JPH0223650B2 - - Google Patents
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- JPH0223650B2 JPH0223650B2 JP57121880A JP12188082A JPH0223650B2 JP H0223650 B2 JPH0223650 B2 JP H0223650B2 JP 57121880 A JP57121880 A JP 57121880A JP 12188082 A JP12188082 A JP 12188082A JP H0223650 B2 JPH0223650 B2 JP H0223650B2
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- JP
- Japan
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- pattern
- sheet
- coating
- coating material
- undercoat
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は建築物内外壁面ならびに該壁面用部材
表面に立体模様を形成する方法に関するものであ
り、さらに詳しくは建物の内外壁あるいはブロツ
ク塀ならびに建築物壁面用部材の表面に、セメン
ト系無機材料からなる2色以上の図柄の立体模様
を、抜き模様型シートを用いて簡単にしかも再現
性よく施工する方法を提供するものである。
表面に立体模様を形成する方法に関するものであ
り、さらに詳しくは建物の内外壁あるいはブロツ
ク塀ならびに建築物壁面用部材の表面に、セメン
ト系無機材料からなる2色以上の図柄の立体模様
を、抜き模様型シートを用いて簡単にしかも再現
性よく施工する方法を提供するものである。
建築物の壁面等に立体模様を形成する方法とし
ては、従来、壁面に塗材を吹き付ける方法、
塗材を塗つた壁面にコテ、ヘラ、ローラなどを押
しつけて塗材の粘り着きを利用して起状のある模
様(突起)を引き起す方法、さらには押型を壁
面の塗工面に圧入する方法、など多くの方法が知
られている。
ては、従来、壁面に塗材を吹き付ける方法、
塗材を塗つた壁面にコテ、ヘラ、ローラなどを押
しつけて塗材の粘り着きを利用して起状のある模
様(突起)を引き起す方法、さらには押型を壁
面の塗工面に圧入する方法、など多くの方法が知
られている。
しかし上記の方法は、コンプレツサーガンな
どの機械を必要とすると共に、塗材の飛散による
材料損失があり、また飛沫による汚染の防止対策
が不可欠である欠点があるほか、この方法では例
えば繊細な立体図柄を形成することは困難であ
る。の方法はコテやヘラなどを塗工面に押しつ
けるので、特に未熟練者が行うと、これらが模様
に喰い込んで変形を生じ易く、また一般に出来上
る模様に再現性がない。さらにの方法では塗材
の硬化の程度、押型の押圧力などにより押型の圧
入の深さが左右されるため、刻印の深さが一定し
難く、また圧入によるため押型の周囲に好ましく
ない盛上り(ふくらみ)を生じ易い欠点があるほ
か、模様の均一性は施工者の技術、熟練によると
ころが大きく、その巧拙により出来上りの良否が
決まるという不利がある。
どの機械を必要とすると共に、塗材の飛散による
材料損失があり、また飛沫による汚染の防止対策
が不可欠である欠点があるほか、この方法では例
えば繊細な立体図柄を形成することは困難であ
る。の方法はコテやヘラなどを塗工面に押しつ
けるので、特に未熟練者が行うと、これらが模様
に喰い込んで変形を生じ易く、また一般に出来上
る模様に再現性がない。さらにの方法では塗材
の硬化の程度、押型の押圧力などにより押型の圧
入の深さが左右されるため、刻印の深さが一定し
難く、また圧入によるため押型の周囲に好ましく
ない盛上り(ふくらみ)を生じ易い欠点があるほ
か、模様の均一性は施工者の技術、熟練によると
ころが大きく、その巧拙により出来上りの良否が
決まるという不利がある。
本発明はかかる従来法の不利欠点を解決したも
ので、これは建築物の内外壁面ならびに該壁面用
部材表面にセメント系無機材料からなる立体模様
を形成するに際し、該壁面ならびに部材表面にセ
メント系無機塗材を所定の厚さに下塗りした後、
これが粘着性を失わない間に、この下塗り面に抜
き模様型シートを貼着し、ついで該シートにその
抜き模様部が充填されるように下塗り塗材と同一
の色調の塗材を塗工し、この上にさらに他の色調
の塗材を塗工し、しかる後に該型シートを引き剥
がして該壁面ならびに部材表面にセメント系無機
材料からなる2色以上の図柄の立体模様を形成す
ることを特徴とする建築物内外壁面ならびに該壁
面用部材表面に立体模様を形成する方法に関する
ものである。
ので、これは建築物の内外壁面ならびに該壁面用
部材表面にセメント系無機材料からなる立体模様
を形成するに際し、該壁面ならびに部材表面にセ
メント系無機塗材を所定の厚さに下塗りした後、
これが粘着性を失わない間に、この下塗り面に抜
き模様型シートを貼着し、ついで該シートにその
抜き模様部が充填されるように下塗り塗材と同一
の色調の塗材を塗工し、この上にさらに他の色調
の塗材を塗工し、しかる後に該型シートを引き剥
がして該壁面ならびに部材表面にセメント系無機
材料からなる2色以上の図柄の立体模様を形成す
ることを特徴とする建築物内外壁面ならびに該壁
面用部材表面に立体模様を形成する方法に関する
ものである。
この本発明の方法によれば、次の如き利点が与
えられる。
えられる。
(イ) 施工が、下塗り―型シート貼着―中塗り―上
塗り―引き剥し、という一連の工程により終了
し、工程間において特に待ち時間は存在しない
ので、簡便かつ短時間で終了し、かつ塗材飛散
などの問題は全くない。
塗り―引き剥し、という一連の工程により終了
し、工程間において特に待ち時間は存在しない
ので、簡便かつ短時間で終了し、かつ塗材飛散
などの問題は全くない。
(ロ) 繊細な図柄、模様であつても所望の高さの凹
凸からなる立体模様に再現性よく仕上げること
ができ、施工者の技術、熟練の程度に応じて模
様が変化してしまうなどということがない。
凸からなる立体模様に再現性よく仕上げること
ができ、施工者の技術、熟練の程度に応じて模
様が変化してしまうなどということがない。
(ハ) 2色あるいは3色以上の図柄の立体模様を容
易に形成することができる。
易に形成することができる。
(ニ) 型シートの引き剥しが極めてスムーズに行わ
れ、引き剥し時に塗材を引つぱること(突起形
成)がない。したがつて施工面はなめらかな肌
ざわりである。
れ、引き剥し時に塗材を引つぱること(突起形
成)がない。したがつて施工面はなめらかな肌
ざわりである。
つぎに、本発明の方法を工程順に詳しく説明す
る。
る。
まず、本発明の方法により施工作業を行うに当
り、対象とされる壁面については特に制限がな
く、コンクリート面、モルタル面、プラスター
面、石こうボード、ALC、ベニヤ板、石材面、
ブロツク塀、繊維壁面など一般建築物の各種材質
の内外壁、さらに建物の柱、天井、床面などいず
れも対象とされ、また建築物の内外壁のみでな
く、それら壁を形成するのに用いられる各種部材
例えばボード、ALC等の板状体その他の壁面用
部材も対象とされる。
り、対象とされる壁面については特に制限がな
く、コンクリート面、モルタル面、プラスター
面、石こうボード、ALC、ベニヤ板、石材面、
ブロツク塀、繊維壁面など一般建築物の各種材質
の内外壁、さらに建物の柱、天井、床面などいず
れも対象とされ、また建築物の内外壁のみでな
く、それら壁を形成するのに用いられる各種部材
例えばボード、ALC等の板状体その他の壁面用
部材も対象とされる。
本発明の方法は、まず最初の工程として上記し
た如き建築物内外壁ならびにそれら内外壁形成に
用いられる各種部材の表面に対し、白色その他所
望する色調に着色された塗材を所定の厚さに下塗
りするのであるが、この場合下地面が汚れている
とその下塗りが良好に行われるので、ほこりその
他の汚れはできるだけ取除いてから下塗りを行う
ことが望ましい。なお、下地処理が終り、施工に
とりかかる前にプライマーをローラー、羽毛、ス
プレー等で塗ることが望ましい。
た如き建築物内外壁ならびにそれら内外壁形成に
用いられる各種部材の表面に対し、白色その他所
望する色調に着色された塗材を所定の厚さに下塗
りするのであるが、この場合下地面が汚れている
とその下塗りが良好に行われるので、ほこりその
他の汚れはできるだけ取除いてから下塗りを行う
ことが望ましい。なお、下地処理が終り、施工に
とりかかる前にプライマーをローラー、羽毛、ス
プレー等で塗ることが望ましい。
上記下塗りの厚さはきれいな仕上りを期待する
ためにも、少なくとも下地面が完全にかくれる程
度に塗工することが必要であるが、一方この下塗
り面にはついで抜き(孔開き)模様型シートをそ
の塗工面の粘着性を利用して密着させなければな
らないのである程度の厚さは必要であり、その望
ましい塗工厚は0.1mm〜10mm好ましくは0.3mm〜5
mmである。しかし、これはあくまでもごく概括的
に述べたものであり、実際には下地面の種類、抜
き模様型シートの厚さ等によりその最適塗工厚さ
を決定する必要がある。
ためにも、少なくとも下地面が完全にかくれる程
度に塗工することが必要であるが、一方この下塗
り面にはついで抜き(孔開き)模様型シートをそ
の塗工面の粘着性を利用して密着させなければな
らないのである程度の厚さは必要であり、その望
ましい塗工厚は0.1mm〜10mm好ましくは0.3mm〜5
mmである。しかし、これはあくまでもごく概括的
に述べたものであり、実際には下地面の種類、抜
き模様型シートの厚さ等によりその最適塗工厚さ
を決定する必要がある。
下塗り面に対する抜き模様型シートの貼着は、
該下塗り面が粘着性を帯びている間に、すなわち
乾わかないうちに行う必要がある。なお、この貼
着は一般にローラで均一に押圧することにより行
うのがよい。この貼着はできるだけ密着するよう
に行うことがよく、これが不完全であること、浮
きが生じ次工程での塗装作業の際に塗材が抜き模
様部以外のところまで侵入し、形成模様に乱れが
生じる。したがつて、この型シートの貼着工程に
は細心の注意が必要である。
該下塗り面が粘着性を帯びている間に、すなわち
乾わかないうちに行う必要がある。なお、この貼
着は一般にローラで均一に押圧することにより行
うのがよい。この貼着はできるだけ密着するよう
に行うことがよく、これが不完全であること、浮
きが生じ次工程での塗装作業の際に塗材が抜き模
様部以外のところまで侵入し、形成模様に乱れが
生じる。したがつて、この型シートの貼着工程に
は細心の注意が必要である。
型シートの貼着終了後この上に型シートの抜き
模様部が充填されるように、下塗り塗材と同一色
調の塗材を塗工(中塗り)する。この塗工はコテ
あるいはローラ等を用いて行うが、この塗工作業
が雑であると、特に細かい図柄模様などの場合
に、きれいな仕上りが期待できないので、抜き模
様部に塗材をスリ込むように注意深く塗工する必
要がある。
模様部が充填されるように、下塗り塗材と同一色
調の塗材を塗工(中塗り)する。この塗工はコテ
あるいはローラ等を用いて行うが、この塗工作業
が雑であると、特に細かい図柄模様などの場合
に、きれいな仕上りが期待できないので、抜き模
様部に塗材をスリ込むように注意深く塗工する必
要がある。
またこの塗工に当つては、金コテを使用するよ
りはプラスチツク製、ゴム製、スポンジ製のコテ
もしくはローラ、あるいはそれら材質で作られた
面引き、きり付けを用いることが望ましく、これ
によれば抜き模様型シートが損傷されることがな
く、かつ塗材が図柄模様等その抜き模様部の細部
に確実に充填されるので、極めてきれいな仕上り
が期待される。また、この部分は型シート生地よ
りも若干凹部状に塗工されるので、次の塗工作業
を容易に、しかもきれいに行えるという利点が与
えられる。
りはプラスチツク製、ゴム製、スポンジ製のコテ
もしくはローラ、あるいはそれら材質で作られた
面引き、きり付けを用いることが望ましく、これ
によれば抜き模様型シートが損傷されることがな
く、かつ塗材が図柄模様等その抜き模様部の細部
に確実に充填されるので、極めてきれいな仕上り
が期待される。また、この部分は型シート生地よ
りも若干凹部状に塗工されるので、次の塗工作業
を容易に、しかもきれいに行えるという利点が与
えられる。
つぎに、この同一色調の塗材による中塗り面に
下塗り塗材とは異なる(単一または2種以上の)
色調の塗材を塗工(上塗り)するものであるが、
この中塗り層の存在により上塗り塗材が抜き模様
の孔を通つて型シートの下側に入り込むのを完全
に防止し、結果として図柄模様に乱れのない完ぺ
きな2色以上の図柄の立体模様が形成される。
下塗り塗材とは異なる(単一または2種以上の)
色調の塗材を塗工(上塗り)するものであるが、
この中塗り層の存在により上塗り塗材が抜き模様
の孔を通つて型シートの下側に入り込むのを完全
に防止し、結果として図柄模様に乱れのない完ぺ
きな2色以上の図柄の立体模様が形成される。
上記塗工が終了した後、ついで型シートの引き
剥しを行うが、この引き剥しの時期は余りに早す
ぎるとその立体部に型くずれが生じたりするので
少し間をおく方がよい。しかし硬まりすぎると引
き剥しに困難をともなうようになるので、この引
き剥しはいわゆる生かわきの時期に行うことが望
ましい。
剥しを行うが、この引き剥しの時期は余りに早す
ぎるとその立体部に型くずれが生じたりするので
少し間をおく方がよい。しかし硬まりすぎると引
き剥しに困難をともなうようになるので、この引
き剥しはいわゆる生かわきの時期に行うことが望
ましい。
このようにして型シートを引き剥すことによつ
て、目的の2色以上の図柄の立体模様が形成され
るが、この表面に、つや出しその他のコーテイン
グを施すことは任意である。
て、目的の2色以上の図柄の立体模様が形成され
るが、この表面に、つや出しその他のコーテイン
グを施すことは任意である。
しかして、ここに使用される抜き模様型シート
は、適度な柔軟性と弾性を有し、引張り強さ等の
機械的強度にすぐれたものであることが望まし
く、また抜き模様の成形が容易な材質であること
が要求されることから、これには一般的にプラス
チツク製のシート、例えばポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチ
レン―酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル―酢酸ビ
ニル共重合体などが好適とされる。特にこれらの
プラスチツク製シートは非吸水性であり、したが
つて塗材がこれらシートに喰いつく現象がなく、
後の引き剥しがきわめて容易である利点がある。
なお、この型シートの厚さについては、目的の立
体模様の種類特にその模様部の高さにより決定さ
れるものであり、したがつてこれを画一的に述べ
ることはできないが、繊細な図柄模様からブロツ
ク塀等に形成するおおまかな立体模様まで考慮す
ると、これはおおよそ0.1mm〜20mm程度の厚さと
される。型シートの大きさ、形状、模様等につい
ては一切制限がない。
は、適度な柔軟性と弾性を有し、引張り強さ等の
機械的強度にすぐれたものであることが望まし
く、また抜き模様の成形が容易な材質であること
が要求されることから、これには一般的にプラス
チツク製のシート、例えばポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチ
レン―酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル―酢酸ビ
ニル共重合体などが好適とされる。特にこれらの
プラスチツク製シートは非吸水性であり、したが
つて塗材がこれらシートに喰いつく現象がなく、
後の引き剥しがきわめて容易である利点がある。
なお、この型シートの厚さについては、目的の立
体模様の種類特にその模様部の高さにより決定さ
れるものであり、したがつてこれを画一的に述べ
ることはできないが、繊細な図柄模様からブロツ
ク塀等に形成するおおまかな立体模様まで考慮す
ると、これはおおよそ0.1mm〜20mm程度の厚さと
される。型シートの大きさ、形状、模様等につい
ては一切制限がない。
第1図、第2図はこの抜き模様型シートの一例
を示したものであり、それら図において1は型シ
ートの生地部、2は抜き模様部(空間部)であ
る。
を示したものであり、それら図において1は型シ
ートの生地部、2は抜き模様部(空間部)であ
る。
この型シートは一方の面が平滑面、反対の面が
粗地面、あるいは両面が平滑面ないし粗地面のい
ずれであつてもよい。なお、この型シートの材質
についてはこのものが適度な弾性(硬度)を備え
たものであることが望ましいほか、引張り強さに
すぐれたものであることがよい。
粗地面、あるいは両面が平滑面ないし粗地面のい
ずれであつてもよい。なお、この型シートの材質
についてはこのものが適度な弾性(硬度)を備え
たものであることが望ましいほか、引張り強さに
すぐれたものであることがよい。
本発明の方法に使用される下塗りおよび上塗り
の塗材については、これを施工する場所に応じ、
各種配合のセメント系無機材料が使用される。例
えばホワイトセメントを主体とするセメントモル
タル、プラスター、厚型吹付材(スタツコ状厚付
材)、砂壁状塗料(リシン)などが所望する色に
着色され使用される。なお、これらの塗材を調製
する際の硬さについては、当然のことながら塗工
後ダレるような柔らかすぎるものは望ましくな
く、また硬すぎると抜き模様部への密な充填塗工
が困難となるので、施工する場所、塗材の種類等
を考慮し最適の硬さに調製することが肝要であ
る。
の塗材については、これを施工する場所に応じ、
各種配合のセメント系無機材料が使用される。例
えばホワイトセメントを主体とするセメントモル
タル、プラスター、厚型吹付材(スタツコ状厚付
材)、砂壁状塗料(リシン)などが所望する色に
着色され使用される。なお、これらの塗材を調製
する際の硬さについては、当然のことながら塗工
後ダレるような柔らかすぎるものは望ましくな
く、また硬すぎると抜き模様部への密な充填塗工
が困難となるので、施工する場所、塗材の種類等
を考慮し最適の硬さに調製することが肝要であ
る。
以上説明したとおり、本発明の方法によれば、
極めて簡便にして再現性よく、しかも環境汚染を
ともなうことなく、目的の2色以上の図柄の立体
模様を壁面等に形成することができ、不燃性で重
装感のある立体模様、繊細な図柄模様等が内壁、
外壁いずれに対しても比較的安価な費用で施工で
きる。
極めて簡便にして再現性よく、しかも環境汚染を
ともなうことなく、目的の2色以上の図柄の立体
模様を壁面等に形成することができ、不燃性で重
装感のある立体模様、繊細な図柄模様等が内壁、
外壁いずれに対しても比較的安価な費用で施工で
きる。
第1図および第2図は本発明の方法に使用され
る抜き模様型シートの一例を示したものである。 1…型シートの生地部、2…抜き模様部(空間
部)。
る抜き模様型シートの一例を示したものである。 1…型シートの生地部、2…抜き模様部(空間
部)。
Claims (1)
- 1 建築物の内外壁面ならびに該壁面用部材表面
にセメント系無機材料からなる立体模様を形成す
るに際し、該壁面ならびに部材表面にセメント系
無機塗材を所定の厚さに下塗りした後、これが粘
着性を失わない間に、この下塗り面に抜き模様型
シートを貼着し、ついで該シートにその抜き模様
部が充填されるように下塗り塗材と同一色調の塗
材を塗工し、この上にさらに他の色調の塗材を塗
工し、しかる後に該型シートを引き剥がして該壁
面ならびに部材表面にセメント系無機材料からな
る2色以上の図柄の立体模様を形成することを特
徴とする建築物の内外壁面ならびに該壁面用部材
表面に立体模様を形成する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12188082A JPS5915154A (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | 建築物内外壁面ならびに該壁面用部材表面に立体模様を形成する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12188082A JPS5915154A (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | 建築物内外壁面ならびに該壁面用部材表面に立体模様を形成する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5915154A JPS5915154A (ja) | 1984-01-26 |
JPH0223650B2 true JPH0223650B2 (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=14822203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12188082A Granted JPS5915154A (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | 建築物内外壁面ならびに該壁面用部材表面に立体模様を形成する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915154A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61249575A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-06 | Daiwa Uoole Kk | 塗装工法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5428325A (en) * | 1977-08-03 | 1979-03-02 | Dainippon Printing Co Ltd | Dressing concrete surface |
-
1982
- 1982-07-13 JP JP12188082A patent/JPS5915154A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5428325A (en) * | 1977-08-03 | 1979-03-02 | Dainippon Printing Co Ltd | Dressing concrete surface |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5915154A (ja) | 1984-01-26 |
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