JPH02219884A - 耐熱性接着剤,耐熱性樹脂組成物,水分散体および樹脂被覆鉄基材 - Google Patents

耐熱性接着剤,耐熱性樹脂組成物,水分散体および樹脂被覆鉄基材

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JPH02219884A
JPH02219884A JP4252889A JP4252889A JPH02219884A JP H02219884 A JPH02219884 A JP H02219884A JP 4252889 A JP4252889 A JP 4252889A JP 4252889 A JP4252889 A JP 4252889A JP H02219884 A JPH02219884 A JP H02219884A
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resin
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JP4252889A
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Hiroshi Nishizawa
西沢 廣
Kenji Suzuki
健司 鈴木
Yoshiyuki Mukoyama
向山 吉之
Taisuke Okada
泰典 岡田
Yuichi Osada
長田 裕一
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐熱性接着剤、耐熱性樹脂組成物、水分散体お
よび樹脂被覆鉄基材に関する。
(従来の技術) 芳香族テトラカルボン酸無水物またはその誘導体と芳香
族ジアミンまたはその誘導体を重縮合させること(より
、耐熱性のすぐれた芳香族ポリイミドが得られることは
よく知られている。この芳香族ポリイミドは、先ずポリ
アミド酸を合成し。
その後高温でキ;アリングしてイミド化させて得られる
。例えば無水ピロメリット厳とジアミノジフェニルエー
テルからつくられる芳香族ポリイミドは最も代表的なも
のであるが、このポリイミドは耐熱性に優れるものの溶
媒や熱に対して不溶。
不融であるため加工性に乏しい。そこで、一般的に芳香
族ポリイミドはその前駆体であり、溶媒溶解性を有する
ポリアミド酸の形で加工されている。
(発明が解決しようとする課!り しかし、このようなポリアミド酸は接着剤として用いる
場合に、高温での硬化時に副生ずる縮合水が接着剤層の
ピンホール欠陥や基材との接着力の低下をもたらす問題
がある。また、ポリアミド酸は水との接触で容易に加水
分解するため例えば。
微粒子状の接着剤の分散媒体として水を用いるような用
途には適用できない。さらに、金属基材の接着剤として
用いる場合、従来から、厨房器具等に多く使われている
アルミ基材に対してよく接着するポリイミド系樹脂は知
られているが、鉄基材に対してよく接着するものはほと
んど知られていない。アルミに比べて安価な鉄基材に適
用できる接着剤が開発できれば、その用途は拡がり、工
業上極めて有用なものとなる。
本発明の目的はポリイミドの優れた耐熱性に加えて、溶
媒溶解性、耐加水分解性、各種基材特に鉄基材との接着
性に優れ、溶液又は水分散体の形態でも使用することの
できる耐熱性接着剤、耐熱性樹脂組成物、水分散体およ
び樹脂被覆鉄基材を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は式(I) で表される繰返し単位を有し、還元粘度(溶媒ニジメチ
ルホルムアミド、 !IIi[: 0.5 G/d/、
温度=30℃)が0.1dl/9以上の樹脂を含む耐熱
性接着剤、この耐熱性接着剤を用いた耐熱性樹脂組性物
、この耐熱性接着剤を水に分散させ丸木分散体およびこ
の耐熱性接着剤と鉄基材の層で構成された樹脂被覆鉄基
材に関する。
ここで還元粘度は、溶媒としてジメチルホルムアミドを
用い、試料濃度を0.56/djとして温度30℃で測
定される値である。
本発明における式(I)の耐熱性接着剤は例えばテトラ
カルボン酸二無水物として& 潔4.4’−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物、&:に44’−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物、44′−オキシシフタ
ル酸無水物又はこれらの反応性酸誘導体と44′−ジア
ミノジフェニルエーテル、その反応性アミン誘導体、4
4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート又はその反
応性インシアネート誘導体とを重合させて得られる。例
えば、テトラカルボン酸二無水物と2.4′−ジアミノ
ジフェニルエーテルとの組合せでは、まず、有機溶媒中
で重合させてポリアミド酸溶液を得る。次いで、好まし
くは100〜300℃の温度で脱水閉環してイミド化す
るか、脱水剤として無水酢酸とピリジン等を添加し、好
ましくは室温付近で脱水閉環してイミド化することによ
り式(I)の耐熱性接着剤が得られる。酸二無水物と2
.4′−ジフェニルエーテルジイソシアネートとの組合
せでは、有機溶媒中で好ましくは50〜250℃の温度
で重合させて直接式(I)の耐熱性接着剤が得られる。
この反厄で用いる有機溶媒としては9例えばN、N−ジ
メチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、N−メチ
ルカプロラクタム、ジメチルスルホキシド。ヘキサメチ
ルホスホルアミド、プロピオラクトン。
カプロラクトン。γ−ブチロラクトン、ジオキサン、ク
ロロホルムなどが用いられる。これらは単独又は混合し
て用いられる。
更に本発明においては、必要に応じて既知のジアミン例
えば4,4′−ジアミノジフェニルエーテル。
λ4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−シア
ミノジフェニルメタン、4.4’−ジアミノジフェニル
スルホン。44′−ベンゾフェノンジアミン、メタフェ
ニレンジアミン、4.4’−ジ(4−アミノフェノキシ
)フェニルスルホン。バラフェニレンジアミン、ス2−
ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ン、4.4’−ジ(3−アミノフェノキシ)フェニルス
ルホン、13′−ジアミノジフェニルスルホン、下記一
般式(■)(1:L!およびrLsは二価の炭化水素基
s RsおよびR4は一価の炭化水素基を示し、R1と
R1、RsとR4とはそれぞれ同一でも異なってもよ(
、nは1以上の整数である)で表わされるジアミン、好
ましくは、一般式(n)においてR1および′FL!は
炭素数1〜5のアルキレン基、フェニレン基tiaアル
キル看換フェニレン基であり、 RsおよびR4は炭素
数1〜5のアルキル基、フェニル基またはアルキル置換
フェニル基であるジアミン等の少なくとも1種を併用す
ることができる。これらのジアミン類のジアミン類全体
に対する割合としては30モル憾以下が望ましい。この
割合が30モル憾を越えると、耐熱性接着剤の溶解性ま
たは耐熱性に悪影響を及ぼすため好ましくない。
また、更に本発明においては7必要に応じて、ピロメリ
ット酸二無水物、2.2−ビス〔4−(λ3−又ハλ4
−ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕プロパンニ無水
’l&l、 1,1.1,3,3.3−ヘキサフルオロ
−2,2−ビス〔4−(λ3−又はλ4−ジカルポキシ
フエノギシ)フェニル〕プロパン二m水物sの既知のテ
トラカルボン酸二無水物、テレフタル酸。
上記した既知のジアミンとトリメリット酸またはトリメ
リット酸の反応性誘導体を反応させて得られるジイミド
ジカルボン酸、下記一般式(Jl[)(RsおよびR8
は一価の炭化水素基を示り、R6と86はそれぞれ同一
でも異なってもよ<+”は0又は1以上の整数である)
で表わされるテトラカルボン酸二無水物、好ましくは、
一般式(III)において胞およびR6はメチル基であ
り、nは1又は2であるテトラカルボン酸二無水物など
を酸成分として併用することができる。これらのテトラ
カルボン酸二無水物、ジカルボン酸およびジイミドジカ
ルボン酸の酸成分全体に対する割合としては30モル係
以下が望ましい。この割合が30モル憾を越えると耐熱
性接着剤の溶解性又は耐熱性に悪影響を及ぼすため好ま
しくない。
本発明における式(I)の樹脂の還元粘度は0.1d/
/ 9以上が必要であ抄、好ましくはO13〜zOd/
/、である。0.1d//、未満であると接着剤の強度
、接着性が不十分となる。
本発明における耐熱性接着剤は有機溶媒に溶解し九溶液
又は有機分散媒体に分散させた分散体を被接着物に塗布
、予備乾燥した後、別の被接着物を重ね。次いで熱圧着
する方法や。フィルム状。
粉状、塊状べした耐熱性接着剤を被接着物の間1/I:
はさみ1次いで熱圧着する方法によ抄、被接着物を強固
に接着することができる。被接着物1としては9例えば
純鉄、鋼、鉄合金、アルミニウムamおよびこれらの金
属めっき品又は表面処理品、陶磁器、ガラスなどが好ま
しく用いられる。特に安価な鉄類が好ましく用いられる
本発明における耐熱性接着剤はN−メチルピロリドン、
ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、1.3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン。
1.3−ジメチル−3,4,5,6−チトラヒドロー2
(IH)−ピリミジノン等の含窒素系溶媒、ラクトン、
ジオキサン又はりl:IellホルムKid解して耐熱
性樹脂組成物として使用される。ラクトンとしては例え
ばプロプオラクト/、カプロラクトン。
T−ブチロラクトンが用いられる。必要VC,応じて。
上記した良醇媒に溶解性が著しく損なわれない量の貧溶
媒を併用することができる。このような貧溶媒としては
1例えば、ケトン類、アルコール類。
エステル類、セロソルブ類、脂肪族、脂環族及び芳香族
炭化水素類などが用いられる。樹脂濃度は好ましくは1
〜50重量幅とされる。
本発明における耐熱性接着剤はその微粒子を水に分散さ
せた水分散体として使用される。微粒子の粒子径は好ま
しくは40μm以下、特に好ましくは101Jn以下と
される。微粒子を得る方法としては1例えば非水分散重
合により直接得る方法。
上記し九耐熱性樹脂組成物と水とを混合し、これをボー
ルミル等の粉砕機で微粒子化し、同時に水分散体を得る
方法。粉状の耐熱性接着剤を粉砕機で機械的に粉砕して
得る方法などがある。微粒子を水に分散するに際しては
必要に応じて通常用いられてAる界面活性剤を添加する
ことが好ましい。
この水分散体は長期の保存でも樹脂の加水分解をうけな
い。水分散体中の樹脂濃度は好ましくは1〜90重量幅
、特に好ましくは10〜70重量幅とされる。これらの
耐熱性樹脂組成物及び水分散体は耐熱性、基材との接着
性に優れた塗料。オーバーコート材として有用である。
本発明においては、上記した耐熱性樹脂組成物にさらに
フッ素樹脂微粒子を加えた耐熱性樹脂組成物が使用され
る。フッ素樹脂としては9例えばポリエチレン樹脂の水
素原子の一部又は全部をフッ素化したものが用いられる
。好ましくはポリテトラプルオロエチレンが用いられる
。フッ素樹脂微粒子の粒径は好ましくは10μm以下、
4Iに好ましくは1μm以下のものが用いられる。耐熱
性接着剤はフッ素樹脂微粒子に対して好ましくは1〜9
9重量幅、特に好ましくは5〜60重量幅が用いられる
。組成物中の樹脂濃度は好ましくは1〜90重量係、特
に好ましくは10〜70重it4が用いられる。
本発明においては上記した水分散体にさらにフッ素樹脂
微粒子を加えた水分散体が使用される。
フッ素樹脂としては9例えばポリエチし・ン樹脂の水素
原子の一部又は全部をフッ素化したものが用いられる。
好ましくはポリテトラフルオロエチレ/が用められる。
フッ素樹脂微粒子の粒子径は10μm以下、特に好まし
くは1μm以下のものが用いられる。上記した水分散体
との混合のし易さから、フッ素樹脂微粒子はそのM濁液
を用いることが好ましい。耐熱性接着剤はフッ素樹脂微
粒子に対して好ましくは1〜99重量憾1%に好ましく
は5〜60重量幅が用いられる。水分散体中の樹脂濃度
は好ましくは1〜90重量幅、特に好ましくHIO〜7
0重量憾が用いられる。
これらの耐熱性樹脂組成物及び水分散体は耐熱性、基材
との接着性、非粘着性、潤滑性に優れ。
塗料、オーバーコート材として有用である。
本発明における耐熱性接着剤は耐熱性接着剤と鉄基材と
からなる層で構成した樹脂被覆鉄基材とされる。
この樹脂被覆鉄基材は。好ましくは上記した耐熱性接着
剤と特定の寿媒とからなる耐熱性樹脂組成物あるいは。
上記した耐熱性接着剤の微粒子を水洗分散させた水分散
体を鉄基材に塗布し、80〜450℃の温度で焼付けて
得られる。この耐熱接着剤層の乾燥膜厚は目的に応じて
任意に調製されるが1通常0.1〜100μmの範囲が
好ましい。
本発明における鉄基材としては9例えば炭素。
ケイ素、タングステン、ニッケルークロム、マンガン、
モリブデン等との鉄合金、鋼、純鉄及びこれらの亜鉛、
クロム、アルミニウム、銅、ニッケル等の各種金属めっ
き品、クロム酸系訃よびりん酸系などの化成皮膜、陽極
酸化皮膜を形成させた表面処理品9表面研摩品などから
なる基材が用いられる。
本発明における耐熱性接着剤は、フッ素樹脂を含む上記
した耐熱性接着剤と鉄基材とからなる層で構成した樹脂
被覆鉄基材とされる。この樹脂被覆鉄基材は、好ましく
は上記したフン素樹脂微粒子を加えた耐熱性樹脂組成物
あるいはフッ素樹脂微粒子を加えた水分散体を鉄基材に
塗布し、80〜450℃の温度で焼付けて得られる。こ
のフッ素樹脂を含む耐熱性接着剤層の菟燥膜厚は目的に
応じて任意に調製されるが、 lj!常0.1〜100
μmの範囲が好ましい。鉄基材としては上記した鉄基材
が用いられる。
本発明における耐熱性接着剤は、フッ素樹脂とフッ素樹
脂を含む上記した耐熱性接着剤と鉄基材とからなる層と
で構成した樹脂被覆鉄基材とされる。フッ素樹脂として
は上記し九フッ素樹脂が用いられる。好ましくはテトラ
フルオロエチレンが用いられる。この樹脂被覆鉄基材を
得る方法としては9好ましくは、まず上記し九フッ素樹
脂微粒子を加えた耐熱性樹脂組成物あるいはフッ素樹脂
微粒子を加えた水分散体を鉄基材に塗布し、80〜45
0℃の@度で燐付けてフッ素樹脂を含む耐熱性接着剤と
鉄基材とからなる層とで構成した被覆鉄基材とし2次い
で平均粒子径が好ましくは1μm以下であるフッ素樹脂
微粒子の水懸濁液あるいはフッ素樹脂微粒子そのものを
フッ素樹脂を含む耐熱性接着剤の層の表面に塗布あるい
は静電塗装し、80〜450℃の温度で焼付けて得られ
る。
被覆した樹脂層の厚さは目的に応じて任意に調製される
が、7へ常、フッ素樹脂を含む耐熱性接着剤の層の乾燥
膜製は0.1〜100μm、フッ素樹脂の層の乾燥漠厚
は0.1〜5000μmとされる。
これらの樹脂被覆鉄基材は耐熱性、非粘着性、潤滑性に
優れている。
本発明における耐熱性接着剤、耐熱性樹脂組成物、水分
散体には、その耐熱性。耐候性等の特性を改良するため
に酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱分解防止剤、顔料、染
料、可塑剤、充填剤などを用いてもよい。
(実施例) 実施例1 温度計、かきまぜ機、窒素導入管をつけた四つロフラス
コに窒素ガスを通しながら。& 3: 4.4’ −ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物10.7119(0
,0364モル)、2.4’−ジアミノジフェニルエー
テル7.289g(0,0364モル)とN−メf A
/ ヒOIJトン72gを仕込んだ。かく押下。
室温で3時間反応を進めた。反応系の粘度は高分子量の
ポリアミド酸の生成によりかく拌が困難な状態にまで高
くなった。分子量を凋整するために少量の水を添加して
60℃で1.5時間加熱した。
次いで無水酢酸509とピリジン25gを添加し。
室温で12時間放置した。得られたベース)・をメタノ
ール中に投入し。沈殿し次微粒子状の固形樹脂を回収し
た。この固形樹脂をメタノールで十分に煮沸洗浄し次後
、80℃で10時間減圧芝燥して粉末の耐熱性接着剤を
得た。この耐熱性接着剤の還元粘度Fi0.75 di
/g (R媒ニジメチルホルムアミド、濃度:0−5g
/Vs 温度=30℃、以下同じ)であり、赤外吸収ス
ペクトルには1780am−’<イミド基の特性吸収が
ぶ著に聴められた。
この粉末の耐熱性接着剤209をN−メチルピロリドン
809に溶解して樹脂!1度207を遺憾の耐熱性樹脂
組成物を得た。
比較例1 λ4′−シアミノジフェニルエーテルヲ4.4′−ジア
ミノジフェニルエーテルに変えた以外は実施例1と全く
同様に操作して粉末の耐熱性樹脂を得た。
この粉末の耐熱性樹脂の赤外吸収スペクトルには178
0cm””にイミド基の特性吸収が顕著に認められた。
しかし、この粉末の耐熱性樹脂はN−メチルピロリドン
等の含窒素系極性溶媒、ラクトン。
ジオキサン、り0ロホルムのめずれにも不醇であった。
実施例2 λ、! 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物10.7119(0,0364モル)をλ3:4.4
’ −ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物11.
7299(0,0364モル)lC変えた以外は実施例
1と全く同様だ操作して、粉末の耐熱性接着剤を得た。
この粉末の耐熱性接着剤は還元粘度が0.85dl/9
であり、赤外吸収スペクトルには178 QC!+−”
にイミド基の特性吸収が顕著に認められた。この粉末の
耐熱性接着剤209をジオキサ:/809に溶解して樹
脂濃度20重量幅の耐熱性樹脂組成物を得た。
比較例2 2.4′−ジアミノジフェニルエーテ” t 4r 4
’ −’Jアミノジフェニルエーテルに変えた以外は実
施例2と全く同様に操作して粉末の耐熱性樹脂を得た。
この粉末の耐熱性樹脂の赤外吸収スペクトルiCは17
80cm−’にイミド基の特性吸収がMI著に認められ
た。しかし、この粉末の耐熱性樹脂はN−メチルピロリ
ドン等の含窒素系極性溶媒、ラクトン。
ジオキサン、クロロホルムのいずれにも不溶であった。
実施例3 実施例1で得た粉末の耐熱性接着剤2009jN−メチ
ルピロリドン4009と水400gをミルベース25容
量憾くなるようにボールミルに仕込み15時間混練して
、平均粒子径1.5μmの耐熱性接着剤が水とN−メチ
ルピロリドン中に分散した水分散体を得た。この水分散
体の保存安定性を調べたところ、30℃で1ケ月放置後
の樹脂の還元粘度は初期値を維持しており、樹脂が耐加
水分解性〈優れていることが分かった。
実施例4 粉末の耐熱性接着剤を実施例2で得た粉末の耐熱性接着
剤に変えた以外は実施例3と全く同様にして行い、平均
粒子径z3μmの耐熱性接着剤が水とN−メチルピロリ
ドン中に分散した水分散体を得た。この水分散体の保存
安定性を調べたところ、30℃で1ケ月放置後の樹脂の
還元粘度は初期値を維持しており、樹脂が耐加水分解性
に優れていることが分かった。
実施例5 実施例3で得た水分散体(樹脂分濃度:20重量%)5
009.ダイフロンD−1(夕”イキン社製、商品名、
ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子の水分散体、樹
脂分濃度=54重量4)185gとDs−401(ダイ
キン社製、商品名、フッ素系界面活性剤)0.18.を
十分に混合して水分散体を得た。
実施例6〜10 JIS R6252(研摩紙)φ240で研摩した表面
粗度(Ra)が0.4〜0.5μmの機械構造用炭素鋼
鋼材(JIS G 4051.8IOC,寸法=50X
150X1.6−)の研摩表面に第1表に示した被覆材
料を乾燥膜厚が約30μmになるように塗布し、80℃
で1時間、250℃で0.5時間。
第1表 九だし、実施例1Oでは鉄基材としてエメリーφ80/
す100=1/1でフリスト研摩した表面粗度(Ra)
が3〜3.5μmの冷間圧延鋼板(Jl、9 G 31
41.寸法:50X150X1.6mm)を用い九。
比較例3 被覆材料としてローデフタール1o1(ローン−ブーラ
ン社製、商品名、ポリアミドイミド樹脂溶液、樹脂分濃
度:29重量L4)を用い九以外は実施例6と全く同様
にして行ってポリアミドイミド樹脂被覆鉄基材を得た。
比較例4 JIS R6252(研摩紙)÷240で研摩した表面
粗度(Ra)が0.4〜0.5μmのアルミニウム板(
JIS H4000,A1050P、寸法=50X15
0X1゜6om)の研摩表面にローデフタール・101
を乾燥膜厚が約30IJmになるように塗布し、SO℃
で1時間、250℃で0.5時間、380°Cで15分
間焼付けてポリアミドイミド樹脂被覆アルミニウム基材
を得九。
実施例6〜10及び比較例3.4で得た樹脂被覆鉄基材
及び樹脂被覆アルミニウム基材について。
被覆樹脂のガラス転移温度、熱分解開始温度(2係重量
減少温度)と樹脂被覆基材を約95℃の熱水中に浸漬し
た前後の密着性を評価(−だ。結果を第2表に示した。
ガラス転移温度は示差走査熱量計(デュポン社製910
型)を用いて、昇温速度5℃/分で測定し虎。
熱分解開始温度は理学電機社製、急速加熱示差熱天秤(
’T’G−DTA)を用い、試料10国、昇温速度10
℃/分、雰囲気空気で測定した。
密着性はごばん目試験方去を用い、 JIS  D20
20に準じて行った。片刃かみそりで鉄素地に達する1
mmのとばん目100個(IOXIO)を作り、セロハ
ン粘着テープによる剥離試験後の(発明の効果) 本発明になる耐熱性接着剤は耐熱性に加えて。
溶媒溶解性、耐加水分解性、各種基材5%に鉄基材との
接着性に優れ8m液又は水分散体の形態でも使用するこ
とができる。また2本発明になる樹脂被覆鉄基材は耐熱
性。接着性、非粘着性、潤滑性に優れている。本発明に
なる耐熱性接着剤、耐熱性樹脂組成物、水分政体、樹脂
被覆鉄基材は例えば一般産業機械器具部品、電気、電子
部品、事務機器部品。厨房器具類などの幅広い用途を有
するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼………( I ) (式中Xはなしか、−CO−または−O−を表す。)で
    表される繰返し単位を有し、還元粘度(溶媒:ジメチル
    ホルムアミド、濃度:0.5g/dl、温度:30℃)
    が0.1dl/g以上の樹脂を含む耐熱性接着剤。 2、請求項1記載の耐熱性接着剤をN−メチルピロリド
    ン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド等の
    含窒素系極性溶媒、ラクトン、ジオキサン又はクロロホ
    ルムに溶解した耐熱性樹脂組成物。 3、請求項2記載の耐熱性樹脂組成物にさらにフッ素樹
    脂微粒子を加えた耐熱性樹脂組成物。 4、請求項1記載の耐熱性接着剤の微粒子を水に分散さ
    せた水分散体。 5、請求項4記載の水分散体にさらにフツ素樹脂微粒子
    を加えた水分散体。 6、請求項1記載の耐熱性接着剤と鉄基材とからなる層
    で構成された樹脂被覆鉄基材。 7、フッ素樹脂を含む請求項1記載の耐熱性接着剤と鉄
    基材とからなる層で構成した樹脂被覆鉄基材。 8、フッ素樹脂、フッ素樹脂を含む請求項1記載の耐熱
    性接着剤および鉄基材からなる層とで構成した樹脂被覆
    鉄基材。
JP4252889A 1989-02-22 1989-02-22 耐熱性接着剤,耐熱性樹脂組成物,水分散体および樹脂被覆鉄基材 Pending JPH02219884A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0598233A (ja) * 1991-10-14 1993-04-20 Sumitomo Bakelite Co Ltd 熱圧着可能なフイルム状接着剤
JPH05117621A (ja) * 1991-10-29 1993-05-14 Sumitomo Bakelite Co Ltd 熱圧着可能な高熱伝導性フイルム状接着剤
JP2011184694A (ja) * 2003-07-31 2011-09-22 Solvay (Sa) 水性ポリマー組成物及びそれから製造される製品
US11597859B2 (en) 2020-01-24 2023-03-07 Oatey Co. Solvent cement formulations having extended shelf life

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