JPH0226268Y2 - - Google Patents

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JPH0226268Y2
JPH0226268Y2 JP1986010393U JP1039386U JPH0226268Y2 JP H0226268 Y2 JPH0226268 Y2 JP H0226268Y2 JP 1986010393 U JP1986010393 U JP 1986010393U JP 1039386 U JP1039386 U JP 1039386U JP H0226268 Y2 JPH0226268 Y2 JP H0226268Y2
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disk
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cord
disc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、エンジンで回動される駆動軸に組
付けられた蓋体上方に、コードを単層状態下に収
納・捲回した仕切片付の多重デイスクを設定し、
前記コード切断のとき、エンジンの駆動を停止し
ないで蓋体の地面への瞬間的な強打で多重デイス
クを回動させ、コードを瞬時かつ確実に繰出し可
能であると共に、多重デイスクの胴体への係合が
迅速で、しかも全体としての構造も徒らに複雑化
することのない刈払機用多重デイスク支持装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
仕切片付の多重デイスクを具えた従来の刈払機
は、エンジンにより回動される駆動軸に螺着され
た蓋体上面に前記の多重デイスクを載置し、この
多重デイスクの中央における円筒体を駆動軸に遊
合する一方、円筒体上端に形成された嵌合子を、
前記駆動軸に嵌合せるボスを介し定着した胴体の
係合部に挿脱自在に嵌合させた形態のものが提案
されている。(たとえばその一例として実・開昭
61−186331号公報参照) しかして前述のような形態の刈払機にあつて
は、刈払作業中、コードの切断に際し、蓋体の地
面への強打で多重デイスクが回動するとき、多重
デイスクの嵌合子と蓋体の係合部との摩擦抵抗で
多重デイスク自身が稍々もすれば刈払に必要な長
さのコードの繰出しに必要な角度だけ回動せず、
従つて刈払作業に支障を招く惧れがある。
このような支障を回避すべく、コードを捲回し
たデイスクをコイルばねのような弾発体で常時、
デイスクを上方に弾発・付勢させ、コードの切断
に際し、弾発体を抱持・被覆する蓋体とデイスク
との係合を、この蓋体の押圧で解除し、デイスク
を回動させることで、刈払に必要な長さのコード
を繰出し可能な刈払機が提案された。(たとえば
(i)特・開昭55−15793号公報、(ii)実・開昭61−
4535号公報参照) 〔考案が解決しようとする課題〕 前述の項で述べた刈払機のうち(i)の場合にあつ
ては、コードを捲回した巻枠に作用するトルクが
過大なとき、この巻枠側の停止片と、之に係脱可
能な割出部材側の突片とがその係合を解除されな
い懸念があり、従つてコードの切断に際しても新
らたにコードが繰出されない惧れもある。また(ii)
の場合にあつては、蓋体の押圧でコードを捲回し
た巻枠と蓋体との係合を解除し、コードの繰出し
は可能なるも、コードの繰出し後、巻枠の蓋体へ
の係合が確実に行われ難く、よつて巻枠の不必要
な回動となり、コードを必要以上の長さに繰出す
惧れがある。
この考案は前述のような欠点に鑑み提案された
もので、その目的とする所は、刈払作業時でのコ
ード切断に際し、多重デイスクの胴体からの係合
を確実に解除する一方、コードの繰出し後、多重
デイスクを迅速に胴体に係合可能な刈払機用多重
デイスク支持装置を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前述の目的達成のため、この考案における刈払
機用多重デイスク支持装置は、下端に蓋体を着脱
自在に装着した駆動軸を、胴体中央に垂下せるボ
スに貫通・定着し、該ボスに単層状態下にコード
を収納した適数個の仕切片付の多重デイスクを遊
合し、この多重デイスクの上盤に突出せる係合子
を胴体に係脱自在に臨ませる一方、前記多重デイ
スクと蓋体との間に張設した弾発体を常時、上方
に向け弾発・付勢した刈払機において、胴体上端
内部に中途もしくは根部が枢着された押圧子の一
側を多重デイスクの上盤に当接可能に臨ませ、回
転する蓋体の地面への強打で押圧子の一側による
上盤の押圧・下降で係合子の胴体からの離脱を介
し多重デイスクを胴体に対し自由に回転可能とし
たものである。
〔実施例〕
以下第1図ないし第4図を参照し、この考案の
実施例を述べるに、まず第1実施例の第1図、第
2図において、エンジンで駆動される伝動軸およ
びこの伝動軸先端に取付けられた歯車筐内の歯車
群(いずれも図示しない)を介し回動される駆動
軸11、断面が扁平倒U字形の胴体31の中央で
下方へ垂下せるボスbに貫通・定着し、さらにこ
の駆動軸11下端に刻設せるオネジfを、蓋体1
3の下方に突出した当接部Tの上端における膨出
部e2中央のメネジに着脱自由に螺合し、駆動軸1
1、胴体31、蓋体13の三者を一体的に結合し
てある。しかして前記膨出部e2に前記ボスbの下
端を密着もしくは所定間隔のもとに設定する一
方、ボスbの外周縁に仕切片20付の多重デイス
クD2の内周縁を遊合すると共に、この仕切片2
0の上下に夫々形成された空間に単層丈態下に可
撓材質からなるコードCを捲回・収納し、このコ
ードCを前記胴体31の外周縁下方で対称位置に
設けたグロメツトr,rから外部に繰出し可能と
してある。また、前記膨出部e2の外周縁に沿設さ
れた環状溝nと多重デイスクD2の環状溝zとの
間に張設されたコイルばね状の弾発体16を、常
時、上方に向け弾発・付勢する一方、多重デイス
クD2の下盤19と蓋体13の上面との間に形成
された間〓gを、多重デイスクD2の上盤17の
内周縁外側に突出・沿設された係合子33の高さ
h0より大としてある。前記胴体31の上端内部適
所に一体に垂下せるたとえば倒U字形の支持片g2
に、略扇形状の押圧子32の中途をピンy2に揺動
自在に枢着し、この押圧子32の係脱部jを前記
係合子33に係脱自在に臨ませる一方、グロメツ
トr側の押圧部kを前記係脱部jより重量を大と
なし、上盤17の上面に当接可能に陛ませ、蓋体
13の地面への強打により押圧部kで上盤17の
上面を押し上げ、係脱部jと係合子33との係合
を解放することで多重デイスクD2のボスbの外
周縁で自由に回動可能としてある。
なお、第1図において多重デイスクD2を胴体
31、蓋体13の夫々に組付けたとき、下盤19
の設定位置を一点鎖線で示し、(後述の第3図に
おいても同じ)また、vは支持片q2とボスbとの
間に形成された空所である。
第2実施例の第3図、第4図において、胴体4
1の上端内側適所に垂下せるたとえば倒U字形の
支持片q3とボスbとの間に係入孔iを円周方向に
沿い等間隔下に形成する一方、支持片q3の一端に
横架せるピンy3に、外方に向け略扇形状の押圧子
42の根部(第3図においてボスb側)を揺動自
在に枢着し、該押圧子42の一側(こゝではグロ
メツトr側)を多重デイスクD3の上盤17の上
面に当接可能に臨ませると共に、該上盤17の内
周縁近傍に定着・突出した係合子43を前記係入
孔iに係脱可能に臨ませ、また蓋体13の上面に
突出部がなく、環状溝がない点で第1実施例と相
違しているが、この他の点は同一であるからその
説明は省略する。
〔作用、効果〕
この考案は前述のような構成であるから、第1
実施例において、多重デイスクD2の係合子33
が押圧子32の係脱部jに係合・保持され、(第
2図参照)かつ弾発体16の上方への弾発力で胴
体31、多重デイスクD2、蓋体13は一体的の
もとに駆動軸11と共に回動し、コードCで所望
の刈払作業を行なう。しかして刈払作業に際し、
コードCの切断もしくは損傷のとき、エンジンの
駆動を停止することなく、蓋体13の当接部Tへ
の強打で押圧子32の押圧部kが係脱部jより重
いため、押圧部kの下降で多重デイスクD2の上
盤17を下方に押圧する一方、係脱部jが係合子
33から離脱するので、多重デイスクD2がボス
bの外周縁を自由状態下に回動するのに伴い、コ
ードCがグロメツトrを介して自動的に繰出され
る。このとき、多重デイスクD2の回動時の遠心
力で押圧子32の押圧部kの下方への押圧時間は
短かく、弾発体16の上方への弾発力と多重デイ
スクD2の回動とで係合子33と押圧子32の係
脱部jとが係合し、多重デイスクD2の胴体31
とが再び一体的に結合され、新らたに繰出された
コードCで刈払作業を行なう。しかして押圧部k
と係脱部jとが支持片q2と反対側にあるため、押
圧子32と係合子33との係合、離脱が確実で、
しかも押圧子32は多重デイスクD2の遠心力で
素早く多重デイスクD2に係合可能である。
第2実施例にあつては、蓋体13の地面への強
打で押圧子42の多重デイスクD3の上盤17へ
の押圧で多重デイスクD3を下方に押圧させるの
で、係合子43の係入孔iからの離脱で多重デイ
スクD3はボスbの外周縁を自由状態下に回動し、
コードCがグロメツトrを介し自動的に繰出され
る。このとき、多重デイスクD3の回動時の遠心
力で押圧子42の下方への押圧時間は短かく、弾
発力16の上方への弾発力と多重デイスクD3
回動で係合子43が隣接の係入孔iに係入し、多
重デイスクD3と胴体41とが再び一体的に結合
され、新らたに繰出されたコードCで刈払作業を
行なう。しかして蓋体13の地面への強打に際
し、押圧子42の多重デイスクD3の上盤17の
押圧で多重デイスクD3の胴体41からの離脱が
確実であり、また前述のように多重デイスクD3
の遠心力で迅速に係合子43の胴体41への係合
が行われる。
第1、第2各実施例においてコードCの切断も
しくは損傷に際しても、エンジンの駆動を停止す
ることなく蓋体13の地面への時間時な強打で多
重デイスクを胴体に対し自由状態下におき、しか
もコードを刈払作業に支障のない程度の長さに迅
速・確実に繰出し可能なため、刈払作業を円滑か
つ連続的に遂行できると共に、全体としての構造
を徒らに複雑化する惧れもないので、胴体、駆動
軸、蓋体、多重デイスク等の部材相互の組付、分
解を簡易に行ない得る上に、堅牢・安価に製作し
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の部材分解時の縦断面図、
第2図は同上の押圧子と係合子との係合時の要部
平面図、第3図は第2実施例の部材分解時の縦断
面図、第4図は第3図の−線断面図と多重デ
イスクの要部平面図である。 11……駆動軸、13……蓋体、16……弾発
体、17……上盤、20……仕切片、31,41
……胴体、32,42……押圧子、33,43…
…係合子、C……コード、D2,D3……多重デイ
スク、b……ボス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端に蓋体を着脱自在に装着した駆動軸を、胴
    体中央に垂下せるボスに貫通・定着し、該ボス
    に、単層状態下にコードを収納した適数個の仕切
    片付の多重デイスクを遊合し、この多重デイスク
    の上盤に突出せる係合子を胴体に係脱自在に臨ま
    せる一方、前記多重デイスクと蓋体との間に張設
    した弾発体を常時、上方に向け弾発・付勢した刈
    払機において、胴体31,41上端内部に中途も
    しくは根部が枢着された押圧子32,42の一側
    を多重デイスクD2,D3の上蓋17に当接可能に
    臨ませ、回転する蓋体13の地面への強打で押圧
    子32,42の一側による上盤17の押圧・下降
    で係合子33,43の胴体31,41からの離脱
    を介し多重デイスクD2,D3を胴体31,41に
    対し自由に回転可能とした刈払機用多重デイスク
    支持装置。
JP1986010393U 1986-01-29 1986-01-29 Expired JPH0226268Y2 (ja)

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JPS62122525U JPS62122525U (ja) 1987-08-04
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