JPH02259792A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、加熱溶融性のトナーを用いて転写材上に画像
を形成し、これを加熱定着処理する画像形成装置に関す
るものである。

〔従来の技術） 従来のこの種の装置に用いられる定着装置は、所定の温
度に維持された加熱ローラと、弾性層を有して加熱ロー
ラに圧接する加圧ローラとによって、未定着のトナー画
像が形成された転写材を挟持搬送しつつ加熱するローラ
定着方式が多用されている。

ところで、前記ローラ定着方式では、以下のような問題
点がある。

すなわち、第１に、加熱ローラを常に最適な温度に維持
する必要があり、第２に、転写材も含めて加熱する必要
があるために、加熱ローラの熱容量が大きくなり、第３
に、その結果、定着に必要なエネルギーが大きくなると
ともに、不要な熱が発生し、機内昇温になる。

そこで、最近、これらの問題点を解決する方式として、
小熱容量の抵抗体を用い、パルス給電する定着装置が提
案されている。

このような小熱容量の抵抗体にパルス給電を行なう定着
装置において、抵抗体が過昇温すると溶断するため、そ
のパルス信号幅を一定値以下に制限し、パルス幅の制限
値をヒータ部の温度に応じて変化させ、温度が上がれば
、パルス幅を狭くするという安全回路が提案されている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記パルス給電を行なう定着器の安全装
置では、制御回路の誤動作等により、パルス給電のデユ
ーティ比が大きくなることを停止できなく、またこのと
き、デユーティ比が大きくなっていくと、常時通電状態
と等価になり、抵抗体の過昇温を防げなくなって、該抵
抗体を破損するおそれがあるという問題点がある。

本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
ある。すなわち、本発明は、パルス給電を行なう定着装
置の抵抗体の過昇温を防ぐことができて、該抵抗体の破
損を防止することができる画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、転写材上の未定
着トナー画像を加熱体に対向圧接しつつ回転駆動する加
圧搬送手段と、転写材の撤退速度と同一速度で８勤する
定着フィルムを有し、前記加圧搬送手段を用い、該定着
フィルムを介して前記加熱体に転写材を圧接させ、パル
ス加熱する画像形成装置において、前記パルス加熱を行
なうパルス給電装置およびこのパルス給電装置と前記加
熱体との給電経路中に設けられて前記パルス給電を停止
する遮断回路を有し、しかも、前記パルス給電装置のパ
ルス周期と、パルス通電時間に応じて、前記遮断回路に
より、該加熱体への給電を停止するようにした。

〔作　　　用） 本発明によれば、パルス給電装置と加熱体との給電経路
中に遮断回路を有して、パルス給電の周期とパルス通電
時間に応じて、抵抗体への給電を停止するので、該抵抗
体の過昇温を防ぐことができる。

〔実　施　例〕

第１図は本発明の第１実施例を示している。

第１図において、１は発熱抵抗体ａと電極すを基板（材
質がアルミナもしくはガラス）上に形成したヒータ、２
は該ヒータ１に電力供給を行なう定着装置用電源、３は
該ヒータ１への電力供給をヒータ１の基板温度に応じた
パルスで行なうための制御信号を発生させるパルス信号
発生装置、４はパルス給電の周期とパルス通電時間に応
じて給電を停止する安全回路、５は前記基板の温度を測
定してパルス信号発生装置３の回路への温度情報とする
サーミスタである。

第２図は第１図の安全回路４を含む定着装置用電源回路
２の詳細図であり、この実施例では、安全回路４に電流
ヒユーズＦＵＩを用いている。

すなわち、ＡＣ（交流）入力端子をダイオードブリッジ
Ｄ１で整流し、コンデンサＣ１で平滑にしている。パル
ス信号発生装置３の出力信号は定着装置用電源２内のフ
ォトカブラＱ３に入力され、その信号に従って、ドライ
ブ回路Ｑ、はヒータ１の発熱抵抗体ａへの通電制御スイ
ッチング素子Ｑ２を駆動する。パルス信号発生装置３は
ヒータ１に近接されたサーミスタ５の出力値に応じて、
パルス信号を変化させることによって、該抵抗体ａへの
給電を制御している。

このように、パルス通電を行なっている時、該抵抗体ａ
へ流れる平均電流Ｉは、パルス通電周期と、パルス通電
時間の比（パルスデューティ比）に比例する。前記電流
Ｉの最大値Ｉ　ｌ１ａｘは該抵抗体ａの抵抗値ＲＨと、
コンデンサｃ１の電圧Ｖ　ｃ　Ｉ、スイッヂング素子Ｑ
２のＯＮ電圧ＶＤＳで定まり、 で与えられる。またパルスデューティ比がＤｐのとき、
電流Ｉは、 ■＝＝　Ｉｍａｘ　ｘＤ、　、、（Ｖｃ、−ＶＤＳ）　
Ｄ　ＰＨ となる。このときの安全回路４の動作を第３図に示す。

第３図で、Ａはデユーティ比２０％のパルス信号が、Ｂ
は３０％、Ｃは６０％、Ｄは前記パルス信号発生装置３
の誤動作等により、常に通電状態となった場合である。

このとき、安全回路４がない場合は、平均電流工に示す
ように、Ａ、Ｂ、Ｃと、電流Ｉは増加し、Ｄで最大電流
Ｉ　ｍａｘとなる。しかし、この実施例の安全回路４を
設けたときの平均電流を■′とすると、第３図に示すよ
うに、ｌ５ｈｕｔで、ヒータ１への給電を停止する。こ
こで、電流ヒユーズＦＵＩが切れる′ＦＦＬ流値をＩ　
５ｈｕｔとした。

このとき、パルス通電温度制御で、必要な最大デユーテ
ィ比をＤ　ｐｍａｘとし、このときの電流値Ｉｐが前記
１５ｈｕｔより小さいように選んでおく必要がある。こ
のようにすると、通常では、従来と同様に該抵抗体ａに
給電を行なうことができ、誤動作等の異常時で、パルス
デューティ比が大きくなるときに、該ヒユーズＦＵＩが
給電経路を遮断してヒータ１の発熱抵抗体ａの異常加熱
および破損を防ぐことができる。

なお二の実施例とともに、第５図に示すパルス幅限定安
全回路１１を有する従来のものを、同時に用いてもよい
。その場合、常時通電（第３図のＤ）の場合では、パル
ス幅限定安全回路１１により、パルス幅が制限されるの
で、該ヒユーズＦＵＩが切れない。

第４図は本発明の第２実施例を示している。

この第２実施例では、前述の第１実施例の電流ヒユーズ
ＦＵＩを用いたものにかわり、ｆ−Ｖ変換器２１、スイ
ッチング素子２２、比較器２３などを用い、所定の電圧
値以上になると、スイッチング素子２２をＯＦＦするも
のである。

この第２実施例においては、遮断回路に半導体、リレー
等のスイッチング素子２２を用いているため、異常パル
スのあとも、部品交換をしないで復帰できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、パルス通電方式
の定着装置を有する画像形成装置において、パルス通電
のデユーティ比に応じて、デユーティ比が大ぎくなりす
ぎると、ヒータの発熱抵抗体への通電を遮断する回路に
より、その通電を遮断するので、該抵抗体の過昇温を防
ぐことができ、該抵抗体の破損を防止することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示した説明図、第２図は
第１図の主要回路の説明図、第３図は同じく動作の説明
図、第４図は本発明の第２実施例を示したブロック図、
第５図は従来のパルス信号発生装置とパルス幅限定安全
回を示した説明図である。 ａ・・・発熱抵抗体　　　ｂ・・・電極１・・・ヒータ
　　　　　２・・・定着装置用電源回路３・・・パルス
信号発生装置 ４・・・安全回路　　　　５・・・サーミスタ（邑　４
　名 百く ロー（ 」 （ｉト 矛 芽

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　転写材上の未定着トナー画像を加熱体に対向圧接し
   つつ回転駆動する加圧搬送手段と、転写材の搬送速度と
   同一速度で移動する定着フィルムとを有し、前記加圧搬
   送手段を用 い、該定着フィルムを介して前記加熱体に転写材を圧接
   させ、パルス加熱する画像形成装置において、前記パル
   ス加熱を行なうパルス給電装置およびこのパルス給電装
   置と前記加熱体との給電経路中に設けられて前記パルス
   給電を停止する遮断回路を有し、しかも、前記パルス給
   電装置のパルス周期と、パルス通電時間に応じて、前記
   遮断回路により、該加熱体への給電を停止するようにし
   たことを特徴とする画像形成装置。