JPH02225525A - メルカプトアルコキシアルキル官能性ポリシロキサンおよびその製法 - Google Patents

メルカプトアルコキシアルキル官能性ポリシロキサンおよびその製法

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JPH02225525A
JPH02225525A JP2002622A JP262290A JPH02225525A JP H02225525 A JPH02225525 A JP H02225525A JP 2002622 A JP2002622 A JP 2002622A JP 262290 A JP262290 A JP 262290A JP H02225525 A JPH02225525 A JP H02225525A
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    • C08G77/04Polysiloxanes
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は紫外線硬化性シリコーン剥離組成物に関する。
さらに詳しくは、本発明は新規な光硬化性シロキサン重
合体および新規な光触媒−シロキサン重合体組合せに関
する。光開始剤の存在下で紫外線に露出されると硬化し
得るメルカプトアルコキシアルキル官能性ポリシロキサ
ン類およびビニル官能性シロキサンターポリマー類が新
たに見出された。
発明の背景 シリコーン組成物は剥離被覆として広く受は入れられて
おり、通常なら密着するであろう他の材料に対して比較
的に非接着性である表面または材料を提供するのに有用
である。シリコーン剥離組成物はラベル、化粧板、転写
テープなど用の感圧C)スート こ9p、fI9 ) 接着剤を剥離する被膜(コーティング)として用いるこ
とができる。紙、ポリエチレン、マイラー(Mylar
’)その他の基材上のシリコーン剥離被膜も、食品取扱
いや工業的包装に適当な非粘着面を提供するのに有用で
ある。
これまでに開発されたシリコーン剥離生成物は熱硬化性
であったが、高温オーブンでの硬化に付随する高いエネ
ルギーコストや安全性および環境への考慮が、代替技術
、例えば紫外線硬化性シリコーンを開発する動機となっ
た。
紫外(UV)放射線は、コストが低く、管理が容易で工
業的使用者への潜在的危険が低いので、もつとも広範に
使用されるタイプの放射線の1つである。代表的な硬化
時間ははるかに短く、熱エネルギーが基材を損傷する恐
れがある場合に感熱性材料を安全に被覆しUv放放射上
下硬化することができる。
3つの基本的U■硬化性シリコーン系が開発されている
。エポキシシリコーン系とアクリル官能性シリコーン系
とメルカプト官能性シリコーン系である。
エポキシシリコーン系、例えば米国特許第4.279、
717号(E ckbergら)および水出願人ニ壌渡
された米国特許出願第375,676号(1982年5
月 6日出願)に記載された系は、オニウム塩光開始剤
を触媒とするエポキシ官能性ジオルガノシロキサンベー
ス重合体を特徴とする。これらの組成物は極端に速い硬
化速度を示すが、容易に入手すること、のできない高価
な材料に依存している。
アクリル官能性シリコーン系、例えば本出願人に瀉渡さ
れた米国特許出願第239,297号(1981年3月
2日出願)および第375,676号(1982年5月
6日出願)に記載された系および米国特許第4,048
.036号(P rucnal )および同第4,01
7,652号(Gruber )に記載された変性系は
、フリーラジカル型光開始剤の存在下でU硬化性である
有用な被膜を提供するが、複雑な多段階の調製過程を必
要とする。
多数のメルカプト官能性系が知られている。例えば米国
特許第4,064,027号(Gant ) 、同第4
.107,390月(Gordonら)、同第4.19
7.173@(Curryら)、特開昭54−4885
4号(高見沢、Chew 、 A bstracts 
 91 : 58888r、 1979) 、米国特許
第3,661,744号(K ehrら)、同第4,0
70,526@ (Colguhounら)、同第 4
,052,529号(Bokerlanら)、同第3,
873,499号(M 1chaelら)および同第3
,816,286号(V 1venti)に、メルカプ
ト官能性ボリシ0キサンまたはポリチオール組成物が開
示されており、これらの組成物はエチレン系不飽和有機
化合物と組合せるとU■硬化性であり、これらの硬化性
組成物は種々のメルカプトアルキルポリシロキサン硬化
促進剤、アセトフェノン型光増感剤、シルアシクロペン
テニル硬化剤、硬化速度加速剤およびゲル化禁止剤も含
有する。
これらの組成物は広いW!囲の有用な剥離被覆組成物を
提供するが、この技術は、不足したもしくは高価な出発
0Flへの依存、実用にならない遅い硬化速度、複雑な
加工、硬化生成物中にも持続する不快な臭気(メルカプ
タン基と関連した)などの幾つかの恒常的な欠点により
、受は入れを妨げられている。これらの特定の欠点のう
ちいくつかが改良の対象とされており、例えばG an
tの特許では光増感剤、例えばアセトフェノンを加えて
放射線硬化を助け、米国特許第4,171,252号(
F antazier)では不飽和化合物の光重合をペ
ルオキシ−ナフタレン系化合物によって促進し、また前
述したK ehrらおよびColgtJhounらの特
許では芳香族ケトンを用いて硬化を加速する。しかし、
メルカプト官能性組成物および関連したUv硬化技術を
改良しまたそのコストを下げる必要が依然としである。
容易に入手できる安価な材料から2工程1容器プロセス
で合成でき、不快な臭気を発しない新規なメルカプトア
ルコキシアルキル官能性シリコーンが見出された。さら
に、ある種のペルベンゾエートエステル(過安息香酸エ
ステル)がメルカプト官能性化合物とビニル官能性化合
物間の重合反応に適当な光開始剤であることが見出され
た。本発明の新規な反応性ポリシロキサン/光開始剤ブ
レンドの硬化特性をある種の芳香族光増感剤でもしくは
このようなブレンド中の反応性成分のモル比の適切な選
択によって向上もしくは変性することができる。
上記特許および特許出願はすべて本発明の先行技術とみ
なされるものである。
発  明  の  要  旨 従って本発明の目的は新規なメルカプト官能性シリコー
ン剥離被覆組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、紫外線への短時間露出で硬化し得
る無溶剤シリコーン剥離被覆組成物を提供することにあ
る。
本発明のさらに他の目的は、簡単かつ安価に製造できる
優れた反応性ボリン0キサン/光開始剤ブレンドを提供
することにある。
これらの目的および他の目的は、エチレン系不飽和を有
する有機化合物および触媒最の光開始剤と組合せて紫外
線に短時間露出すると接着性重合体組成物に硬化(即ち
重合または架橋)し得るメルカプトアルコキシアルキル
官能性ポリシロキサンによって達成され、これは式RR
’S=O[式中のRは水素またはC,l−#lアルキル
であり、R′は水素、C(1−41アルキルまたは炭素
原子数2〜20の一価メルカプトアルコキシアルキル官
能性有機基である]の単位を含むジオルガノポリシロキ
サンを含み、このジオルガノポリシロキサンが約50%
までのメルカプトアルコキシアルキル官能基を含有し2
5℃で約50〜10.000t7ンチボアズの粘度を有
する。
(1)ジアルキル水素連鎖停止ポリジアルキル−フルキ
ル水素シロキサン共重合体をω−ハロ−アルケンと貴金
属ヒドロシル化触媒の存在下で反応させ、(2)工程(
1)の生成物を弐HO−R”−3H[式中のR“は炭素
原子数2〜20の二価アルキレンまたはアルキルケトン
基である]のヒドロキシ官能性チオールとアミンの存在
下で反応させることによって製造されたメルカプトアル
コキシアルキル官能性ジオルガノポリシロキサンも本発
明に包含される。
本発明の別の観点によれば、 (A)式RR’SL○【式中のRは水素またはCよ、。
アルキルであり、R′は水素、C(、、、アルキルまた
は炭素原子数2〜20の一価メルカプトアルコキシアル
キル官能性有機基である1の単位を含み、約50%まで
のメルカプトアルコキシアルキル官能基を含有し、25
℃で約50〜10,000センチポアズの粘度を有する
ジオルガノポリシロキサン;(B)約0.5〜100モ
ル%の式(CH2−CH)RnSl午 [式中のRは水
素またはC<1−S)アルキルであり、iはO〜2の値
を有する]のビニル官能性シロキサン単位と式R3m 
Si O上で、[式中のRzは水素またはC(IJ+ア
ルキルであり、□はO〜3の値を有する]の非ビニル含
有シロキサン単位よりなるポリシロキサン;および (C)触媒昌の光開始剤 を含有する紫外線硬化性シリコーン剥離組成物が提供さ
れる。
特に光開始剤成分がペルベンゾエートエステル(過安息
香酸エステル)であるUv硬化性組成物も考慮されてお
り、さらに他の特徴として硬化を助ける光増感剤としで
ある種の芳香族ケトンを使用すること、またUV硬化性
剥離組成物を形成するのに有用なビニル官能性ポリシロ
キサンターポリマーを見出したことが挙げられる。
本発明のさらに他の実施態様は、以下の説明、実施例お
よび特許請求の範囲を考慮すれば当業者に明らかになる
はずである。
明  の  詳  述 本発明は、メルカプトアルコキシアルキル官能性シリコ
ーン組成物およびこれらの組成物から形成されたシリコ
ーン剥離被膜を提供するだけでなく、このような組成物
用の光開始剤、並びに組成物および被膜を製造する方法
も提供する。
本発明のメルカプト官能性重合体は、水素原子、約8個
までの炭素原子を有する低級アルキル基、例えばメチル
、エチル、プロピル、イソ10ビルなどおよび炭素原子
数的2〜20の一価メルカプトアルコキシアルキル基を
含む置換基を有するシロキサン単位よりなるジオルガノ
ポリシロキサンである。これらの重合体は多数の構成成
分から合成するのが有利である。これらの構成成分の相
対的な割合は臨界的でなく、広い範囲にわたって変えて
種々の異なる特性を有するメルカプトアルコキシアルキ
ル官能性ポリシロキサンをつくることができる。好適な
合成法は後述するように2工程しか必要とせず、単一の
反応容器内で実施することができるが、本発明の範囲内
で合成法の種々の変更を容易に考案できることが認識で
きるはずである。
本発明の好適なメルカプトアルコキシアルキル官能性重
合体は、ジアルキル水素連鎖停止ポリジアルキル−アル
キル水素“シロキサン共重合体から製造される。このよ
うなSLH含有ポリシロキサンは通常法の一般式を有す
る。
ここで各Rはそれぞれ独立に炭素原子数1〜8の一価ア
ルキル基、好ましくはメチルを表わし、X+Yはポリシ
ロキサンの粘度が25℃で約20〜5000センチポア
ズ、好ましくは100〜500センチポアズとなるよう
に約25〜600の整数である。このような水素官能性
シロキサン流体は主として線状であり、従ってR対SL
比約2:1を有する。これらのシロキサン流体は通常的
0.5〜50重堡%の水素−シロキシ官能基を有し、当
業界でよく知られた方法で製造される。これらの流体に
は少量の単官能性および三官能性シロキサン単位(その
一部が水素を含有してもよい)も存在してよく、流体の
有用性をひどく低下することはない。
SLH含有ポリシロキサンをω−ハロ−アルケン、好ま
しくはω−クロロ−1−アルケン、例えばアリルクロリ
ド、メタリルクロリド、4−クロロ−1−ブテン、10
−クロロ−1−デセンおよび他の類似の不飽和ハロゲン
含有炭化水素と反応させる。
このようなω−八へ−アルケン類の混合物も有用である
上記アルケン成分および水素官能性ポリシロキサン成分
を負金属触媒による付加硬化反応にて反応させる。この
ような触媒はシリコーン工業でよく知られており、通常
は白金金属錯体であり、アルケンの二重結合への三SL
H部分の付加を促進するのに有効である。ここでの目的
に適当なヒドロシル化触媒の例が、米国特許用3,22
0,972号(Laa+oreaux) 、同第3,7
15,334号(K arstedt )、同第3,7
75,452号(K arstedt )および同第3
,814.730号(K arstedt )に記載さ
れティる。
上述したヒドロシル化反応の生成物を最後にアミンの存
在下でヒドロキシ官能性チオール単量体と反応させる。
適当なチオールは一般式HO−R3−3Hを有し、ここ
でR3は炭素原子数2〜20の二価アルキレンまたは炭
素原子数2〜20の二価アルキルケトン基−(C)12
)nC:O−である。
好適な化合物はβ−メルカプトエタノールおよびγ−メ
ルカプトプロピオン酸である。本発明の目的には、十分
な量のヒドロキシ官能性チオール単量体を用いて、0.
5〜50重量%のメルカプトアルコキシアルキルシロキ
シ官能基を有するメルカプトアルコキシアルキル官能性
ポリシロキサンを形成すべきである。上述した合成は次
のように図解できる。
t 1)三SLH+CH2−CC1h−C1→三5iCH*
CHCH2−C1Δ CHz        CH3 メタリルクロリド アミン 2)三5LCH2CHC1h−CI+HO(R)SH→
三5LC1hCHCH*  0−R−8HCHs   
              CHzl ここでRは一〇 Hz CR2−または−〇 〇 82
 CR2−であるのが好ましい。
U■硬硬化性メルカプトアルコキシアルキル官能性シリ
コ−2成成物、上述したメルカプトアルコキシアルキル
官能性ポリシロキサンを触媒最の光開始剤と組合せるこ
とによりつくることができる。メルカプト官能基とビニ
ル含有架橋用化合物のビニル官能基との間の硬化反応、
即ち架橋反応を促進することの知られている多数の光触
媒のすべてが適当であり、これらの光触媒の大部分が前
述した米国特許に記載されている。アセトフェノン型光
開始剤、例えばジメチルヒト0キシアセトフエノン(E
、 M、Chemicals、  I nc、から商標
名□arocure 1173にて市販)が特に考慮さ
れている。しかし本発明の好適な特徴は、一般式:ル)
が光開始剤として好適であるとの知見から派生している
。ここでR4は一価アルキルまたはアリール基であり、
ZはH1アルコキシ、アルキル、ハロゲン、ニトロ、ア
ミノ、第一および第ニアミノ、アミドなどである。Z置
換基の性質がペルオキシ結合の安定性を左右し、電子欠
損置換基はペルオキシ結合を安定化し、他方電子豊富置
換基はペルオキシ結合をより反応性にする。これらのペ
ルーンゾエートエステルは既知方法で、例えばベンゾイ
ルハライドをヒト0ペルオキシドと反応させることによ
り合成できる。(例えば、J、Al11er 、 Ch
em 、 3oc、 、 73.5546 (1951
)のBIOIIQUiStおよびB ersteinの
論文参照)好ましいペルベンゾエートエステルにはt−
ブチルペルーンゾエートおよびそのバラ置換誘導体、例
えばt−ブチルペルーp−ニトロベンゾエート、【−ブ
チルペルーp−メトキシベンゾエート、(−ブチルペル
ーp−メチルベンゾエートおよび【−ブチルペルーp−
クロロベンゾエートがある。t−ブチルベルベンゾエー
トが最適である。
光開始剤の使用量は、適切な架橋が達成される限りで臨
界的でない。あらゆる触媒の場合と同じく、最小有効i
を用いるのが好ましい。しかし、具体的に説明するため
には、全組成物の約1〜5重量%の触媒レベルが適当で
あることを確かめた。
t−ブチルベルベンゾエート(およびその誘導体)がメ
ルカプト官能性シOキサンのビニル官能性シロキサンへ
のラジカル付加のための優れた光触媒であるとの知見に
加えて、本発明のシリコーン重合体に可溶性のある種の
光増感剤を組合せると、t−ブチルベルベンゾエートの
光触媒としての有効性が著しく向上することを確かめた
。このような光増感剤を使用すると、剥離性能、加工容
易性および経費節減についての利点が得られる。
光増感剤は不活性条件下で光活性組成物の硬化速度を2
倍以上にし、そして驚くべきことには、不活性化の必要
なしに良好な硬化を促進し、このことは重要なコストと
加工上の利点につながる。
光増感剤は、有機基またはへテロ基、例えばオキサ、チ
オなどで融合または架橋できる2個以上のベンゼン環を
有するポリ芳香族化合物である。
試験してみた光増感剤の中ではベンゾフェノンおよびt
−ブチルアントラキノンが好適であった。
アントラセンおよびチオキサントンは、そのシリコーン
溶液への溶解度が限られているので、光増感剤としては
不成功であった。上述した化合物にglli+、、、た
他の光増感剤化合物が当業者にと9て自明であり、これ
らも本発明の範囲内に包含される。
上述したペルベンゾエートエステルおよび光増感剤の有
効性を調べる試験の過程で、ある種のラジカル光増感剤
の存在下でペルベンゾエートエステルを使用せずに、(
tJV放射線に露出されると)接着性組成物に硬化し得
る、これまで知られていなかった光反応性ターポリマー
を見出した。これらのターポリマーは、混合されたジメ
チルビニル連鎖停止およびトリメチル連鎖停止線状ポリ
ジメチル−メチルビニル−メチル水素シOキサンターポ
リマー流体混合物であり、実施例(後記)でもっと詳し
く説明するように、メチル水素シロキサン流体、テトラ
メチルーテトラピニルシクOテトラシロキサン(メチル
ビニルテトラマー)およびオクタメチルシクロテトラシ
ロキサン(ジメチルテトラマー)の酸平衡化反応によっ
て合成することができる。
上述した成分から製造することのできるUV硬化性シリ
コーン組成物は、セルロース系および他の基材に被覆す
ることができ、これらの基材は紙、金属、箔、ガラス、
ポリエチレン被覆クラフト(PEK)紙、スーパーカレ
ンダー仕上クラフト(SCK)紙、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルムおよびポリエステルフィル
ムを含む。光開始された反応でシリコーン組成物を硬化
して被1基材上に接着性面を形成する。酸素の存在が硬
化反応を阻止すると確認された場合には、例えば窒素で
硬化環境を不活性にするのが望ましい。
当業者が本発明の実施を一層よく理解できるように、以
下に実施例を限定としてではなく、例示として示す。す
べての測定値は型凹部である。
111−ユニ剪 サンプルA 約9.5111Th%のSLH含有シロキシ単位(合計
で約0゜31モルのsi、H)を有する90cpsのジ
メチル水素連鎖停止線状ポリジメチル−メチル水素シロ
キサン流体200重量部を200重量部のトルエンおよ
び約31.5重量部のメタリルクロリド(約0.36モ
ル)と組合せた。少量の白金触媒を加え、反応混合物を
110℃で14時間還流し、この時点で赤外検査では未
反応SLH官能価が検出されなかった。
1気圧で混合物から約6重値部の溶剤を蒸留することに
より過剰をメタリルクロリドを除去した。
33重量部γ−メルカプトプロピオン酸(0,31モル
)を反応容器を加え、窒素雰囲気を形成してから、40
重量部のトリエチルアミンを温度35℃で滴加した。ト
リエチルアミンの添加につ机て濁った沈澱(アミン塩酸
塩)が生成した。溶剤を真空(約5mm圧)下158℃
で30分間ストリッピングした。反応生成物を)濾過す
ると 173重量部の濁った流体が得られた。粘度25
0 C1)S 。
サンプルB T−メルカプトプロピオン酸の代りにβ−メルカプトエ
タノール(0,31モル)を用いたこと以外はサンプル
八と同じ方法で、別のメルカプト官能性ポリシロキサン
材料を製造した。182重R部の僅かに濁った190 
C1)Sの流体生成物を得た。
サンプルC サンプルAおよびBに用いたのと同様の約6.0重量%
のSLH含有シロキシ単位(合計0.25モルの5LH
)を含有する50cpsのSLH含有流体250重量部
を約27重量部のメタリルクロリドと、250重置部の
トルエン中で白金触媒の存在下16時間還流することに
より反応させた。過剰なメタリルクロリドを除去した後
、500重量部のヘキサンおよび19.5重量部(0,
25モル)のβ−メルカプトエタノールを加え、しかる
後20重量部(0,26モル)のピリジンを窒素中60
℃で滴加した。アミン添加の結果生じる沈澱を溶液から
濾過し、炉液から真空下165℃で1,5時間溶剤と未
反応メルカプトエタノールをストリッピング除去した。
226重量部の透明な薄い黄色の130 cpsの生成
物を得た。
サンプルD 約7.0重9%のSLH含有シロキシ単位(合計0.2
9モルのSLH>を有する295 CDSの叙H含有流
体25Offl 8部を、上記サンプルCの製造と正確
に同じに、メタリルクロリドと、次いでβ−メルカプト
エタノールおよびピリジンと反応させた。
反応生成物を165℃で4時間ストリッピングすると、
237重量部の透明な薄い黄色の流体生成物が得られた
。粘度830 cps 。
温度約160℃以上での長期のストリッピングサイクル
により遊1m(未反応)メルカプトエタノールの除去を
行い(無臭の生成物を残し)、また真空昇華により残留
ピリジン塩酸塩沈澱を除去したく透明な流体生成物を残
した)。
上述した手順で製造したメルカプトアルコキシアルキル
官能性シリコーンを用いて、下記の通りの紫外線硬化性
剥離組成物を製造した。
被覆組成物 1;10部 1部 0.5部 被覆組成物 2:8部 2部 0.5部 被覆組成物 3:8部 2部 0.5部 被覆組成物 4: 7部 3部 0.4部 被覆組成物 5:5部 3部 2部 0.4部 サンプルB メチルビニルテトラマー (テトラメチル−テトラビニル シクロテトラシロキサン) ジメチルヒドロキシアセトフェノン (Darocure@ 1173) サンプルB メチルビニルテトラマー ジメチルヒドロキシアセトフェノン サンプルB ビニル終端ジメチルポリシロキサン 流体(200cps  ) ジメチルヒドロキシアセトフェノン サンプルD Syl−テトラメチルジビニル ジシロキサン ジメチルヒドロキシアセトフェノン サンプルD syn+−テトラメチルジビニル ジシロキサン ビニル終端ジメチルメチル ビニルシロキサン流体(200cps )ジメチルヒド
ロキシアセトフェノン 各被覆組成物を40ボンドSCK紙上にドクターブレー
ドで薄膜として被覆し、次いで2つの焦点合わせ中圧水
銀蒸気ランプから紫外線に露出した。
ランプはそれぞれ300ワット/平方インチで作動し、
P P G 1202Q C−A Nプロセッサに装着
した。
露出時間と硬化雰囲気を変えて実験用組成物の硬化性能
を評価した。汚れ、移行(マイグレーション)およびこ
すり落ちの有無を調べることにより硬化を定性的に検査
した。下記の結果を得た。
被覆   硬化   露出 粗灰隻 星回3  時間(秒)  定性的歪化空気 空気 空気 空気 空気 空気 空気 汚れなし、移行なし、こすり落ちなし 少し汚れ、少し移行、こすり落ちなし 移行なし、こすり落ち易い 少し移行、こすり落ち易い 移行なし、こすり落ち易い 移行、こすり落ち易い 移行なし、こすり落ち易い 少し移行、こすり落ち易い 少し移行、こすり落ち易い 硬化せず 汚れなし、移行なし、こすり落ちなし 少し汚れ、移行なし、少しこすり落ち 汚れなし、移行なし、こすり落ちなし 移行、こすり落ちなし 移行なし、こすり落ち易い これらのデータは、広い範囲のビニル官能性シロキサン
がメルカプトアルコキシアルキル官能ボリシOキサンの
U■硬化における架橋剤として適当であることを示して
いる。また、空気中よりも窒素雰囲気下の方が良好な結
果が得られることも明らかで、このことは硬化反応の性
質がラジカル開始型であると知っていれば予想できるこ
とである。165秒のように短い露出時間で完全に硬化
したく移行のない)被膜が確認されたが、それより短い
露出時間ではSCK紙への密@(こすり落ちで示される
)が悪い。
米国特許第4.139,385号(Crivel !o
 )にオニウム塩光触媒がポリオレフィン−ポリチオー
ル架橋を促進すると報告されている。下記の被覆組成物
を製造して本発明の重合体に対するカチオン性光触媒の
有効性を試験した。
被覆組成物 6:10部 1部 0.2部 被覆組成物 7:10部 1部 0.5部 0.2部 被覆組成物 8ニア、5部 0.5部 2部 0.4部 0.2部 サンプルB メチルごニルテトラマー (CI 2 N2 s Ph )2 1Sb Fsビス
(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアン
チモネート光触媒 サンプルC メチルビニルテトラマー ジメチルヒドロキシアセトフェノン (CI z N2 s Ph )2 1Sb F+。
サンプルC メチルビニルテトラマー 1.2−エポキシドデカン本 ジメチルヒドロキシアセトフェノン (CI 2 N2 s Ph >2 1Sb F6本ω
−エポキシ単母体:硬化促進剤として添加(エポキシシ
リコーンについて米国特許出願第375.676号(1
982年5月 6日出願)に記載されている) これらの組成物の性能を実施例1〜5におけると同様に
スーパーカレンダー仕上げクラフト紙上で試験し、下記
の結果を得た。
組底宜 社期気 九脚和■多L 6   空気     1.5 5    N20.3 7   空気     0.3 7    N2      0.3 8   空気     1.5 8    N2      0.3 垣卸濃囮 汚れなし、移行なし、こすり落ちなし 汚れなし、移行なし、こすり落ち 少し汚れ、移行なし、少しこすり落ち 汚れなし、移行なし、こすり落ち易い 汚れなし、移行なし、こすり落ちなし 汚れなし、移行なし、こすり落ら易い 浴  9:20部  サンプルB 2部  メチルビニルテトラマー 1部  ジメチルヒドロキシアセトフェノン関部  ヘ
キサン 浴  10:20部  サンプルB 2部  メチルビニルテトラマー 0.4部 (CI 2 N2 s Ph )2 ISb
 Fe12部  ヘキサン この系にオニウム塩触媒を用いれば、当業者がエポキシ
単量体反応性希釈剤(例えば組成物8中に存在する線状
エポキシド)をビニルシロキサンーメルカプトアルコキ
シアルキルシOキサン混合物に添加して、硬化被膜の定
着を強めるか剥離特性を変性することができる。
被覆浴を下記の通りに調整することにより2つの被覆組
成物について剥離性能を定量的に調べた。
(サンプル組成物を溶剤に分散させて均一な低シリコー
ン分散液を得た。) これらの浴を用いてSCK紙を#33部ドクターで被覆
し、被覆紙を前述したようにUv放射線に0.3秒間露
出した。被覆シリコーン被膜の上にMOnSantOG
e1va■ 263アクリル系強力接着剤の10ミル被
膜を塗着し、次いでこの接着剤に被覆されていないSC
K紙を押し当てることにより、硬化被膜の積層体を製造
した。積層体から2インチ×9インチの試片を切り出し
、3 cott試験機で接着剤/SGK積層体からシリ
コーン/SCK積居体を角度180°の方向に400フ
イ一ト/分にて剥離した。2つの積層体を引離すのに要
した剥離力(ダラム単位)を記録し、下記の結果を得た
隘  j聰  針刃性      憾広」上9    
空気    移行なし、こすり落ち     15Φ〜
1909     Nz     移行なし、こすり落
ち      35シー45010     空気  
  (不十分な硬化)        (記録せず)1
0    N2    移行なし、こすり落ち    
  150−210被覆組成物 被覆組成物 ti:  s、o部 サンプルD(前述)1:0部  
メチルビニルテトラマー・0.5部  ℃−ブチルベル
ベンゾエート11A:9,0部  サンプルD 1.0部  メチルビニルテトラマー 硬化したシリコーン剥離被膜はこすり落ちで証明される
ようによく定着されているとは認められなかったが、シ
リコーン層がSCK基材から優先的にはがされるという
ことは見られなかった。これらの結果はく通常< 10
0牙の「特質」剥離とは対照的に)高い剥離力を示して
おり、特に不活性雰囲気中でそうであり、シリコーン被
膜中に形成されたラジカルが接着剤中に存在するアクリ
ル単m体と相互作用して測定剥離力を上げていることを
示唆している。
実施例 11および11A 【−ブチルベルベンゾエートのチオール/ビニル付加用
光触媒としての効果が下記の比較実験で実証された。
これらの被覆組成物をドクターブレードで40ボンドの
スーパーカレンダー仕上げクラフト紙に手で被覆し、上
述した通りに紫外光に露出し、そして最後に剥離表面と
しての硬化について定性的に評価した。結果を次にまと
めて示す。
ズ應堡 笈塵箪  Uv露出(秒)  定性的硬化11
     空気     0.6 11     N2      0.311     
Nz      O,1511A    空気    
 1,5 11A    N2      1.511A    
N2      0.3少し汚れ、移行なし、少しこす
り落ち 汚れなし、移行なし、こすり落ちなし 汚れなし、移行なし、少しこすり落ち 汚れ、移行なし、こすり落ち易い 少し汚れ、移行なし、少しこすり落ち 汚れ、移行なし、こすり落ち易い これらのデータから、この硬化性メルカプト−ビニルシ
リコーン系では℃−ブチルベルベンゾエートが市販の[
) arOcur(i’  1173光開始剤より優れ
ていることが明らかである。
実施例 12〜14および14A ペルベンゾエートエステルの光触媒的性質について、下
記の被覆組成物を調製することによってさらに調べた。
被覆組成物   12:  10部   ビニル終端ジ
メチル流体率0.6部  トリメチル終端メチル水素流
体*本0.5部  ℃−ブチルベルベンゾエート被覆組
成物   13:  10部   ビニル終端ジメチル
流体1.0部  トリメチル終端メチル水素流体0.5
部  (−ブチルベルベンゾエート0.5部  ジメチ
ルヒトOキシアセトフェノン被覆組成物   14: 
 10部   ビニル官能性ターボリマーネ**0.5
部  (−ブチルベルベンゾエート被覆組成物   1
4A:10部   ビニル官能性ターポリマー0.5部
  2.5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン(
対照ン ネ  ジメチルビニル終端ジメチルポリシロキサン、粘
度200 cpsの流体。
キネ トリメチル終端メチル水素ポリシロキサン、粘度
約30 Cpsの流体。
キネ*ジメチルビニル終端ジメチル−メチルビニル−メ
チル水素ポリシロキサン流体、ジメチル:メチルビニル
:メチル水素単位の比的88:5:6、粘度80cps
の流体。
t−ブチルベルベンゾエートを用いて熱活性化架橋反応
を促進できるので、対照組成物14Aをこの実験に含め
た。2.5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンは
で一ブチルベルベンゾエートと同様の熱活性を有する。
従って、硬化用Uvクランプ発生する熱が(紫外放射線
の代りに)被覆組成物の硬化に寄与しているのだとした
ら、組成物14と14Aの硬化特性は似たようなものと
なるはずである。
不粘着性の剥離表面を形成するのに要する露出時間で表
わされる硬化性能を下記の方法で試験した。
各混合物をドクターブレードで40ボンドのスーパーカ
レンダー仕上げクラフト(SCK)紙に薄膜として手で
塗布し、次いで2本のHanovia中圧水銀蒸気紫外
線ランプに露出した。各ランプは300ワット/平方イ
ンチ焦点合せ電力で作動し、PP G  Q C120
2A Nプロセッサに装着した。下記の結果が測定され
た。
州■遂璽  痴飄 での      〉 12       不活性   0.912     
  空 気   硬化なしく5.0秒)13     
 不活性   1,5 13      空 気   硬化なしく5.0秒)1
4      不活性   0.3 14       空 気   硬化なしく5,0秒)
14A      不活性   硬化なしく5.0秒)
14A   空気 対照組成物が不活性硬化環境であっても硬化しないこと
は、t−ブチルベルベンゾエートが広い範囲のビニル−
水素架橋反応用の光触媒であることを示唆している。硬
化した被覆組成物は、典型的な剥離面特性を示し、3c
otch@# [0接着テープへの移行(マイグレーシ
ョン)はなかったが、汚れる傾向が僅かにあった。M素
の存在下での硬化不足は架橋反応の性質がラジカル型で
あることを示唆している。カルボニル炭素原子を介して
フェニルケトン発色団に直接結合しているペルオキシ基
が光活性には必要であると考えられる。
pi、$4 15二肱 ℃−ブチルベルベンゾエートの誘導体を合成してそれら
の光触媒としての性能を評価した。
p−ニドOベルベンーエート 導 33.411部の70%も一ブチルヒドロペルオキシド
水溶液を反応容器に入れ、水浴で冷却した。65重置部
の30%KOH水溶液および46.4重量部のp−ニト
ロペンゾイルクOリドを90重ffi部のCH2Cl2
に溶解した溶液を同時に上記反応容器にゆっくり30分
間にわたって加えた。この反応混合物を0℃で2時間か
きまぜ、次いで25℃で3時間かきまぜた。有機層を水
性層から分離し、分液ロートに移し、5%hz(XJz
溶液で2回洗い、次いで水で3回洗い、最優に無水1旧
で乾燥した。真空下で塩化メチレンを除去したところ3
0.9重fi1部の黄色粗生成物が得られ、これをアセ
トン/ヘキサンから再結晶して黄色のt−ブチルペルー
ロー二トロペンゾエートを得た。これをDn1即らp−
二トロ誘導体と命名した。
一メトキシベルベンゾエート誘導体 【−ブチルペルーp−メトキシベンゾエートの合成をp
−ニトロ誘導体と同じ方法で行った。生成物が室温で液
体であるので、粗生成物をCH3CNに溶解し、次いで
ヘキサンで2回抽出することにより精製を行った。真空
下でCH2CNを除去することによりアセトニトリル層
から生成物を得た。
即ち、透明な薄黄色の粘稠な流体を収率64%で得た。
この生成物をDffl、即ちp−メトキシ誘導体と命名
した。
一トリルベルベンゾエート誘導体 t〜ブチルペルーp−メチルベンゾエートをp−メトキ
シ誘導体と全く同様に合成し、精製した。
精製により透明な無色の流体生成物が収率85%で得ら
れた。この生成物をDtq即ちp−トリル誘導体と命名
した。
p−クロロベルベンゾエート誘導体 p−二トO誘導体に用いた手順に従って (−ブチルペ
ルーp−タロロペンゾエートを合成した。
この化合物の適冷傾向の結果として、この化合物につい
て文献から知られている融点49℃に対して、!!貞約
10〜30℃の生成物が回収された。固体生成物は室温
でゆっくり融解して透明な薄黄色の粘稠な流体になった
。この試料をさらに絹製しようとはしなかった。この生
成物DC1即ちp−クロロ誘導体と命名した。
上述した合成に加えて、多数の反応性シリコーンターポ
リマーを、トリメチル連鎖停止メチル水素ポリシロキサ
ン、メチルビニルテトラマーおよびジメチルテトラマー
の酸触媒(F 1ltrol@20、酸処理クレー)存
在下での平衡化反応によって製造した。前述しまた実施
例26〜56(後記)で実証された知見に従って、光増
感剤をターポリマーに加えて硬化を促進した。これらの
ターポリマー組シミコーンターポリマー組 り単位 wt% 75.0 77.0 88.0 絽、0 45、O 45,0 D″単位 Dvr単位 wt%    wt% 20.0    5.0 11.3    11.7 10.0    2,0 50.0    2,0 50.0    5.O so、o     s、。
光増感剤 wt% AQ、  0.2 BP、2:AQ。
BP、2:AQ。
BP、2;AQ。
BP、2:AQ。
BP、3:AQ、 0.2 0.25 0.25 0.25 0.3 D −ジメチルシロキシ単位 D”−メチル水素シロキシ単位 o” =  メチルビニルシロキシ単位AQ−2−t−
7チルアントラキノン BP−ベンゾフェノン 種々のペルベンゾエートエステル光触媒と組合せた光増
感シリコーンターポリマーの硬化の速度と品質を評価す
ることにより、種々のバラ置換ベルベンゾエート誘導体
の相対的UVW化性能を調べた。ベルベンゾエート誘導
体のいくつかは溶解度が低く、溶剤なしで組成物を被覆
し硬化する必要があった。
2つの被覆浴を次の通りに!ll製した。
浴  15:20部  ターポリマー〇頻部  ヘキサ
ン 1部  ℃−ブチルベルベンゾエート 浴  18 : 20部  ターポリマーC80部  
へキサン 1部 Dn 被覆混合物をSCK基材に#33部ドクターで塗布した
。被覆サンプルを前述したようにPPGQ C1202
A Nプロセッサ内で不活性条件下にて紫外線ランプに
600ワット/平方インチで露出し、汚れも移行もない
不粘着性の面を得た。非置換ベルベンゾエート触媒含有
組成物(No、15)はU■露出0.6秒で硬化した。
On含有組成物は同じ硬化度を得るのにUv露出5.0
秒を要した。
別の1組の被覆浴を次のように調整した。
浴   ターポリマー   ベルベンゾエート誘導体1
7     D       DtI5wt  %18
     D       Dm’  5wt  %1
9     D       Daメ SWt  %2
0      D        対照、5Wt  %
対照= 【−ブチルベンベンゾエート(非置換)これら
の無溶剤組成物のうち、p−メトキシ誘導体Dfflだ
けがターポリマーD中で不透明混合物を形成し、他の混
合物は透明のま)であった。これらの組成物をドクター
ブレードでSCK基材に手で塗布し、次いで実施例15
および16のように不活性雰囲気および周囲(空気)雰
囲気下で硬化した。下記の結果を得た。
Dの硬化に必要な最小Uv露出時間 透曵体    R置皿2     硬化時間〈秒)対照 対照 c c 空気 不活性 空気 不活性 て低い活性)、次いでDaが非置換【−ブチルベルベン
ゾエートに大体等しく、次いでDtがDmに大体等しい
、と定性的に等級付けることができる。この等級付けは
文献に見られる熱的に誘起されたペルオキシ結合の解離
エネルギーに大体対応する。高級アルコキシ誘導体、例
えばp−ブトキシ、p−エトキシまたはp−ドデシルオ
キシなとではp−メトキシ誘導体Dmの溶解度の問題が
解決されると考えられる。
これらの実験の途中で見出されたもう一つのことは、光
増感シリコーンターポリマーがペルベンゾエートエステ
ル光開始剤の助けなしで、不粘着性の被膜に光硬化でき
るということである。
無溶剤被覆浴を次のように調整した。
OMe  空気 OMe    不活性 0.6 0.15 これらのデータから、ペルベンゾエートエステル触媒は
(活性の上昇する順位で)、Dn(極め」L 二乱−−−羞一 」L  明り辿凰 での ハ ■4川  L ターポリマーF単独(光開始剤:31!I%BP、f5
よび0.3重量%AQを含有)10重量部  ターポリ
マーF+ 0.5重量部 ジェトキシアセトフェノン(DEAP)
エステル類の混合物、N0Ul”V  Chemica
l Co 、 )10重量部  ターポリマーF+ o、s重量部 t−ブチルベルベンゾエート10重量部
  ターポリマーF+ 0.5重量部 DEAP+ o、si2部 t−ブチルベルベンゾエート浴21〜2
4は透明な流体で、浴25はDEAPおよびt−ブチル
ベルベンゾエート混合物の無極性シリコーン流体への溶
解度が限られているので曇って(濁って)おり、部分的
に不透明であった。
上記浴を実施例17〜20と同様にSCK基材に被覆し
、硬化し、汚れも移行もない被膜が得られるまでの最小
Uv露出時間を記録した。
21   空気    1,5 21     不活性         0.622 
  空気    0.3 22      不活性         0.323
   空気    1.5 24   空気    1.3 24      不活性         0.152
5   空気    0.3 25      不活性         0.3これ
らのデータは、光増感剤によるSL −H結合からのH
分離が硬化機構で起っていることを示唆している。ベン
ゾフェノンおよび【−ブチルアントラキノンが、適当な
プロトン供与体の存在下での紫外線による励起に続いて
フリーラジカルを生成することが知られている。
光増感剤と、光励起後に単分子ホモリシスを介してラジ
カル対を発生し得る光開始剤との組合せは、G rub
erの米国特許第4,071,652号に、ラジカルに
より誘起した架橋の酸素による消止を最小にする手段で
あると報告されており、この効果は浴21とDEAPが
ラジカル対を発生する光開始剤である浴22の性能を比
較することで明らかである。
浴21.24および25の性能を比較すると、光増感剤
をベルベンゾエート光開始剤と組合せることによる相乗
効果も明らかである。溶解度の問題が浴Eの性能に干渉
していることが明らかであるが、ベンゾフェノン、℃−
ブチルアントラキノン、DEAPおよび(−ブチルベル
ベンゾエートを相互に相溶する媒体中に含ませた組合せ
から硬化が促進されると考えられる。
1遣」L−シヒj盈 下記の組成物を製造して数種のポリ芳香族光増感剤の効
果を調べた。
880重量部のジメチルテトラマー、50重量部のメチ
ルビニルテトラマー、20重量部の5yL1−テトラメ
チルジビニルジシロキサンおよび631 fi部のトリ
メチル連鎖停止ポリメチル水素シロキサン流体(30c
ps )を5重量部の酸クレー触媒(Filtrof@
20)と配合し、次いで窒素雰囲気下60℃で15時間
攪拌した。−過により触媒を除去すると、ジメチルビニ
ル連鎖停止およびトリメチル連鎖停士線状ポリジメチル
−メチルビニル−メチル水素シロキサンターポリマー混
合流体(70cps )が得られた。これをサンプルG
と命名した。
300重偽部のサンプルGから真空下165℃で2時間
軽質留分をストリッピングした。241重司部の生成物
を1.2重連部のベンゾフェノンで処理し、混合物を透
明な溶液が得られるまで100℃で30分間かきまぜた
。、重合体を室温に冷却してもベンゾフェノンは溶液の
中に留まり、340 cpsの流体生成物を生じた。こ
れをサンプルHと命名した。
サンプルGとまったく同様に下記材料から別のターポリ
マーを製造した。 1260重ご部のジメチルテトラマ
ー、92重量部のメチルビニルテトラマー15重量部の
sym−テトラメチルジビニルジシロキサン、および1
50重量部のメチル水素流体。平衡化反応物を濾過しス
トリッピングして124Ofi fi部の1225cp
sの流体を得た。これをサンプルJと命名した。
サンプルにとして、o、s重量%のペンシフ丁ノンをサ
ンプルJのターポリマーに溶解した溶液よりなる組成物
をつくった。
サンプルLとして、1,0li1%のベンゾフェノンを
サンプルJのターポリマーに溶解した溶液よりなる組成
物をつくった。
サンプルMとして、2,011%のベンゾフェノンをサ
ンプルJのターポリマーに溶解した溶液よりなる組成物
をつくった。
サンプルNとして4.O重垣%のベンゾフェノンをサン
プルJのターポリマーに溶解して溶液よりなる組成物を
つくった。
サンプルPとして0.2重量%の2−【−ブチルアント
ラキノンをサンプルJのターポリマーに溶解した溶液よ
りなる組成物をつくった。
ベンゾフェノンが少くとも4fflffi%までシリコ
ーン流体に完全に溶解性であることがわかった。
化学的に類似の【〜ブチルアントラキノンの溶解度の限
界は確定されていないが、当業者には簡単な実験で、こ
の光増感剤並びにここで開示した目的に適当な他の光増
感剤についての有用な溶解度範囲が明らかになるであろ
う。0.5!11%のアントラセンおよびチオキサント
ンをサンプルJのターポリマーに溶解した溶液を調整し
ようとする試みは、これら化合物へのシリコーンへの溶
解度が限られているので、うまくゆかなかった。
サンプルG〜Pを下記の手順で用いることにより紫外線
硬化分析を行った。各サンプルを5重量%のp−ブチル
ペルベンゾエートと混合し、ドクターブレードで40ボ
ンドのスーパーカレンダー仕上げクラフト(SGK)紙
に薄膜として手で塗布し、次いでP P G  Q C
1202A N紫外線プロセッサ(それぞれ100.2
00または300ワット/平方インチ焦点合せ出力で作
動し得る2本のHanovra中圧水銀蒸気Uvランプ
を備える)に通した。照射済み被膜に汚れ、移行および
こすり落ちがあるかないかを調べることにより硬化度を
定性的に評価した。サンプルG−Pからつくった試験用
被膜を種々な硬化条件で硬化した後、下記の結果を得た
これらの結果から、ベンゾフェノンまたは(−ブチルア
ントラキノンが存在すると不活性条件下の光活性組成物
の硬化速度が2倍以上になり、驚くべきことには、硬化
環境を不活性にしなくても(かなり速い速度で)良好な
硬化が可能になることが明らかである。後者の事実は、
放射線硬化用に不活性雰囲気を実現する費用が特定の使
用者にとっての重大な関心事である場合に、特に重要で
ある。UVランプを高強度で0,3秒以上の露出時間作
動させると、組成物がSCK塁材によく定着く固着)す
る。それより短い露出時間で得られる移行なしの不粘着
性被膜は、他の点では完全に硬化しているが、容易にこ
すり落ちる。
次に数種のサンプルを共通の接着剤に対する剥離性能に
ついて評価した。下記の被覆浴をつくった(測定値は重
量部である)。
浴  Q:20重量部 サンプル5 1重層部 【−ブチルペルベンゾエート79重量部 ヘ
キサン 浴  R:20重量部 サンプルし 1重量部 t−ブチルベンベンゾエート79重量部 ヘ
キサン 浴  S:20重量部 サンプル量 1重量部 t−ブチルベンベンゾニー1フ9重層部 へ
キサン 浴  T:20重量部 サンプルN 111部 t−ブチルベンベンゾエート79重口部 ヘ
キサン 浴  U:20重量部 サンプル1 1重量部 も−ブチルベンベンゾニー1フ9重連部 ヘ
キサン 浴Q−Uのそれぞれを#3線巻ドクターで9インチx1
2インチSCK紙に塗布し、次いで前述した通りにPP
G紫外線プロセッサで紫外光に露出した。硬化した組成
物にG elva” 263アクリル接着剤(M on
santo社製)の10ミル層を被覆し、65℃で15
分間硬化した。次に未被覆SCK紙を接着剤層に貼付し
た。これらの積層体を試片に切り出し、前述した実施例
と同様に剥離力(グラム)を記録した。下記の結果を得
た。
合計ランプ   露出時間 硬化 加温  出力(ワットLJJυ−笈即Z 定性的硬化剥
離力 54  81GO0,3N2  8行なし、良い定@ 
  60−9055   U    600    0
゜3    空気  移行なし、良い定@  110−
13056  1J    600    0,3  
  N2   移行なし、良イ定@   25−40実
施例51.52および54は、ベンゾフェノン11度が
剥離にほとんど影響しないことを示している。
硬化した組成物のいくつかは長月に特によく定着または
固着しているとは見えなかったが、分離した薄層には、
シリコーン届が強力Getva”接着剤に優先的に接着
している徴候はなかった。
実施例53.55および56は、硬化環境の性質が上記
実施例26〜50からは明らかでない効果をもつことを
示している。、即ち、空気硬化が同じ組成物の不活性環
境での硬化より高い剥離力につながることが明らかであ
る。この剥離力の差は、硬化室内の窒素の量を変えるこ
とによりシリコーン組成物の!IJ 11 @ tA 
110する手段が得られることを示唆している。また、
本発明のビニル官能性ターポリマーのし一ブチルベルベ
ンゾエート触媒作用下のUv硬化を促進するのに、低レ
ベル(0,2%)のアントラキノンがベンゾフェノンよ
り有効であることも明らかである。
【−ブチルペルベンゾエートは熱的に非常に安定であり
v温で無期限に貯蔵できるので、本発明の組成物を一液
系として包装し販売することができ、準備工程を除き、
組成物を使い易くすることができる。
実施例 57および58 8級アルコキシ置換ベルベンゾエート光触媒を合成して
、【−ブチルペルベンゾエートのp−メトキシおよびp
−トリル誘導体で遭遇する溶解度上の問題を克服しよう
とした。
【−ブチルペルーローブトキシベンゾエートを合成する
ために、まず最初RohrmannおよびWISchn
tewskiのArch 、Phar+s、 、  2
92. 787(1959)の論文に記載された手順に
従ってp−ブトキシベンゾイルクロリドを製造した。2
9,1重量部の4−n−ブトキシベンゾエート4−n−
ブトキシ安息香酸および71.4fi1部のチオニルク
ロリドを混合し、86℃で1時間攪拌した。得られた透
明な溶液から真空下60℃で過剰なチオニルクロリドを
ストリッピング除去し、生成物を真空蒸留により単離し
た。30.6111部の透明な粘稠な流体(8B点14
3〜141℃/1■)を得た(収率95%)。この生成
物を、18重Wallの70%t−ブチルヒト0ペルオ
キシド水溶液に、35重量部の30%水酸化カリウム水
溶液と同時にゆっくり加えた(後者もゆっくり加えた)
。反応温度をこの添加中O〜5℃に維持した。p−ブト
キシ誘導体をアセトニトリルに溶解し、ヘキサンで2回
抽出し、真空下でアセトニトリルを除去することによっ
て単離し、26.2重口部の透明な薄黄色の流体生成物
を得た。生成物の赤外線スペクトルは【−ブチルベルベ
ンゾエートのp−ブトキシ誘導体の構造と合致した。
p−ドデシルオキシベンゾイルクロリドを用いて、上記
p−ブトキシ誘尋体と同様の手順でp−ドデシルオキシ
誘導体を製造した。RH生成物は室温で粘稠な薄黄色の
液体であり、その赤外線スペクトルはp−ドデシルオキ
シ誘導体の構造と合致した。
上記2つの誘導体を用いて2種のシリコーン剥離被覆組
成物を調製した。即ち5重量部の各誘導体を100重量
部の線状ポリジメチル−メチルビニル−メチル水素シO
キサン流体(粘度670 Cp5 。
7重量%のメチルビニルシロキシ単位、5.2重量%の
メチル水素シロキシ単位および残層のジメチルシロキシ
単位よりなる)と混合した。それぞれの場合に不透明な
白色混合物が得られた。両組酸物ともSCK基材上で0
.3秒のU■露出(600ワット/平方インチで)で汚
れも移行もない剥離被膜に硬化できたが、これら2つの
誘導体の純粋なシリコーンターポリマー溶液との相溶性
が明らかに低いことは、これらの誘導体が無溶剤剥離用
途に特に適切な触媒ではないことを示唆している。
実施例 59〜63 本発明に従って製造したターポリマーでさらに実験を続
けて、硬化特性および貯蔵安定性を評価した。SL  
H/ Si−ビニル比の異なる3種の新しいターポリマ
ーを前記実施例におけると同様に製造し、ターポリマー
Fと比較した(実施例15〜25参照)。
SL  H/Si−ビニル 末牌蚤 ターポリマー な嬰剋           
モル比59     F     3wt、%BP。
60     X     2wt、%BP61   
  Y     2wt、%BP62      Z 
     3Wt、 %BP0.3Wt、%AQ   
 14,0 2.80 1.50 i、o。
BP=ベンゾフェノン AQ−t−ブチルアントラキノン 上記ターポリマーの剥離性能を前記実施例と同様に評価
した。即ち、20重Φ部のターポリマー0.6重量部の
【−ブチルベルベンゾエートおにび80重量部のヘキサ
ンよりなる被覆浴をFJ4製し、各被覆組成物をSCK
紙に塗布し、600ワット/平方インチ、0.3秒(不
活性雰囲気)の紫外光下で硬化し、最後に強力SBR接
着剤(Coated Pr。
ducts 、  l nc、 #4950)の5ミル
の被膜を用いて積層体をつくった6薄日を分離する(4
00フイ一ト/分、角度180°)のに要する力を記録
した。
剥離は初期に試験し、その後150″Fでエージング後
定期的に試験した。下記のデータを得た。
SL−ビニル官能性に対して未反応SL  @官能性が
大過剰であると、おそらくはS=  H官能性の接着剤
との相互作用のため、剥離が影響を受けることが明らか
である。これらのデータは、安定な剥離が望ましい場合
には、5i−H/Si−ビニル比を低いレベルに維持す
べきで、ここで記載したターポリマーについては約2/
1以下に維持するのが好ましいことを示唆している。
一液型Uv硬化性組成物の貯蔵安定性を評価する別の実
験を行った。100重量部のターボリマ−×(2%のベ
ンゾフェノンを含有する)を5重連部のt−ブチルベル
ベンゾエートと配合して被覆組成物を製造した。組成物
を2つのサンプルに分け、一つのサンプルを暗所で室温
で維持し、他のサンプルを暗所で66℃で維持した。こ
れらのブレンドの粘度を長期間監視して貯蔵安定性の表
示を得た。下記の結果が得られた。
φ頌■  辺−酉  IN   2m   44旦−潰 25℃    560 cps    550 cps
  540 cps   550 cps66℃   
 550 CDS    4370 CpS   (ゲ
ル化)550 cps これらのデータは、貯蔵中の硬化を防止するには約30
℃以下の貯蔵温度が推奨されることを示唆している。
施例 64および64A 本発明に従って製造した反応性ターポリマーの硬化性能
を、従来のUV硬化性ビニル官能系の硬化性能と比較す
る実験を次のように行った。
Si、 −H/ SL−ビニルモル比2.8  を有し
83重量%のジメチルシロキシ単位を含有する線状ポリ
ジメチル−メチルビニル−メチル水素シロキサンターポ
リマーを製造し、これに2.5  重量%のベンゾフェ
ノンを溶解した。100重量部の200 cpsのジメ
チルビニル運鎖停止線状ポリジメチル−メチルごニルシ
ロキサン流体(5,2重量%のメチルビニルシロキシ単
位を有する)を3重量部の30cpSのトリメチル連鎖
停止線状ポリメチル水素シロキサン流体と組合せてなり
、同じり2.5  重量部のベンゾフェノンを含有する
従来のUV硬化性ビニル官能性シリコーンブレンドを製
造した。
2つの被覆ブレンドの硬化性能を前記実施例におけると
同様に、400ワット/平方インチ合計焦点合せ出力で
作動するPPG′J8外線プロセッサで、定性的に試験
した。SCK基材上に汚れも移行もない剥ai塗膜を得
るのに必要な最小Uv露出時間(秒)を記録した。
」灰!        暖化雪皿2   硬化露出時間
(秒)64          N2      0.
364           空気      1.5
64A(対照)       N2       3.
064A(対照)      空気    15秒後で
も硬化せず64+3%℃−ブチル    N2    
  015ベルベンゾエート これらのデータは、本発明のターポリマー組成物が硬化
効率において既知のビニル官能性系より浸れていること
を示している。その上、明らかにベンゾフェノンとベル
ベンゾエート触媒の組合せから相乗効果が得られ、ライ
ン速度を従来の被膜を完全に硬化させるのに必要な速度
より20倍速くすることができる。
本発明の種々の変更や改変が上述した開示内容に照して
可能であることが明らかである。例えば、所定のシリコ
ーン組成物に可溶で、本発明の目的に光増感剤として有
効な多数のポリ芳香族化合物が当業者に自明であり、こ
れらを本発明に従って製造した被覆組成物に用いて良好
な結果が得られる。しかし、本発明の特定実施例に行っ
たそのような付随的な変更も本発明の要旨の範囲内に入
ることを理解すべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式RR′SiO[式中のRは水素またはC_(_1
    _−_8_)アルキルであり、R′は水素、C_(_1
    _−_8_)アルキルまたは炭素原子数2〜20の一価
    メルカプトアルコキシアルキル官能性有機基である]を
    必須構成単位とし、約50%までのメルカプトアルコキ
    シアルキル官能基を含有し、25℃で約50〜10,0
    00センチポアズの粘度を有し、エチレン系不飽和を有
    する有機化合物および触媒量の光開始剤の存在下で紫外
    線に短時間露出すると接着性重合体組成物に硬化し得る
    無臭メルカプトアルコキシアルキル官能性ポリシロキサ
    ン。 2、エチレン系不飽和を有する有機化合物および触媒量
    の光開始剤の存在下で紫外線に短時間露出すると接着性
    重合体組成物に硬化し得るメルカプトアルコキシアルキ
    ル官能性ポリシロキサンであって、(1)貴金属ヒドロ
    シル化触媒の存在下でジアルキル水素連鎖停止ポリジア
    ルキル−アルキル水素シロキサン共重合体をω−ハロ−
    アルケンと反応させ、(2)アミンの存在下で工程(1
    )の生成物を式HO−R″−SH[式中のR″は炭素原
    子数2〜20の二価アルキレンまたはアルキルケトン基
    である]のヒドロキシ官能性チオールと反応させること
    によって得られる組成物からなる無臭メルカプトアルコ
    キシアルキル官能性ポリシロキサン。 3、上記ω−ハロ−アルケンがメタリルクロリドであり
    、上記ヒドロキシ官能性チオールがβ−メルカプトエタ
    ノールまたはγ−メルカプトプロピオン酸である特許請
    求の範囲第2項記載の無臭メルカプトアルコキシアルキ
    ル官能性ジオルガノポリシロキサン。 4、(A)光反応性の混合されたジメチルビニルおよび
    トリメチル連鎖停止線状ポリジメチル−メチルビニル−
    メチル水素シロキサンターポリマーおよび (B)光重合を促進するのに有効な少量の (i)ペルベンゾエートエステル、(ii)ポリ芳香族
    光増感剤またはこのような光増感剤の組合せ、または(
    i)と(ii)の組合せ を含有する紫外線硬化性シリコーン剥離被覆組成物。 5、上記ターポリマーを構成するジメチル単位:メチル
    ビニル単位:メチル水素単位の比が約40〜90:1〜
    20:5〜50に等しい特許請求の範囲第4項記載のシ
    リコーン剥離被覆組成物。 6、トリメチル連鎖停止ポリメチル水素シロキサン、テ
    トラメチル−テトラビニルシクロテトラシロキサンおよ
    びオクタメチルシクロテトラシロキサンの酸平衡化反応
    により製造され、光開始剤の存在下で紫外線に短時間露
    出されると硬化し得る光反応性ターポリマー。
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