JPH022393B2 - - Google Patents

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JPH022393B2
JPH022393B2 JP56019537A JP1953781A JPH022393B2 JP H022393 B2 JPH022393 B2 JP H022393B2 JP 56019537 A JP56019537 A JP 56019537A JP 1953781 A JP1953781 A JP 1953781A JP H022393 B2 JPH022393 B2 JP H022393B2
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JP
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motor
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pulse
loop filter
circuit
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Hiroshi Koide
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE3204943A priority patent/DE3204943C2/de
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Publication of JPH022393B2 publication Critical patent/JPH022393B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P1/00Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/16Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/18Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual dc motor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は複写装置の露光ミラー、フアクシミリ
の画像読取ヘツド、プリンタの記録ヘツド等々の
物体を繰り返し往復駆動する走査駆動モータの制
御装置に関する。 走査駆動モータにおいては、起動から定速度に
安定する時間は極力短いのが好ましい。一般のモ
ータ制御において、位相固定ループ(Phase
Locked Loop:以下においてPLLと略称する)
方式の等速制御が知られているが、ループフイル
タに遅れがあるので起動から等速制御モードに入
るのに長い時間が必要である。そこで従来におい
ては、起動時にはモータ駆動回路に一定レベルの
電圧を付勢信号として与え、この間にループフイ
ルタをその出力電圧が等速制御時の定速度指示レ
ベルになるように充電し、モータ速度あるいは起
動付勢時間が所定値になるとモータ駆動回路にル
ープフイルタの出力を切換印加するようにしてい
る(たとえば特開昭54−35312号公報)。これによ
れば所定速度までの起動が速く、しかも等速制御
モードに切換つたときに大きなハンチングを生ず
るなどの問題もなく、スタートから等速制御まで
の立上り時間が短い。 実開昭54−164396号公報の出願明細書および図
面には、位相の進み、遅れに応じた位相制御信号
を出力する位相比較器を用いたモータ制御装置が
開示されている。また、特開昭53−125581号公報
には、同期引込み時間を短縮するために制御動作
を速かに働かせるために、PPL系をホールドす
る制御が開示されている。 しかしながら、モータによつて駆動される走査
機構の摩擦力が大きいと(および又はループゲイ
ンが小さいと)、モータには大きなトルクが要求
されるため、等速制御モードではモータ電流をあ
るレベル以上流すように、位相差が摩擦力に応じ
た値で安定し、ループフイルタの出力電圧は零レ
ベルより、モータ増速側のあるレベルVfに安定
する。したがつてこの場合には、起動から等速制
御に切換つたときモータが一時的に減速し次いで
ループフイルタ出力がVfになるまで増速すると
いう、一時的な揺動を生ずる。前記特開昭53−
125581号公報のPLL制御では、摩擦との関係で
ホールド電圧が決められていない点で、引込み時
間短縮は不充分と認められる。 本発明は、起動モードから等速制御モードへの
安定した切換えをすみやかにしかつ、ループゲイ
ンを低減することを目的とする。 この目的を達成するための本発明の要点概要を
具体的に説明すると、モータの起動モードと等速
制御モードにおいて、走査機構の摩擦にもとづく
抵抗に抗する回転力を発生せしめる電力をPLL
系の外からモータに供給し、かつ、等速制御モー
ドにおけるPLL系のループフイルタの出力を零
電圧近傍とし、モータの起動モードにおいて、制
御がモータと切り離されているPLL系のループ
フイルタの出力を零電圧にホールドする。この場
合、PLL系の2入力の位相差が見掛け上零の状
態となつている。この状態において、モータが起
動状態から等速状態に達した際にPLL系のルー
プフイルタの出力を零電圧にホールドしている状
態を解除して、PLL系の動作出力をモータに付
与し、等速制御モードとする。 上述のように等速制御モードにおいて機械系の
摩擦に抗する回転力をPLL系の外から与えるこ
とによつて、PLL系のループフイルタの出力を
零電圧附近に設定するので、PLL系の必要ルー
プゲインは低く、ループフイルタの出力は零電圧
を中心にして振れることから、等速平均出力電圧
は零電圧近傍とすることができる。これにより、
起動モードにおいてPLL系のループフイルタの
出力を零電圧にホールドしておけば、等速状態に
なつたモータの回転状態は等速制御モードに入つ
たとき、PLL系によつてきわめて容易に位相ロ
ツクされる。 以上のように必要ループゲインがきわめて低い
状態で運転できるので、モータの回転系、走査機
構を含めた運動系における必要機械剛性を低く設
計することができる。したがつて発振の発生原因
を容易に抑制することができる。すなわち、走査
系の機械剛性(ステイツフネス:Stiffness)を
低めることができるので、走査機構を低強度化、
軽量化、コンパクト化できる。すなわち走査機構
を細構造化できる。 また、PLL系を見掛上等速制御モードにホー
ルドする際にはループフイルタの出力を零電圧に
すればよいので、回路的には単にグランド(機器
アース)レベルに短絡すればよいことになり、短
絡用のスイツチでよいので回路が簡単となる。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。 第1図に本発明の一実施例を示す。この実施例
は、複写機の露光ランプおよびミラーを搭載した
キヤリツジを往復駆動制御するものであり、露光
域の手前にホームポジシヨンが設定され、そこに
初期位置検出器23のフオトセンサが配置されて
いる。概要では、キヤリツジはホームポジシヨン
からスタートされて露光域に往駆動され、この駆
動の間走査駆動モータ1に連結したロータリーエ
ンコーダ2の出力パルスA(正確にはマルチプレ
クサ12の出力パルス)を制御装置10がカウン
トし、往駆動が指定幅になるとキヤリツジを復駆
動し、ホームポジシヨンを行き過ぎるまで復駆動
しこの往復駆動の間制御装置10がスイツチ
SWA′,SWA,SWB,SWCおよびSWDを開閉
制御し、正反転増幅器16の出力極性を切換制御
する。装置全体としては、パルス発振器OSC、
カウンタ4、出力ゲート5、レジスタ19および
デコーダ20で構成される速度指定ラツチ・基準
パルス発生装置、位相比較器6、チヤージポンプ
回路7、ループフイルタ8、スイツチSWA′,
SWA〜SWCで構成されるスイツチ回路、サーボ
アンプ3、およびロータリーエンコーダ2で
PLL方式のフイードバツク制御系が構成されて
おり、正反転増幅器16、D/Aコンバータ17
およびレジスタ18で構成される速度指定ラツ
チ・アナログ目標値発生回路、分周カウンタ1
1、マルチプレクサ12、周波数−電圧変換器1
3および正反転増幅器14で構成されるデジタル
処理・アナログフイードバツク回路、差動増幅器
15および位相補償回路21でアナログフイード
バツク制御系が構成されている。これらのPLL
方式フイードバツク制御系とアナログフイードバ
ツク制御系はスイツチSWA′,SWA〜SWCで構
成されるスイツチ回路で選択されサーボ増幅器3
に接続される。また、キヤリツジの復走査停止位
置からホームポジシヨンまでの駆動は、前述のフ
オトセンサを含む初期位置検出器23と位相補償
回路22で制御され、このホームポジシヨン駆動
制御系も前述のスイツチ回路を介して選択的にサ
ーボアンプ3に接続される。 まずPLL方式フイードバツク制御系を説明す
る。レジスタ19には、速度を指示するデータが
ラツチされ、該データがデコーダ20でカウント
出力選択信号に変換されて出力ゲート5に印加さ
れる。カウンタ4はパルス発振器OSCの出力パ
ルス(パルスC)をカウントし、そのO出力端に
は周期がパルスCの周期の2倍のデユーテイが50
%のパルスを出力し、1出力端にはパルスCの周
期の4倍の、2出力端には8倍のパルスを出力
し、i出力端にはパルスCの周期の2i+1倍の周期
のパルスを出力する。出力ゲート5はデコーダ2
0からの選択信号で特定されたカウント出力端の
パルスを速度基準パルスRとして位相比較器6に
印加する。なお、カウンタ4をデイクレメント動
作のプリセツトカウンタとしそのボロー信号をプ
リセツト端子に印加し、プリセツト入力端にレジ
スタ19の出力を与えるようにしてもよい。この
場合出力ゲート5およびデコーダ20を省略しう
る。 位相比較器6にはロータリーエンコーダ2の出
力パルスAすなわちモータ回転同期パルスVが印
加される。位相比較器6、チヤージポンプ回路7
およびループフイルタ8の構成を第2図に示し、
比較器6およびチヤージポンプ回路7の入出力を
第3図に示す。位相比較器6は第3図に示すよう
に、回転同期パルスVの位相が速度基準パルスR
よりも遅れていると、遅れ分期間低レベルのパル
スUを出力し、回転同期パルスVの位相が進んで
いると、進み分期間低レベルのパルスDを出力す
る。チヤージポンプ回路7はパルスUが低レベル
の間はマイナス定レベルの電圧−Vccを出力し、
パルスDが低レベルの間はプラス定レベルの電圧
+Vccを出力し、パルスUとDが共に高レベルの
間は零レベルの電圧を出力する。すなわち、位相
ずれがないとチヤージポンプ7の出力は零レベル
に、位相ずれがあると遅れ、進みに応じてプラ
ス、マイナスレベルになる。ループフイルタ8は
チヤージポンプ回路7の出力電圧を積分するが、
本発明の実施のために付加されたスイツチSWD
が閉の間はその積分電圧が零レベルに設定され
る。このスイツチSWDが開の間は、チヤージポ
ンプ回路7の出力CPを積分した電圧LPがループ
フイルタ8よりスイツチSWAに出力され、この
スイツチSWAが閉であるとサーボアンプ3に印
加される。なお、後述するように、等速制御モー
ドにおいては、制御装置10によりスイツチ
SWA′,SWAおよびSWCが閉とされ、サーボア
ンプ3には、摩擦力に打ち勝つトルクを発生させ
るためのバイアス電流指示電圧Ef、PLL制御電
圧LPおよびアナログフイードバツク制御電圧
(エラー信号)が重畳(加算)して印加される。
したがつて、ループフイルタ8の出力LPは、基
準パルスRに対する回転同期パルスVの位相差に
応じて、位相遅れであるとモータ電流を大きく
し、位相進みであるとモータ電流を小さくし、位
相が合つているとモータ電流を変えない。 次にアナログフイードバツク制御系を説明す
る。この実施例ではキヤリツジのリターン(復駆
動)は、アナログフイードバツク制御系のみで高
速駆動するようにしている。ロータリーエンコー
ダ2の回転同期パルスA,B(BとAはπ/2の
位相差)は正逆転判定回路9に印加され、ここで
パルスA,Bの位相差よりモータ1の回転方向が
判別され、正逆転判定回路9より、正転で低レベ
ル「0」の、また逆転で高レベル「1」の方向信
号CW/CLWが出力され、正反転増幅器14と
制御装置10に印加される。キヤリツジの露光走
査(往駆動)に先立つて制御装置10は速度指示
データをレジスタ19および18にラツチし、か
つ正反転増幅器16に正極性出力を指示し、マル
チプレクサ12に回転同期パルスAの出力を指示
するので、また、モータ1が正転して正逆転判定
回路9が低レベル「0」を正反転増幅器14に印
加しそのスイツチSWEを開とするので、速度指
示データに対応するアナログ電圧(プラス)すな
わち目標速度信号(プラス)が正反転増幅器16
より差動増幅器のプラス入力端に印加され、一
方、回転同期パルスAのf/V変換電圧すなわち
速度フイードバツク信号が正反転増幅器14より
プラス極性で差動増幅器15のマイナス入力端に
印加され、目標速度信号と速度フイードバツク信
号の差を示す信号すなわちエラー信号が差動増幅
器15より出力され位相補償回路21に印加され
る。位相補償回路21は立上りのオーバシユート
を押える進み遅れ回路で構成される公知のもので
あり、エラー信号にオーバシユート補正を加えた
制御電圧を、スイツチSWCを介してサーボアン
プ3に印加する。制御装置10は、それに予め入
力された走査幅指示データより、露光走査停止点
を定め、該停止点でキヤリツジをリターン駆動す
るように、停止点の前から所定のタイミングでレ
ジスタ18のデータを順次小さい値を示すものに
入れ替える。これは、回転同期パルスAをホーム
ポジシヨンからカウントしてカウント値でタイミ
ングをとつておこなう。これにより減速がおこな
われ、速度が急速に低下する。パルスAのカウン
ト値が走査幅指示データに対応付けられた値にな
ると、制御装置10は正反転増幅器16を負極出
力に設定(高レベル「1」の印加)し、マルチプ
レクサ12への制御信号を「1」としてマルチプ
レクサ12を分周カウントパルス出力に設定し、
レジスタ18にリターン速度データをラツチす
る。これによりモータ1の通電方向が逆になりモ
ータ1が逆転を開始する。モータ1が逆転すると
正逆転判定回路9の出力が「1」となり正反転増
幅器14においてスイツチSWEが閉とされその
出力がマイナスレベルに反転する。このリターン
駆動においては回転同期パルスAの分周パルス
(カウンタ11の出力)がf/V変換器13に印
加されるので、仮に目標速度信号が露光走査時と
同じレベルであるとすると、リターン速度は露光
走査速度のn倍(n=分周カウンタ11の出力パ
ルス周期/パルスAの周期=分周比)となる。も
つともリターンにおいてレジスタ18にラツチす
るデータでリターン速度を定めうる。いずれにし
てもリターン速度は露光走査速度よりも速いの
で、リターンにおいては制御装置10が回転同期
パルスAのカウントとカウント値に基づいたタイ
ミング制御が困難になる。そこでリターンにおい
ては分周パルスをカウントしてそのカウント値で
タイミング制御をする。すなわち、露光走査幅か
らリターン幅を求めてリターン停止点をホームポ
ジシヨンを越えた位置とし、リターン停止点に近
づくにつれてレジスタ18のデータを小さい値を
示すものに順次に変更する。 次に主に制御装置10の制御動作を中心に、第
1図に示す実施例全体の露光走査制御およびリタ
ーン走査制御を説明する。まずタイミングの概要
は、第1表に示す通りである。
【表】
【表】 ↑

− スタート信号
− スタート信号
装置電源が投入されると、制御装置10はスイ
ツチSWBおよびSWDを閉にセツトし、他のスイ
ツチは開にセツトする。これによりサーボアンプ
3の入力端には位相補償回路22の出力のみが与
えられる。位相補償回路22は、21の構成と同
じであり、初期位置検出器23のフオトセンサが
キヤリツジを検出していない間検出器23の出力
が所定プラスレベルにあり、キヤリツジを検出す
ると零レベルになるので、キヤリツジがホームポ
ジシヨンよりリターン方向に外れていた場合に
は、モータ1が正転駆動されキヤリツジがホーム
ポジシヨンに到達した所で停止される。キヤリツ
ジがホームポジシヨンより露光走査方向に外れて
いた場合には、モータ1が正転駆動され、キヤリ
ツジが露光走査方向に移動し、リミツト位置近く
でリミツトスイツチ(図示せず)が閉となり、制
御装置10がこれに応答して停止制御し第1表に
示し後述するリターン走査モードにスイツチを切
換える。リターン走査モードではホームポジシヨ
ンをわずかに行き過ぎた所でキヤリツジが停止
し、そこで電源オン時と同様な待機モードに切換
えられ、位相補償回路22の出力でモータ1が正
転駆動され、キヤリツジがホームポジシヨンに位
置決めされる。制御装置10はマイクロコンピユ
ータなどのLSIで構成されており、スタート信号
が与えられると、外部から与えられている速度指
示データおよび走査幅指示データを読み込んで保
持し、速度指示データをレジスタ18および19
にロードし、走査幅指示データを走査幅カウント
値(パルスAのカウント値)に変換し、スイツチ
類を第1表の露光走査立上りモードにセツトし、
マルチプレクサ12の出力パルスのカウントを開
始する。この立上りにおいては差動増幅器15の
出力に位相補償を施こした信号がサーボアンプ3
に印加され、モータ1はオーバシユートを押える
形でアナログフイードバツク速度制御され、ルー
プフイルタ8においてリレースイツチSWDが閉
とされ、ループフイルタ8の積分電圧が零レベル
に設定される。またこのときスイツチSWA′を閉
にして摩擦力に打ち勝つ一定の電流をモータへ流
しておいてもよい。制御装置10はマルチプレク
サ12の出力パルス(パルスA)のカウント値が
所定値になると、等速制御モードにスイツチを切
換える。この等速制御モードにおいては、ループ
フイルタ8のスイツチSWDが開とされ、サーボ
モータ1には、PLL制御信号LPと摩擦力補償信
号Efおよびアナログフイードバツクエラー信号が
加算印加される。等速制御モードにおいてはモー
タ速度がほぼ目標速度に合致しており、アナログ
フイードバツクエラー信号レベルは低く、PLL
制御信号LPの寄与率が大で、回転同期パルスA
(V)を基準パルスRに位相合わせする形で微細
な速度制御がおこなわれる。この等速制御モード
への切換において、ループフイルタ8の積分電圧
は、スイツチSWDで予め、位相合致時の零レベ
ルに設定してあるので、また、立上り制御でモー
タ速度が目標速度前後であるので、等速制御モー
ドに入つてから迅速にフエイズロツクがおこなわ
れ、正確に目標速度に安定する。 制御装置は回転同期パルスのカウント値が走査
幅指示データに対応付けられた値になるとスイツ
チを第1表に示す露光走査停止モードに切換え、
回転同期パルスのカウント値でタイミングをとつ
て逐次に、レジスタ18のデータを小さい値のも
のに更新し(露光走査停止モード)、次いでスイ
ツチを第1表のリターンモードに切換え、レジス
タ18には露光走査スタート時にロードしたデー
タを再度ロードし、戻り幅を行き幅の1/n+α
としてマルチプレクサ12の出力パルス(分周カ
ウンタ11の出力パルス)をカウントする。な
お、αはホームポジシヨンを行き過ぎる幅(カウ
ンタ11の出力パルスで計算)に相当する。そし
てリターンの残りが所定値になると、制御装置1
0は逐次に、レジスタ18のデータを小さい値の
ものに更新し(リターン停止モード)、次いでス
イツチを第1表の待機モードに切換える。この切
換のときにはキヤリツジはホームポジシヨンを通
り過ぎているので、待機モードに切換わると位相
補償回路22の出力(プラス)でモータ1が正転
駆動され、キヤリツジが初期位置検出回路23の
フオトセンサの位置(ホームポジシヨン)に達す
ると、位相補償回路22の出力が零レベルとな
り、モータ1が停止する。 この実施例においては、PLL方式のモータ制
御のみでは起動の立上りが遅いのでアナログフイ
ードバツク制御で立上りを速くしている。また、
等速制御でもアナログフイードバツク系を、制御
系の安定化のためにそのまま生かすようにしてい
る。しかしアナログフイードバツクのエラー信号
はほぼ目標速度で零レベル近くであるので、等速
制御は実質上PLL方式で行なわれることになる。 以上の通り本発明では、等速制御モードにおい
て機械系の摩擦に抗する回転力をPLL系の外か
ら与えることによつて、PLL系のループフイル
タの出力を零電圧附近に設定するので、PLL系
の必要ループゲインは低く、ループフイルタの出
力は零電圧を中心にして振れることから、等速平
均出力電圧は零電圧近傍とすることができる。こ
れにより、起動モードにおいてPLL系のループ
フイルタの出力を零電圧にホールドしておけば、
等速状態になつたモータの回転状態は等速制御モ
ードに入つたとき、PLL系によつてきわめて容
易に位相ロツクされる。 以上のように必要ループゲインがきわめて低い
状態で運転できるので、モータの回転系、走査機
構を含めた運動系における必要機械剛性を低く設
計することができる。したがつて発振の発生原因
を容易に抑制することができる。すなわち、走査
系の機械剛性(ステイツフネス:Stiffness)を
低めることができるので、走査機構を低強度化、
軽量化、コンパクト化できる。すなわち走査機構
を細構造化できる。 また、PLL系を見掛上等速制御モードにホー
ルドする際にはループフイルタの出力を零電圧に
すればよいので、回路的には単にグランド(機器
アース)レベルに短絡すればよいことになり、短
絡用のスイツチでよいので回路が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図はその一部の構成を詳細に示す回路図、第
3図は位相比較器6とチヤージポンプ回路7の入
出力信号を示すタイムチヤートである。 1:サーボモータ(モータ)、2:ロータリー
エンコーダ(回転エンコーダ)、3:サーボアン
プ(モータ駆動制御回路)、4:カウンタ、5:
出力ゲート、OSC:パルス発振器(4,5,
OSC:基準パルス発生回路)、6:位相比較器
(位相比較器)、7:チヤージポンプ回路(チヤー
ジポンプ回路)、8:ループフイルタ(ループフ
イルタ)、10:制御装置(選択手段)、SWD:
スイツチ(スイツチング手段)、SWA′:スイツ
チ(補償電圧供給手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モータ駆動制御回路3と、 該モータ駆動制御回路3にモータ駆動信号を与
    えるループフイルタ8と、 起動モード又は等速制御モードのいずれかのモ
    ードを選択する選択手段10と、 指定速度に対応付けられた周期の基準パルスを
    生成する基準パルス発生回路OSC,4,5と、 モータの回転に同期するパルスを発生する回転
    エンコーダ2と、 前記基準パルスと前記同期するパルスとを比較
    し、比較結果の位相差に対応する出力を生成する
    位相比較器6と、 前記位相比較器6と前記ループフイルタ8との
    間に接続されて、前記位相差が零のときには零電
    圧を生成し、前記位相差が零以外では位相差の極
    性に対応する極性の出力電圧を生成するチヤージ
    ポンプ回路7と、 からなる走査駆動モータの制御装置において、 少くとも起動モードにおいて、指定速度に対す
    る前記モータの回転速度の偏差に対応するモータ
    駆動信号をモータ駆動制御回路3に与えるフイー
    ドバツク手段14〜16と、 前記制御装置が等速制御モードに到達するまで
    前記ループフイルタ8のモータ駆動信号を零電圧
    に維持するスイツチング手段SWDと、 少くとも等速制御モードにおいて前記モータに
    よつて駆動される機構の摩擦力に抗するにたる予
    め設定された電流を前記モータに供給する補償電
    圧供給手段Ef,SWA′と、 を具備することを特徴とする走査駆動モータの制
    御装置。
JP1953781A 1981-02-12 1981-02-12 Control device for scan drive motor Granted JPS57135691A (en)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1953781A JPS57135691A (en) 1981-02-12 1981-02-12 Control device for scan drive motor
DE3204943A DE3204943C2 (de) 1981-02-12 1982-02-12 Steuereinrichtung für einen in beiden Richtungen laufenden Motor
US06/728,373 US4591767A (en) 1981-02-12 1985-04-29 Control system for reciprocating drive motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1953781A JPS57135691A (en) 1981-02-12 1981-02-12 Control device for scan drive motor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57135691A JPS57135691A (en) 1982-08-21
JPH022393B2 true JPH022393B2 (ja) 1990-01-17

Family

ID=12002069

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JP1953781A Granted JPS57135691A (en) 1981-02-12 1981-02-12 Control device for scan drive motor

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6174290U (ja) * 1984-10-19 1986-05-20

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53125581A (en) * 1977-04-11 1978-11-01 Hitachi Ltd Phase controller

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JPS54164396U (ja) * 1978-05-11 1979-11-17

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JPS53125581A (en) * 1977-04-11 1978-11-01 Hitachi Ltd Phase controller

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JPS57135691A (en) 1982-08-21

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