JPH02236031A - Frp部材を有する懸架用構造体 - Google Patents

Frp部材を有する懸架用構造体

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Publication number
JPH02236031A
JPH02236031A JP5369089A JP5369089A JPH02236031A JP H02236031 A JPH02236031 A JP H02236031A JP 5369089 A JP5369089 A JP 5369089A JP 5369089 A JP5369089 A JP 5369089A JP H02236031 A JPH02236031 A JP H02236031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frp
arm
housing
wedge spring
support wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP5369089A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Misumi
三角 淳
Akira Kitamura
朗 北村
Takeshi Kamitsukuri
神作 武志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02236031A publication Critical patent/JPH02236031A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば車両の懸架機構部等に使われるFRP
部材を有する懸架用構造体に関する。
[従来の技術] 車両の懸架用板ばね、あるいは懸架用リンク機構のアー
ム等は、軽量化等を図る上で、従来の鋼製部祠に代って
繊維強化プラスチック(FRP)製のものに置換される
ことが望まれている。このようなFRP部材の端部に金
属製の他の部材を取付ける場合、例えば特許出願公表昭
58− 501626号公報(先行技術1)に示されて
いるように、FRP製アームの先端に孔をあけてボール
ジョイントを固定したり、あるいは特許出願公表昭63
−5 0 1 5 2 3号公報(先行技術2)に示さ
れているように、FRP製のばね板の端にハウジングを
取付け、このハウジングを介してボールジョイントを固
定するようにしたもの等が提案されている。この先行技
術2においては、FRPばね板の板厚を板端にゆくにつ
れて増大させることにより、上記ハウジングをばね板か
ら抜けに<<シてある。
[発明が解決しようとする課題コ 上記先行技術1においては、FRPアームの先端にボー
ルジョイント固定用のかなり大゛きな孔を開設しなけれ
ばならず、しかもこの孔の周りにボールジョイントに加
わる荷重が負荷されるため、FRPのように繊維で強化
されている複合材では孔の付近に荷重が集中し、孔の周
縁部から破損することがある。
一方、先行技術2の場合、実際には車体に作用する左右
方向の荷重によってハウジングとFRPばね板とが相対
運動を引起こし、その結果摩耗が発生してハウジングが
抜けてしまう可能性が大である。
従って本発明の目的は、FRP製の部材に金属製の端部
材を強固に固定でき、しかもそのための構造が簡単です
むようなFRP部材を有する懸架用構造体を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を果たすために開発された本発明の懸架用構造
体は、板状ないし棒状をなすFRP部材と、このFRP
部材の端部に取着される端部材とを備えた懸架用構造体
であって、上記端部材は、上記FRP部材の上下両面の
うちいずれか一方の面に重合される第1支持壁およびこ
の支持壁に連なる左右一対の側壁およびこの側壁に連な
る第2支持壁を備えている金属製のハウジングと、U状
ないしV状に成形されていて上記第2支持壁とFRP部
材との間に打込まれる金属製くさびばねと、このくさび
ばねが上記箇所に打込まれた状態においてくさびばねの
戻り止めをなす戻り止め手段と、上記FRP部材の端部
と上記ハウジングとを互いに厚み方向に拘束する締結用
部材とを具備したものである。
[作用] 上記構成の怒架用構造体は、FRP部材の端部に上記締
結用部材によってハウジングが拘束され、くさびばねを
ハウジングとFRP部材との間に食込ませるようにして
打込むことにより、FRP部材と端部材とが互いに強固
に圧着・固定される。
くさびばねは、戻り止め手段によって抜け止めがなされ
る。
[実施例] 以下に本発明の第1実施例について、第1図および第2
図に示された懸架用構造体を参照して説明する。
FRP部材の一例としてのFRP製のアーム10は、公
知のFRP製ばね板と同様に、マトリックス樹脂と、主
に長手方向に沿う連続強化繊維とによって板状ないし棒
状に成形されている。このアーム10の一端側は車体フ
レーム等に固定され、他端すなわち自由端側に端部材1
1が取着される。この端部材11は、以下に述べる各部
品を組合わせることによって構成されている。
端部材11の主部を構成するハウジング12は、厚手の
金属板を下記形状に折曲げたものである。
すなわちハウジング12は、その側面視(第1図)にお
いて略く状に折曲された第1支持壁13を備えている。
第1支持壁13の先端側はボールジョインド取付部14
となっており、このジョイント取付部14はアーム取付
部15に対して角度θ1たけ上方に傾いている。ジョイ
ント取付部14にボールジョイント16が固定され、こ
のボールジョイント16によってハブキャリア17(一
部のみ図示)が揺動自在に支持される。ハブキャリア1
7に車軸(図示せず)が設けられている。従ってボール
ジョイント16の中心付近に荷重点かくる。
上記第1支持壁13は、ゴム状弾性体からなるシート状
ライナ20を介して、FRPアーム10の一面(図示下
面側)に重合される。ライナ20はアーム10と第1支
持壁13とに接着剤によって固定される。
第1支持壁13の左右両側に立上がる一対の側壁21.
22は、アーム10の側端面に対向している。これら側
壁21.22の上端に連なる第2支持壁23.24は、
互いに対向するように内側を向けて折曲されている。な
お、第2支持壁23,24が互いにつながったボックス
状をなしていてもよい。側壁21.22は、その側面視
において、一端側(図示右側)の高さh,に比べて他端
側の高さh2が低くなるような角度θ2のテーバ状をな
している。このため、第2支持壁23.24の高さも図
示右側から左側に向かって漸減する。
FRPアーム10の図示上面側に、ゴム状弾性体からな
るシート状ライナ30を介して鋼等からなる金属製座板
31が重合されている。ライナ30はFRPアーム10
と座板31とに接着剤によって固定される。ライチ20
.30は、FRPアーム10の摩耗を防止するとともに
、アーム10に加わる締付面圧を均等化するのにも役立
つ。
従って、ライナ20,30はFRPアーム10の硬度以
下の硬さで、しかも適度な弾性および可撓性を有し、繰
返し荷重が加わっても押し潰されることのないように、
例えばエラストマを繊維で強化したものなどが使われる
とよい。
座板31と第2支持壁23.24との間に介在されるく
さびばね32は、熱処理された鋼のようにばね弾性を有
する強靭な材料からなり、側面視においてU状ないしV
状にやや開いた形状に折曲されている。くさびばね32
の両端にある外側エッジ33.34は、座板31と第2
支持壁23,24とに対する食付きを良くするために角
ばっている。くさびばね32の幅Wは、側壁21.22
間の距離よりもやや狭い程度とする。くさびばね32の
自由状態における開き角度θ3は、側壁21.22のテ
ーパ角度θ2よりも大きい。くさびばね32は、第2支
持壁23.24と座板31との間に図示右側から打込ま
れる。
くさびばね32を固定するための戻り止め手段40とし
て使われるかしめ部41.42は、くさびばね32が上
記所定の位置に打込まれたのちに側壁21.22の一部
を内方に凹ませたものであり、このかしめ部41,42
によって、くさびばね32が抜ける方向に移動すること
を阻止している。戻り止め手段40としては、上記かし
め部41.42の代りに、例えば溶接あるいはろう付け
によって、くさびばね32をハウジング12に固定する
ようにしてもよい。
更に、FRPアーム10の板端近傍と座板31および第
1支持壁13に、それぞれ厚み方向に貫通する孔45が
設けられている。この孔45にボルト46が挿通され、
ナット47をねじ込んで締付けることにより、FRPア
ーム10の板端近傍と第1支持壁13およびライナ20
,30と座板31等が互いに厚み方向に拘束されるよう
になっている。なお、ボルト46とナット47を用いる
代りに、リベット等の締結用部材を使ってもよい。
上記構成の懸架用構造体は、FRPアーム10の端部に
ハウジング12をボルト46とナット47によって固定
したのち、くさびばね32を打込むとともに、かしめ部
41.42によってくさびばね32の戻り止めをなす。
こうすることによって、FRPアーム10とハウジング
12とが互いに強固に圧着されるとともに、ライチ20
,30が緩衝材として機能するため、FRPアーム10
と端部材11とが互いに長手力向に擦れ合うような相対
運動を生じることがなくなる。従ってFRPアーム10
の強化繊維が摩擦によって切れてしまうなどの問題も生
じない。そして本実施例によれば、FRPアーム10に
設ける孔45の数が少なくてすむとともに、孔45の内
径が小さくてもその機能を充分発揮できるから、孔45
を設けてあっても強度的に問題はない。
なお、第3図と第4図に示された本発明の第2実施例は
、FRP製の懸架用ばね板50に端部材51を取付ける
場合を示している。この実施例の端部材51のハウジン
グ12には円筒状の目玉部祠52が溶接等によって固定
され、目玉部材52を介して車体側の部材、例えばシャ
ックルやブラケット等を介して車体フレームに枢着され
る。それ以外の基本的構成と作用・効果は前記第1実施
例と同様であるから、第1実施例と共通する箇所に同一
符号を付して説明は省略する。
[発明の効果コ 本発明によれば、アームあるいはばね板等のFRP部材
の端部に金属製の端部材を強固に固定することができ、
そのための構造も簡単であり、使用中にFRP部材と端
部材との間に生じる相対運動による摩耗や取付けの弛み
の発生が防止されるとともに、局部的な応力集中による
FRP部材の損傷等の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すFRPアムを備えた
懸架用構造体の側面図、第2図は第1図に示された懸架
用構造体の平面図、第3図は本発明の第2実施例を示す
FRPばね板を備えた懸架用構造体の側面図、第4図は
第3図に示された懸架用構造体の平面図である。 10・・・アーム(FRP部$4’)、11・・・端部
材、12・・・ハウジング、13・・・第1支持壁、2
0・・・ライナ、21.22・・・側壁、23.24・
・・第2支持壁、30・・・ライナ、31・・・座板、
32・・・くさびばね、40・・・戻り止め手段、45
・・・ボルト挿通用の孔、46・・・ボルト(締結用部
材)50・・・FRPばね板(FRP部材) 51・・
・端部材。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 板状ないし棒状をなすFRP部材と、この FRP部材の端部に取着される端部材とを備えた懸架用
    構造体であって、 上記端部材は、上記FRP部材の上下両面のうちいずれ
    か一方の面に重合される第1支持壁およびこの支持壁に
    連なる左右一対の側壁およびこの側壁に連なる第2支持
    壁を備えている金属製のハウジングと、U状ないしV状
    に成形されていて上記第2支持壁とFRP部材との間に
    打込まれる金属製くさびばねと、このくさびばねが上記
    箇所に打込まれた状態においてくさびばねの戻り止めを
    なす戻り止め手段と、上記FRP部材の端部と上記ハウ
    ジングとを互いに厚み方向に拘束する締結用部材とを具
    備したことを特徴とするFRP部材を有する懸架用構造
    体。
JP5369089A 1989-03-08 1989-03-08 Frp部材を有する懸架用構造体 Pending JPH02236031A (ja)

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JPH02236031A true JPH02236031A (ja) 1990-09-18

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