JPH02231412A

JPH02231412A - 低刺激性洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH02231412A
Application number: JP1230745A
Authority: JP
Inventors: Jun Kametani; 亀谷　潤; Hiromi Takamura; 高村　浩美; Hajime Hirota; 広田　一
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1988-09-08
Filing date: 1989-09-06
Publication date: 1990-09-13
Anticipated expiration: 2010-05-10
Also published as: JPH0742476B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は低刺激性洗浄剤組成物、更に詳細にはアルキル
サッカライド系界面活性剤及びスルホコハク酸系界面活
性剤を含有し、高起泡性で低刺激性であり、且つ毛髪や
皮膚の洗浄に使用したときにはさっぱりとした使用感を
与える洗浄剤組成物に関する。

〔従来の技術及びその課題〕

従来より非イオン性界面活性剤は、皮膚や毛髪用、食器
用洗浄剤組成物に使用されているが、低ｉｌ　ｆｆｉ性
ではあるものの起泡性に劣る為、特にシャンプーや身体
洗浄剤の様な嗜好性の上で高い起泡力の要求される洗浄
剤組成物には、多くの量が配合されていないのが現状で
ある。また、従来の非イオン性界面活性剤を単独で用い
た洗浄剤は、起泡性、洗浄性が充分でないという問題に
加えて、皮膚や毛髪等の洗浄に用いた場合に、きしみ感
が強い等の感触の上での問題点を有している。

一方、非イオン性界面活性剤の中でもアルキルサッカラ
イド系界面活性剤は高い起泡性を有することから、アル
キルサルフ．−ト等の陰イオン性界面活性剤と併用した
洗浄剤組成物が促案されている（特開昭５８−１０４６
２５号）。しかしながらこれも起泡性には優れているが
、皮膚や毛髪に対する刺激性が存するという欠点を持ち
、また、アルキルサッカライド系界面活性剤のアルキル
鎮長が１０以上となると、低温において析出してしまっ
て低温安定性が悪いという問題が未だ存していた。

そこで、非イオン性界面活性剤を含有した、毛髪や皮膚
に対して低刺激性であり、起泡性、洗浄性が充分で、皮
膚に対する感触が優れ、且つ安定な衣料、食器、皮膚、
毛髪等に使用できる洗浄剤組成物の開発が望まれていた
。

〔諌題を解決するための手段〕

斯かる実状において、本発明者らは上記問題点を解決す
べく鋭意研究を行なった結果、非イオン性界面活性剤で
あるアルキルサッカライド系界面活性剤とスルホコハク
酸系界面活性剤とを併用すれば、起泡性が向上するだけ
ではなく、その泡質もクリーミイーであり、泡立て時の
肌に対するすべり感に優れ、また洗浄後の毛髪や皮膚に
対する感触も良好で刺激性もなく、更には低温安定性も
向上した洗浄剤紹成物が得られることを見い出し、本発
明を完成した。

すなわち本発明はアルキルサッカライド系界面活性剤及
びスルホコハク酸系界面活性剤を含有する低刺激性洗浄
剤組成物を提供するものである。

本発明におけるＴル牛ルサッカライド系界面活性剤は通
常の洗浄剤に使用可能なものであれば特に制限されない
が、例えば次の一般式（１）ＬｉロＣＬ［：Ｌ？−（Ｇ
），　　　　　　　（　　１　　）〔式中、Ｒ．は炭素
数８〜１８の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル
基又はアルキルフェニル基を示し、Ｇは炭素数５〜６の
還元糖を示し、口は０〜２０の数を示し、ρは１〜１Ｇ
の数を示す〕で表わされるものが挙げられる。

（Ｉ）式中のＲ，は炭素数８〜１８の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基、アルケニル基又はアルキルフエニル基であ
るが、特に炭素数９〜ｌ４の直鎮又は分岐鎖のアルキル
基（ノニル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基等
）であることが好ましい。また、親水基であるサツカラ
イド部分（（■）式中、Ｇ）は炭素数５〜６の還元糖を
基本単位とし、この還元糖としては特に、グルコース、
ガラクトース、フラクトースが好ましい。さらに、サツ
カライド重合度Ｓ　　（（１）式中、ρ）は１〜１０で
あり、Ｓ＝’１〜４であるものが８０％以上である事が
好ましい。

また重合度Ｓと基Ｒ１の両者が化合物（１）に与える影
讐を考慮するば、Ｒ，の炭素数が８〜１１であるときは
重合度Ｓが１−１．４であることが、またＲ，の炭素数
が１２〜ｌ４のときは重合度Ｓが１．５〜４．０である
ことが好ましい。さらに、重合度Ｓが高くなると起泡力
が低下してくる傾向にあるため、起泡力の観点から炭素
数８〜１ｌで重合度Ｓが１〜１．４であるものが特に好
ましい。尚、平均糖重合度Ｐは、プロトンＮＭＲ法によ
り測定出来る。

上述のアルキルサッカライド系界面活性剤としては、既
知のＫｏｅｎＩｎ（；−Ｋｎａｒｒ法によって合成され
る才クチルグルコシド、ノニルグルコシド、デシルグル
コシド、デシルマルトシド、ポリオキシエチレン（２。

８．０）ドデシルマルトシド、ドデシルマルトシド、ト
リデシルマルトシド等のβ−アルキルサッカライドや、
グルコース、ガラクトース、マルトース等の還元糖と高
級アルコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテルア
ルコール等とから合成されるもの（米国特許第３．　８
３９，　３１８号、同第３，　５９８．　８６５号）な
どが挙げられる。

アルキルサッカライド系界面活性剤は本発明組成物中に
１〜６０重量％《以下単に％で示す）、特に組成物がシ
ャンプーである場合には２〜３０％、皮膚洗浄剤である
場合には５〜５０％、食器用洗浄剤である場合には２〜
２０％配合されることが好ましい。

本発明におけるスルホコハク酸系界面活性剤は通常の洗
浄剤に使用可能なものであれば特に制限されないが、例
えば次の一般式（Ｉｔ）又は（ｍ）Ｓ０３Ｍ＋ｌＳＯ−Ｍ＋〔式中、Ｒ２はＲ，一ロ−｛ＣＨ．ＣＨ．Ｏｈ又はＲ　
４　Ｃ　Ｏ　Ｎ　Ｈ　−｛−Ｃ　｝Ｉ　２　Ｃ　｝ｌ．
叶７を示し（Ｒ３１；！炭素数８〜２２の直鎖又は分岐
鎮のアルキル基又はアルケニル基を、Ｒ．は炭素数７〜
２１の直鎖又は分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル
基を示し、巾は０〜２０の数を示す》、Ｍ１は水素原子
又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム及
び有機アンモニウムから選ばれる水溶性塩を形成する陽
イオンを示す〕で表わされる高級アルコール若し《はそのエトキシレー
トのスルホコハク酸エステル又は高級脂肪酸アミド由来
のスルホコハク酸エステルが挙げられる。

また、上記一般式（ｎ）又は（［Ｉｌ）で表わされる化
合物のうち、高級アルコール若しくはそのエトキシレー
トのスルホコハク酸エステルとしては、炭素数１１〜１
３の２級アルコールエトキシレートのスルホコハク酸エ
ステルの２ナトリウム塩〔日本触媒化学工業製．ソフタ
ノールＩＡＢｓ　３．　　５．７．９．１２　　（それ
ぞれの数字はエチレン才キサイドの平均付加モル数（Ｂ
Ｏ）を示す）等〕、ラウリルアルコール又はラウリルア
ルコールエトキシレー｝　　（ＢＯ＝３．４．６．９．
１　２）のスルホコハク酸エステルの２ナ｝　＋７ウム
塩（東邦化学工業製．コハクールＬ−４００等）、炭素
数１２〜１５の分岐鎖を含んでいてもよい合成１級アル
コール又はそのエトキシレー｝（ＢＯ＝２〜１２）のス
ルホコハク酸エステルの２ナトリウム塩、炭素数８〜２
２のゲルベアルコール又はそのエトキシレート　（ＢＯ
＝２〜１２）のスルホコハク酸の２ナトリウム塩などが
挙げられ、また、高級脂肪酸アミド由来のスルホコハク
酸エステルとしては、ラウリン酸ポリエチレングリコー
ル（ＢＯ＝１．２）アミドのスルホコハク酸エステルの
２ナトリウム塩、才レイン酸ポリエチレングリコール（
ＩＩ！０＝　１　．２）アミドのスルホコハク酸エステ
ルの２ナトリウム塩、ヤシ油脂肪酸ポリエチレングリコ
ール（ＢＯ＝　４　）のスルホコハク酸エステルの２ナ
トリウム塩などが挙げられが、就中、感触の良さや起泡
性の点で炭素数１１〜１３の直鎮の高級アルコールもし
くはそのエトキシレート（ｆ！０＝２〜７》のスルホコ
ハク酸エステルの２ナトリウム塩又は炭素数１２〜１５
の分岐鎖を含む合成１級アルコールもしくはそのエトキ
シレー｝（ＢＯ＝２〜７）のスルホコハク酸エステルの
２ナトリウム塩が好ましい。

スルホコハク酸系界面活性剤は本発明組成物中に１〜６
０％、特に組成物がシャンプーである場合には２〜２０
％、皮膚洗浄剤である場合には５〜５０％、食器用洗浄
剤の場合には２〜２０％配合されることが好ましい。

また、アルキルサッカライド系界面活性剤とスルホコハ
ク酸系界面活性剤の配合量は双方の合計量として全組成
一物中に５〜９０％、特に１０〜６０％程度であること
が好ましく、更に配合比率は、アルキルサッカライド系
界面活性剤：スルホコハク酸系界面活性剤＝１：９〜９
：ｌの範囲で任意に選択できるが、特にｌ：４〜４：１
の範囲であることが好ましい。

本発明組成物は通常の洗浄剤組成物に用いられる公知の
酸性若しくはアルカリ性薬剤により、ｐＨ３〜１０、特
にｐＨ４〜８に調整されることが好ましい。

尚、本発明の洗浄剤組成物には上記必須成分の他に洗浄
剤中に通常使用される成分、例えばブロビレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤；メチルセル
ロース、カルボキシビニルポリマー　ヒドロキシエチル
セルロース、ボリ才キシエチレングリコールジステアレ
ート、エタノール等の粘度調整剤；バール化剤二香料：
色素；紫外線吸収剤；酸化防止剤；トリクロサン、トリ
クロロカルバン等の殺菌剤；グリチルリチン酸カリウム
、酢酸トコフェロール等の抗炎症剤；ジンクビリチオン
、才クトビ口ックス等の抗フケ剤；メチルパラベン、プ
チルパラベン等の防腐剤；トルエンスルホン酸やキシレ
ンスルホン酸のナトリウム塩やカリウム塩及び尿素など
の可溶化剤：粘度鉱物や水溶性高分子物質等の粘度調節
剤；方解石、珪石、リン酸カルシウム、ゼオライト、ポ
リエチレン、ナイロン、ボリスチレン等の水不溶性研磨
剤；酵素などを発明の効果を損なわない範囲において任
意に添加することも可能である。

本発明の洗浄剤組成物は、衣料用洗浄剤、食器用洗浄剤
、皮膚、毛髪用洗浄剤等種々の目的に用いることができ
、その剤型は通常、洗浄剤に使用される剤型を任意に選
択することができる。この場合、アルキルサッカライド
系界面活性剤とスルホコハク酸系界面活性剤の組成物中
の含有量は、双方の合計量で、固型の剤型であれば３０
％以上、ペースト状の剤型であれば２０％以上、液体の
剤型であればｌＯ％以上であることが好ましい。

〔実施例〕

以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例により限定されるものではない。

実施例１下記の第１表に示す組成の洗浄剤組成物（ρＨ７）を製
造し、それぞれについて起泡量、泡質、毛髪・肌に対す
る感触、保存安定性、皮膚刺激性の評価を行なった。

尚、泡質、毛髪・肌に対する感触及び刺激性の評価は、
健常な日本人女性の毛髪２０ｇ（１５ａｍ）に洗浄液１
ｇを塗布し、１分間泡立てた時点の毛髪と、すすいだ後
にドライヤーで乾燥させた毛髪について及び洗浄液１ｇ
を手の平に取り、水道水を適度に加え泡立てた時点の手
肌と、水ですすいで乾した後の手肌について、専門パネ
ラー５名により行なった。

また、起泡量の評価は反転攪拌法により行なった。

更に、低温安定性の評価は洗浄剤組成物を１か月間、５
℃、−５℃で保存し、その安定性を目視により行なった
。

皮膚刺激性の評価はモルモット皮膚に対して、洗浄剤２
５％液で７回洗浄した後行なった。

く評価基準〉起泡量Ｏ　充分な泡立ちを示す △　泡立つが不足と感じるＸ　ほとんど泡立たない泡質Ｏ　泡質クリーミーですべる △　泡質やや荒く、ややすべらないＸ　泡質荒く、すべらない毛髪・肌に対する感触 ○　きしみが弱く．鼻好 △　きしみがやや強く、やや不良Ｘ　きしみが強く不良低温安定性 ○透明 △　　微　　濁 ×　濁りあるいは沈澱を生じている皮膚刺激性 ○　無刺激〜微刺激性 △　弱度刺激Ｘ　中〜強度刺激実施例２シャンプー：（重量％） ■　Ｃ＋ｏ−（Ｇ）　１．　４５　　”　　　　　　　
　　　　　　　８■　ボリ才キシエチレン（２）ラウリ
ルコ　　１２ハク酸ジナトリウム ■　ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド　　５■　カチ才
ン化セルロース２１　　　　　　　　０Ｊ■　香　　　
　料　　　　　　　　　　　　　　　　微　量■色　素
　　　　　微量 ■　　食　　　　　塩　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　ｌ■　精　製　水　　　　　　　　　　　バ
ランス》Ｃ１。二デシル基　　Ｇ：グルコース残基２》
ボリマーＪＲ４００（ユニオンカーバイド社製）《製法）６０℃に加熱した精製水に■、■、■及び■を溶解させ
溶解確認後、冷却して■及び■を加える。

得られたシャンプーは毛髪のきしみもなく、すすぎも早
くさっぱりとだ使用感で且つ泡立ちも良好ななもであっ
た。また低温安定性も良好であった。

実施例３洗顔フォーム：（重量％） ■　　ｃ．．−（Ｂロ）ｉ−（Ｇ）ｚ．ｓ　　”　　　
　　　　　　　　　　　　　３０■　ラウリルスルホコ
ノ飄ク酸ジナト　　　３０リウム ■　ラウリン酸　　　　　　　　　　　　　４■　エチ
レングリコールジステアレ　　　４−ト４》 ■　香　　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　微
　量■　精　製　氷　　　　　　　　　　　バランス”
Ｃ＋２：ラウリル基　６　：グルコース残基１エマノー
ン３２０１Ｍ　　（花王製）（製法）７０℃に加熱した精製水に■、■、■及び■を溶解させ
溶解確認後、冷却して４０℃の温度付近にて■を加え、
更に冷却する。

得られた洗顔フォームは泡立ちが良く、すすぎも早く、
乾煙後の皮膚の感触もすべすべとして、しっとりとした
ものであった。

実施例４食器用洗剤：（重量％） ■　Ｃ，。．ａ（Ｇ）１．３’＋　　　　　　　　　　
　　１５■　ポリオ．キシエチレン（３）ラウリル　　
　５コハク酸ジナトリウム ■　ラウリルジメチルアミンオキシド　　２■　エタノ
ール　　　　　　　　　　　　３■　香　　　　　料　
　　　　　　　　　　　　　　　　微　　量■色　素　
　　　　微量 ■　水　道　水　　　　　　　　　　　　バランス＋［
，。．２　：　Ｃｓ．　Ｃ＋。＋ＣＩ１の混合物の平均
炭素数がｌＯ、２６　：グルコース残基（製法）水道水に■、■、■、■及び■を加え、溶解させた後、
■を加える。

得られた食器用洗剤は洗浄力、起泡力に優れ、且つさっ
ぱりとした使用感ですすぎ性も良好であった。

以上

Claims

【特許請求の範囲】１　アルキルサッカライド系界面活性剤及びスルホコハ
ク酸系界面活性剤を含有する低刺激性洗浄剤組成物。２　アルキルサッカライド系界面活性剤が次の一般式（
I ） ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ）〔式中、Ｒ＿１は炭素数８〜１８の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を示し
、Ｇは炭素数５〜６の還元糖を示し、ｎは０〜２０の数
を示し、ｐは１〜１０の数を示す〕で表わされるものである請求項１記載の低刺激性洗浄剤
組成物。３　スルホコハク酸系界面活性剤が次の一般式（II）又
は（III） ▲数式、化学式、表等があります▼（II） ▲数式、化学式、表等があります▼（III）〔式中、Ｒ＿２は▲数式、化学式、表等があります▼又
は ▲数式、化学式、表等があります▼を示し（Ｒ＿３は炭
素数８〜２２の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基
を、Ｒ＿４は炭素数７〜２１の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基若しくはアルケニル基を示し、ｍは０〜２０の数を
示す）、Ｍ＿１は水素原子又はアルカリ金属、アルカリ
土類金属、アンモニウム及び有機アンモニウムから選ば
れる水溶性塩を形成する陽イオンを示す〕で表わされるものである請求項１記載の低刺激性洗浄剤
組成物。