JPH02218537A - サーボ式移動装置の不具合診断装置 - Google Patents

サーボ式移動装置の不具合診断装置

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JPH02218537A
JPH02218537A JP3354689A JP3354689A JPH02218537A JP H02218537 A JPH02218537 A JP H02218537A JP 3354689 A JP3354689 A JP 3354689A JP 3354689 A JP3354689 A JP 3354689A JP H02218537 A JPH02218537 A JP H02218537A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、サーボ制御によって平行移動や回転移動を
行うサーボ式移動装置の不具合を診断する装置に関する
ものである。
(従来の技術) サーボ式移動装置としては、例えば、第9図に示す如き
、NC研削盤の砥石送り装置やワーク搬送ロボットがあ
る。
図中符号lで示す砥石送り装置は、移動機構としての軸
線方向送り機構2およびそれを駆動するDCサーボモー
タ3と、これも移動機構としての半径方向送り機構4お
よびそれを駆動するDCサーボモータ5とを具えてなり
、ここで、軸線方向送り機構2は、NC研削盤の、図示
しない主軸駆動モータにより駆動される主軸6の軸線ひ
いては、その主軸6の端部に設けられたチャック7に把
持されたワーク8の、前記主軸6の軸線に整列する軸線
と平行な方向への往復台9の平行移動(図中矢印Aで示
す)を案内する通常の案内構造10と、主軸6の軸線と
平行に枢支されかつ一端部をサーボモータ3の出力軸に
歯車を介し駆動結合されたボールねじ軸11および、そ
のボールねじ軸11に螺合しかつ往復台9に固定された
ボールナンド12からなり、サーボモータ3の作動に基
づくボールねじ軸11の回転により往復台9を主軸6の
軸線と平行な方向へ移動させる駆動機構13とからなる
またここで、半径方向送り機構4は、砥石駆動モータ1
4ひいては、そのモータの出力軸に取付けられた円盤状
の砥石15を支持する砥石台16の、主軸6の軸線と直
角でかつオフセットした方向への平行移動(図中矢印B
で示す)を案内する通常の案内構造17と、その案内構
造17の案内方向と平行に往復台9に枢支されかつ一端
部を、これも往復台9に固定されたサーボモータ5の出
力軸に歯車を介し駆動結合されたボールねじ軸18およ
び、そのボールねじ軸18に螺合し、かつ砥石台16に
固定されたボールナツト19からなり、サーボモータ5
の作動に基づくボールねじ軸18の回転により、砥石1
5を主軸6の軸線と直角な方向へ移動させる駆動機構2
0とからなる。
この一方、図中符号21で示すワーク搬送ロボットは、
基台22上に回転台23を枢支する図示しない支持構造
と、図示しないサーボモータにより駆動されて回転台2
3を回転させるこれも図示しない駆動機構とを具えると
ともに、回転台23上に設けられ、その回転台23に対
し進退移動し得るアーム24と、そのアーム24の先端
部に設けられ、ワーク8を把持および開放し得るハンド
25とを具えてなり、前記サーボモータの作動に基づく
回転台23の回転移動(図中矢印Cで示す)により、ワ
ーク8を、図示の装着位置と、NC研削盤の外部の図示
しない搬人出位置との間で搬送することができる。
また、ここにおけるNC研削盤は、心神台26と、その
心神台26全体を進退移動させる図示しないサーボ式〇
心押台セット装置とを具え、その心神台セ・ント装置は
、心神台26の、主軸6の軸線方向と平行な方向への平
行移動(図中矢印りで示す)を案内する案内構造と、移
動機構13.20と同様の構成によりサーボモータの作
動に基づき心神台26を図示の待機位置とワーク8の長
さに応じた前進位置との間で前記案内構造の案内方向へ
進退移動させる移動機構とからなる。そして心神台26
は、ワーク8の、チャック7により把持される側と対抗
する側の端面の中心孔に嵌まり合ってワーク8を枢支す
るセンタ27と、そのセンタ27をワーク8へ向けて押
圧するエアシリンダ28とを具えてなる。
さらに、ここにおけるNC研削盤は、マイクロコンピュ
ータを内蔵するNC制御装置29を具え、この制御装置
29は、先に述べたサーボモータ3,5や心神台26の
移動機構を駆動するサーボモータ、ワーク搬送ロボット
21の回転台23を駆動するサーボモータ等のサーボモ
ータを、それらのモータが内蔵するエンコーダからの信
号をフィードバックしながらサーボ制御するとともに、
主軸6を駆動する主軸駆動モータや砥石15を駆動する
砥石駆動モータ14、さらにはチャック7や心神台26
のエアシリンダ28の作動を制御する。
従ってこのNC研削盤は、ワーク搬送ロボット21によ
りワーク8を搬入用位置からチャック7への装着位置へ
搬送した後、そのワーク8の一端部をチャ・ンク7で把
持する一方、心神台セット装置により心神台26を待機
位置から前進位置へ移動させ、さらにエアシリンダ28
を作動させてセンタ27をワーク8の他端部の端面の中
心孔に嵌合させ、しかる後、砥石駆動モータ14で砥石
15を回転させるとともに主軸駆動モータで主軸6ひい
てはワーク8を回転させながら、軸線方向送り機構2お
よび半径方向送り機構4により砥石15をワーク8の軸
線方向および半径方向へ所定量移動させて、砥石15に
よりワーク8の外周面に研削を施し、その研削が終了し
たら、心神台26を待機位置に戻す一方、砥石15およ
びワーク8の回転を停止させ、その後チャンク7にワー
ク8を解放させて、ワーク搬送ロボット21によりワー
ク8を上記装着位置から搬人出位置まで搬送するという
自動研削作業を行うことができる。
ところで、上述したサーボ式移動装置の、例えば軸線方
向送り機構2およびサーボモータ3の不具合を診断する
場合、従来は、第9図に示すように、サーボモータ3へ
の供給電流を検出するクランプ式電流計30と、その電
流計30が検出した供給電流を記録紙上に波形として描
いて出力するペンオシログラフ31とを用い、サーボモ
ータ3への連続的な給電により往復台9をその移動可能
範囲の両端の間で連続的に移動させて、その移動の間の
、サーボモータ3への供給電流の変化を第1O図に示す
ように記録紙上に出力させて、その電流が不自然に変化
した際の往復台9の位置等から、例えば、電流が一時的
に増加している場合はその増加している位置でボールね
じや案内構造に迫り合いが生してモータの負荷が大きく
なっているというように不具合を判定するという方法が
採られていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来の診断方法にあっては、往復
台9等の移動部分を連続的に移動させて、その移動の間
の電流変化から不具合を判定するので、移動部分の移動
は慣性を伴うことから、モータの負荷がそれ程大きくな
らない程度の迫り合いゃ微欠陥は発見が困難であるとい
う問題があった。
この発明は、サーボ式移動装置に特有のサーボモータの
際の保持電流が、モータの負荷に応じて変化し、しかも
移動部分の慣性の影響をほとんど受けない点に着目して
、上述の課題を有利に解決した装置を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段) この発明の診断装置は、第1図にその概念を示す如く、
移動機構と、前記移動機構を駆動するサーボモータと、
前記サーボモータへの給電量を前記移動機構の作動量に
応じて制御するサーボコントローラとを具えるサーボ式
移動装置において、前記サーボモータへ供給した電流を
検出する電流検出手段と、 前記サーボモータが、前記移動機構を短時間駆動した後
制動および位置決め保持するインチング動作を繰返し行
うように、前記サーボコントローラにインチング命令を
与えるインチング命令出力手段と、 前記インチング命令に基づき、前記検出した電流から前
記位置決め保持中の保持電流を抽出する保持電流抽出手
段と、 前記繰返しインチング動作中の保持電流の状態に基づき
、前記サーボモータ及び移動機構の少なくとも一方の不
具合を判定する不具合判定手段と、を具えることを特徴
とするものである。
(作 用) かかる不具合診断装置にあっては、インチング命令出力
手段がサーボコントローラに、サーボモータが移動機構
を短時間駆動した後制動および位置決め保持するインチ
ング動作を繰返し行うようにインチング命令を与え、そ
のインチング動作の間に、電流検出手段が、サーボモー
タへ供給した電流を検出し、保持電流抽出手段が、前記
インチング命令に基づくタイミングで、その検出電流か
ら、位置決め保持すなわちサーボロック中の保持電流を
抽出し、そして不具合判定手段が、その保持電流の状態
に基づきサーボモータや移動機構の不具合を判定する。
従ってこの装置によれば、モータの負荷に応じて変化し
、しかも移動部分の慣性の影響をほとんど受けない保持
電流に基づいて不具合の判定を行うので、モータの負荷
がそれ程大きくならない程度の迫り合いゃ微欠陥を容易
に発見することができる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第2図は、この発明のサーボ式移動装置の不具合診断装
置を第9図に示すNC研削盤の診断に用いた一実施例を
一部機能ブロックにて示すブロック線図であり、図中第
9図に示すと同様の部分はそれと同一の符号にて示す。
すなわち、図中29はサーボコントローラとしての通常
のNC制御装置を示し、このNC制御装置29は、サー
ボ式移動装置としての砥石送り装置lのDCサーボモー
タ3および5の作動を制御して軸線方向送り機構2およ
び半径方向送り機構4を適宜に作動させる他、先に述べ
たように、NC研削盤の他の作動部分の作動も制御して
ワークの自動研削を行わしめる。
ここでは、その砥石送り装置1の不具合を診断するため
、NC制御装置29がサーボモータ3,5へ供給する電
流の大きさを検出する電流計30と、不具合診断を行う
マイクロコンピュータ40と、判定結果を表示する判定
結果表示装置45とを設ける。
ここにおける電流計30は、従来の診断で用いたクラン
プ式の電流計でも良く、またNC制御装置29とサーボ
モータ3.5とを接続する配線に介装するものでも良い
また、判定結果表示装置45は、ランプの点灯によって
不具合箇所および内容を表示するものでも良く、画像表
示によってそれらを表示するものでも良い。
そして、マイクロコンピュータ40は、中央処理ユニッ
ト(CPU)、メモリ、インタフェース等を具える通常
のもので良く、ここでは機能的に、インチング命令出力
部41と、起動および制動電流除去部42と、判定基準
設定部43と、不具合判定部44とを具えてなる。
すなわち、マイクロコンピュータ40は、第3図(a)
に示す処理プログラムに従って不具合診断を行う。以下
、このプログラムをサーボモータ3および軸線方向送り
機構2の不具合診断の場合について説明する。
図中ステップ101では、電流計30による電流検出を
開始して、以後ステップ108までの開電流検出を継続
し、ステップ102では、インチング命令をNC11i
II御装置29へ与える。
このインチング命令により、NC制御装置29は第3図
(b)に示す如き処理プログラムを実行する。
この処理プログラムは、先ずステップ111で、サーボ
モータ3を起動して、移動部分としての往復台9を所定
方向へ移動させ、次のステップ112で、サーボモータ
3を制動して、往復台9を、短い所定距離、例えば、ボ
ールねじ軸11のねじピッチに応じた2〜5閤移動した
所で停止させ、続くステップ113で、サーボモータ3
に適宜保持電流を与えて、いわゆるサーボモータにより
、往復台9をその停止位置に位置決め保持し、その保持
開始直後に保持信号を出力するというものであり、かか
るプログラムの実行により、NC制御装置29は、往復
台9のインチング送り(短距離移動)を行った後、その
停止位置に往復台9を位置決め保持して、保持信号を出
力する。
一方、マイクロコンピュータ40は、ステップ102で
インチング命令を出力した後、ステップ103で、保持
信号を待機し、NC制御装置29から上記保持信号が出
力されたら、ステップ104で、サーボモータ3へ供給
中の電流値を電流計30から取込むことにて、保持電流
を抽出する。
続くステップ105では、上記抽出した保持電流が最大
許容値以下か否かを判断し、最大許容値を越えていなけ
ればステップ106へ進んで現在の保持位置及びその保
持電流を記憶した後ステップ107へ進むが、最大許容
値を越えていれば、サーボモータ3の損傷防止のためN
C制御装置29に保持の解除を指示した後、ステップ1
06.107をスキップしてステップ108へ進む。
ステップ107では、移動機構である軸線方向送り機構
2の全ストロークについて、往復台9が一旦所定方向へ
移動し終った後逆方向へ移動して、往復移動が終了した
か否かを判断し、終了していなければステップ102へ
戻ってインチング送りを繰返す一方、終了していればス
テップ108へ進んで電流計30による電流検出を終了
する。
これらステップ101〜108により、軸線方向送り機
構2の全ストロークについて、第9図に矢印air 8
2で示す如く往復台9のインチング送りが行われ、この
間、サーボモータ3には、第4図(a)およびその一部
を拡大した同図(b)に示す如き電流が供給される。こ
こで、図中符号al+ atの範囲は第9図に示す矢印
al+ atの方向への移動を示し、また符号■で示す
範囲は一回のインチング送りに対応するものであり、こ
の−回のインチング送りによって、p、で示す起動電流
と、p2で示す制動型゛流と、p、で示す保持電流とが
順次に供給され、これらのうちの保持電流p3のみが抽
出されて記憶される。
しかして、その後のステップ109では、インチング送
りによる保持位置の移動に伴う上記保持電流の変化傾向
から、後述の如くしてサーボモータ3および軸線方向送
り機構2の不具合の有無および内容を判定し、続くステ
ップ110では、その判定結果を判定結果表示装置45
に与えて表示させる。
コンピュータ40は、さらに上述したステップ101〜
110の不具合診断およびステップ111〜113のイ
ンチング送りをサーボモータ5および半径方向送り機構
4についても行って、その判定結果を判定結果表示装置
45に表示させる。
ここで、上記ステップ109での不具合判定の方法につ
いて詳述する。第5図(a)は、半径方向送り機構4に
ついて第9図に矢印b+、 bzで示す如く下降および
上昇方向へのインチング送りを行わせた場合の、サーボ
モータ5への供給電流の変化状態を、ボールねじ軸18
が一部劣化し、損傷している状態で計測した結果を示し
、一方第5図(b)は、その劣化したボールねじ゛軸1
8を新しいものに交換した後、同様にして計測した結果
を示しており、これらの図から明らかなように、ボール
ねじ軸の劣化し損傷している部分に対応する範囲Eでは
、ボールの引掛り等の影響でモータの負荷が増加し、こ
の結果保持電流が他の正常な部分よりも高く表れている
。従って、インチング送りによる保持位置の移動に伴い
、保持電流がある移動範囲で高くなっている場合には、
その範囲に対応するボールねし軸の部分に劣化が生じて
いると判定することができる。また、案内構造の案内面
の劣化や迫り合いの場合にも上記ボールねし軸の場合と
同様の保持電流の上昇が生ずる。尚、第5図(a)のb
2方向すなわち砥石台16の上昇方向で特に変化が顕著
であるのは、砥石台16およびそこに取付けられた部材
の自重の影響が加わったためである。
また第6図(a)は、軸線方向送り機構3について第9
図に矢印al+ atで示す如くインチング送りを行わ
せた場合の、サーボモータ3への供給電流の変化状態を
、サーボモータ3のブラシが異常摩耗している状態で計
測した結果を示し、一方第6図(b)は、そのブラシを
新しいものに交換した後、同様にして計測した結果を示
しており、これらの図から明らかなように、ブラシの異
常摩耗の場合は数個所で保持電流が0となる。従って、
インチング送りの結果保持電流が数ケ所で0となってい
れば、サーボモータのブラシの異常摩耗が生じていると
判定することができる。
さらにこ第7図(a)は、半径方向送り機構4について
矢印す、、 b、  で示す如く下降および上昇方向へ
のインチング送りを行わせた場合の、サーボモータ5へ
の供給電流の変化状態を、ボールねじ軸18の支持ベア
リングが劣化し損傷している状態で計測した結果を示し
、一方策7図(b)は、その劣化したボールベアリング
を新しいものに交換した後、同様にして計測した結果を
示しており、これらの図から明らかなように、ボールベ
アリングの劣化の場合は、劣化による負荷の増加、ひい
ては保持電流の上昇が、保持位置の移動に伴い、−定の
上昇範囲で繰返し生ずる。従って、インチング送りによ
る保持位置の移動に伴って保持電流が一定の変化量の範
囲内で繰返し変化した場合は、ボールねし軸の支持ベア
リングに劣化が生じていると判定することができる。ま
たサーボモータのベアリングの劣化の場合にも、上記ボ
ールねじ軸の支持ベアリングの場合と同様の保持電流の
変化が生ずる。
そして、第8図(a)は、軸線方向送り機構2について
矢印al+ atで示す如くインチング送りを行わせた
場合の、サーボモータ3への供給電流の変化状態を、矢
印a2方向への移動途中で案内構造に切粉が噛込まれた
場合について計測した結果を示し、一方、第8図(b)
は、その切粉を除去した後、同様にして計測した結果を
示しており、これらの図から明らかなように、切粉が噛
込まれている部分ではインチング送りによりモータの負
荷が急激に増加し、この結果保持電流も急激に上昇して
、場合によっては最大許容値を越える。従って、上記の
如くインチング送りに伴って保持電流が急激に上昇した
場合には、異物の噛込み等により過負荷になっていると
判定することができる。
上述の如(、インチング送りによる保持位置の移動に伴
う保持電流の変化状態はサーボモータおよび移動機構の
不具合内容と対応するので、あらかじめ変化状態と不具
合内容とを対応させた判定基準としてのテーブルをマイ
クロコンピュータ40に記憶させておくことにより、マ
イクロコンピュータ40は、そのテーブルを参照して、
ステップ109での不具合内容の判定、さらには、ボー
ルねし軸や案内構造の場合にその不具合位置の判定をも
行うことができる。
従って、この実施例の装置によれば、サーボ式移動装置
にインチング送りおよび保持を繰返し行わせ、その間の
、モータの負荷に応じて変化し、しかも移動部分の慣性
の影響をほとんど受けない保持電流に基づいて不具合の
判定を行うので、モータの負荷がそれ程大きくならない
程度の迫り合いゃ微欠陥を容易に発見することができる
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例
に限定されるものでなく、例えば、第9図に示すワーク
搬送ロボット21の回転台23の支持構造や駆動機構等
、回転移動を行うサーボ式移動装置の不具合診断にも、
上記の例と同様にすることにて容易に適用することがで
きる。
(発明の効果) かくして、この発明の不具合診断装置によれば、モータ
の負荷に応じて変化し、しかも移動部分の慣性の影響を
ほとんど受けない保持電流に基づいて不具合の判定を行
うので、モータの負荷がそれ程大きくならない程度の迫
り合いゃ微欠陥を容易に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のサーボ式移動装置の不具合診断装置
を示す概念図、 第2図はこの発明の装置を第9図に示すNC研削盤の診
断に用いた一実施例を示すプロンク線図、第3図(a)
および(b)は上記診断装置およびNC制御装置が不具
合診断のために実行する処理プログラムを示すフローチ
ャート、 第4図乃至第8図はインチング送りを繰返し行った間に
サーボモータへ供給した電流の変化状態をそれぞれ示す
タイムチャート、 第9図はサーボ式移動装置の例としての、NC研削盤の
砥石送り装置及びワーク搬送ロボットを模式的に示す斜
視図、 第1θ図は従来の診断方法において連続送りを行った間
にサーボモータへ供給した電流の変化状態を示すタイム
チャートである。 1・・・砥石送り装置   2・・・軸線方向送り機構
3.5・・・サーボモータ 4・・・半径方向送り機構
21・・・ワーク搬送ロボット 29・・・NCIII御装置     30・・・電流
計40・・・マイクロコンピュータ 第2図 40マイクロコンヒ′エーグ 第6図 (a、) (′b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、移動機構(2、4)と、前記移動機構を駆動するサ
    ーボモータ(3、5)と、前記サーボモータへの給電量
    を前記移動機構の作動量に応じて制御するサーボコント
    ローラ(29)とを具えるサーボ式移動装置(1)にお
    いて、 前記サーボモータへ供給した電流を検出する電流検出手
    段(30)と、 前記サーボモータが、前記移動機構を短時間駆動した後
    制動および位置決め保持するインチング動作を繰返し行
    うように、前記サーボコントローラにインチング命令を
    与えるインチング命令出力手段(41)と、 前記インチング命令に基づき、前記検出した電流から前
    記位置決め保持中の保持電流を抽出する保持電流抽出手
    段(42)と、 前記繰返しインチング動作中の保持電流の状態に基づき
    、前記サーボモータ及び移動機構の少なくとも一方の不
    具合を判定する不具合判定手段(44)と、を具えるこ
    とを特徴とする、サーボ式移動装置の不具合診断装置。
JP3354689A 1989-02-15 1989-02-15 サ―ボ式移動装置の不具合診断装置 Expired - Lifetime JP2510277B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020082276A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 スター精密株式会社 旋盤

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