JPH02265562A - 体内埋込み型ポンプ - Google Patents

体内埋込み型ポンプ

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Publication number
JPH02265562A
JPH02265562A JP1088733A JP8873389A JPH02265562A JP H02265562 A JPH02265562 A JP H02265562A JP 1088733 A JP1088733 A JP 1088733A JP 8873389 A JP8873389 A JP 8873389A JP H02265562 A JPH02265562 A JP H02265562A
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JP
Japan
Prior art keywords
pump
pressure
bimorph
reservoir chamber
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP1088733A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Kono
小納 良一
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、生体内に埋設して留置し、例えば抗癌剤等の
薬液を持続的に生体に投与する体内埋込み形ポンプに関
する。 [従来の技術] 従来、例えばrQ公金曜1−30719号公報」あるい
は「特公昭55−46195号公報」には、患者に抗癌
剤等の薬液を持続的に投与する場合に用いる体内埋込み
形ポンプが開示されている。この体内埋込み形ポンプは
、フレオンガスの体温による気化圧によつてリザーバを
収縮させ、このリザーバに貯留した薬液を体内の目的部
位に送り出すようになっている。
【発明が解決しようとする課題] ところで、この種の体内埋込み形ポンプにおいて、その
薬液の注入量の制御は、リザーバに生じる圧力と、ポン
プから送出される薬液を体内の目的部位に導くカテーテ
、ルの管路抵抗によって決定される。このため、体温が
上昇した場合には、それに応じてリザーバ内の圧力も高
(なるため、リザーバから送り出される薬液の量、ひい
ては人体への薬液の注入量が所定値を上回わってしまう
問題がある。 なお、最近本出願人が「特願昭83− IB4g87号
jとして出願した体内埋込み形ポンプの場合は、薬液を
貯留するリザーバが、例えばシリコンゴム等のような伸
縮自在な弾性膜にて構成され、このリザーバを体腔内も
しくは皮下組織内へ直接露出させた状態で埋込まれてい
る。 このため、例えば患者が寝返りをうつ等して***を変え
たりすると、リザーバが圧迫されて、内圧が上昇する虞
れがあり得る。すると、ポンプの吸入側に送込まれる薬
液量が増えることになるが、ポンプ自体は通常と同じ動
作を縁り返すので、結果的に人体に対する薬液の注入量
が所定値を上回わってしまう問題がある。 したがって、本発明の目的は、リザーバ室の圧力が上昇
した場合でも、液体の注入量が不所望に変動することも
なく、所定量の液体を正確に送り出すことができる体内
埋込み形ポンプを得ることにある。 [課頴を解決するための手段〕 そこで、本発明においては、膜状をなす伸縮自在な弾性
体にて構成され、少なくとも薬液等の体内へ注入すべき
液体を貯留するリザーバ室と、このリザーバ室に連通さ
れたポンプ室と、このポンプ室の容積を変化させること
により上記液体を体内の目的部位へ送り出すポンプ駆動
部とを有する体内埋込み形ポンプを前提とし、 上記リザーバ室の圧力を検出する検出手段を設けるとと
もに、この検出手段からの信号に基づいて上記ポンプ駆
動部の駆動を制御する制御部を設けたことを特徴として
いる。 [作 用] この構成によれば、ポンプ駆動部は制御部からの指令に
より駆動されるから、この制御部にリザーバ室の圧力を
検知する検知手段からの信号を入力して、この信号に応
じてポンプ駆動部の駆動を制御すれば、たとえリザーバ
室の圧力が増大したとしても、ポンプ室から送り出され
る液体の量が不所望に変動することはない。このため、
常に所定量の液体を体内の目的部位に注入することがで
き、信頼性が向上する。 [実施例] 以下本発明の第1実施例を、第1図ないし第5図にもと
づいて説明する。 第1図中符号lで示す体内埋込み形のポンプは、例えば
人体の皮下組織Aに埋込まれている。このポンプlの外
郭となるポンプボデー2は、その皮膚B側の面に開口す
る穿刺孔3を備えている。穿刺孔3の内部には注射針が
突き通される穿刺壁4が設けられており、この穿刺壁4
は自己シール性を宵するシリコンゴムにて構成されてい
る。 また、ポンプボデー2の穿刺孔3とは反対側の面には、
凹部5が形成されている。凹部5の開口部分は、例えば
伸縮可能なシリコンゴムからなる弾性膜Bで覆われてお
り、この弾性膜6と凹部5との間には、抗癌剤等の薬液
を貯留するリザーバ室7が形成されている。リザーバ室
7と穿刺孔3との境界部分には、注射針を受ける針止め
璧8が形成されており、この針止め壁8の一端には、注
射針を通じて穿刺孔3に注入された薬液をリザーバ室フ
に導く連通孔9が投けられている。 ポンプボデー2の内部には、リザーバ室7に隣接してポ
ンプ室10が形成されている。ポンプ室10の底壁10
aの一端には吸入通路】lが開口されている。吸入通路
11はリザーバ室7に連なっており、この吸入通路11
のリザーバ室7への開口部分には、リザーバ室フからポ
ンプ室lOに向う流通のみを許容する逆止弁12が設け
られている。また、ポンプ室lOの底壁10aの他端に
は吐出通路13が開口されている。この吐出通路13の
先端出口13aには注入用カテーテル14が接続されて
おり、この注入用カテーテル14の先端は例えば癌組織
の栄養血管C内に差し込まれている。 なお、吐出通路13の先端出口taaには、ポンプ室l
Oから注入用カテーテル14に向う流通のみを許容する
逆止弁15が設けられている。 上記ポンプ室lOには、ポンプ駆動部を構成する振動子
ユニット1Bが収容されている。この振動子ユニット1
Bは第2図に示すように、板状をなすバイモルフエアの
周囲をシリコンゴム等の弾性を有する絶縁シート18で
被覆するとともに、この絶縁シ−ト18の周囲をポリア
ミド等の水分を透過させない疎水性シート19で被覆し
てなり、その外周部がポンプ室lOの周壁に設けた溝部
20に嵌合固定されている。そして、この振動子ユニッ
トI6はバイモルフ17が変形していない状態、つまり
電圧が印加されていない状態では、ポンプ室10の底r
iILOaに隙間なく密接し、吸入通路11と吐出通路
13の連通を遮断している。 なお、振動子ユニット16のポンプ室lOとは反対側に
は、この振動子ユニット16とポンプボデー2との干渉
を防止する空間21が存在するが、上記振動子ユニット
1Bの振動時に空間21が負圧となるのを防止するため
、ポンプボデー2には空間21の内外を連通させるブリ
ーザ孔24が設けられている。 また、上記穿刺孔3の周囲には、電磁コイル22が設け
られている。電磁コイル22は図示しないバッテリに接
続されており、この電磁コイル22に体外から電磁界を
加えると、電磁誘導作用により起電力が発生し、バッテ
リが充電されるようになっている。そして、このバッテ
リは振動子ユニット1Bを駆動するための制御部23に
接続されている。 制御部23はバイモルフ17と電気的に接続されており
、このバイモルフ17に所定のタイミングで電圧を印加
することにより、振動子ユニット16を振動させてポン
プ室lOの容積を変えるようになっている。 ところで、ポンプボデー2には、リザーバ室7の圧力を
検出する手段としての圧力センサ25が組込まれている
。本実施例の圧力センサ25は第3図および第4図に示
すように、シリコンダイアフラム型圧力センサであり、
厚さ数■−四方程度のシリコンチップ26を備えている
。シリコンチップ26の中央部には厚さ数−〜数1On
の薄膜領域、つまりダイアフラム部27が形成されてい
る。このダイアプラム部27は半導体製造技術を用いて
シリコンチップ26の下面側からエツチングで掘り込む
ことにより構成され、このダイアフラム部27の周囲の
肉厚部28はダイアフラム27を支持する機能を有して
いる。このダイアフラム部27の外周部の四箇所には、
拡散抵抗R1〜R4が埋設されており、これら拡散抵抗
R1〜R4はブリッジ接続されている。そして、ダイア
フラム部2フはリザーバ室フに露出されており、このダ
イアフラム部27がリザーバ室7の圧力に応じてたわむ
と、ピエゾ抵抗効果によってダイアフラム部27の内部
に生じた応力に比例して抵抗値が変化し、この抵抗値が
リザーバ室フの圧力を示す検出信号として取出される。 なお、上記肉厚部28には必要に応じて駆動回路や信号
処理回路が集積化されている。 そして、このような圧力センサ25は上記制御部23に
対し電気的に接続されており、この制御部23にはリザ
ーバ室7内の圧力を示す検出信号が入力される。この場
合、制御部23にはリザーバ室7の圧力とポンプ室10
から送り出される液量との相関関係が予め記憶されてお
り、このため、制御部23では圧力センサ25からの検
出信号にもとづいてバイモルフ17に印加する電圧を:
A整し、ポンプ室10から送り出°される液量が、予め
設定された値と等しくなるようにバイモルフエフの駆動
を制御するようになっている。また、本実施例の場合、
体内に注入すべき薬液を癌細胞に対して時間依存性のあ
るもの、つまり一定の薬液濃度を長時間維持する必要が
ある5FU (5フルオロウラシル)としたことにより
、制御部23によるバイモルフ17の駆動周期Tは、第
5図に示すように、30秒〜10分(;1回とし、かつ
圧力センサ25によるリザーバ室7の圧力検出は、バイ
モルフ17の駆動の直前に行なうように設定している。 そして、バイモルフ17の駆動時およびリザーバ室7内
の圧力検出時以外は、バイモルフ1)および圧力センサ
25に対するバッテリ電圧の印加を解除し、バッテリの
消耗を極力少なく抑えている。 次に、上記体内埋込み形ポンプlの作用を、例えば肝臓
癌の治療を目的とした場合に適用して説明する。 まず、ポンプlを外科的に皮下組織Aに埋込み、その注
入用カテーテル14を癌組織の栄養血管Cである肝動脈
内に差し込んで固定する。 次に、注射針を穿刺壁4に穿刺して抗癌剤の薬液をリザ
ーバ室フに注入する。この薬液の注入により、弾性膜6
は伸長し緊張状態となる。 この状態で、制御部23から振動子ユニット16のバイ
モルフエアに電圧が印加されると、このバイモルフ17
が上方に湾曲する如き形状にたわみ変形する。そこで、
第5図に示すようにバイモルフ171;電圧を印加する
動作を一定の周期Tで繰り返すと、ポンプ室lOの容積
が増減するので、リザーバ室7内の薬液が吸入通路11
を通じて吸入されるとともに、この薬液が加圧されて吐
出通路13に送り出される。この送り出された薬液は注
入用カテーテル14を通じて栄養血管Cに注入される。 なお、この薬液の注入によりリザーバ室7に貯留されて
いる薬液は次第に減少するが、この減少に応じて弾性膜
6が徐々に収縮していくので、リザーバ室7内が負圧と
なることはなく、ポンプ機能が損われることはない。 ところで、このような体内埋込み形ポンプLにおいては
、リザーバ室7を形作る弾性膜Bが皮下組1aAに対し
直接露出する形となるため、例えば患者が寝返りをうっ
た場合にリザーバ室フが圧迫されたり、患者の体の動き
により弾性膜6が圧力を受けることがあり得る。このた
め、リザーバ室7内の薬液が加圧されるから、バイモル
フエアがたわんでポンプ室lOが負圧となった時に、薬
液が一気に流れ込んでポンプ室10に取込まれる薬液の
量が多くなり過ぎてしまい、それ故、栄養血管Cに注入
される薬液の量が所定値よりも増える結果となる。 しかるに、上記構成においては、リザーバ室7の圧力を
圧力センサ25によって検出するとともに、バイモルフ
17を駆動する制御部23には、このリザーバ室7の圧
力とポンプMIOから送り出される液量との相関関係を
予め記憶させておき、上記圧力センサ25から送られる
検出信号にもとづきバイモルフエアに印加する電圧を:
A!X!するようにしたので、例えばリザーバ室7の圧
力が高い時、つまり薬液が加圧されている時には、バイ
モルフエアに印加される電圧が低くなって、このバイモ
ルフ17の変形が少なくなる。このため、見掛は上、ポ
ンプ室10の容積が少なくなるから、加圧された薬液が
強制的に押込まれる分を相殺することができ、たとえリ
ザーバ室7の圧力が増大したとしても、ポンプ室10か
ら送出される薬液の量が不所望に変動することはない。 したがって、常、に所定量の薬液を栄養血管Cに注入す
ることができ、安全に治療を行なえるのは勿論のこと、
信頼性が向上する。 また、本実施例では、圧力センサ25として半導体製造
技術により作成した微小なシリコンダイア型 フラム蜜圧カセンサを用いているため、この圧力センサ
25を設置するに当たって広いスペースを必要とせず、
その分、ポンプlを小型化することができる。 それとともに、バイモルフエアの駆動時およびリザーバ
室7内の圧力検出時以外は、バイモルフ17および圧力
センサ25に対するバッテリ電圧の印加を解除し、バッ
テリの消耗を極力少なくしているので、ポンプボデー2
に内蔵するバッテリも小型なもので良く、この点でもポ
ンプlの小型化に寄与する。 また、バイモルフエアーに電圧が印加されていない状態
では、振動子ユニット16がポンプ室1oの底壁10a
に密接して吸入通路11と吐出通路13の連通を遮断し
ている。このため、バイモルフ17に電圧が印加されて
いない時にリザーバ室7に圧力が加わっても、薬液がポ
ンプ室10を通じて注入用カテーテル14に流れ込むこ
とはない。 なお、本実施例において、バイモルフエアの駆動周期は
薬液の8類に応じて適宜変更可能であるとともに、この
バイモルフ1フの駆動制御も、電圧を変えるものに特定
されず、例えば電圧を一定として駆動周波数を変えたり
、あるいはその両方を組み合わせても良い。 一方、第6図および第7図には本発明の第2実施例が示
されている。 すなわち、薬液を栄養血管Cに注入する場合、この注入
量は患者の血圧の高低によっても変動する虞れがあるた
め、このtti2実施例では、栄養血管Cに差し込まれ
る注入用カテーテル31の先端部に、血圧を検出する手
段を設けている。 この場合、注入用カテーテル31の内部には、吐出通路
13に連なる大径な薬液通路32と小径なリード線挿通
路33が区画して設けられている。薬液通路32の先端
は注入用カテーテル31の先端に開口されて、薬液注入
孔34を構成しているとともに、リード線挿通路33の
先端は封止部材35によって液密に閉塞されている。そ
して、注入用カテーテル31の先端部には、リード線挿
通路33例の外周に位置して、栄養血管Cの血圧を検出
する他の圧力センサ3Bが埋め込まれている。この圧力
センサ36は上記第1実施例で示した圧力センサ25と
同様のシリコンダイアフラム型圧力センサであり、この
圧力センサ36から導出されたリード線37は、上記リ
ード線挿通路33を通じてポンプボデー2に導かれた後
、上記制御部23に接続されている。 この際、制御部23にはリザーバ室7の圧力を示す検出
信号と、栄養血管Cの圧力を示す検出信号が入力される
ため、この制御部23ではリザーバ室7の圧力と血圧と
の差を演算する。そして、この演算値にもとづいてバイ
モルフ17に印加すべき電圧値を算出し、バイモルフ1
7の駆動を制御するようになっている。 この第2実施例の構成によれば、バイモルフ17の駆動
を、リザーバ室7の圧力だけではなく、薬液を注入すべ
き栄養血管Cの血圧変化にも対応して制御することがで
き、薬液の注入間のばらつきがより少なくなる。 なお、この第2実施例において、バイモルフ17の駆動
制御は、このバイモルフ17に印加する電圧を変えるだ
けではなく、電圧を一定として周波数を変えても良いし
、その両方を組み合わせても良い。 また、第8図ないし第9図には本発明の第3実施例が示
されている。 この第3実施例は、吐出通路13の逆止弁15の代わり
に、制御部23によって開閉制御される制御弁41を用
いたものである。 すなわち、吐出通路13の途中には制御弁41を収容す
る広い弁室42が形成されており、この弁室42の一端
に先端出口13aに連なる連通孔43が開口されている
。そして、この弁室42に収容される上記制御弁41は
、板状をなす複数の圧電セラミックス44を厚み方向に
積層するとともに、これら圧電セラミックス44の外周
面を、例えばシリコンゴム等の弾性膜45で被覆した柱
状の弁体46を備えている。 この弁体4Bは連通孔43と略同軸状をなして弁痙42
の内面に固定されており、その先端の閉塞面4Gaが;
a通口43に対し接離可能に密接している。この弁体4
6の圧電セラミックス44は、制御部23に電気的に接
続されており、この制御部23を通じて電圧が印加され
ると、各圧電セラミックス44にひずみが生じて寸法が
変化し、弁体46が軸方向に収縮するようになっている
。そして、弁体46が収縮すると、第9図に示すように
閉塞面46aが連通孔43から離脱し、この連通孔43
が開口されるとともに、閉塞面46と弁室42の内面と
の間に流路47が形成される。 また、本実施例の場合、圧電セラミックス44に電圧を
印加するタイミング、つまり制御弁41を開閉駆動する
タイミングは、バイモルフエアの駆動タイミングと同期
させているとともに、この圧電セラミックス44に印加
させる電圧の値は、リザーバ室7の圧力に応じて適宜変
化させている。この電圧の変化により、弁体46が開い
た時に弁室42との間に形成される流路47の通路面積
が変化し、この流路4フを薬液が通過する際の管路抵抗
を変えて、吐出通路12に送り出される薬液の量をリザ
ーバ室7の圧力に応じて調整制御している。 なお、バイモルフエアの駆動は上記第1実施例と同様に
、予め設定された一定の周期電圧で行なっている。 さらに、本実施例の制御部23は、リザーバ室フの圧力
が異常に高くなった時に、バイモルフ17および圧電セ
ラミックス44への電圧の印加を解除し、薬液の供給を
停止すると同時に、連通孔43を弁体4Bで閉塞してポ
ンプ室lOと注入用カテーテル13との連通を遮断して
いる。また、この際、ポンプボデー2に音あるいは光に
よる図示しない警報器を組み込んでおき、この警報器を
制御部23からの信号で駆動することにより、患者に異
常を知らせるようにしても良い。 このような構成によれば、圧電セラミックス44に印加
される電圧を、リザーバ室7の圧力に応じて変化させて
いるので、弁体4Bが開いた時に、弁室42との間に形
成される流路47の管路抵抗を自由に変えることができ
、注入用カテーテル13に送り出される薬液の量を微調
整することができる。 また、圧電セラミックス44に電圧が印加されていない
状態では、弁体46によって連通孔43が閉じられてい
るので、たとえリザーバ室7の圧力が異常に高くなつた
場合でも、薬液が注入用カテーテル14を介して人体に
注入されることはなく、安全である。 しかも、弁体46は薬液がポンプ室10から送り出され
る時以外は閉じており、この際、圧電セラミックス44
には電圧は印加されていないので、バッテリの消耗が少
なくて済む。このため、ポンプボデー2に内蔵するバッ
テリも小型なもので良く、この点でもポンプlの小型化
に寄与する。 さらに、第10図には本発明の第4実施例が示されてい
る。 この第4実施例は、ポンプボデー51をリザーバ室フや
バッテリををする薬液注入部52と、振動子ユニット1
6や制御部23を有するポンプ部53とに分割したもの
で、この薬液注入部52にはリザーバ室7に連なる供給
口54が形成されている。また、ポンプ部53には吸入
a路11に連なる薬液人口55が形成されており、この
薬液人口55と供給口54とは接続カテーテル56を介
して接続されている。 また、ポンプ部53にはシリコンダイアフラム型の圧力
センサ57が設けられている。この圧力センサ57は吸
入通路11における逆止弁12の上流側に設けられてお
り、その抵抗を埋込んだダイアフラム部(図示せず)が
吸入通路IIに露出されている。 そして、圧力センサ57は制御部23に接続されており
、この制御部23は上記接続カテーテル56の外周に春
日したリード線58を介してバッテリと接続されている
。 このような構成によれば、ポンプボデー51を薬液注入
部52とポンプ@53とに分割したことにより、個々の
部品を小型化できる。しかも、人体の最適な箇所に埋め
込んで使用できるから、ポンプlを使用する患者の負担
を軽減することができる。 さらに、第11図ないし第13図には本発明の第5実施
例が示されている。 この第5実施例は、ポンプボデー61に一対の穿刺孔6
2a、 62bおよびポンプ室63a、63bを並列に
設けたものであり、これら穿刺孔62a、1i2bおよ
びポンプ室63a、63bは、図示しない一対のリザー
バ室に個別に連なっている。 なお、ポンプボデー61には各リザーバ室に対応して圧
力センサ(図示せず)が設けられている。 また、ポンプボデー61の一方のポンプ室63a側に偏
った位置には、注入用カテーテル65が接続されている
。この注入用カテーテル65の内部には、大径な第1の
薬液通路BBと小径な第2の薬液通路67が区画して設
けられている。第1の薬液通路66の一端は一方のポン
プ室63aに連なる吐出通路84mに接続されており、
この吐出Jv#164aの先端は注入用カテーテル65
の挿入先端に開口されて、薬液注入孔68を構成してい
る。第2の薬液通路67の両端開口部は、共に封止剤6
9によって液密に閉塞されており、この第2の薬液通路
67の一端側には接続チニーブフ0が差し込まれている
。接続チューブ7.0は接続カテーテル71を介して上
記他方のポンプ室e3bの吐出通路B4bに接続されて
おり、注入用カテーテル85と接続チューブ70および
接続カテーテル7Iとの接合部は、接着剤72によって
固められている。 また、第2の薬液通路67は注入用カテーテル65の先
端部において、連通ロア3を介して第1の薬液通路6G
に連通されており、これら第1の薬液通路66と第2の
薬液通路67は、注入用カテーテル65の先端部て合流
されている。 なお、本実施例の場合、一方のポンプ室Ha側のリザー
バ室には、穿刺孔(i2aを介して例えば抗癌剤等の薬
液が注入され、また、他方のポンプ室63b側のリザー
バ室には、穿刺孔11i2bを介してヘパリン溶液が注
入されている。 一方、各ポンプ室Ha、83bには、上記第1実施例と
同様にバイモルフを備えた振動子ユニット74a、74
bが設けられている。これら振動子ユニット74a、7
4bはポンプボデーB1内の制御部75に電気的に接続
されており、この制御部75は振動子ユニット74a、
74bのバイモルフエアに所定のタイミングで電圧を印
加させる。すなわち、本実施例の場合は、第13図に示
すように、まず薬液を送り出すポンプ室63a側の振動
子ユニット74bに電圧を印加した後に、ヘパリン溶液
を送り出すポンプ室63bl:[圧を印加するプログラ
ムが組まれている。 そして、このヘパリン溶液の注入量は、注入用カテーテ
ル65の先端部において、第2の薬液通路G7の連通ロ
ア3よりも下流側の液を全て栄養血管Cに押し出す程度
に設定されている。 このような構成によれば、注入用カテーテル65の内部
に第1の薬液通路6Gと第2の薬液通路8を区画して設
け、この第1の薬液通路6Bに抗癌剤等の薬液を、また
第2の薬液通路67にはヘパリン溶液を独立して送り出
すようにしたので、この注入用カテーテル65の先端を
栄養血管C内に留置して断続的に薬液の注入を行なう場
合に、注入用カテーテル65の先端の薬液注入口68に
は常にヘパリン溶液が蓄えられることになる。したがっ
て、上記第1実施例と同様の効果の他に、血栓の発生を
防止できるといった利点がある。 [発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、リザーバ室の圧力が増大
したとしても、ポンプ室から送出される液体の量が不所
望に変動することはなく、常に所定量の液体を体内の目
的部位に注入することができる。したがって、安全に治
療を行なえるのは勿論のこと、信頼性が向上する利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
ff11図ないし第5図は本発明の第1実施例を示し、
第1図はポンプを皮下m織に埋め込んだ状態を示す断面
図、第2図は振動子ユニットの断面図、第3図は圧力セ
ンサの平面図、第4図は圧力センサの断面図、第5図は
圧力センサおよびバイモルフへの通電タイミングを示す
タイムチャート、第6図および第7図は本発明の第2実
施例を示し、第6図は注入用カテーテルの先端部分の断
面図、第7図は第6図中■−■線に沿う断面図、第8図
および第9図は本発明の第3実施例を示し、第8図はポ
ンプを一部断面した側面図、第9図は制御弁の断面図、
第10図は本発明の第4実施例を示す断面図、第11図
ないし第13図は本発明の第5実施例を示し、第、11
図はポンプの平面図、第12図は注入用カテーテルの断
面図、i’!13図はバイモルフへの;a電タイミング
を示すタイムチャートである。 7・・・リザーバ室、10.83a、63b・・・ポン
プ室、16.74a、74b・・・ポンプ駆動部(振動
子ユニット)、23.75・・・制御部、25・・・検
出手段(圧力センサ)。 第8図 出願人代理人 弁理士 坪井  淳 第9図 手 続 補 正 書 平成元年 1、%258

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 膜状をなす伸縮自在な弾性体にて構成され、少なくとも
    薬液等の体内へ注入すべき液体を貯留するリザーバ室と
    、 このリザーバ室に連通されたポンプ室と、 このポンプ室の容積を変化させることにより上記液体を
    体内の目的部位へ送り出すポンプ駆動部とを有する体内
    埋込み形ポンプであって、 上記リザーバ室の圧力を検出する検出手段と、この検出
    手段からの信号により上記ポンプ駆動部の駆動を制御す
    る制御部を設けたことを特徴とする体内埋込み形ポンプ
JP1088733A 1989-04-07 1989-04-07 体内埋込み型ポンプ Pending JPH02265562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519696A (ja) * 2008-05-08 2011-07-14 リプレニッシュ パンプス, エルエルシー 埋込型ポンプおよびそのためのカニューレ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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