子源の斜視図、第
２図は同発明の他の実施例における電子源を示す側面図
、第３図は同発明の他の実施例の異なる種類の線状カソ
ードの拡大側面図、第４図は従来の平板型表示装置の構
造を示す斜視図、第５図は従来の電子源の斜視図である
。 ｌ、２１・・・線状カソード、２．　２２−、　２２ｂ
。 ３３・・・細線、５・・・ばね、６・・・台座、３１・
・・芯線、３２・・・巻線。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝はか１名高１図　　　
（α）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）線状カソードを用いる電子源において、前記線状
   カソードに金属あるいは絶縁物からなる細線が螺旋状に
   少なくとも半回転以上巻き付けられたことを特徴とする
   電子源。
2. （２）線状カソードは、直線状の芯線に螺旋状巻線を施
   したヒーター線と、前記ヒーター線の周囲に付着した電
   子放射材料とを有することを特徴とする請求項１記載の
   電子源。