JPH02210905A - 電気濾波器の封止方法 - Google Patents
電気濾波器の封止方法Info
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- JPH02210905A JPH02210905A JP3221189A JP3221189A JPH02210905A JP H02210905 A JPH02210905 A JP H02210905A JP 3221189 A JP3221189 A JP 3221189A JP 3221189 A JP3221189 A JP 3221189A JP H02210905 A JPH02210905 A JP H02210905A
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、ケース内に複数個の共振子、端子板等を収納
してなる電気濾波器の封止手段に関するものである。
してなる電気濾波器の封止手段に関するものである。
〈従来技術〉
一面が開口するケース内に複数個の共振子、端子板等を
収納して、該開口面から接続突片を突出し、さらに該開
口に挿通孔が形成された封止板を、該挿通孔に接続突片
を挿入して被着し、さらに封止板上に封止剤を充填して
遮蔽してなる電気濾波器は公知である。
収納して、該開口面から接続突片を突出し、さらに該開
口に挿通孔が形成された封止板を、該挿通孔に接続突片
を挿入して被着し、さらに封止板上に封止剤を充填して
遮蔽してなる電気濾波器は公知である。
この構成の一般的なものとしては、前記ケースを絶縁樹
脂製ケースとして構成されるものがある。
脂製ケースとして構成されるものがある。
一方、前記ケースを金属製ケースとして構成されるもの
もある。このものは絶縁樹脂製内側ケース内に複数個の
直列共振子または並列共振子等を収納して、−面から接
続突片を突出することにより濾波回路ユニットを構成し
、該濾波回路ユニットを金属製外側ケース内に収容して
、前記接続突片を外側ケースの開口から突出し、さらに
該外側ケースの開口を封止板を介して、封止剤で遮蔽し
てなるものである。この金属製外側ケースは、電波シー
ルドのために用いられる。
もある。このものは絶縁樹脂製内側ケース内に複数個の
直列共振子または並列共振子等を収納して、−面から接
続突片を突出することにより濾波回路ユニットを構成し
、該濾波回路ユニットを金属製外側ケース内に収容して
、前記接続突片を外側ケースの開口から突出し、さらに
該外側ケースの開口を封止板を介して、封止剤で遮蔽し
てなるものである。この金属製外側ケースは、電波シー
ルドのために用いられる。
〈発明が解決しようとする問題点〉
上記のような構成の濾波器において、封止板の挿通孔に
接続突片を挿入してケースの開口に被着する際に、封止
板の外周形状や挿通孔の形状のバラツキ等により、ケー
スの開口と封止板の嵌合縁間、または接続突片と挿通孔
間に隙間を生じ易い、この場合に、封止板上に封止剤を
充填すると、その隙間から封止剤が漏入し、封止剤内の
有機成分から発生する有機ガスがケース内に滞留して、
ケース内の各種導電部材を腐食させ、特性を劣化させる
恐れがある。
接続突片を挿入してケースの開口に被着する際に、封止
板の外周形状や挿通孔の形状のバラツキ等により、ケー
スの開口と封止板の嵌合縁間、または接続突片と挿通孔
間に隙間を生じ易い、この場合に、封止板上に封止剤を
充填すると、その隙間から封止剤が漏入し、封止剤内の
有機成分から発生する有機ガスがケース内に滞留して、
ケース内の各種導電部材を腐食させ、特性を劣化させる
恐れがある。
そこで、従来は、ケースの開口と封止板の嵌合縁間及び
挿通孔と接続突片間に生じた隙間を、溶剤可溶型樹脂で
埋めることにより目止めを行ってから、封止剤を注入し
ていた。
挿通孔と接続突片間に生じた隙間を、溶剤可溶型樹脂で
埋めることにより目止めを行ってから、封止剤を注入し
ていた。
ところで1、この封止手段は、ペレット状溶剤可溶型樹
脂を、有毒性のトリクロロエチレンで溶かして塗着し、
該トリクロロエチレンの揮発に伴って被膜を形成させる
ものであって、強固に結合していないため、気密性が不
十分であった。
脂を、有毒性のトリクロロエチレンで溶かして塗着し、
該トリクロロエチレンの揮発に伴って被膜を形成させる
ものであって、強固に結合していないため、気密性が不
十分であった。
また、トリクロロエチレンの毒性によって、作業環境が
悪化し易く、かつ手作業によるから衛生上の細心の注意
を要していた。
悪化し易く、かつ手作業によるから衛生上の細心の注意
を要していた。
さらには、特に大きな問題点として、目止めとして使用
する溶剤可溶型樹脂の塗着作業は、量を多くするとケー
ス内に侵入するため、注射器で慎重に注入する必要があ
り、このため自動化しにくく、かつ製造工程数が多くな
るという欠点があった。
する溶剤可溶型樹脂の塗着作業は、量を多くするとケー
ス内に侵入するため、注射器で慎重に注入する必要があ
り、このため自動化しにくく、かつ製造工程数が多くな
るという欠点があった。
本発明は、上述の従来の封止手段を改良することを目的
とするものである。
とするものである。
く問題点を解決するための手段〉
本発明は、前記封止剤としてチクソトロープ剤を添加し
たエポキシ樹脂を用いて、溶剤可溶型樹脂による目止め
工程を廃止したものである。
たエポキシ樹脂を用いて、溶剤可溶型樹脂による目止め
工程を廃止したものである。
く作用〉
エポキシ樹脂にチクソトロープ剤を添加すると粘性が向
上し、封止板の隙間からの、封止剤の漏入が防止された
。このため、前記目止め工程が不要となった。
上し、封止板の隙間からの、封止剤の漏入が防止された
。このため、前記目止め工程が不要となった。
〈実施例〉
第1図は複数の直列共振子と、並列共振子とによって構
成される梯子型電気濾波器を例示したものであって、l
は絶縁樹脂材料からなる矩形状のケースであって、該ケ
ースlには、下面が開口する収納空隙2が形成されてい
る。前記収納空隙2内には、前方から最端部の端子板4
a、肉厚の大きな直列共振子5.端子板4b、端子板6
.肉厚の薄い並列共振子7.端子板8.絶縁板9が縦列
に配置されて一組とする装着部材が、数組収納され、各
装着部材の最端部にはスペーサ13.13が介装される
。
成される梯子型電気濾波器を例示したものであって、l
は絶縁樹脂材料からなる矩形状のケースであって、該ケ
ースlには、下面が開口する収納空隙2が形成されてい
る。前記収納空隙2内には、前方から最端部の端子板4
a、肉厚の大きな直列共振子5.端子板4b、端子板6
.肉厚の薄い並列共振子7.端子板8.絶縁板9が縦列
に配置されて一組とする装着部材が、数組収納され、各
装着部材の最端部にはスペーサ13.13が介装される
。
前記共振子5,7の前後面には電極が形成されており、
該共振子5,7に接触する各端子板4a、4b、6.8
には、電極との電気的接続を確実とするため、夫々圧接
用***10が形成されている。また前記端子板4aは一
側方の肩部に接続突片11が突成され、端子板8は他側
方の肩部に接続突片12が突成されている。このため、
その装着状態で、ケース1の下面には、−側方に、両端
位置で端子板4aの接続突片11が突出し、他側方に、
端子板8の接続突片12が多数−列に突出することとな
る。さらにまた前記端子板4bは、断面コ字形をしてお
り、圧接用***10が形成された夫々の接触面を、直列
共振子5の電極と接続して、各直列共振子5を直列接続
している。
該共振子5,7に接触する各端子板4a、4b、6.8
には、電極との電気的接続を確実とするため、夫々圧接
用***10が形成されている。また前記端子板4aは一
側方の肩部に接続突片11が突成され、端子板8は他側
方の肩部に接続突片12が突成されている。このため、
その装着状態で、ケース1の下面には、−側方に、両端
位置で端子板4aの接続突片11が突出し、他側方に、
端子板8の接続突片12が多数−列に突出することとな
る。さらにまた前記端子板4bは、断面コ字形をしてお
り、圧接用***10が形成された夫々の接触面を、直列
共振子5の電極と接続して、各直列共振子5を直列接続
している。
そして前後端部の端子板4a、4aの接続突片11.1
1は夫々梯子型濾波回路の入出力部に、また中間部の端
子板8の接続突片12は同回路のアース部に電気的接続
がなされる。
1は夫々梯子型濾波回路の入出力部に、また中間部の端
子板8の接続突片12は同回路のアース部に電気的接続
がなされる。
而して、上述のように各装着部材を収納してから、ケー
スlの開口には封止板20が被着され、次にエポキシ樹
脂等の封止剤22が充填される。
スlの開口には封止板20が被着され、次にエポキシ樹
脂等の封止剤22が充填される。
前記封止板20は合成樹脂製の硬質板、紙板等によって
、金属ケース1の開口に密嵌し得るように所定形状で形
成され、前記接続突片11,12が通人し得るように挿
通孔21が形成されている。
、金属ケース1の開口に密嵌し得るように所定形状で形
成され、前記接続突片11,12が通人し得るように挿
通孔21が形成されている。
そして、金属ケース1内に上記各部材を嵌着してから、
封止板20上にはエポキシ樹脂等の封止剤22が供給さ
れる。
封止板20上にはエポキシ樹脂等の封止剤22が供給さ
れる。
次に、前記封止剤22について説明する。
封止剤22は、エポキシ樹脂主剤:100重量部に対し
て、硬化剤:33重量部、着色剤=IO重量部とし、こ
れにチキソトロープ剤の一例であるコロイドシリカを適
量添加してなる。
て、硬化剤:33重量部、着色剤=IO重量部とし、こ
れにチキソトロープ剤の一例であるコロイドシリカを適
量添加してなる。
このコロイドシリカ(チキソトロープ剤)の最適の添加
量を知るために、該添加量を種々変えて、前記封止板2
0上に供給して、該封止剤22の挿通孔21からの浸透
度を検査したところ、数表の様になった。ここで1本発
明の効果を確認するために、挿通孔21を接続突片11
,12が緩く挿入し得る比較的大きなものとした。
量を知るために、該添加量を種々変えて、前記封止板2
0上に供給して、該封止剤22の挿通孔21からの浸透
度を検査したところ、数表の様になった。ここで1本発
明の効果を確認するために、挿通孔21を接続突片11
,12が緩く挿入し得る比較的大きなものとした。
以下余白
ここで、試料■は、硬化剤及び着色剤の他に、エポキシ
樹脂主剤100重量部に対して、コロイドシリカを2.
5重量部添加したものであって、この場合には粘性が高
過ぎて、エポキシ樹脂の糸引が激しく、作業が困難であ
った。ただし、挿通孔2■の封止は良好であった。
樹脂主剤100重量部に対して、コロイドシリカを2.
5重量部添加したものであって、この場合には粘性が高
過ぎて、エポキシ樹脂の糸引が激しく、作業が困難であ
った。ただし、挿通孔2■の封止は良好であった。
試料■はコロイドシリカを、同様に2重量部添加したも
のであって、作業性が若干悪いが、封止装置による自動
化を不可能とするほどではなかった。また挿通孔21の
封止は良好であった。
のであって、作業性が若干悪いが、封止装置による自動
化を不可能とするほどではなかった。また挿通孔21の
封止は良好であった。
試料■はコロイドシリカを、同様に1重量部添加したも
のであって、作業性は良好であり、挿通孔21の封止も
良好゛であった。
のであって、作業性は良好であり、挿通孔21の封止も
良好゛であった。
試料■はコロイドシリカを、同様に0.5重量部添加し
たものであって1作業性は良好であるが、挿通孔21か
らの封止に若干の難があった。ただし、仕様が厳格でな
いものにあっては、目止め工程を要しない程度であった
。
たものであって1作業性は良好であるが、挿通孔21か
らの封止に若干の難があった。ただし、仕様が厳格でな
いものにあっては、目止め工程を要しない程度であった
。
試料■はコロイドシリカを添加しないものであって、作
業性は良好であるが、挿通孔21からの封止が不良であ
った。
業性は良好であるが、挿通孔21からの封止が不良であ
った。
この結果から、エポキシ樹脂主剤100重量部に対して
、コロイドシリカを2〜0.5重量部の範囲にあって、
目止め工程を要せず、上記材料の充填だけで、挿通孔2
1からの封止剤の漏入がなく、本発明の効果が期待でき
ることが解った。またコロイドシリカを約1重量部添加
したものにあっては、作業性と、封止性の調和がみられ
、好ましい配合であることが解った。
、コロイドシリカを2〜0.5重量部の範囲にあって、
目止め工程を要せず、上記材料の充填だけで、挿通孔2
1からの封止剤の漏入がなく、本発明の効果が期待でき
ることが解った。またコロイドシリカを約1重量部添加
したものにあっては、作業性と、封止性の調和がみられ
、好ましい配合であることが解った。
尚、本発明は、絶縁樹脂製内側ケース内に複数個の直列
共振子または並列共振子等を収納して、−面から接続突
片を突出することにより濾波回路ユニットを構成し、該
濾波回路ユニットを金属製外側ケース内に収容して、前
記接続突片を外側ケースの開口から突出し、さらに該外
側ケースの開口を封止板を介して、封止剤で遮蔽してな
るものにあっても適用でき、その封止剤として、エポキ
シ樹脂にチキソトロープ剤を添加したものを適用すれば
良い。
共振子または並列共振子等を収納して、−面から接続突
片を突出することにより濾波回路ユニットを構成し、該
濾波回路ユニットを金属製外側ケース内に収容して、前
記接続突片を外側ケースの開口から突出し、さらに該外
側ケースの開口を封止板を介して、封止剤で遮蔽してな
るものにあっても適用でき、その封止剤として、エポキ
シ樹脂にチキソトロープ剤を添加したものを適用すれば
良い。
〈発明の効果〉
本発明は、エポキシ樹脂にチキソトロープ剤を添加した
ものを封止剤として使用し、問題の多い溶剤可溶型樹脂
による目止め工程を廃止したものであるから、 ■ 封止剤の結合性が良く、封止性が向上する。
ものを封止剤として使用し、問題の多い溶剤可溶型樹脂
による目止め工程を廃止したものであるから、 ■ 封止剤の結合性が良く、封止性が向上する。
■ トリクロロエチレン等の毒性材料を用いないから、
材料の取扱が容易であり、衛生上好ましい。
材料の取扱が容易であり、衛生上好ましい。
III 手作業による目止め工程がないから、作業性
が良(、製造工程の自動化に貢献しつる。
が良(、製造工程の自動化に貢献しつる。
等の優れた効果がある。
第1図は本発明の封止手段を適用した梯子型電気濾波器
の縦断側面図である。 l・・・ケース 4a I 4 b + 6 + 8 =・端子板5・・
・直列共振子 7・・・並列共振子 11.12・・・接続突片 20・・・封止板 21・・・挿通孔 22・・・封止剤
の縦断側面図である。 l・・・ケース 4a I 4 b + 6 + 8 =・端子板5・・
・直列共振子 7・・・並列共振子 11.12・・・接続突片 20・・・封止板 21・・・挿通孔 22・・・封止剤
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一面が開口するケース内に複数個の共振子,端子板等
を収納して、該開口面から接続突片を突出し、さらに該
開口に挿通孔が形成された封止板を、該挿通孔に接続突
片を挿入して被着し、さらに封止板上に封止剤を充填し
て遮蔽してなる電気濾波器にあって。 前記封止剤としてチクソトロープ剤を添加したエポキ
シ樹脂を用いたことを特徴とする電気濾波器の封止方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221189A JPH02210905A (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 電気濾波器の封止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221189A JPH02210905A (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 電気濾波器の封止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02210905A true JPH02210905A (ja) | 1990-08-22 |
Family
ID=12352584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3221189A Pending JPH02210905A (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 電気濾波器の封止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02210905A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5061186A (ja) * | 1973-09-28 | 1975-05-26 | ||
JPS60168767A (ja) * | 1983-11-14 | 1985-09-02 | ダウ コ−ニング コ−ポレ−シヨン | 硬化性液体塗料組成物 |
JPS62256822A (ja) * | 1986-04-22 | 1987-11-09 | チバ−ガイギ− アクチエンゲゼル シヤフト | エポキシ基を含むフエノ−ルエ−テル及びその製法 |
-
1989
- 1989-02-09 JP JP3221189A patent/JPH02210905A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5061186A (ja) * | 1973-09-28 | 1975-05-26 | ||
JPS60168767A (ja) * | 1983-11-14 | 1985-09-02 | ダウ コ−ニング コ−ポレ−シヨン | 硬化性液体塗料組成物 |
JPS62256822A (ja) * | 1986-04-22 | 1987-11-09 | チバ−ガイギ− アクチエンゲゼル シヤフト | エポキシ基を含むフエノ−ルエ−テル及びその製法 |
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