JPH02215781A - 6’―デオキシ―6’―ハロゲノネプラノシンaおよびその製造法 - Google Patents

6’―デオキシ―6’―ハロゲノネプラノシンaおよびその製造法

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JPH02215781A
JPH02215781A JP1034748A JP3474889A JPH02215781A JP H02215781 A JPH02215781 A JP H02215781A JP 1034748 A JP1034748 A JP 1034748A JP 3474889 A JP3474889 A JP 3474889A JP H02215781 A JPH02215781 A JP H02215781A
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methanol
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JP1034748A
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Satoshi Shuto
智 周東
Takumi Ohara
尾原 巧
Hiromichi Ito
伊東 裕通
Takehiro Koshio
小塩 岳弘
Tatsuro Fujiwara
達郎 藤原
Masao Yaso
八十 昌夫
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Toyo Jozo KK
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Toyo Jozo KK
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D473/00Heterocyclic compounds containing purine ring systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗腫瘍作用を有する新規ネブラノシンA誘導体
およびその製造法に関する。
〔従来の技術〕
ネブラノシンA (Neplanosin^)は、式0
式% で表され、in vitro細胞毒性およびin vi
vo腹水移植マウス腫瘍に対する増殖抑制作用を有する
〔Proceeding of 11th 1nter
national congress ofChemo
thrapy、Vol、2.1559−1560I97
9)、文献l〕が、その活性は抗腫瘍剤として使用する
には充分ではない、また、ネブラノシンAI導体が種々
合成されている(特開昭57−163383 、同57
−102889、同5B−85898、同58−118
586 、同58−183691 、同59−2192
84 )が、ネブラノシンAより活性の優れた誘導体は
知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ネブラノシンへの細胞毒性作用(抗B瘍作用)は、6°
位水酸基が細胞のキナーゼの作用によりリン酸化を受け
た後に発現するとされている(Cancer Re5e
arch、46.1063−1067(1986)、文
献2)ので、ネブラノシンへを基質と認識するキナーゼ
を有しない腫瘍に対しては、ネブラノシンAは無効であ
ると考えられる。
また、ネプラノシンAは、生体内に広く分布するアデノ
シンデアミナーゼの作用を受け、不活性な脱アミノ体(
ネブラノシンD)に速やかに変換される(文献1)ため
、ネプラノシンAの1nvivoでの抗腫瘍活性が軽減
されるものと推定される。
従って、アデノシンデアミナーゼにより不活化を受けな
い新規ネブラノシンA誘導体の出現が待たれる。
C1188点を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、ネプラノシンAより優れた抗腫
瘍作用を有する新規ネブラノシンAy、導体を見出すべ
く種々研究を続けた結果、後記の式〔1〕で表される新
規6゛−デオキシ−6° −ハロゲノネプラノシンAが
、アデノシンデアミナーゼにより不活化を受けず、公知
のネプラノシンAと同程度の細胞毒性作用を有すること
を知った。
しかも本発明の化合物〔1〕は、6°位の水酸基が酵素
的リン酸化を受けるべき水酸基を有していないにも関わ
らず、ネプラノシンAと同程度の細胞毒性作用を有する
ことは全く予想に反して意外な事実であり、抗腫瘍剤と
して有用である。
本発明は、上記の知見に基づいて完成したものである。
即ち、本発明は、式 %式% C式中、Aはアデニン−9−イル基、Xはハロゲン原子
を示す)で表される化合物またはその塩およびその製造
法を提供するものである。
上記の塩としては、医薬上許容される非毒性塩である。
このような適当な塩としては、塩酸、硫酸、リン酸など
無機酸との塩、酢酸、プロピオン酸、酒石酸、クエン酸
、グリコール酸、グルコン酸、コハク酸、リンゴ酸、グ
ルタミン酸、アスパラギン酸、メタンスルホン酸などの
有機酸との塩が挙げられるが、上記の酸に限定されるこ
となくその他の酸との非毒性塩も包含される。
本発明化合物〔1〕は、ネブラノシンAまたは2’ 、
  3’ −0−保護−ネプラノシンAをハロゲン化剤
でその6°位の水酸基をハロゲンで置換し、次いでその
2°位および3“位の水酸基が保護されている場合には
、その保護基を脱離することにより得られる。
また、別法として、式 %式% (式中、Aはアデニン−9−イル基、Xlは塩素原子ま
たは臭素原子、R2およびR3は各々水素原子または水
酸基の保11基を示す)で表される化合物をヨード化剤
でその6°位のハロゲン原子をヨードで置換し、次いで
その2°位および3°位の水酸基が保護されている場合
には、その保iJ基を脱離することを特徴とする、式 %式% (式中、Aは前記と同じ意味を有する)で表される化合
物またはその塩の製造法も包含される。
上記の2°、3° −〇−保護−ネプラノシンAは、ネ
ブラノシンAの2°位および3°位の水酸基を核酸化学
において使用される公知の保護基で保護されたものであ
る。このような保護基としては、隣接する2個の酸素原
子と共に環状アセタールを形成するケトン化合物残基が
用いられる。ぼえば、イソプロピリデン、メトキシメチ
【/ン、メトキシエチリデン、エトキシメチレン、エト
キシエチリデン、ベンジリデン、シクロアルキリデン基
などが挙げられる。これらの保護基は酸触媒の存在下で
相当するアルデヒドまたはケトン化合物を反応させるこ
とにより導入される。
上記以外に、2°位および3°位の水酸基を各々ホルミ
ル、アセチル、クロロアセチル、トリクロロアセチル、
トリフルオロアセチル、メトキシアセチル、ピバロイル
、ベンゾイル、β−ベンゾイルプロピオニル、トリチル
オキシアセチルなどのアシル基、トリチル、モノメトキ
シトリチル、ジメトキシトリチル、トリメトキシトリチ
ルなどのトリチル基、メトキシメチル基などの保護基で
保護してもよい。
本発明においては、式〔1〕で示されるXの種類により
、例えば、次の製造工程により製造するのが望ましい。
(A)>lcxまたはBrである場合の目的化合物〔1
a〕の製造工程 目的化合物〔1a〕は、ネブラノシンへを反応1容媒中
トリフエニルホスフインおよびCCl4またはCB r
 aを用いるハロゲン化剤でハロゲン化することにより
得られる。
上記の反応溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ヘキ
サメチルホスフォリンクトリアミドなどの有機溶媒が挙
げられる。上記のハロゲン化反応は通常、室温で充分に
進行する0反応の経過はシリカゲルなどの薄層クロマト
グラフィー(TLC)、高速液体クロマトグラフィー(
HPLC)などにより追跡できるので、目的化合物(1
a)が最大に生成されるのを待って適宜反応を終了すれ
ばよい。
このようにして得られた目的化合物〔1a〕を反応液か
ら採取するには、メタノールなどのアルコールを添加し
て反応を停止させ、溶媒を留去させた後、クロロホルム
などの溶媒を加え、不溶性の目的化合物〔1a〕を濾取
することにより得られる。
別法として、上記のハロゲン化剤の代わりにSOCl 
tまたは5OBr、の如きハロゲン化剤を用いてハロゲ
ン化を行ってもよい、この場合は、特にsoc l、を
用いてXがC1である目的化合物(1a)を製造するの
に好ましい。
このようにして得られた目的化合物〔1a〕をさらに精
製を必要する場合には、シリカゲル、吸着樹脂などの吸
着剤に吸着させ、クロロホルム−メタノール系など溶出
溶媒を用いるカラムクロマトグラフィーにより分離精製
することができる。
(B)XがFである場合の目的化合物(Lblの製造工
程 目的化合物〔1b〕は、2°、3′ −〇−保護ネブラ
ノシンA〔2〕を反応溶媒中ジエチルアミノサルファ 
トリフルオライドを用いるフルオロ化剤でフルオロ化し
、次いで2°位および3°位の水酸基の保護基を脱離す
ることにより得られる。
上記の反応溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホル
ム、ジクロロエタンなどの有機溶媒が挙げられる。上記
のフルオロ化は水冷下で充分に進行する0反応の経過は
TLC,HPLCなどにより追跡できるので、目的化合
物〔1b〕が最大に生成されるのを待って適宜反応を終
了すればよい。
このようにして得られた6“ −デオキシ−6゜−フル
オロ−2°、3’  −0−保護−ネプラノシンA〔3
〕を反応液から採取するには、重曹水などのアルカリ水
溶液を加えて反応を停止させ、クロロホルムなどの抽出
溶媒を加え、不溶性物質を濾別し、濾液を濃縮すること
により得られる。さらに精製を必要とする場合には、得
られた粗生成物をシリカゲル、吸着樹脂などの吸着剤に
吸着させ、クロロホルム−メタノール系など溶出溶媒を
用いるカラムクロマトグラフィーにより分離精製するこ
とができる。
次に、生成物〔3〕の2°位および3°位の水酸基の保
護基を脱離して目的化合物〔1b〕を得るのであるが、
この脱離化は核酸化学において用いられる公知の脱離方
法により行うことができる。
例えば、イソブリビリデン基は蟻酸水、酢酸水などの酸
性水で処理することにより行われる。
このようにして得られた目的化合物〔1b〕を反応液か
ら採取するには、酸性水を留去し、残渣をテトラヒドロ
フランなどの有機溶媒で処理して結晶化させるか、ある
いはシリカゲル、吸着樹脂などの吸着剤に吸着させ、ク
ロロホルム−メタノール系など溶出溶媒を用いるカラム
クロマトグラフィーにより分離精製することができる。
(C)Xが■である場合の目的化合物【IC)の製造工
程 目的化合物〔1c〕は、目的化合物〔1a〕を反応溶媒
中アルカリ金属アイオダイドを用いるヨード化剤で6°
位のハロゲン原子をヨード化することにより得られる。
反応溶媒としては、アセトニトリルなどの有機溶媒が挙
げられる。アルカリ金属アイオダイドとしては、L i
I r N a 1などが挙げられる。上記のヨード化
は、通常、反応溶媒の還流下で行われる。
このようにして得られた目的化合物〔IC〕を反応液か
ら採取するには、反応溶媒を留去させ、残渣をメタノー
ルなどの溶媒に解かし、シリカゲル、吸着樹脂などの吸
着剤に吸着させ、クロロホルム−メタノール系など溶出
溶媒を用いるカラムクロマトグラフィーにより分離精製
することができる。
かくして得られた目的化合物(1)は、所望により、公
知の方法によって適当な塩を形成することができる。
〔発明の効果〕
次に、本発明化合物〔1〕のL5178Y細胞に対する
増殖抑制作用およびアデノシンアミナーゼに対する抵抗
性について述べる。
+1)L5178Y細胞に対する増殖抑制作用〔試験方
法〕 被検物を超音波処理により10%牛血清を含むRRM1
1640培地に溶解または懸濁して希釈液を調製した。
一方、!、lX10’/mlの細胞濃度のL5178Y
細胞を1.8mlづつ試験管に分注し、これに前記の希
釈液0.2mlづつ添加後、密栓して37℃、48時間
培養した。培養終了後、コールタ−カウンターを用いて
細胞数を測定し、増殖率を測定した。
〔試験結果〕
測定した結果を示すと第1表の通りである。
第1表 L51T8Y細胞増殖抑制作用(2)  アデ
ノシンアミナーゼに対する抵抗性〔試験方法〕 被検物を0.5mMの濃度となるよう0.05M ) 
IJスス−酸緩衝液(pH7,2)に溶解して被検液と
した。一方、アデノシンデアミナーゼ(Calf  I
ntestine、400U/mlグリセリン、Boe
hringer  102091)を0.05M)リス
−塩酸緩衝液(pH7゜2)で10倍に希釈してアデノ
シンデアミナーゼ(A D)溶液とした。
上記の被検液Q、5mlにAD溶液10μlを加えて混
合した。これを25℃水浴中に放置し、0.10,20
.30分後に各々4μlを分取した後、次の条件による
高速液体クロマトグラフィー (HPLC)により残存
被検物量を測定した。
HPLC条件 カラム;Licrosorb  RP−18−5溶出溶
媒;対照品 ;15%メタノール本発明品;25%メタ
ノール 流出速度;1.Qml/分 温度  ;50℃ 検出  ;260nmUV 注入量 ;4μl 保持時間5 対照品 本発明品(1)X−C1。
X−Br; X−F  ; X=1 2分 9分 5分 4分 5分 (試験結果〕 測定した結果を示すと第2表の通りである。
上記の結果より、本発明化合物(1)のL517.8Y
細胞に対する増殖抑制作用は公知のネプラノシンAと同
程度の活性しか有していないが、アデノシンアミナーゼ
に対しては30分後においても殆ど分解せず、公知のネ
プラノシンAと比較にならない程に極めて高い抵抗性を
示している。ネプラノシンAの細胞毒性は、6゛位の水
酸基が酵素的にリン酸化を受けて発現するとされている
が、本発明化合物〔1〕は、このようなリン酸化を受け
るべき6゛位の水酸基を有していないにもかかわらず、
細胞毒性を有することは全く予想に反して意外な事実で
あり、抗腫瘍剤として有用である。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明の製造例について述べる。
実施例 1 6° −デオキシ−6゛ −クロロネブラノシンAの製
造 ネプラノシンA80mg (0,3mモル)にヘキサメ
チルホスファリンクトリアミド(HMPA)1mlおよ
びチオニルクロライド150/71を加え、この混合物
を室温で2時間攪拌した0反応液をシリカゲル(和光純
薬社製、C−200)のカラム(2X5cm)にチャー
ジし、クロロホルム、クロロホルム−メタノール(20
1)、クロロホルム−メタノール(51)の順で溶出し
た。クロロホルム−メタノール(5:1)で溶出される
区分を減圧濃縮した。残渣にイソプロパツールを加えて
減圧濃縮する工程を2回行った後、残渣を冷蔵庫に一夜
保存した。この生成物を少量のメタノールに溶解し、0
.5N重曹水で中和した後、溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルプレート(メルク社製、Art5717)を用
いる分取りロマトグラフィー〔展開溶媒;クロロホルム
−メタノール(6: 1) 、抽出溶媒;クロロホルム
−メタノール(2i 1) )により分離精製し、エタ
ノールから結晶化して標題の化合物52mgを得た。
元素分析(C++H+mNs Ox CI ・1 / 
2 Hzoとして〕 理論値 C145,45;H,4,85;N、  23
.37;C1,11,83測定値 C,45,03、H
,4,54。
N、  23. 31;C1,11,87UViλxa
x260nm(水) ’HNMR(400MHz、CDs  OD)  δ;
4.34  (t、2H,H−6’  )、4.43 
 (dd、  LH,H2’  、Jz・、+・ −J
r、s・ ”5.37tlz)  、4.73  (d
、  LH,H−3、Jz・、x・ =5.37Hz)
 、5.50  (m、  LH。
H−1’  ) 、6.08  (tld、IH,H−
5’  、J=1.5,3.5Hz)  、8.08 
 (s、  IH。
H−2)  、8. 19  (s、  LH,H−8
)TLCiRf=Q、28 (メルク社製、Art57
15プレート、展開溶媒;クロロホルム−メタノール(
5: 1) ) 実施例 2 6° −デオキシ−6゛ −クロロネブラノシンAの製
造 ネブラノシンA263mg (Inモル)をジメチルホ
ルムアミド5mlに懸濁し、これにトリフェニルホスフ
ィン341mg (1,3倍モル)および四塩化炭素1
45μ+  (1,5倍モル)を加え、室温で30分間
攪拌した。この混合物に前記と同量のトリフェニルホス
フィンおよび四塩化炭素を追加し、2時間攪拌した6反
応液にメタノール5mlを加えて30分間攪拌した後、
溶媒を減圧下留去した。残渣にクロロホルムを加え、不
溶物を濾取した。この不溶物を少量のメエタノールに溶
解した。この溶液をシリカゲル(メルク社製、Art9
385)にまぶし、これをカラムに充填して、クロロホ
ルム−メタノール(30:1)、クロロホルム−メタノ
ール(20:1)、クロロホルム−メタノール(15:
 1)の順で溶出するフラッシュカラムクロマトグラフ
ィーを行った8クロロホルム−メタノール(15: 1
)で溶出される区分を減圧乾固して、標題の化合物23
4mg(収率83%)を得た。
上記化合物は、実施例1の6゛ −デオキシ−6−クロ
ロネブラノシンAと物理化学的性状が一致した。
実施例 3 6° −デオキシ−6° −・プロモネブラノシンAの
製造 実施例2において、四塩化炭素の代わりに四臭化炭素を
用いて標題の化合物を得た。収量216mg(収率66
%)。
MS (FAB);m/e  306,328 (Ml ’H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ;4
.22 (d、IH,H−6° b) 、4.30 (
d、IH,H−6° a+  Jh−Ilv  ” 1
1 Hz) 、4.37 (m、IH,H−2’ ) 
、4.57(dd、IH,H−3’ 、Jt・、、・ 
=5.37Hz) 、5.19 (d、IH,OH) 
、5.28 (d、IH,OH)、5.37 (dd、
IH,H−1’   Jl、r  −Jh・、s・−2
,44Hz) 、6.04 (bs、IH,H−5’ 
) 、7.23 (bs、2H,NHi ) 、8.0
8 (bs、LH,H−2) 、8.15 (bs、I
H,H−8)TLClf−0,32(メルク社製、Ar
t5715プレート、展開溶媒;クロロホルムーメタノ
ール(5: 1) ) 実施例 4 6°−デオキシ−6゛ −フルオロネブラノシンAの製
造 2゛、3″ −〇−イソブロビリデンーネブラノシンA
363mg (1,2mモル)をジクロロメタン24m
1に懸濁し、反応容器内をアルゴンガスで置換した後、
ジエチルアミノサルフプ トリフルオライド375μm
  (2倍モル)を注入し、0℃で1時間撹拌した0反
応液を室温にし、これに0.75N重曹水12m1を加
え、3分間撹拌した後、クロロホルム5Qmlを加えた
。不溶物を濾去し、クロロホルム30m1で洗浄した。
濾液を分液し、クロロホルム層を−at+man lp
s濾紙で濾過した後、減圧乾固した。残渣を少量のクロ
ロホルムに棟かし、シリカゲル(和光純薬社製C−20
0)カラム(4X15cm)に充填し、クロロホルム、
クロロホルム:メタノール(20:1)の順で溶出した
。クロロホルム:メタノール(20:1)で溶出される
区分を減圧乾固して6′ −デオキシ−6゛−フルオロ
−2°、3° −〇−イソフロピリデンネブラノシンA
を白色粉末として123mg (収率34%)を得た。
MS (FAB);m/e  306 (MH”)’H
−NMR(400MHz、CDCl、)δ;1.50.
1.37(各々3.各々3H,is。
p  CH3X2)、4.78 (d、  目1. H
−2’) 、5.17 (dda、2H,H−6°lJ
&’−F=46.9Hz) 、5.44 (d、IH,
4I−3Jr、s・ =5.4Hz) 、5.61  
(m、LH,H−1°) 、5.62 (bs、2H,
NHg)、5.89 (m、LH,H−5°)、7.6
9(s、IH,H−2) 、8.34 (s、1!(、
HTLC,Rf=0.72 (メルク社製、Art57
15プレート、展開溶媒;クロロホルムーメタノール(
5: 1) ) 上記生成物100mg (0,33mモル)を50%蟻
酸IQynlに溶かし、室温で20時間撹拌した。溶媒
を減圧下留去し、残渣に水を加えて減圧乾固した。また
、残渣にテトラヒドロフランを加え、生じた結晶を濾取
してm題の化合物31mgを得た。濾液を減圧濃縮した
。残渣をシリカゲルプレート(メルク社製、Art57
17)を用いる分取りロマトグラフィー〔展開溶媒;ク
ロロホルム−メタノール(5: 1) 、抽出溶媒;ク
ロロホルム−メタノール(2: l) )により分離精
製し、標題の化合物33mgをさらに得た0合計69m
g(収率79.4%)。
MS (FAB);m/e  266 (MH”)’H
−NMR(DMSO−d6・D、O添加。
400MHz) δ、4.38 (dd、IH,f(−
2’   J=5.9,5.4Hz) 、4.51  
(dIH,H−3’   J=5.4Hz) 、5.0
6(dd、IH,H−6’  b、J−13,2,46
,9Hz) 、5.i3 (ddd、IH,H−6a、
J”2.0.13.2,46.9Hz) 、5゜40 
(rn、LH,H−1’ )、s、96 (dd。
IH,H−5′、J−2,9,1,5H2) 、812
゜8.11(各々S、各々LH,H−2゜H−8) ”C−NMR(DMSO−d 6  1 00MHz)
 δ ;64. 18  (C−1’  )、71. 
48  (c−3° )、?6. 11  (C−2’
  )、79. 83(Cニー6’  、  Jh・、
r−161,7Hz)  、1 1911  (C−5
)、127. 76  (C−5’  、  Jh−、
W−1,6Hz)  、 139. 83  ((、−
8)  、143、 87  (C−4’  、  J
、・、、=15. 2Hz)  、 149. 61 
 (C−4)  、 152. 34  (C2)  
、 155. 88  (C〜6)TLC,Rf=0.
24  (メルク社製、Art5715プレート、展開
溶媒;クロロホルム−メタノール(5+ 1) ) 実施例5 6° −デオキシ−6° −ヨードネブラノシンAの製
造 6° −デオキシ−6°−クロロネブラノシンA28m
g (0,1nモル)とLlI67mg (5倍モル)
をアセトニトリル3rnl中で15分間遠流した1反応
液を氷冷し、溶媒を減圧留去した。
残渣を少量のメタノールに溶かし、これをシリカゲルプ
レート(メルク社製、Art5717)を用いる分取り
ロマトグラフィー〔展開溶媒;クロロホルム−メタノー
ル(,5: l) 、抽出溶媒;クロロホルム−メタ、
ノール(2: 1) )により分離精製し、目的化合物
12mgを得た(収率32%)。
’H−NMR(CD3 0D、  90MHz)  δ
 ;4、 36  (dd、  IH,H−2’  、
  J−4,7Hz、5. 6Hz)  、4. 84
  (d、  IH,H−3’)、5. 43  (m
、  IH,H−L”  )、δ、10(m、  IH
,H−5’  )  、7. 99  (s、  IH
H−2)  、8. 18  (a、  IH,H−8
)TLC,Rf−0,38(メルク社製、Art571
5プレート、展開溶媒;クロロホルム−メタノール(5
: 1) )

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはアデニン−9−イル基、Xはハロゲン原子
    を示す)で表される化合物またはその塩。 2)、ネプラノシンAまたは2′,3′−O−保護−ネ
    プラノシンAをハロゲン化剤でその6′位の水酸基をハ
    ロゲンで置換し、次いでその2′位および3′位の水酸
    基が保護されている場合には、その保護基を脱離するこ
    とを特徴とする、式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはアデニン−9−イル基、Xはハロゲン原子
    を示す)で表される化合物またはその塩の製造法。 3)、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはアデニン−9−イル基、X_1は塩素原子
    または臭素原子、R_2およびR_3は各々水素原子ま
    たは水酸基の保護基を示す)で表される化合物をヨード
    化剤でその6′位のハロゲン原子をヨードで置換し、次
    いでその2′位および3′位の水酸基が保護されている
    場合には、その保護基を脱離することを特徴とする、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは前記と同じ意味を有する)で表される化合
    物またはその塩の製造法。
JP1034748A 1989-02-14 1989-02-14 6’―デオキシ―6’―ハロゲノネプラノシンaおよびその製造法 Pending JPH02215781A (ja)

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