JPH0224339Y2 - - Google Patents

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JPH0224339Y2
JPH0224339Y2 JP14491184U JP14491184U JPH0224339Y2 JP H0224339 Y2 JPH0224339 Y2 JP H0224339Y2 JP 14491184 U JP14491184 U JP 14491184U JP 14491184 U JP14491184 U JP 14491184U JP H0224339 Y2 JPH0224339 Y2 JP H0224339Y2
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JP
Japan
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boom
vehicle body
wheel structure
crane
rear wheel
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JP14491184U
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JPS6162786U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はホイール懸架式のクレーン車両に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来この種のクレーン車両における懸架装置は
左、右輪を結ぶ車軸がシヤーシフレーム(車体)
と干渉するため車輪を車体の内部に格納できる程
上下に移動させることができなかつた。
また従来のクレーン車両における懸架装置で
は、サスペンシヨンストロークSは車輪の中心で
通常50mm程度であるから、第8図のようなトレー
リングアーム式であつてさえもホイールベースの
変化量は微少であつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように車輪の車体内部への格納が不可能
であり、従つてアウトリガを用いて車体を上昇さ
せたクレーン作業時において、車輪が上記車体の
施回方向に対してアウトリガのビームに干渉して
しまい、アウトリガに対して車体を360゜の範囲に
わたつて施回することができず、作業範囲を広く
とることができなかつた。
また従来のホイール車両(クレーン車両)には
サスペンシヨンストロークによつてホイールベー
スを変化することによつて車高を調整するものは
あるが、ホイールベースを変化することができる
ものはなく、走行条件に応じたホイールベースに
することはできなかつた。
本考案は上記のことにかんがみなされたもの
で、前後の車輪がアウトリガ本体から張り出され
たビームと干渉しない高さまで上昇することがで
き、これにより、アウトリガを用いたクレーン作
業時に、車体を360゜の範囲にわたつて自由に施回
でき、クレーン作業の作業範囲を広くすることが
でき、また走行時には、前後の車輪を揺動するこ
とにより、ホイールベースが調整できて、走行条
件にあわせたホイールベースとすることができる
ようにしたクレーン車両を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案に係るクレーン車両は、クレーン27及
び動力部20を搭載した車体1の前側部に、前輪
52を備え且つステアリング機構付の前輪構体1
6を、前輪構体16を上下揺動する前車軸懸架機
構Dにより懸架保持し、車体1の後側部に、左側
後輪53aを備えた左側後輪構体18aを、左側
後輪構体18aを上下揺動する左側後車軸懸架機
構E1により懸架保持し、車体1の後側部に右側
後輪53bを備えた右側後輪構体18bを、右側
後輪構体18bを上下揺動する右側後軸懸架機構
E2により懸架保持し、車体1の下部にアウトリ
ガ3を施回可能に設け、さらに前輪構体16及び
左右の後輪構体18a,18bを、これらに備え
た各車輪52,53a,53bがアウトリガのビ
ームと干渉しない高さまで上方へ揺動可能にした
構成となつている。
そしてこの構成により、前車軸懸架機構Dの作
動により前輪構体16を上昇し、また左、右側後
車軸懸架装置E1,E2の作動により左、右側後輪
構体18a,18bを上昇することにより、これ
らに備えたそれぞれの車輪52,53a,53b
はアウトリガのビームと干渉しない高さまで上昇
され、アウトリガを用いた状態での車体は360゜の
範囲にわたつて施回できる。
また上記前輪構体16及び左右の後輪構体18
a,18bの揺動角度を変えることによりホイー
ルベースが変えられる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第7図を
参照して説明する。1はレボルビングフレームと
しての車体であり、この車体1の下部にはスイン
グサークル2を介してアウトリガ3が取付けてあ
る。アウトリガ3はアウトリガ本体4を備えてお
り、アウトリガ本体4にはスイングサークル2の
切線方向に巴状に4つのビームボツクス5が設け
てあり、ビームボツクス5内にはビーム6が出入
れ可能に収容してある。ビーム6内にはスライド
シリンダ7が収納してあり、スライドシリンダ7
の基端部はビームボツクス5の底部のブラケツト
8に連結ピン9により連結されており、スライド
シリンダ7のロツド10はビーム6の先部に連結
ピン11により連結されている。ビーム6の先端
部にはジヤツキシリンダ12が固設してあり、ジ
ヤツキシリンダ12のロツド13には踏面体14
が取付けてあり、これらで接地部材Aを構成して
いる。
車体1の前側左右には前側支持脚15が上下揺
動可能に取付けてあり、前側支持脚15は前輪5
2を備えた前輪構体16を支持している。
車体1の後側左右には後側支持脚17が上下揺
動可能に取付けてあり、後側支持脚17はそれぞ
れ独立して左右の、後輪53a,53bを備えた
後輪構体18a,18bを支持している。
また車体1の前側部には前輪構体16の上下動
操作を行う前側リフトシリンダ17′が設けてあ
り、車体1の後側部にはそれぞれの前輪構体18
a,18bこの上下動操作を行う後側シフトシリ
ンダ19が設けてある。
前、後側リフトシリンダ17′,19は車輪上
下操作の他にサスペンシヨン機能をもつものであ
り、前側支持脚15と前側リフトシリンダ17′
とで前車軸懸架機構Dを構成しており、左側の後
側支持脚17と左側の後側リフトシリンダ19と
で左側後軸懸架機構E1を構成しており、右側の
後側支持脚17と右側の後側リフトシリンダ19
とで右側後車軸懸架機構E2を構成している。
そして上記前輪構体16及び左右の後輪構体1
8a,18bは、これらに備えた各車輪52,5
3a,53bがアウトリガ3の本体4から張り出
されたビーム6と干渉しない高さまで上昇するよ
うになつている。
車体1には動力部20が設けてある。動力部2
0はエンジン21と動力取出部(PTO)22と
変速部23とを備えており、変速部23の出力軸
端は等速ジヨイント24を介して前輪構体16の
フロントアクスル25の入力軸端に連結してあ
る。
車体1にはブーム支持ブラケツト26が固設し
てあり、このブーム支持ブラケツト26にブーム
27の第1ブーム体28が軸ピン29により起伏
可能に取付けてある。また車体1にはブーム起伏
シリンダ30か揺動可能に取付けてあり、ブーム
起伏シリンダ30のロツド31は第1ブーム体2
8に設けたブラケツト31′にピン32で連結し
てある。
ブーム27は中折形であつて、基ブーム構体3
3に先ブーム構体34折曲げ自在に連結して成つ
ている。
基ブーム構体33は第1、第2、第3ブーム体
28,35,36より成つていて第2、第3ブー
ム体35,36は第1ブーム体28に対して伸縮
動するものである。
先ブーム構体34は第4、第5、第6ブーム体
37,38,39より成つていて第5、第6ブー
ム体38,39は第4ブーム体37に対して伸縮
動するものである。
第3ブーム体36の先端部には支持ブラケツト
40が固設してあり、支持ブラケツト40に第4
ブーム体37の基端部がピン41で連結してあ
る。支持ブラケツト40にはリンク42の一端部
が連結してあり、また第4ブーム体37の基端部
にはリンク43の一端部が連結してあり、両リン
ク42,43のそれぞれの他端部はブームシリン
ダ44の基端部が連結してあり、ブームシリンダ
44のロツド45は第4ブーム体37に設けたブ
ラケツト46にピン47で連結してある。
先ブーム構体34の第6ブーム体39の先端部
にはシーブ48が設けてあり、シーブ48には吊
フツク49がワイヤ掛けしてあり、車体1には吊
フツク49のワイヤ巻げ巻下げ用のウインチ50
が設けてある。
51は運転室である。
次に作動を説明する。
クレーン車両の走行は、前側リフトシリンダ1
7′を伸長操作して前輪構体16の前輪52を接
地すると共に後側リフトシリンダ19を伸長操作
して後輪構体18a,18bの後輪53a,53
bを接地し、エンジン21の動力を変速部23、
等速ジヨイント24を介してフロントアクルス2
5に伝え前輪52を駆動して行われる。
このとき、前輪構体16と左右の後輪構体18
a,18bの揺動角度を変えることによりホイー
ルベースが変えられる。
すなわち、各構体18a,53a,53bを下
方へ回動して上昇角度を小さくすることによりホ
イールベースが短くなり、上方へ回動して上昇角
度を大きくすることによりホイールベースが長く
なる。このホイールベースの変更は走行条件によ
つて適宜選択する。
荷吊り作業については、まずビームシリンダ7
を伸長してビーム6をビームボツクス5より外方
に突出し、ジヤツキシリンダ12を伸長させて路
面体14を接地させ、車体1を持上げて前、後輪
52,53a,53bを地面より浮上させる。
次に、前、後側リフトシリンダ17′,19を
縮少させて前、後側支持脚15,17を介して
前、後輪52,53a,53bを上昇してアウト
リガ3のビーム6の上面より上方に格納する。
次に車体1内に設けられた施回駆動機構(図示
せず)を駆動してスイングサークル2を介して車
体1と共にブーム27及び前、後車輪52,53
a,53bを施回し、起伏シリンダ30を操作し
てブーム27を起し、またブームシリン44を操
作して先ブーム構体34を起して基、先ブーム構
体33,34の第1〜第3、第4〜第6ブーム体
28,35,36,37,38,39を伸長し、
第1図に示すように吊フツク49に掛けた荷役作
業を行う。
このとき前、後輪52,53a,53bはアウ
トリガ3のビーム6より上方に位置されているの
で、これがビーム6に干渉することがなく、車体
1は360゜の範囲にわたつてその場で施回される。
〔考案の効果〕
本考案は上記のようになり、前後の車輪がアウ
トリガ本体から張り出されたビームと干渉しない
高さまで上昇することができ、これにより、アウ
トリガを用いたクレーン作業時に、車体を360゜の
範囲にわたつて自由に施回でき、クレーン作業の
作業範囲を広くすることができる。
また走行時には、前後の車輪を揺動することに
より、ホイールベースが調整できて、走行条件に
あわせてホイールベースとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例のクレーン車両の斜視
図、第2図は同平面図、第3図は同側面図、第4
図は動力部を搭載した場合のクレーン車両の側面
図、第5図はアウトリガ装置の配置説明図、第6
図は同側面図、第7図は同一部断面した底面図、
第8図はトリーリングアーム式サスペンシヨンの
説明図である。 1は車体、3はアウトリガ、4はアウトリガ本
体、6はビーム、16は前輪構体、18a,18
bは後輪構体、52は前輪、53a,53bは前
輪、Dは前車軸懸架機構、E1は左側後車軸懸架
機構、E2は右側後車軸懸架機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クレーン27及び動力部20を搭載した車体1
    の前側部に、前輪52を備え且つステアリング機
    構付の前輪構体16を、前輪構体16を上下揺動
    する前車軸懸架機構Dにより懸架保持し、車体1
    の後側部に、左側後輪53aを備えた左側後輪構
    体18aを、左側後輪構体18aを上下揺動する
    左側後車軸懸架機構E1により懸架保持し、車体
    1の後側部に右側後輪53bを備えた右側後輪構
    体18bを、右側後輪構体18bを上下揺動する
    右側後軸懸架機構E2により懸架保持し、車体1
    の下部にアウトリガ3を施回可能に設け、さらに
    前輪構体16及び左右の後輪構体18a,18b
    を、これらに備えた各車輪52,53a,53b
    がアウトリガのビームと干渉しない高さまで上方
    へ揺動可能にしたことを特徴とするクレーン車
    両。
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