JPH0223817A - 植物育成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は１人工照明によって植物の育成を制御するよう
にした植物育成装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来の植物育成装置においては、植物栽培棚と人工照明
装置とは夫々固定されており、栽培棚の照度を調節する
には、照明装置の通電量の増減か、又はその点灯ランプ
数の増減かによらざるを得なかった。

人工照明の光源として、白熱電灯、蛍光灯、メタルハラ
イドランプや高圧ナトリウムランプ等があり、白熱電灯
や蛍光灯は電気的に調光が可能であるが、これに対して
、メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプ等にお
いては、電気的な調光が不可能であって点滅しかできな
いため、複数個のランプの間引点滅により調光していた
。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、光源の間引点滅では、無段階調光ができないと
いう問題があった。

また、光源の劣化、電源電圧の変動、光源と栽培棚の間
の仕切りガラスの汚れあるいは光源ランプ自体の汚れ等
に因る照度低下に対して適切に対応できなかった。

本発明は、上述の従来の種々の欠点に鑑みて為されたも
ので、広範囲に無段階に照度の調節を行い得る植物育成
装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の最も基本的なものは、植物育成室、該育成室内
に設けられた植物栽培棚、該栽培棚を上方より照明する
照明手段、該照明手段と栽培棚との相対的上下方向移動
を生ぜ゛しぬるための駆動手段を具備した事を特徴とす
る植物育成装置にある。

その、より具体的なものは特許請求の範囲の請求項２以
下に記載したものである。

［作　　　用コ 照明手段と栽培棚との相対的上下方向移動（これは両者
のうち前者又は後者のいずれの移動によって達成しても
よい）により両者間の距離を変化させ、これにより栽培
棚における照度を無段階的に変えることができる。

更に請求項２の構成によれば、栽培棚に設けた照度セン
サで栽培棚における照度を検出して、運転開始時に設定
した照度と比較して、測定した照度値が、設定した照度
値よりも大きい場合は照明手段と栽培棚との間隔を広げ
る方向に、また逆の場合は照明手段と栽培棚とを近づけ
る方向に睡動手段が動作し、センサ検出照度が設定照度
となるまで廓動手段が動作して、設定照度と一致した時
点で停止するという制御動作を自動的に行わせる。

かかる開動手段による相対移動のみでは設定照度に対応
し切れず、その移動が限界点を越えようとするときは、
請求項３の構成によれば、ランプ点灯数を変更し、再び
上記の相対移動による照度制御で対応できるようにする
のである。

［実　施　例］ 第１図は本発明に係る植物育成装置の実施例の水平断面
図、第２図は同じく垂直断面図であり、第３図は栽培棚
を上下駆動する装置の垂直断面図である。

第１図、第２図において５は、植物を収納して育成する
育成室である。育成室５内には栽培棚９があり、これは
肚動装置により上下方向に移動できる。栽培［９上には
照度センサ７、温湿度センサ８を設置しである。育成室
５の天井はガラス板１１で構成し、取付用フレーム１２
との隙間をシール材１３でコーキングして、ガラス板１
１上に水張り可能としている。ガラス板１１の上方に複
数個のランプ６を配列した照明装置がある。また育成室
５内の温湿度調節を行うため、冷凍機１ａ。

加熱器２、加湿器３を設けるとともに、冷却除湿器１ｂ
を設け、かつ循環通風用の送風機４を設ける。１４は、
温度、湿度、照度を調節するための制御部である。

第３図は栽培棚９の支持構造および呼動装置を示し、１
５はモータ、１６はモータ１５で回転されるボールネジ
、２０はボールネジ１６の回転によって上下する栽培棚
支え板、１７は支え板２゜を摺動自在に上下に案内する
ガイドボスト、２１はガイドポスト１７同志を結んでい
る補強材、２２はベースであり、モータ１５及びガイド
ボスト１７はベース２２に設置されている。又、前記ガ
イドボスト１７には、上限リミットセンサ１８及び下限
リミットセンサ１９が取付けられており、栽培棚支え板
２０が前記センサ１８，１９を越えて移動できない構造
としている。

かかる構成において、運転条件データ（温度、湿度、照
度）を制御部１４に入力して、運転を開始すると照度に
関しての制御は第４図に示したように制御される。即ち
、設定された照度値に対応した数のランプ６が点灯する
。点灯数分後で照度が安定してから、栽培棚９に設置し
た照度センサ７で照度を測定し、制御部１４にて照度の
設定値と測定値の差分に応じて、栽培棚の移動量を算出
して、この結果は栽培棚９を上下移動させめための前記
駆動装置に与えられて、照度の測定値が設定値と等しく
なるまで栽培棚９を上または下に移動させる。

もし、ランプ６の球切れ、その他の原因で照度低下が著
しい場合、栽培棚９の上方への移動量が大きくなって栽
培棚９が上限リミットセンサ１８に達すると直ちに上方
への移動を停止し、照度測定値と設定値の差分に応じて
ランプ６の点灯数を増加し、再び、前述の棚上上移動に
より照度測定値を設定値に合致させるよう制御する。逆
に照度が大きくなりすぎて栽培４！Ｉ９が下限リミット
センサ１９に達した場合には、直ちに下方への移動を止
めランプ６の点灯数を減らし、再び棚上上移動による照
度制御に戻る。

以上のように、設定照度に対してランプの点灯数を選択
して照度を設定照度に粗く近づけ、更に照度の微調整と
して駆動装置により栽培棚を上下動させて設定照度に合
致させるように制御するので、設定照度を変えた場合で
も、又は照明源の光度が変っても、照度を広範囲におい
て無段階に精度よく制御し得る。

本実施例装置においては、栽培棚が上下移動してランプ
群６に近づくことによって栽培棚上の植物がランプ群か
らの熱の影響を受けるおそれがある。これを防止するた
め、栽培棚には温湿度センサ８を取付けて、その検出値
に基づき、栽培棚を収容している育成室に対する空調装
置を制御し、また育成室５の天井のガラス板１１上にラ
ンプ群６からの熱線を和らげるため水張り可能とした。

本発明実施例では照明ランプ群を固定し、これに対し栽
培棚が上下駆動されるようにしているが、逆に、栽培棚
を固定し、ランプ群を上下駆動する構造にしてもよい。

［発明の効果］ 本発明によれば、照明手段が電気的に調光可能なランプ
であるか否かにかかわらず、また、照明手段の電源電圧
の変化、照明灯の劣化や汚れ、ガラス板の汚れ等に影響
されず、広範囲に無段階に栽培棚の照度、ひいては植物
の照度の調節が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る植物育成装置の実施例を示す水平
断面図、第２図は同じく垂直断面図、第３図は、栽培棚
を上下駆動する装置の詳細を示す垂直断面図、第４図は
同実施例における照度制御フローチャートである。 １ａ・・・冷凍機　　　　　１ｂ・・・冷却除湿器２・
・・加熱器　　　　　　３・・・加湿器４・・送風機　
　　　　　５・・・育成室６・・・ランプ　　　　　　
７・・・照度センサ８・・・温湿度センサ　　　９・・
・栽培棚１１・・・ガラス板　　　　１４・・・制御部
１５・・モータ　　　　　１６・・・ボールネジ１７・
・・ガイドポスト １８・・・上限リミットセンサ １９・・・下限リミットセンサ ２０・・栽培棚支え板 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、植物育成室、該育成室内に設けられた植物栽培棚、
   該栽培棚を上方より照明する照明手段、該照明手段と栽
   培棚との相対的上下方向移動を生ぜしめるための駆動手
   段を具備した事を特徴とする植物育成装置。 ２、前記栽培棚に照度センサを設け、該照度センサの検
   出した照度を設定照度と等しくするように前記駆動装置
   による前記相対的上下方向移動を制御する制御手段を備
   えた事を特徴とする請求項１記載の植物育成装置。 ３、前記照明手段が複数箇のランプより成り、前記相対
   的上下方向移動の限界を定める限界手段が設けられてお
   り、上記相対的上下方向移動が該限界に達したとき、制
   御手段が上記ランプの点灯数を変更する事を特徴とする
   請求項２記載の植物育成装置。 ４、栽培棚に温度センサが設けてあり、該温度センサ出
   力が温度設定値を外れる事のない様に前記育成室用の空
   調機を作動させる制御手段を備えた事を特徴とする請求
   項１、２又は３記載の植物育成装置。 ５、栽培棚と照明手段との間に仕切りガラス板を設け、
   該ガラス板上に水張り可能としたことを特徴とする請求
   項１、２、３又は４記載の植物育成装置。