JPH02219646A - チューブ容器用の積層シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、チューブ容器を得る際の容器胴部成形用素材
として利用される積層シート、及び、該積層シートを使
用したチューブ容器に関するものであり、特に、テルペ
ン系炭化水素による香料や植物油等を含有する食品、医
薬品。

染料等が使用されているペースト状物を内填させるに適
したチューブ容器の容器胴部用素材として利用される積
層シート、及び、該積層シートを使用したチューブ容器
に関するものである。

「従来の技術」 ペースト状物に代表される流体〜半流体の内填物が内填
されているチューブ容器は、下端部が閉塞されているチ
ューブ状の容器胴部と、該チューブ状の容器胴部の上端
部に連続している肩部と、該肩部に連続している口頚部
と、前記口頚部に着脱自在に係合するキャップとで構成
されており、特に嫌気性の内填物が内填されるチューブ
容器の場合には、該容器がガスバリヤ−性に対して優れ
た特性を有していることが要求されており、例えば、金
属製の容器胴部や、ポリオレフィン系樹脂層と金属箔と
の積層シート等による容器胴部を具備するチューブ容器
が利用されている。

「発明が解決しようとする課題」 ところで、前記従来の金属製の容器胴部な有するチュー
ブ容器においては、該容器胴部の素材が有する特性によ
って、ガスバリヤ−性に対しては優れた性質が得られる
ものの、容器内に充填される内填物の種類によっては容
器胴部の素材である金属が腐食され、これが容器胴部に
おけるピンホール発生の原因となったり、また、絞り出
しによって内填物が押し出されるというチューブ容器の
構造上前記容器胴部は極めて薄肉の金属箔で形成される
ものであることから、容器胴部の機械的性状が悪く、例
えば、内填物の充填作業時や消費者によるチューブ容器
の取り扱い時等に、前記容器胴部に破れが発生し易い等
の欠点を有している。

また、ポリオレフィン系樹脂層と金属箔との積層シート
による容器胴部な有するチューブ容器においては、容器
胴部の内周面層であるポリオレフィン系樹脂層にヒート
シール特性を持たせる関係から、前記樹脂層が例えば８
０〜１００μ以上というような厚さを有しているもので
あり、このため、内填物中の着香成分や有効成分を前記
容器胴部の内周面層が吸収してしまうことによる品質保
持特性上での問題を有している。

これに対して、本発明は、特に、テルペン系炭化水素に
よる香料や植物油等を含有している食品、医薬品、さら
には、染料が混合されている日用品等のペースト状物が
内填される場合においても、内填物の品質特性を低下さ
せるようなことのないチューブ容器を得る際の容器胴部
成形用素材として使用される積層シート、及び、前記積
層シートを容器胴部の成形用素材として使用したチュー
ブ容器を提供するものである。

「課題を解決するための手段」 本第１の発明のチューブ容器用の積層シートは、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による表面樹脂層と、
ガスバリヤ−性を有する中間層と、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物による裏面樹脂層とを具備する積層
構成からなるものである。

また、本第２の発明のチューブ容器用の積層シートは、
前記本第１の発明のチューブ容器用の積層シートの構成
において、ガスバリヤ−性を有する中間層が、アルミニ
ューム箔層、塩化ビニリデン樹脂層、ポリアミド樹脂層
、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物樹脂層の中か
ら選択される単一層、あるいは、前記単一層の中から選
択される１種以上の層と紙またはその他の樹脂層との複
合層からなるものである。

さらに、本第３の発明のチューブ容器用の積層シートは
、前記本第１あるいは第２の発明のチューブ容器用の積
層シートの構成において、ガスバリヤ−性を有する中間
層と、表面樹脂層および裏面樹脂層の中の少なくとも１
方の層とが、ポリオレフィン系樹脂層と接２着性ポリオ
レフィン系樹脂層との積層樹脂層を介して積層されてい
るものであり、しかも、前記ガスバリヤ−性を有する中
間層と前記ポリオレフィン系樹脂層とが接するようにし
て積層されているものであ机 また、本第４の発明のチューブ容器は、下端部が閉塞さ
れているチューブ状の容器胴部と、該チューブ状の容器
胴部の上端部に連続している肩部と、該肩部に連続して
いる口頚部と、前記口頚部に着脱自在に係合するキャッ
プとからなるものであり、前記肩部と口頚部とが、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物樹脂による合成樹脂
成形体で形成されており、また、前記チューブ状の容器
胴部が、前記本第１．第２゜あるいは第３の発明のチュ
ーブ容器用の積層シートによって、該積層シートにおけ
る裏面樹脂層が容器内周面層となるようにして形成され
ているものであり、しかも、前記肩部における容器内周
面側には、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物によ
る第１の樹脂層／ガスバリヤ−性を有する第２のＮ／エ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による第３の樹脂
層の多層構成からなる積層体が、該積層体における前記
第３の樹脂層が容器内周面側となるようにして積層され
ているものである。

前記構成からなる本発明のチューブ容器用の積層シート
あるいは該積層シートによるチューブ容器において、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による樹脂には、
エチレン含有量２５〜６０モル％、ケン化度９６％以上
のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物が使用される
のが好適である。

また、前記チューブ容器用の積層シート中の中間層、す
なわち、ガスバリヤ−性を有する層には、例えば、アル
ミニューム箔、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
樹脂層、ポリアミド樹脂層、塩化ビニリデン樹脂層等か
らなるガスバリヤ−性層、好ましくはアルミニニーム箔
によるガスバリヤ−性層が含まれているもので、通常は
、剛性と印刷による意匠効果とをもたらすために、裏刷
り印刷が施されている基材樹脂フィルム、例えば、２軸
延伸ポリエステルフイルム、２軸延伸ポリプロピレンフ
イルム。

２軸延伸ポリアミドフイルム等の基材樹脂フィルムと、
前記ガスバリヤ−性層とをポリオレフィン系樹脂層を介
して積層させた積層体が、前記チューブ容器用の積層シ
ート中の中間層としてとして使用される。

なお、前記ガスバリヤ−性を有する中間層は、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物による樹脂層に対して、
例えば、イソシアネート系接着剤、接着性ポリオレフィ
ン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等を介して積層されて
いるのが普通である。

特に、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物によ
る単体樹脂フィルムは、硬くて脆いものであるから、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による樹脂層は、
ポリオレフィン系樹脂とによる多層共押し出し樹脂層と
して利用されるのが好ましい。

なお、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の樹
脂層との多層共押し出しに使用されるポリオレフィン系
樹脂は、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体等
のポリエチレン系樹脂やポリプロピレン樹脂等である。

特に、前記中間層におけるガスバリヤ−性層がアルミニ
ューム箔で形成されている場合には、前述の基材樹脂フ
ィルムとアルミニューム箔、及び、アルミニューム箔と
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による樹脂層と
は、それぞれが、カルボキシル基を具備するポリオレフ
ィン系樹脂による樹脂層、例えば、エチレン−メチルメ
タアクリル酸共重合体やエチレン−アクリル酸共重合体
等による樹脂層を介して積層されていることが好ましい
。

本発明のチューブ容器は、前記チューブ容器用の積層シ
ートによって得られた容器胴部な有するものである。

前記容器胴部となる筒状体は、前記積層シートにおける
裏面層が容器内周面層となるようにして、例えば、積層
シートの一方の側辺部と他方の即辺部とを重畳し、該重
畳部における積層シートの表面層と裏面層との接当部を
熱接着することによって得られるものであり、また、チ
ューブ容器における肩部と頭部とは１．マンドレルに装
着されている前記筒状体の一方の端部に、例えば、エチ
レン−酢酸゛ビニル共重合体ケン化物による射出成形を
行なうことによって。

容易に形成されるものである。

なお、本発明のチューブ容器における前記肩部の容器内
周面側に積層されている積層体は、前述の通り、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による第１の樹脂層／
ガスバリヤ−性を有する第２の層／エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物による第３の樹脂層の多層構成を具
備するフィルム、シート、更には成形体等であって、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による第１の樹脂
層や第３の樹脂層には、前述のチューブ容器用の積層シ
ート中の表面樹脂層や裏面樹脂層に関して説明したもの
と同様の樹脂が、また、ガスバリヤ−性を有する第２の
層には、前述のガスバリヤ−性を有する中間層に関して
説明したものと同様のガスバリヤ−性樹脂やアルミニュ
ーム箔等が使用され得る。

また、チューブ容器の肩部における容器内周面と、該内
周面に積層されている積層体との間の積層は、別製の積
層体をマンドレルに予め装着させてた状態で、前記肩部
の射出成形を行なうことからなるインサート成形によっ
て、容易に得られるものである。

「実施例」 以下本発明のチューブ容器用の積層シート及び該積層シ
ートによるチューブ容器の具体的な構成を製造実施例を
以って説明する。

実施例１ 第１図において、裏刷り印刷による印刷ｍ。

ｍを有する厚さ１２μの２軸延伸ポリエステルフイルム
「エステルフィルムＥ５１００：東洋紡績」ｌと、厚さ
５０μのエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物「エバ
ールＥ：クラレ」による表面樹脂層２とを、インシアネ
ート系接着剤「タケラックＡ３１０　：武田薬品工業］
層３を介して貼り合わせた後、さらに、前記２軸延伸ポ
リエステルフィルム１面に、厚さ２０μのアルミニュウ
ム箔４を同じくイソシアネート系接着剤層５を利用して
貼り合わせ、続いて、厚さ５０μのエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物による単体樹脂フィルムからなる裏
面樹脂層６を、同じくイソシアネート系接着剤層７を利
用して貼り合わせることによって、第１図にて符号８で
表示される、本発明のチューブ容器用の積層シートの１
実施例品を得た。

実施例２ 前記実施例１で得られたチューブ容器用の積層シート８
を打ち抜き加工したブランク板を使用し、前記積層シー
ト８における裏面樹脂層６が内周面層とされている直径
３５ｍｍ、高さ１５０ｍｍの円筒体９を、前記ブランク
板の左、右の側辺部同士を重畳、熱接着することによっ
て得た。

次いで、マンドレルに対して前記円筒体９を装着し、ま
た、後工程によって成形される肩部に当たるマンドレル
部分に対して、すなわち、前記筒状体の一方の端部に連
続させて、下記積層構成からなる積層シート［１１を介
装させた後に、前記円筒体９の前記一方の端部に、円錐
台形状の肩部１０と、それに連続する細首の口頚部１１
とを、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物「エバー
ルＥ」の射出成形によって成形し、肩部１０における容
器内周面側に前記積層シートが積層されているチューブ
容器先駆体を得た。

徂１コ仁：上ユ月− エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化 物「エバールＥ」による°第１の樹脂層（２０μ）／イ
ソシアネート系接着剤層／　Ａｌ箔（２０μ）／イソシ
アネート系接着剤層／エチレン−酢酸ビニル共重合 体ケン化物「エバールＥ」による第 ３の樹脂層（・２０μ） 次いで、前記チューブ容器先駆体における細首の口頚部
１１をシール材で封緘した後に、前記円筒体９の下方端
部から、２００ｇのオレンシフルーツソースを充填し、
続いて、前記円筒体９の下方端部に熱溶融接着部１２を
形成すると共に、前記口頚部に別製のキャップ１３を係
合させることによって、第２図にて符号１４で表示され
る本発明の１実施例品たるチューブ容器を得た。

実施例３ 第３図において、厚さｌＯμのエチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物「エバールＥ」による樹脂層１５と、厚
さ１０μの接着性ポリオレフィン系樹脂「アトマーＮＦ
３０５：三井石油化学工業」層１６と、厚さ４０μの低
密度ポリエチレン樹脂「ミララン１６Ｐ：三井石油化学
工業」層１７との３層共押し出し積層シート１８と、前
記３層共押し出し積層シート１８と同一の積層構成の３
層共押し出し積層シート１９、すなわち、厚さ１０μの
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物「エバールＥ」
による樹脂層２０と、厚さ１０μの接着性ポリオレフィ
ン系樹脂「アトマーＮＦ３０５：三井石油化学工業」層
２１と、厚さ４０μの低密度ポリエチレン樹脂「ミララ
ン１６Ｐ：三井石油化学工業」層２２との３層共押し出
し積層シート１９とを準備し、前記実施例１におけるチ
ューブ容器用の積層シート８における表面樹脂層２の代
わりに前記３層共押し出し積層シート１８を、また、裏
面樹脂層６の代わりに前記３層共押し出し積層シート１
９をそれぞれ使用し、それ以外の層構成については全て
前記実施例１のチューブ容器用の積層シート８と同一の
積層構成からなる本発明の別の実施例品たるチューブ容
器用の積層シート２３を得た。

実施例４ 前記実施例３で得られたチューブ容器用の積層シート２
．０を打ち抜き加工したブランク板を使用する以外は全
て前記実施例２で説明されている手順と同一の手順によ
って、本発明の別の実施例品たるチューブ容器を得た。

比較例１ 前記実施例１において利用した積層シート８における積
層構成の中の表面樹脂層および裏面樹脂層を、それぞれ
、厚さ７０μの低密度ポリエチレンフィルム層「ミラソ
ン１６１）　：三井石油化学工業」にする以外は、全て
、前記積層シートと同一の構成からなる比較のための積
層シートによって得られた円筒体を使用し、また、肩部
の容器内周面側には前記積層シート［１１を介装させる
ことなく、前記実施例２と同一の工程を経ることによっ
て、２００ｇのオレンシフルーツソースが充填されてい
る比較のためのチューブ容器を得た。

実験 前記実施例２．４および比較例１で得られた各チューブ
容器を、３７℃の室温で、１か月間保存した後、内填物
であるオレンシフルーツソースの味と香りとの官能テス
トを行なったところ、実施例２，４のチューブ容器内の
内填物には、オレンジの香りと味とが維持されていたが
、比較例１におけるチューブ容器内の内填物には、オレ
ンジの香りが殆ど残っていなかった。

「発明の作用、効果」 本発明のチューブ容器用の積層シートは、エチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物による表面樹脂層と、ガスバ
リーヤー性を有する中間層と、エチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物による裏面樹脂層とを具備する積層構成
からなるものである。

しかして、前記構成からなる本発明のチューブ容器用の
積層シートにおいては、表面樹脂層と裏面樹脂層とがガ
スバリヤ−性に対して優れた性質を有する同種の樹脂に
よって形成されており、また、中間層にもガスバリヤ−
付層が組み込まれているので、封入物に対する極めて優
れたガスバリヤ−性能を有するチューブ容器が得られる
ことは勿論のこと、チューブ容器成形の際のヒートシー
ル性能においても優れた作用が得られるものである。

また、本発明のチューブ容器用の積層シートは、該積層
シートを成形用素材とするチューブ容器においては、チ
ューブ状の容器胴部の内周面層がエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物による樹脂層で構成されることとなる
ので、チューブ容器内の内填物が具備している着香成分
の吸着、透過性能が低く、内填物の保存性能において極
めて優れた作用が奏されるチューブ容器が成形されると
いう作用、効果が得られるものである。

さらにまた、本発明のチューブ容器は、下端部が閉塞さ
れているチューブ状の容器胴部と、該チューブ状の容器
胴部の上端部に連続している肩部と、該肩部に連続して
いる口頚部と、前記口頚部に着脱自在に係合するキャッ
プとからなるチューブ容器において、前記肩部と口頚部
とが、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による合
成樹脂成形体で形成されており、また、前記チューブ状
の容器胴部が、前記本発明のチューブ容器用の積層シー
トによって形成されており、すなわち、前記積層シート
における裏面樹脂層たるエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物による樹脂層が容器内周面層となるようにして
形成されており、しかも、チューブ容器の肩部内周面側
には、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による第
１の樹脂層／ガスバリヤ−性を有する第２の層／エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による第３の樹脂層と
の多層構成からなる積層体が、該積層体における第３の
樹脂層が容器内周面側となるようにして積層されている
ものである。

したがって本発明のチューブ容器においては、チューブ
容器内の封入物と直接接触することとなる容器内周面層
が、全て前記エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に
よる樹脂層で構成されているので、内填物たる封入物中
の着香成分の吸着、透過性能が極めて低く抑えられてお
り、例えば、オレンジジャム、レモンエツセンス、歯み
がきペースト、靴ズミ１毛髪染剤等、特に、テルペン系
炭化水素による香料や植物油等を含有している食品、医
薬品、さらには、染料が混合されている日用品等のペー
スト状物が内填される場合においても、内填物の品質特
性を低下させることがなく、保存性能において極めて優
れた作用を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のチューブ容器用の積層シートの１実施
例品示す模型断面図、第２図は本発明のチューブ容器の
１実施例品を示す正面図、第３図は本発明のチューブ容
器用の積層シートの別の実施例品を示す模型断面図であ
る。 ２：エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂による表面樹脂
層。 ４：中間層中のガスバリヤ−付層、 ６：エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂による裏面樹脂
層、 ８：チューブ容器用積層シート、 ９：円筒体（チューブ状の容器胴部）、ｌＯ：肩部、　
　　１１：口頚部、 １３：チューブ容器における封緘部たる熱溶着接着部、 １４：チューブ容器。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による表面
   樹脂層と、ガスバリーヤー性を有する中間層と、エチレ
   ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物による裏面樹脂層とを
   具備する積層構成からなることを特徴とするチューブ容
   器用の積層シート。 ２、チューブ容器用の積層シート中におけるガスバリヤ
   ー性を有する中間層が、アルミ ニューム箔層、塩化ビニリデン樹脂層、ポリアミド樹脂
   層、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物樹脂層の中
   から選択される単一層、あるいは、前記単一層の中から
   選択される１種以上の層と紙またはその他の樹脂層との
   複合層からなることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のチューブ容器用の積層シート。 ３、ガスバリヤー性を有する中間層と、表面樹脂層およ
   び裏面樹脂層の中の少なくとも１方の樹脂層とが、ポリ
   オレフィン系樹脂層と接着性ポリオレフィン系樹脂層と
   の積層樹脂層を介して、しかも、前記ガスバリヤー性を
   有する中間層と前記ポリオレフィン系樹脂層とが接する
   ようにして積層されている特許請求の範囲第１項あるい
   は第２項記載のチューブ容器用の積層シート。 ４、下端部が閉塞されているチューブ状の容器胴部と、
   該チューブ状の容器胴部の上端部に連続している肩部と
   、該肩部に連続している口頚部と、前記口頚部に着脱自
   在に係合するキャップとからなるチューブ容器において
   、前記肩部と口頚部とが、エチレン−酢酸ビニル共重合
   体ケン化物による合成樹脂成形体で形成されており、ま
   た、前記チューブ状の容器胴部が、特許請求の範囲第１
   項、第２項、あるいは第３項記載のチューブ容器用の積
   層シートによって、該積層シートにおける裏面樹脂層が
   容器内周面層となるようにして形成されており、しかも
   、前記肩部における容器内周面側には、エチレン−酢酸
   ビニル共重合体ケン化物による第１の樹脂層／ガスバリ
   ヤー性を有する第２の層／エチレン−酢酸ビニル共重合
   体ケン化物による第３の樹脂層の多層構成からなる積層
   体が、該積層体における第３の樹脂層が容器内周面側と
   なるようにして積層されていることを特徴とするチュー
   ブ容器。