JPH0223671Y2 - - Google Patents
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- JPH0223671Y2 JPH0223671Y2 JP3222084U JP3222084U JPH0223671Y2 JP H0223671 Y2 JPH0223671 Y2 JP H0223671Y2 JP 3222084 U JP3222084 U JP 3222084U JP 3222084 U JP3222084 U JP 3222084U JP H0223671 Y2 JPH0223671 Y2 JP H0223671Y2
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- Japan
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- steel pipe
- underground passage
- pipe
- steel pipes
- concrete
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はパイプビーム工法によつて、既設の
鉄道線路下あるいは道路下に構築されるパイプビ
ームを用いた地下道に関するものである。
鉄道線路下あるいは道路下に構築されるパイプビ
ームを用いた地下道に関するものである。
従来、パイプビーム工法において、鋼管はあく
まで仮設材として用いられており、本設材すなわ
ち永久構造物用部材とするには列車等による活荷
重が数十年にわたり作用するため、疲労、腐食等
で問題があつた。
まで仮設材として用いられており、本設材すなわ
ち永久構造物用部材とするには列車等による活荷
重が数十年にわたり作用するため、疲労、腐食等
で問題があつた。
第1図および第2図は従来のパイプビーム工法
による地下道7′の構造を示したもので、オス、
メスの継手12を工場等で鋼管4の外面に取付け
た後、現場で鋼管を介して押し込み、継手部の土
砂を取除いてモルタル等の硬化材が注入されてい
る。
による地下道7′の構造を示したもので、オス、
メスの継手12を工場等で鋼管4の外面に取付け
た後、現場で鋼管を介して押し込み、継手部の土
砂を取除いてモルタル等の硬化材が注入されてい
る。
この場合の施工手順は同図を参照して、次のよ
うになる。
うになる。
支柱6および梁5の設置
鋼管4の押込み
継手部12へのモルタル注入
鋼管4下の土砂3の掘削
地下道7′部分(天井、壁)の配筋
同部分へのコンクリート8打設
捨コンクリート10の打設
支柱6および梁5の撤去
地下道7′完成
しかし、これらの継手12では継手強度の制約
からオス、メスの継手のクリアランスが比較的狭
いため、現場でのモルタル充填度が完全でなく、
また列車等による繰返し荷重によりモルタル14
にクラツクが入りやすいこと、継手部の疲労強度
が問題となることなど、永久構造物化のネツクと
なつている。そのため、構造設計上、鋼管4は強
度部材として扱うことができず、地下道7′の天
井厚さが大となり、その分掘削土量も大きくなつ
ていた。また従来のものはモルタル充填度が低い
とモルタル14にクラツクが発生することによ
り、止水性が低下し、雨水等がビーム下に漏れる
おそれがあつた。
からオス、メスの継手のクリアランスが比較的狭
いため、現場でのモルタル充填度が完全でなく、
また列車等による繰返し荷重によりモルタル14
にクラツクが入りやすいこと、継手部の疲労強度
が問題となることなど、永久構造物化のネツクと
なつている。そのため、構造設計上、鋼管4は強
度部材として扱うことができず、地下道7′の天
井厚さが大となり、その分掘削土量も大きくなつ
ていた。また従来のものはモルタル充填度が低い
とモルタル14にクラツクが発生することによ
り、止水性が低下し、雨水等がビーム下に漏れる
おそれがあつた。
この考案は上述のような従来技術における問題
点を解消するために開発されたもので、パイプビ
ームとしての鋼管を地下道の強度部材として活用
し得る構造とし、施工費用の大幅な低減、路線下
の空間の有効利用を図つている。
点を解消するために開発されたもので、パイプビ
ームとしての鋼管を地下道の強度部材として活用
し得る構造とし、施工費用の大幅な低減、路線下
の空間の有効利用を図つている。
この考案は鋼管を連続してほぼ水平に地盤中に
圧入し、相隣る鋼管どうしを継手によつて連結
し、前記鋼管下の掘削空間に構築してなるパイプ
ビームを用いた地下道において、前記鋼管の下部
外周面にジベルを設け、鋼管と地下道天井のコン
クリートとを一体化し合成構造としてあることを
特徴とする。
圧入し、相隣る鋼管どうしを継手によつて連結
し、前記鋼管下の掘削空間に構築してなるパイプ
ビームを用いた地下道において、前記鋼管の下部
外周面にジベルを設け、鋼管と地下道天井のコン
クリートとを一体化し合成構造としてあることを
特徴とする。
ジベルとしてはスタツドを鋼管外周面に直接溶
接したスタツド方式、あるいは鋼管に挿通孔を設
け、鉄筋を差し込み鋼管内部に充填した中詰コン
クリートと地下道天井のコンクリートとを結合す
るようにした鉄筋差し込み方式等を利用すること
が可能である。これらのジベルにより、パイプビ
ームとしての鋼管と地下道天井のコンクリートは
合成構造として働き、鋼管も地下道天井の強度部
材となる。
接したスタツド方式、あるいは鋼管に挿通孔を設
け、鉄筋を差し込み鋼管内部に充填した中詰コン
クリートと地下道天井のコンクリートとを結合す
るようにした鉄筋差し込み方式等を利用すること
が可能である。これらのジベルにより、パイプビ
ームとしての鋼管と地下道天井のコンクリートは
合成構造として働き、鋼管も地下道天井の強度部
材となる。
第3図および第4図はこの考案の実施例を示し
たもので、図中1は線路、2は路床の砂利、3は
土砂である。
たもので、図中1は線路、2は路床の砂利、3は
土砂である。
地下道7の入口および出口に相当する位置に支
柱6および梁5が設置され、水平方向に圧入され
た鋼管4は梁5によつて支持されるとともに側面
のオス、メスの継手12によつて相互に連結さ
れ、上部からの荷重を支持している。この状態で
鋼管4下の掘削部分に地下道7が構築されてお
り、鋼管4の下部外周面に溶接したジベル13に
より、鋼管4と地下道7の天井のコンクリート8
とが一体化され合成構造となつている。なお、支
柱6および梁5は地下道7の構築後、撤去するこ
とができる。
柱6および梁5が設置され、水平方向に圧入され
た鋼管4は梁5によつて支持されるとともに側面
のオス、メスの継手12によつて相互に連結さ
れ、上部からの荷重を支持している。この状態で
鋼管4下の掘削部分に地下道7が構築されてお
り、鋼管4の下部外周面に溶接したジベル13に
より、鋼管4と地下道7の天井のコンクリート8
とが一体化され合成構造となつている。なお、支
柱6および梁5は地下道7の構築後、撤去するこ
とができる。
第5図は鋼管4部分の詳細を示したもので、鋼
管4の下部外周面にジベル13として複数のスタ
ツドを溶接してある。第6図は鉄筋差し込み方式
の場合であり、鋼管4に穴をあけ、ジベル13′
としてフツクを有する鉄筋を差し込んである。な
お鋼管4への穴あけは工場または現場で行なう。
管4の下部外周面にジベル13として複数のスタ
ツドを溶接してある。第6図は鉄筋差し込み方式
の場合であり、鋼管4に穴をあけ、ジベル13′
としてフツクを有する鉄筋を差し込んである。な
お鋼管4への穴あけは工場または現場で行なう。
施工手順は次のようになる。
支柱6および梁5の設置
鋼管4の押込み
継手12へのモルタル14注入
鋼管4下の土砂3の掘削
鋼管4へのジベル13の取付け
地下道7部分の配筋
同部分へのコンクリート8打設
支柱6および梁5の撤去
地下道7完成
〔考案の効果〕
この考案は上述のような構成からなり、パイプ
ビームとしての鋼管と地下道天井のコンクリート
とが一体化され合成構造として働くため地下道の
天井厚Dを薄くすることができる。また、同じ掘
削量とすれば地下道空間Hが大きくとれる。鋼管
は地下道の強度部材となり、また従来の構造のよ
うに天井と切離し、間に捨コンクリートを打設す
る必要もないので、建設資材が節約でき、掘削土
量も少なくなり、施工費用が低減される。
ビームとしての鋼管と地下道天井のコンクリート
とが一体化され合成構造として働くため地下道の
天井厚Dを薄くすることができる。また、同じ掘
削量とすれば地下道空間Hが大きくとれる。鋼管
は地下道の強度部材となり、また従来の構造のよ
うに天井と切離し、間に捨コンクリートを打設す
る必要もないので、建設資材が節約でき、掘削土
量も少なくなり、施工費用が低減される。
第1図は従来例におけるトンネルと直角方向の
縦断面図、第2図はその−断面図、第3図は
この考案におけるトンネルと直角方向の縦断面
図、第4図はその−断面図、第5図および第
6図はそれぞれ異なる実施態様における鋼管部分
の詳細を示す断面図である。 1……線路、2……砂利、3……盛土、4……
鋼管、5……梁、6……支柱、7,7′……地下
道、8……コンクリート、9……鉄筋、10……
捨コンクリート、11……道路、12……継手、
13,13′……ジベル、14……モルタル。
縦断面図、第2図はその−断面図、第3図は
この考案におけるトンネルと直角方向の縦断面
図、第4図はその−断面図、第5図および第
6図はそれぞれ異なる実施態様における鋼管部分
の詳細を示す断面図である。 1……線路、2……砂利、3……盛土、4……
鋼管、5……梁、6……支柱、7,7′……地下
道、8……コンクリート、9……鉄筋、10……
捨コンクリート、11……道路、12……継手、
13,13′……ジベル、14……モルタル。
Claims (1)
- 鋼管を連続してほぼ水平に地盤中に圧入し、相
隣る鋼管どうしを継手によつて連結し、前記鋼管
下の掘削空間に構築してなるパイプビームを用い
た地下道において、前記鋼管の下部外周面にジベ
ルを設け、鋼管と地下道天井のコンクリートとを
一体化し合成構造としてあることを特徴とするパ
イプビームを用いた地下道。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222084U JPS60144696U (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | パイプビ−ムを用いた地下道 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222084U JPS60144696U (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | パイプビ−ムを用いた地下道 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60144696U JPS60144696U (ja) | 1985-09-25 |
JPH0223671Y2 true JPH0223671Y2 (ja) | 1990-06-27 |
Family
ID=30533534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3222084U Granted JPS60144696U (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | パイプビ−ムを用いた地下道 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60144696U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100834076B1 (ko) | 2006-09-18 | 2008-06-04 | 김현경 | 비개착식 터널굴착방법 및 상기 방법에 의하여 설치된터널구조체 |
JP6395776B2 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-09-26 | 日新製鋼株式会社 | 鋼製部材 |
-
1984
- 1984-03-06 JP JP3222084U patent/JPS60144696U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60144696U (ja) | 1985-09-25 |
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