JPH02230603A - 車両用前照灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｅ産業上の利用分野］ 本発明は、プロジエクタ型の車両用前照灯に係り、特に
、車両用前照灯の配光パターンの構成および点・消灯の
切替え動作に改良を施すものである。

［従来の技術１ 従来、この種のプロジェクタ型の車両用前照灯において
は、第５図に示すように、開口部にアウターレンズＲを
配設してなるハウジングＨ内に内周而を楕円面反射鏡に
形成したリフレクタ１と、このリフレクタ１内に装着さ
れる白熱電球等の光源２と、リフレクタ開口部１０側に
複数本の脚Ｓで支持され、リフレクタからの反射光を前
方に投射する凸レンズ３とを設け、前記凸レンズ３の焦
点位置付近に、践リフレクタ１からの反射光の一部をｍ
ｌｌｉするように形成したシャッタ４を適宜な駆動手段
を介して可動自在に配設して構成したものがある。

前記シャッタ４は、この種の車両用前照灯にあってはそ
の配光パターンを構成するために設けるものであり、こ
のシャッタ４が反射光の照射路上に位置しない場合には
、走行ビームの配光パターンを呈し、シャッタ４が反射
光の照射路上に位置する場合には、すれ違いビームの配
光パターンを♀ずるように構成されている。

しかしながら、このような車両用灯具にあっては、前記
シ１Ｉツタ４は、凸レンズ３の焦点位置付近に配置され
配光パターンを切換えるためだけに構成されているもの
で、例えばバッシング照射などの瞬間的な点灯／消灯の
切替えや一時的な消灯などは、光源自体の点灯／消灯の
切替えによってなされているのが現状である。

［発明が解決しようとする課題］ このため、灯具の点灯／消灯の切替えが光源自体によっ
てなされるために、光源としては白熱電球等よりも光麿
の高い放電灯の使用が望まれているにもかかわらず、放
電灯が白熱電球に比して点灯時間が長く、点灯／消灯の
瞬間的な切替えが困Ｍなことからその使用が控えられて
いるといった問題点があった。

また、従来の車両用前照灯にあっても光源を放電灯で構
成し、かつその点灯時間の短縮を図るために放電管近傍
にヒータを設けて予備加熱してなるものもある。しかし
、この場合でもバッシング照射等の瞬間的な点灯／消灯
の切替えは困難であり、バッシング照射用に白熱電球を
別に設けて点滅ざｔ！なければバッシング照射はできず
、しかも放電灯の発光時にあってはバッシング照射用の
白熱雷球だけが点滅しても放電灯の方が高光度のために
遠方からのｐＡ認性は低くなるなど、部品点数が増える
わりにはそれに応じた効果が得られず、光源が放電灯で
あると確実なバッシング照射等が実現されないといった
問題点があった。

本発明は、このような事情のもとになされたものであり
、その目的とするところは、光源に放電灯を用いてもそ
の点灯に係る時間に囚われることなく点灯、消灯の切替
えがなされ、バッシング照射などの瞬間的な切替えも実
現可能にしてなる車両用前照灯を提供することにある。

［ｙｉ題を解決Ｍるだめの手段］ 上記した目的を達成するために、本発明は、光源を装着
したり７１ノクタと、このリフレクタからの反射光を前
方に投射ずる凸レンズと、前記リフレクタと凸レンズと
の中間に設けられるシャッタとで構成ざれるプロジエク
タ型の車両用前照灯において、前記光源を放電灯とし、
リフレクタ間口部に対して遮光位置、すれ違いビーム位
置、走行ビーム位置の夫々に設定可能な遮光手段を設け
て構成するものである。

［作　用１ すなわち、本発明によれば、光源を放電灯とし、リフレ
クタ開口部に対して遮光位置、すれ違いビーム位置、走
行ビーム位置の夫々に設定可能な遮光手段を設けたこと
により、リフレクタ開口部に対する遮光手段の設定位置
によって走行ビームとずれ違いビームとの切替えがなさ
れ、また、遮光手段をこの開口部を仝閉ずる遮光位置に
設けることでリフレクタからの反射光の通過が断たれる
ため、開口部を仝閉状態と開放状態゜とに繰返して設け
ることでバッシング照射が実現され、光源自体の点・消
灯を行うことなく遮光手段による機械的動作で配光パタ
ーンの切替えヤ、一時的なあるいは瞬間的な灯只の発光
、消灯の切替えがなされるものとなる。

［実　施　例］ 以下、本発明を第１図から第４図に示す実施例を参照し
ながら詳細に説明する．なお、本実施例において、第５
図に示す従来構造のものと構成が重複する部分には同一
符号を用い、その説明は省略づる。

第１図は、本発明の一実施例を丞すものであり、符号２
に示す光源を放電灯とし、この放電灯２が装着されるリ
フレクタ１を、その内周而の十半部分を１れ違いビーム
の配光パターンを生ずるような反射カットからなる反射
鏡処理を施して設【ノるとともに、該リフレクタ１の開
口下端部１０ａに遮光手段を設けてなるものであり、例
えばその遮光手段として、前記リフレクタの間口部を覆
いその反射光を遮るように形成したシ１１ツタ４を設け
、該シャッタ４を例えばラック＆ビニオンなどの適宜な
駆動機構（図示省略）に接続ざれるシャフト１２を介し
て開閏自在に軸支し、前記駆動機横によって遮光位冒、
走行ビーム位置、すれ違いビーム位置の夫々に設定可能
に桐成するものである。

第２図は、前記遮光手段の設定位置をそれぞれ示すもの
であり、（Ａ＞は遮光位ｎを示し、前記シャッタ４の自
由端を開口上端部１０ｂ側に位置させて開口部１０を全
閏状態とするように設定してなり、（Ｂ）は走行ビーム
位置を示し、開口部１０を全開状態にして全ての反射光
が凸レンズ３に通過するように設定してなり、（Ｃ）は
ずれ違いビーム位置を示し、前記シャフ１−１２を支点
にシャッタ４の自由端を移動させて開口部１０を半開状
態にしてリフレクタ１の上十部分からの反射光だけを＠
配凸レンズ３に向って通過させるように設定するもので
ある。

しかして、走行ビーム用の配光パターンとすれ違いビー
ム用の配光パターンとの切替えがリフレクタ開口部１０
に対する遮光手段の設定位置を変えることだけで行え、
かつこの遮光手段によって間ｒコ部１０を全閑状態と開
放状態と（繰返し構成することでバッシング作用が実現
され、一時的あるいは瞬間的な消灯、点灯を可能とする
。

第３図は、本゛発明の第二実！例を示すものであり、遮
光手段として、前記リフレクタ１の開口下端部１　０　
ａにこの開口部の下半部分を覆うように形成した下部シ
ャッタ４ａを設けるとともに、開口上端部１０ｂに該間
口部１０の上半部分を覆うように形成した上部シャッタ
４ｂを夫々前記駆仙機構のシャフト１２を介して開閉自
在に設け、かつ下部シャッタ４ａの自由端と」二部シャ
ッタ４　ｂの自由端とがリフレクタ１の開口半径位置付
近で重合するように設けて構成するものである。

これにより、第４図に示Ｊように、ｉｙＪ記下部シャッ
タ４の自由端と上部シＶツタ４ｂの自由端とが重合して
開口部１０を全閑状態にしてなる遮光位置（Ａ）と、前
記上部シャッタ４ｂの自由端をそのシャフト１２を支点
として移動さゼて開状態に設け、かつ前記下方シャッタ
４ａを閏状態に設けリフレクタ開口部の上半部分からの
反射光だけを凸レンズ３に向って通過させるすれ迷いビ
ーム位置（Ｂ）と、前記下部シャッタ４ａの自由端をも
そのシャフト１２を支点として移動させて間口部１０を
全開状態に設けて全ての反射光を凸レンズ３に通過させ
る走行ビーム位置（Ｃ）との夫々に設定可能に設けるも
のである。また、前述した第一の実施例と同様に、前記
開口部１０を夫々のシャッタ４ａ、４ｂによって全閉状
態と開状態とに繰返し構成すればバッシング作用が実現
されるものとなる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、光源を放電灯と
し、リフレクタ開口部に対して遮光位置、すれ違いビー
ム位置、走行ビーム位置の夫々に設定可能な遮光手段を
設昏ノたことにより、リフレクタ開口部に対寸る遮光手
段の設定位置によって走行ビームとすれ違いビームとの
切替えがなされ、また、遮光手段でリフレクタ開口部を
全開状態にすることでリフレクタからの反射光の通過が
断たれるため、放電灯の点・消灯を行うことなく点灯さ
せたままでシャッタの機械的動作で一時的な灯具の発光
、消灯がなされ、シャッタによる開口部の全閉、開放を
繰返すことでバッシング作用の実現を可能にするととも
に、停止信号等の数十秒ヘ一敗分間の停車に際して消灯
する場合にも、前記リフレクタ開口部をシャッタにて全
閏状態にするだけでよく、停止時の消灯、発進時の点灯
の切苔えがスムースに行え、放電灯の点灯に係る時間に
囚われることなく灯具の点灯／消灯仙作を瞬時に行うこ
とができるといった優れた効果を奏するしのである。

また、点灯時間を短縮するために放電管近傍にヒータを
設け予備加熱してなる放電灯が装着された灯貝にあって
は、シャッタでリフレクタ開口部を全閉状態に覆るとリ
フレクタ内の保温効果が得られるため、そのヒータ電力
に係るエネルギを低減させることができるといった効果
をも併せて奏するものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例を示す説明図、第２図は同
じく遮光手段の設定位置を略示的に示す説明図、第３図
は本発明の第二実施例を示す説明図、第４図は同じく遮
光手段の設定位置を略示的に示す説明図、第５図は従来
構造を承り説明図である。 ４ａ・・・・・・下部シャッタ ４ｂ・・・・・・上部シャッタ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光源を装着したリフレクタと、このリフレクタか
   らの反射光を前方に投射する凸レンズと、前記リフレク
   タと凸レンズとの中間に設けられるシャッタとで構成さ
   れるプロジェクタ型の車両用前照灯において、前記光源
   を放電灯とし、リフレクタ開口部に対して遮光位置、す
   れ違いビーム位置、走行ビーム位置の夫々に設定可能な
   遮光手段を設けたことを特徴とする車両用前照灯。
2. （２）前記遮光手段は、リフレクタの開口部全体を覆う
   形状で、かつリフレクタの間口下端部に開閉自在に配設
   されるシャッタであり、開口部の全閉状態で遮光位置、
   全開状態で走行ビーム位置、半開状態ですれ違いビーム
   位置とする特許請求の範囲第１項記載の車両用前照灯。
3. （３）前記遮光手段は、リフレクタの開口下端部に配設
   する下部シャッタと開口上端部に配設する上部シャッタ
   とからなり、前記夫々のシャッタの自由端側が開口半径
   位置付近で重合し開口部を全開状態とする遮光位置、開
   口部の全開状態で走行ビーム位置、開口部の上半部分の
   みの開放状態ですれ違いビーム位置とする特許請求の範
   囲第１項記載の車両用前照灯。