JPH02217453A - 溶融金属めっきにおけるめっき鋼帯の後処理方法 - Google Patents
溶融金属めっきにおけるめっき鋼帯の後処理方法Info
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- JPH02217453A JPH02217453A JP3608489A JP3608489A JPH02217453A JP H02217453 A JPH02217453 A JP H02217453A JP 3608489 A JP3608489 A JP 3608489A JP 3608489 A JP3608489 A JP 3608489A JP H02217453 A JPH02217453 A JP H02217453A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は溶融金属めっきにおけるめっき洞);)の後処
理方法に関するものである。
理方法に関するものである。
〈従来の技術〉
熔融金属めっき鋼帯の多くは、予め清浄にした銅帯を溶
融金属を充填した槽に連続的に導入し、同槽内でめっき
した後ガスワイピングあるいはロール絞すなどの方法に
より目付fitを調整して製造されている0例えば、t
Pi融亜鉛亜鉛き鋼、41Fを製造する場合、一般的に
は還元性雰囲気の加熱炉内で綱帯表面を清浄にし、めっ
きに適する鋼帯温度とした後、450〜490°C程度
にll1節した溶融亜鉛めっき槽に誘導して該槽内でめ
っきし、次いで後処理としてめっきした鋼(11表面に
空気・窒素あるいは蒸気などを吹き付けるいわゆるガス
ワイピングにより目付量を調整していた(特公昭55−
48102号公報、特開昭54−8125号公報参照)
。
融金属を充填した槽に連続的に導入し、同槽内でめっき
した後ガスワイピングあるいはロール絞すなどの方法に
より目付fitを調整して製造されている0例えば、t
Pi融亜鉛亜鉛き鋼、41Fを製造する場合、一般的に
は還元性雰囲気の加熱炉内で綱帯表面を清浄にし、めっ
きに適する鋼帯温度とした後、450〜490°C程度
にll1節した溶融亜鉛めっき槽に誘導して該槽内でめ
っきし、次いで後処理としてめっきした鋼(11表面に
空気・窒素あるいは蒸気などを吹き付けるいわゆるガス
ワイピングにより目付量を調整していた(特公昭55−
48102号公報、特開昭54−8125号公報参照)
。
ガスワイピング法によるめっき付着量調整の概念的原理
は、溶融亜鉛めっき槽よりほぼ垂直に立ち上った調帯の
搬送ラインに、該ラインを両端に挟むスリット状のノズ
ルを配設して、めっき槽を通過しためっき鋼帯にワイピ
ング用のガスを連続的に吹き付けることにより鋼帯表面
に付着し上昇せんとする溶融亜鉛の上昇流を該ガスの衝
突エネルギーにより阻止し、その結果としてめっき付着
量を調整しようとするものである。
は、溶融亜鉛めっき槽よりほぼ垂直に立ち上った調帯の
搬送ラインに、該ラインを両端に挟むスリット状のノズ
ルを配設して、めっき槽を通過しためっき鋼帯にワイピ
ング用のガスを連続的に吹き付けることにより鋼帯表面
に付着し上昇せんとする溶融亜鉛の上昇流を該ガスの衝
突エネルギーにより阻止し、その結果としてめっき付着
量を調整しようとするものである。
ところでガスワイピング法には次のような問題があった
。
。
すなわち、銅帯に付着し上昇せんとする熔融亜鉛の量は
、銅帯の速度すなわちラインスピードが高速になるに連
れて多くなり、同一ガスワイピング条件ではラインスピ
ードが高速はどめっき付着量調整後のめっき付着量は多
くなる。
、銅帯の速度すなわちラインスピードが高速になるに連
れて多くなり、同一ガスワイピング条件ではラインスピ
ードが高速はどめっき付着量調整後のめっき付着量は多
くなる。
このためこのような高速下においてめっき付着量を少な
くするためにはワイピングガスのUi突エネルギーを高
める、すなわち、スリット状ノズルより吹き出すガス速
度を速めたり、あるいはガス量を多くしたりガスの下方
分流骨を高速にするなどの工夫が必要であった。
くするためにはワイピングガスのUi突エネルギーを高
める、すなわち、スリット状ノズルより吹き出すガス速
度を速めたり、あるいはガス量を多くしたりガスの下方
分流骨を高速にするなどの工夫が必要であった。
しかし、これによってめっきした後の銅帯表面にスプラ
ッシュが発生ずるなどのトラブルが起こるために、銅帯
のラインスピードを高めた状態でめっき付着Mを少なく
するには自ずと限界があり生産性を向上させるのが困難
であった。
ッシュが発生ずるなどのトラブルが起こるために、銅帯
のラインスピードを高めた状態でめっき付着Mを少なく
するには自ずと限界があり生産性を向上させるのが困難
であった。
また、ガスワイピング法では、a−ルコータ法やロール
絞り法においても同様であるが、めっき処理後の鋼(1
F表面に、めっき槽内に浮遊している煉瓦屑やドロスな
どの固形物が付着し、いわゆる異物付着欠陥として表面
外観あるいは品質特性が劣化する等の問題があった。こ
れはめっき槽を通過した鋼()に付着し上昇せんとする
溶融金属の−に昇流に上記煉瓦屑やドロスなどの固形物
が巻き込まれ、めっき付着■調整後のめっき鋼帯に残存
したものである。とくにロール絞り法においては絞りロ
ール面の欠↑hあるいはロール面に異物が堆積するため
外観不良が頻繁に生じる不利があった。
絞り法においても同様であるが、めっき処理後の鋼(1
F表面に、めっき槽内に浮遊している煉瓦屑やドロスな
どの固形物が付着し、いわゆる異物付着欠陥として表面
外観あるいは品質特性が劣化する等の問題があった。こ
れはめっき槽を通過した鋼()に付着し上昇せんとする
溶融金属の−に昇流に上記煉瓦屑やドロスなどの固形物
が巻き込まれ、めっき付着■調整後のめっき鋼帯に残存
したものである。とくにロール絞り法においては絞りロ
ール面の欠↑hあるいはロール面に異物が堆積するため
外観不良が頻繁に生じる不利があった。
かかる問題点を解消するために、めっき槽を経ためっき
鋼4iFに、めっき金属と同一又は均等組成の溶融金属
を、めっき運出側の鋼帯搬送ラインに設けた一対のスリ
ット状ノズルを介して吹き付けることを特徴とする溶融
金属めっきにおけるめっき鋼4(Fの後処理方法が、特
開昭63−109150号公報に開示されている。同技
術は、めっき付着量を削減することには十分な効果を発
揮し、Fe−At系。
鋼4iFに、めっき金属と同一又は均等組成の溶融金属
を、めっき運出側の鋼帯搬送ラインに設けた一対のスリ
ット状ノズルを介して吹き付けることを特徴とする溶融
金属めっきにおけるめっき鋼4(Fの後処理方法が、特
開昭63−109150号公報に開示されている。同技
術は、めっき付着量を削減することには十分な効果を発
揮し、Fe−At系。
あるいはPe−Zn系の合金を主体としてなるドロスお
よびレンガ屑などのめっき面への付着抑制には同技術が
目標とした水準を達成し得ることが61 !Wされた。
よびレンガ屑などのめっき面への付着抑制には同技術が
目標とした水準を達成し得ることが61 !Wされた。
しかし、同技術を用いて連続長時間の操業を経験した結
果、これまで経験し得なかった新たなドロスの付着が認
められた。このドロスについて詳細に調査したところ、
ドロスの特徴は微細なZnO系、At−O系の酸化物が
集合しかつ金属亜鉛がその周辺を取巻く態様を示すこと
が判った。さらに、このドロスの生成機構を詳細に研究
したところ、この種のドロスは、同技術が溶融亜鉛をス
リット状ノズルを介して吹きつける際、吹き付けた溶融
亜鉛が下方に位置する熔融金属めっき槽の熔融金属面に
落下したとき、金属面を激しく動)書させることによっ
て生じ、このとき落下する溶融亜鉛あるいはめっき槽内
溶融亜鉛が酸化することが411つな。
果、これまで経験し得なかった新たなドロスの付着が認
められた。このドロスについて詳細に調査したところ、
ドロスの特徴は微細なZnO系、At−O系の酸化物が
集合しかつ金属亜鉛がその周辺を取巻く態様を示すこと
が判った。さらに、このドロスの生成機構を詳細に研究
したところ、この種のドロスは、同技術が溶融亜鉛をス
リット状ノズルを介して吹きつける際、吹き付けた溶融
亜鉛が下方に位置する熔融金属めっき槽の熔融金属面に
落下したとき、金属面を激しく動)書させることによっ
て生じ、このとき落下する溶融亜鉛あるいはめっき槽内
溶融亜鉛が酸化することが411つな。
〈発明が解決しようとする課題〉
上述の如き、新たなドロスの発生と銅帯への付着は、溶
融金属槽の溶融金属面の激しい動揺に起因して生ずると
いう認識に基づき、本発明の目的は特開昭63−109
150号公報に開示の技術が目標とするところの高生産
性、めっき面の美麗性をItなうことなく、新たなドロ
スの発生と銅帯への付着を抑制する技術を提案するもの
である。
融金属槽の溶融金属面の激しい動揺に起因して生ずると
いう認識に基づき、本発明の目的は特開昭63−109
150号公報に開示の技術が目標とするところの高生産
性、めっき面の美麗性をItなうことなく、新たなドロ
スの発生と銅帯への付着を抑制する技術を提案するもの
である。
〈課題を解決するだめの手段〉
すなわち、本発明は、めっき槽を経ためっき鋼11)に
、めっき金属と同一又は均等組成の溶融金属を、めっき
運出側の鋼(jF搬送ラインに設りた−・対のスリット
状ノズルを介して吹き付け、次いで該ノズルの上方に設
けたワイピングノズルを介してガスを吹き付けるに際し
、該ノズルと該ワイピングノズルおよびめっき槽溶融金
属面とを囲むシールボックスを設け、該ワイピングノズ
ルに非酸化性ガスを供給し、付着量を調整するとともに
、該シールボックス内を正圧に好ましくは+51111
+XO以上に制御することを特1牧とする溶融金属めっ
きにおけるめっき鋼帯の後処理方法である。
、めっき金属と同一又は均等組成の溶融金属を、めっき
運出側の鋼(jF搬送ラインに設りた−・対のスリット
状ノズルを介して吹き付け、次いで該ノズルの上方に設
けたワイピングノズルを介してガスを吹き付けるに際し
、該ノズルと該ワイピングノズルおよびめっき槽溶融金
属面とを囲むシールボックスを設け、該ワイピングノズ
ルに非酸化性ガスを供給し、付着量を調整するとともに
、該シールボックス内を正圧に好ましくは+51111
+XO以上に制御することを特1牧とする溶融金属めっ
きにおけるめっき鋼帯の後処理方法である。
〈作 用〉
前述の特開昭63−109150号公報に開示された技
術は、めっき付着量を削減する効果すなわち、溶融金属
めっきの高生産性化には大きく寄与するが、Zn−0系
酸化物等のドロスの発生を抑制する点において不完全で
ある。そこで、Zn−0系、A!−0系等の酸化物の生
成を抑制する技術の開発を図った。
術は、めっき付着量を削減する効果すなわち、溶融金属
めっきの高生産性化には大きく寄与するが、Zn−0系
酸化物等のドロスの発生を抑制する点において不完全で
ある。そこで、Zn−0系、A!−0系等の酸化物の生
成を抑制する技術の開発を図った。
その結果、付着量調整用ワイピングノズルとスリット状
ノズルとをシールボックスで囲み、かつワイピングノズ
ルから非酸化性ガスを供給し内部を正圧に保つことによ
って、付着量の調整と非酸化性雰囲気の創製とを同時に
達成できること、また付着量削減効果がさらに顕著とな
る副次的効果も認められるなどの知見を得た。
ノズルとをシールボックスで囲み、かつワイピングノズ
ルから非酸化性ガスを供給し内部を正圧に保つことによ
って、付着量の調整と非酸化性雰囲気の創製とを同時に
達成できること、また付着量削減効果がさらに顕著とな
る副次的効果も認められるなどの知見を得た。
また、シールボックス内を好適な非酸化性水準を得るに
際してシールボックスに設けた鋼帯出口の開口度を!P
1節して、内圧を+5閤11□0以上とすることによっ
て、本発明の目的をさらに効果的に達成し得ることを見
出した。
際してシールボックスに設けた鋼帯出口の開口度を!P
1節して、内圧を+5閤11□0以上とすることによっ
て、本発明の目的をさらに効果的に達成し得ることを見
出した。
なお、シールボックスの内圧を正圧に好ましくは→−5
va lll0以上にすることによって、発明の目的ず
なわちZn−0系酸化物等のドロスの発生を抑制し、付
着量を削減する効果を付与することが可能となる理由に
ついては、シールボックス内の内圧を高めることにより
、開口部からの空気の浸入が抑制され、シールボックス
内の酸素分mが低下するためと思われる。
va lll0以上にすることによって、発明の目的ず
なわちZn−0系酸化物等のドロスの発生を抑制し、付
着量を削減する効果を付与することが可能となる理由に
ついては、シールボックス内の内圧を高めることにより
、開口部からの空気の浸入が抑制され、シールボックス
内の酸素分mが低下するためと思われる。
発明者の研究によれば、付着ffl調整のためにワイピ
ングノズルから供給される窒素、アルゴン等のガス量は
、通常目標付着量に応じて増減されるので、シールボッ
クスの開口度が一定であれば、ワイピングガス量が少な
いときには、内圧が低下し、開口部(鋼帯出口)から空
気のシールボックス内への浸入は避けられず、好適な非
酸化性水準(酸素濃度)を得ることができない、また、
ワイピングガス量が多いときには、内圧が異常に高くな
り、空気の浸入は相対的に減少するが、開口部から流出
するガス流の影響と思われるめっき面の風紋模様が生じ
、美的外観が川なねれる。
ングノズルから供給される窒素、アルゴン等のガス量は
、通常目標付着量に応じて増減されるので、シールボッ
クスの開口度が一定であれば、ワイピングガス量が少な
いときには、内圧が低下し、開口部(鋼帯出口)から空
気のシールボックス内への浸入は避けられず、好適な非
酸化性水準(酸素濃度)を得ることができない、また、
ワイピングガス量が多いときには、内圧が異常に高くな
り、空気の浸入は相対的に減少するが、開口部から流出
するガス流の影響と思われるめっき面の風紋模様が生じ
、美的外観が川なねれる。
従って、シールボックスの開口部は、ワイピングガス供
給mに応じた開口度とする必要がある。
給mに応じた開口度とする必要がある。
好適な開口度は内圧が5m11.O〜100 rm I
t t Oの範囲となるように設定すべきである。
t t Oの範囲となるように設定すべきである。
以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
まず第1図はめっき鋼帯の製造ラインの要部を模式的に
示したもので、図において1は溶融金属を充填しである
めっき槽、2はインライン連続焼鈍炉、3は銅帯、4は
ジンクロール、5はめっき槽1の出側の鋼帯搬送ライン
に設けた一対の゛スリット状ノズルで、このノズル5は
、めっき槽1の熔融金属を供給するための圧送ポンプ6
、ヘッダ7及び吐出速度調整器8と連結しており、めっ
き槽lを経た鋼4iF 3の表面に溶融金属を吹き付け
るようになっている。また9は鋼帯3の表面に窒素アル
ゴンなどの非酸化性ガスを吹き付けるためのワイピング
ノズル、10はワイピングノズル9用のへラダーである
。11は、スリット状ノズル5とワイピングノズル9お
よびめっき槽溶融金属面とを囲むシールボックスである
。
示したもので、図において1は溶融金属を充填しである
めっき槽、2はインライン連続焼鈍炉、3は銅帯、4は
ジンクロール、5はめっき槽1の出側の鋼帯搬送ライン
に設けた一対の゛スリット状ノズルで、このノズル5は
、めっき槽1の熔融金属を供給するための圧送ポンプ6
、ヘッダ7及び吐出速度調整器8と連結しており、めっ
き槽lを経た鋼4iF 3の表面に溶融金属を吹き付け
るようになっている。また9は鋼帯3の表面に窒素アル
ゴンなどの非酸化性ガスを吹き付けるためのワイピング
ノズル、10はワイピングノズル9用のへラダーである
。11は、スリット状ノズル5とワイピングノズル9お
よびめっき槽溶融金属面とを囲むシールボックスである
。
インライン連続焼鈍炉2にて予め清浄にされた鋼帯3は
めっき槽1を通過することによりめっき鋼帯となる0本
発明ではとくにめっき槽lを経た綱帯3に酸槽1の出側
でノズル5により溶融金属を吹き付けめっき鋼帯の後処
理を行うものである。
めっき槽1を通過することによりめっき鋼帯となる0本
発明ではとくにめっき槽lを経た綱帯3に酸槽1の出側
でノズル5により溶融金属を吹き付けめっき鋼帯の後処
理を行うものである。
シールボックス11内にワイピングノズル9およびスリ
ット状ノズル5を設け、かつワイピングノズル9から非
酸化性ガスを供給することによって、付着ffi調整と
Zn−0等酸化物の抑制とを行うことができる。
ット状ノズル5を設け、かつワイピングノズル9から非
酸化性ガスを供給することによって、付着ffi調整と
Zn−0等酸化物の抑制とを行うことができる。
なお、第1図にはめっき鋼41)3に吹き付ける溶融金
属をめっき槽1より供給した例を示したが、めっき槽1
以外の別系統より供給することもできる。またこのよう
な溶融金属を加熱して少なくともめっき槽1に充填しで
ある溶融金属の温度よりも高い温度に調整すれば粘性が
低下しその結果ガスワイピングの効果を一層高めること
ができる。
属をめっき槽1より供給した例を示したが、めっき槽1
以外の別系統より供給することもできる。またこのよう
な溶融金属を加熱して少なくともめっき槽1に充填しで
ある溶融金属の温度よりも高い温度に調整すれば粘性が
低下しその結果ガスワイピングの効果を一層高めること
ができる。
さらにめっき槽1の溶融金属とはわずかに異なる組成の
ものを吹き付けることによって、めっき槽lを経ためっ
き鋼帯とは異なる組成のめっき層を有するめっき鋼帯を
得ることができる。
ものを吹き付けることによって、めっき槽lを経ためっ
き鋼帯とは異なる組成のめっき層を有するめっき鋼帯を
得ることができる。
また、第1図は、シールボックス11がめつき槽の溶融
金属面の全面を被っていないが全面でもよく、この場合
、酸化物発生量がさらに減少し、溶融金属の無駄な消費
が抑制される。
金属面の全面を被っていないが全面でもよく、この場合
、酸化物発生量がさらに減少し、溶融金属の無駄な消費
が抑制される。
さらに連続焼鈍炉2とシールボックス11とを連結して
もよく、この場合、焼鈍炉2、シールボックス11の各
部の操業中の補修等を考慮して、両者間に隔壁を設ける
ことが望ましい。
もよく、この場合、焼鈍炉2、シールボックス11の各
部の操業中の補修等を考慮して、両者間に隔壁を設ける
ことが望ましい。
また、シールボックス内の酸素濃度は低いほど好ましい
が、約1000u以下であれば、濃度差による酸化物系
ドロス及び付着量削減の効果には差は殆ど認められず、
さらに約100−以下にすればめつき槽中の溶融金属面
からの亜鉛の蒸気化量が多くなり、シールボックスll
内でめっき面に付着するなど美的外観上好ましくない現
象が生ずることも経験した。
が、約1000u以下であれば、濃度差による酸化物系
ドロス及び付着量削減の効果には差は殆ど認められず、
さらに約100−以下にすればめつき槽中の溶融金属面
からの亜鉛の蒸気化量が多くなり、シールボックスll
内でめっき面に付着するなど美的外観上好ましくない現
象が生ずることも経験した。
さらに、シールボックス11に設けた鋼帯出口12は、
第1図に示すように鋼()を全周゛方向から取囲む構造
とし、これにgil’tiF (厚み方向)をはさむよ
うにl[13を設けて、この蓋の開度を!l!節するこ
とによって、シールボックスの内圧を制御することがで
きる。
第1図に示すように鋼()を全周゛方向から取囲む構造
とし、これにgil’tiF (厚み方向)をはさむよ
うにl[13を設けて、この蓋の開度を!l!節するこ
とによって、シールボックスの内圧を制御することがで
きる。
〈実施例〉
ゼンシマ一方式の溶融亜鉛めっき鋼帯連続製造設備を適
用して、第1図に示す本発明の方法および第2図に示す
従来の方法とを行い、生産性及び鋼帯上のZn−0系、
AI−〇系酸化物ドロス付着量とを比較した。ただし、
本発明例において、シールボックス内酸素濃度を400
−としたが、100〜1000%の範囲では酸化物生成
の抑制効果に有位差が認められなかった。
用して、第1図に示す本発明の方法および第2図に示す
従来の方法とを行い、生産性及び鋼帯上のZn−0系、
AI−〇系酸化物ドロス付着量とを比較した。ただし、
本発明例において、シールボックス内酸素濃度を400
−としたが、100〜1000%の範囲では酸化物生成
の抑制効果に有位差が認められなかった。
表−1に本発明例と従来例のめっき条件及び後処理条件
を示した。
を示した。
第3図は、めっき処理における生産性の指標としてライ
ンスピードとめっき付着量の下限界との関係を示すグラ
フである。ここでめっき付着量の下限界とは、スプラッ
シュの付着が生じない最少めっき付着量である。第3図
より明らかなように例えばめっき付着量を60 g /
rr(とする場合、従来ではライン速度を180m/
分とする必要があるが、本発明による処理の場合には2
00m/分の高速でできるので、生産性が上昇する。
ンスピードとめっき付着量の下限界との関係を示すグラ
フである。ここでめっき付着量の下限界とは、スプラッ
シュの付着が生じない最少めっき付着量である。第3図
より明らかなように例えばめっき付着量を60 g /
rr(とする場合、従来ではライン速度を180m/
分とする必要があるが、本発明による処理の場合には2
00m/分の高速でできるので、生産性が上昇する。
また、表−2に示すように酸化物系ドロスも大幅に減少
することが判る。
することが判る。
表−1
〈発明の効果〉
以上詳述したように本発明により溶融金属めっきの生産
性を上昇できるばかりでなく、めっき品質の向上もはか
れた。
性を上昇できるばかりでなく、めっき品質の向上もはか
れた。
第1図は本発明に適用されるめっき鋼帯製造ラインの要
部模式図、第2図は従来のめっき鋼帯製造ラインの要部
模式図、第3図はラインスピードとめっき付着量の下限
界を示すグラフである。 ・・・インライン連続焼鈍炉、 4・・・ジンクロール、 7・・・ヘッダ、 9・・・ワイビングノ゛ズル、 11・・・シールボックス、 13・・・蓋。 1・・・めっき槽、 2 3・・・銅 帯、 5・・・スリット状ノズル、 8・・・吐出速度調整器、 10・・・ヘッダ、 12・・・鋼帯出口、
部模式図、第2図は従来のめっき鋼帯製造ラインの要部
模式図、第3図はラインスピードとめっき付着量の下限
界を示すグラフである。 ・・・インライン連続焼鈍炉、 4・・・ジンクロール、 7・・・ヘッダ、 9・・・ワイビングノ゛ズル、 11・・・シールボックス、 13・・・蓋。 1・・・めっき槽、 2 3・・・銅 帯、 5・・・スリット状ノズル、 8・・・吐出速度調整器、 10・・・ヘッダ、 12・・・鋼帯出口、
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、めっき槽を経ためっき鋼帯に、めっき金属と同一又
は均等組成の溶融金属を、めっき槽出側の鋼帯搬送ライ
ンに設けた一対のスリット状ノズルを介して吹き付け、
次いで該ノズルの上方に設けたワイピングノズルを介し
てガスを吹き付けるに際し、該ノズルと該ワイピングノ
ズルおよびめっき槽溶融金属面とを囲むシールボックス
を設け、該ワイピングノズルに非酸化性ガスを供給し、
付着量を調整するとともに、該シールボックス内を正圧
に保つことを特徴とする溶融金属めっきにおけるめっき
鋼帯の後処理方法。 2、シールボックス内圧を+5mmH_2O以上に制御
することを特徴とする請求項1記載の溶融金属めっきに
おけるめっき鋼帯の後処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3608489A JPH02217453A (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 溶融金属めっきにおけるめっき鋼帯の後処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3608489A JPH02217453A (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 溶融金属めっきにおけるめっき鋼帯の後処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02217453A true JPH02217453A (ja) | 1990-08-30 |
Family
ID=12459882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3608489A Pending JPH02217453A (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 溶融金属めっきにおけるめっき鋼帯の後処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02217453A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04285146A (ja) * | 1991-03-13 | 1992-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 連続溶融金属めっき装置 |
JP2002173750A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-21 | Nkk Corp | 連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置および製造方法 |
JP2008095129A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Nippon Steel Corp | ガスワイピング装置 |
-
1989
- 1989-02-17 JP JP3608489A patent/JPH02217453A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04285146A (ja) * | 1991-03-13 | 1992-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 連続溶融金属めっき装置 |
JP2002173750A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-21 | Nkk Corp | 連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置および製造方法 |
JP2008095129A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Nippon Steel Corp | ガスワイピング装置 |
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