JPH02241424A - 自走式掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は自走式掃除機に関し、更に詳しくはその床用
吸込構造に関するものである。

（ロ）従来の技術 一般に、電気掃除機は１回床面を走行させるだけの１ス
トロークで１００％に近い吸込性能を有するものが望ま
れる。

従来、自走式掃除機においてもその吸込性能を向上させ
るために特開昭５８−２２１９２５号公報に記載の購成
が提案されている。

すなわち、ロボットワゴンに、ノズル取付板を介してキ
ャスターを有する広幅ノズルを取付板穴を上下移動可能
にして配設し、当て板をワゴンに遊接し、それによって
床面の変化による吸込力の低下を、ノズルを床面に並行
に保つことでなくすことができるようにしたものである
。

ところが、この従来技術は、吸込口をキャスターにより
床面の変化にともなって上下動するだけであり、吸込口
と床面との隙間を変化させることができない。従って、
例えば床面の状態がじゅうたんの場合に、毛足の長さに
よっては本体の車輪の沈み込みと共に吸込口が沈み込ん
で走行自体の障害になることがあり、また、吸込力によ
る吸着が作用するため、走行の障害にならないように床
面との隙間を床面の状態に応じて調整する必要があり、
さらに床面の一部に凸部があったときに広幅ノズルと床
面との隙間が大きくなって吸込力が低下し、１ストロー
クで１００％に近い吸込性能を確保することが難しい、
という欠点がある。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は、前記の点に鑑み成したもので、床面の状態に
関係なく、さらに床面に凸部や堅い塵埃があっても床用
吸込具の吸込性能が低下しないようにし、また、走行の
障害にならずに走行できるようにし、以て１ストロ一ク
走行での塵埃の吸込性能を低下させないようにした自走
式掃除機を得ることを目的としている。

（ニ）課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、本発明の自走式掃除機は、
本体ケーシングに揺動可能に支持された床用吸込具を介
して本体ケーシングの収部室にゴを吸引・除去する自走
式掃除機であって、本体ケーシングは、幅広長尺状の床
用吸込具と該床用吸込具をその吸気口より前方で支持す
る長円形車輪と、前記床用吸込具をその吸気口より後方
で揺動可能に支持する軸支部とを備え、更に前記床用吸
込具の吸気口より後部に、複数に分割され且つ夫々がバ
ネにより下向きに付勢されたサクションキーパ−を、上
下動可能に配設したことを特徴としている。

また、前記課題を解決するために、本発明の自走式掃除
機は、本体ケーシングに揺動可能に支持された床用吸込
具を介して本体ケーシングの収部室にゴミを吸引・除去
する自走式掃除機であって本体ケーシングは、床用吸込
具と、該床用吸込具をその吸気口より前方で支持する長
円形車輪と前記床用吸込具をその吸気口より後方で揺動
可能に支持する軸支部とを備え、更に前記長円形車輪の
前方に、該長円形車輪の車輪幅より大きいブラシ体を、
下向きに付勢して配設したことを特徴としている。

（ホ）作用 前記構成により、自走式掃除機は、走行に伴って長円形
車輪が回転し、これにより幅広長尺状の床用吸込具は、
軸支部を中・じ１にして上下に揺動して床面との隙間を
大小変化させることにより、大きな塵埃を吸い込む作用
と真空度を高める作用を繰り返しながら吸引し、床面の
塵埃を確実に吸い込む。

このとき、請求項１の自走式掃除機においてはサクショ
ンキーパ−が分割して構成されているので、床面の一部
に凸部があって、長円形車輪が凸部に乗り上げても、そ
の部分のサクションキーパ−がさらに下向きに付勢され
て他の部分のサクションキーパ−と共に床面との接触を
保ち、全てのサクションキーパ−と床面との間に隙間が
生じることがなく、従って塵埃を吸引し残すことがなく
、幅広長尺状の床用吸込具の吸込性能を向上できる。さ
らに請求項２の自走式掃除機においては、長円形車輪の
前方に該長円形車輪の車輪幅より大きいブラシ体を下向
きに付勢して配設しているので長円形車輪への塵埃の付
着、特に堅くて長円形車輪が乗り上げるような塵埃の付
着を防止でき、従って長円形車輪の前記堅い塵埃への乗
り上げによる浮き上がりがなくなり、これにとらなう床
用吸込具の押し上げがなくなるので、塵埃を吸引し残す
ことがなく、床用吸込具の吸込性能を向上できる。

（へ）実施例 以下図面に示す実施例にもとづいてこの発明を詳述する
。なお、これによってこの発明が限定されるものではな
い。

第１〜７図において、自走式掃除機１は本体ケーシング
５０、つまり上部・下部ケーシング３．２からなり、長
円形車輪である長円前車輸１９とこの長円前車輪１９の
回転により揺動可能に軸支した後車輪２８と、両車輪１
９および２８間に下向きに最大幅が４２０ｍＱ１幅と長
尺な吸込口３２を有して配設された幅広長尺状の床用吸
込具１７とを備え、下部ケーシング２に揺動可能に支持
された床用吸込具１７を介して図示入方向に上部ケーシ
ング３の収塵室（図示せず）にゴミを吸引・除去するも
のである。

更に、下部ケーシング２のシャーシ３６に、下方へ付勢
するバネ３５を介して、上下移動可能に取付けられると
ともに、後車輪２８を回転可能に支持する昇降台３４と
、床用吸込具１７を揺動可能に支持する軸支部としての
後車輪２８の・シャフト３０と、シャーシ３６に固定さ
れバネ３５の付勢力に抗して上向きの力を付加し、それ
によってバネ３５の付勢力を調整しうるバネ調整手段４
２とを主として備えている。

床用吸込具１７の前部には回転ブラシ１８を軸支した長
円前車輸１９を有するブラシ台２０を第１ケース２１お
よび第２ケース２２で構成される収納部２３に固定して
いる。

即ち、前記回転ブラシ１８は前記第２ケースの左右両側
端から垂下形設される軸支部２４にシャフト２５を回転
自在に軸支した後、長円前車輸１９を軸着し、ストッパ
ーネジ２６で抜は止めすることにより、前記長円前車輸
１９の回転と共に回転するように軸支されている。

そして、床用吸込具１７はその吸込口ケーシング２９か
ら突出した支持杆２９ａを前記後車輪２８のシャフト３
０に揺動可能に軸支してあり、且つ吸込口ケーシング２
９は第１ケース２１、第２ケース２２に固定しである。

従って床用吸込具１７は、前記長円前車輪１９の回転に
ともない、前記シャフト３０を中心として上下に揺動し
、吸込口３２と床面との隙間を大小変化する。

３３は昇降台３４を揺動自在に支持している連結杆であ
る。

シャーシ３６は、昇降台３４に固定したＬアン−グル３
７．３７°に固定され、レール３８．３８’　　　３８
’　　　３８〜と移動台３９．３９′３９″、３９′″
からなる連動レールなどの昇降機溝によって床面に対し
常に平行に昇降できるようなっている（第４図参照）。

また、アングル３７．３７′　には昇降のためのワイヤ
４０．４０’　　　４０″が架設され、これによって昇
降台３４は昇降される。

ワイヤ４０．４０’　　　４０″は滑車４１．４１’　
、４１’などを経てシャーシ３６に固定したバネ調整機
構（バネ調整手段）４２に連結されている。

このバネ調整機構４２は、第５図に示すように軸受４３
、ツマミ４４、これに固定されたシャフト４５およびワ
イヤ４０．４０’　　　４０″を固定したプーリー４６
並びに軸受４３に固定された係合爪４７ａを有するハウ
ジング４７とから構成される。

さらに、第５図に示すように、ツマミ４４には一方向の
回転のみスプリング４８と抗して回転する係合爪４４ａ
が形成され、一方向回転により高さが調整可能になって
いる。さらに、前記ツマミ４４にはその外周側面に回動
規制用の突片４４ｂが形成され、一方前記ハウジング４
７には前記突片４４ｂを遊嵌して前記ツマミ４４の回転
範囲を規制する切欠部４７ｂを有した側部鍔片４９があ
る。

そして、高さ調整の解除の際は、ツマミ４４を矢印Ｂ方
向に引張ると爪が外れ昇降台３４は、自重とスプリング
３５の押圧力により元に戻るものである。

さらに、前記床用吸込具１７の吸込口３２の後部には該
吸込口３２に沿ってサクションキーパ−収納溝５１があ
り、該収納溝５１内には３つに分割された合成ゴム製サ
クションキーパ−５２ａ、　５２ｂ、５２ｃが上下動自
在に収納されている。

前記分割されたサクションキーパ−５２ａ、５２ｂ、５
２Ｃの夫々の上部には板バネ５３ａ、５３ｂ、５３ｃが
取り付けられてあり、これらの板バネ５３ａ、５３ｂ、
５３ｃにより前記サクションキーパ−５２ａ、５２ｂ、
５２ｃは夫々が独立して下向きに弾付勢されて収納する
。

また５４は前記長円前車輪１９の前方に下向きに付勢し
て配設されるブラシ体、５５は前記軸支部２４の前方に
連設され、該ブラシ体５４を上下に移動可能に取り付け
る取付ホルダーで、該取付ホルダー５５には上下移動用
長孔５６と、ホルダー側バネ止めボス５７とを備えてい
る。一方前記ブラシ体５４は、前記長円前車輪１９の車
輪幅より大きく形成されると共に、下向きにブラシ毛５
８を植設してあり、さらにブラシ側バネ止めボス５９と
螺子止めボス６０とを備えている。また６１はスプリン
グである。そして前記ブラシ体５４はそのブラシ側バネ
止めボス５９と螺子止めボス６０を前記長孔５６に遊嵌
し、前記螺子止めボス６０に螺子６２及びリング６３を
取り付けることにより上下動自在とし、且つ前記ブラシ
側バネ止めボス５９とホルダー側バネ止めボス５７とに
前記スプリング６１を掛は止めることにより下向きに付
勢される。

なお、４はＡＣ電源用のコードリールにして、回転自在
に軸支されている。５は電源コード、６は衝突用センサ
ー　７は超音波式距離センサー８は近接センサー　９は
把手である。１０は駆動車輪、１１は自在車輪である。

１２は駆動用モーター　１３は吸込パイプ、１４は伸縮
自在ホースである。

この実施例のものは上記構成を有するから、自走式掃除
機の走行により長円前車［１９は揺動しながら前進し、
これに伴い床用吸込具１７は軸支部としてのシャフト３
０を中心にして上下に揺動して床面との隙間を大小変化
させることにより、大きめの塵埃を吸い込む作用と真空
度を高める作用を繰返しながら吸引される。この吸込力
を保つため、長尺な幅にし前後の幅を狭くした吸込口３
２を備えているため、本体幅（６１０ｍｍ）に対し４２
０關輻まで可能にできる。

又、じゅうたんの沈み込みや吸着に対しては昇降台３４
を昇降させることで常に一定の吸着を保つことができ走
行の障害になることなく強い吸込力を得ることができる
。

さらに、前記床面の一部に凸部があって、長円前車輪１
９が該凸部に乗り上げても、分割されたサクションキー
パ−５２ａ、５２ｂ、　５２ｃのうち乗り上げた部分の
後方のサクションキーパ−がさらに下向きに付勢されて
突出して他の部分のサクションキーパ−と共に、床面と
の接触を保ち、故に全てのサクションキーパ−５２ａ、
　５２ｂ、５２ｃと床面との間に隙間の生じることがな
く、従って塵埃を吸引しのこすこがなく、幅広長尺状の
床用吸込具１７の吸込性能を向上できる。

さらに、長円前車輸１９の前方の床面に塵埃、特に長円
前車輪１９が乗り上げるような堅い塵埃があってもブラ
シ体５４が常に床面と接触しながら床面を掃くことによ
ってこれらの塵埃を除去するので長円前車輪１９に付着
することがなく、従って長円前車輪１９が前記堅い塵埃
に乗り上げて浮き上がることがなく、これにともなう床
用吸込具１７の押し上げがなくなるので、塵埃を吸引し
残すことがな（床用吸込具１７の吸込性能を向上できる
。

（ト）発明の効果 本発明の自走式掃除機は以上の如く構成しており、走行
に伴って長円形車輪が回転することにより床用吸込具が
軸支部を中心として上下に揺動して床面との隙間を変化
させることにより床面の塵埃を確実に吸い込む。

そして、請求項１の構成によれば、サクションキーパ−
が分割して構成されているので、床面の一部に凸部があ
って長円形車輪が凸部に乗り上げてもその部分のサクシ
ョンキーパ−がさらに下向きに付勢されることにより全
てのサクションキーパ−と床面との間に隙間が生じるこ
とがなく、塵埃を吸引し残すことがなく、幅広長尺状の
床用吸込具の吸込性能を向上できる。

また、請求項２の構成によれば、長円形車輪の前方の床
面をブラシ体が掃くので、長円形車輪の前方の塵埃、特
に長円形車輪が乗り上げるような堅い塵埃を除去するこ
とができるの、長円形車輪が前記塵埃に乗り上げて浮き
上ることがなく、従って床用吸込具が塵埃を吸引し残す
ことがなく、床用吸込具の吸込性能を向上できる。

従って何れの構成も床面に凸部や堅い塵埃があっても床
用吸込具の吸込性能が低下せず、また走行の障害になら
ない。従って１ストロ一ク走行での塵埃の吸込性能を向
上した掃除のし残しのない自走式掃除機を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明自走式掃除機の実施例に関し、第１
図は側面図、第２図は要部構成説明用−部切欠き側面図
、第３図はブラシ体を除いた構成説明用一部切欠き正面
図、第４図は第３図ｃ　−ｃ断面図、第５図は要部分解
斜視図、第６図はサクト・・自走式掃除機、２・・・下
部ケーシング、３・・・上部ケーシング、１７・・・床
用吸込具、１９・・・長円前車輪（長円形車輪）、３０
・・・シャフト（軸支部）　、５２ａ、５２ｂ、５２ｃ
・・・サクションキーパ−５４・・・ブラシ体。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体ケーシングに揺動可能に支持された床用吸込
   具を介して本体ケーシングの収塵室にゴミを吸引・除去
   する自走式掃除機であって、本体ケーシングは、幅広長
   尺状の床用吸込具と該床用吸込具をその吸気口より前方
   で支持する長円形車輪と、前記床用吸込具をその吸気口
   より後方で揺動可能に支持する軸支部とを備え、更に前
   記床用吸込具の吸気口より後部に、複数に分割され且つ
   夫々がバネにより下向きに付勢されたサクションキーパ
   ーを、上下動可能に配設したことを特徴とする自走式掃
   除機。
2. （２）本体ケーシングに揺動可能に支持された床用吸込
   具を介して本体ケーシングの収塵室にゴミを吸引・除去
   する自走式掃除機であって、本体ケーシングは、床用吸
   込具と、該床用吸込具をその吸気口より前方で支持する
   長円形車輪と前記床用吸込具をその吸気口より後方で揺
   動可能に支持する軸支部とを備え、更に前記長円形車輪
   の前方に、該長円形車輪の車輪幅より大きいブラシ体を
   、下向きに付勢して配設したことを特徴とする自走式掃
   除機。