JPH02210265A - 分析素子 - Google Patents

分析素子

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JPH02210265A
JPH02210265A JP2968289A JP2968289A JPH02210265A JP H02210265 A JPH02210265 A JP H02210265A JP 2968289 A JP2968289 A JP 2968289A JP 2968289 A JP2968289 A JP 2968289A JP H02210265 A JPH02210265 A JP H02210265A
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JP
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layer
reagent
fractionation
hdl
specified component
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JP2968289A
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Mutsuhiko Tamura
田村 睦彦
Yutaka Iwadate
裕 岩舘
Takeshi Yamamoto
毅 山本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分析素子、特に液体中の特定成分を定量する分
析素子に関し、更に詳しくは、血液などの体液中の高比
重リポタンパク(以下、HDLと略記する)分画中に含
まれる特定成分、特に脂質成分の定量分析に用いる分析
素子に関する。
〔従来の技術〕
従来、液体試料中の特定成分を分析する方法は、多数開
発がなされてきたが、これらは大別して溶液内で反応が
行われる反応系と、固相担体内で行われる反応系との2
8類に別けることができる。溶液系における分析反応(
以下、ウェット・ケミストリーという)は、用手法と呼
ばれる全く機械を用いない方法から、自動分析機器まで
幅広く知られている。特に臨床化学の分野ではその進歩
が著しく、近年種々の臨床検査用自動定量分析機器が病
院の臨床検査室などに導入されている。
しかしながら、上述の方法は、基本的には水浴液の形で
反応を行わせるために1.a々の欠点を有している。す
なわち、その分析過程で大量の水、特に精製された純水
あるいは蒸留水を必要とすることからエネルギー消費の
増大を招く。
また、種々の自動分析機器はそれ自体著しく高価でろり
、かつその操作に多大の熟aを必要とし、美大な時間と
労力を必要とするばかりでなく、その廃液は必然的に環
境汚染を引起こすという欠点を有している。
これに対して固相系における分析反応(以下、ドライ・
ケミストリーといり)を用いる分析方法も広範に用いら
れているが、これらは2F紙等に試薬を含浸させた形で
行われる。
上記のf紙は、例えば米国特許第3,050,375号
あるいは同3.[161,523号各明細書等に記載さ
れているようにf紙のごとき吸水性繊維質担体に試薬溶
液を含浸させ、乾燥させて作られるものである。これら
は一般に分析試験紙又は単に試験片と呼ばれるもので、
試験片に液体試料t−滴下するか、又は液体試料中へ試
験片を浸漬させ試験片の色変化又は濃度変化を肉眼判定
か、又は反射濃度計により測定し、液体試料中の特定成
分の濃度レベルを決定するものである。
これらの試験片は、その取扱いが簡便でめり、かつ直ち
に結果が得られるので有用ではあるが、その構成上から
半定量又は定性分析の領域にとどまっている。
他方、上述のごとき従来の分析方法に対して操作性の簡
便なドライ・ケミストリーを用い、その上高い定量性を
有する多層分析素子が知られている。例えば、特公昭5
3−21677号、時開@55−164556号、同5
7−125847号、特願昭56−65446号、並び
に同56−189784明細明細誉に多層分析素子が記
載されている。
これらに記載の素子によれば、分析反応に用いられる一
切の試薬類を一枚の分析素子中に含有しており、血清又
は全血液を一定容量上記素子上に滴下し、一定温度で一
定時間保温した後、支持体側から反射濃度の測定を行い
、この反射濃度から物質濃度を決定することが可能でる
る。
上記方法は、従来の試験紙型のものに対して飛躍的な分
析精度を有し、かつ予め試薬をg4裏することなくウェ
ット・ケミストリーと同等以上の性能を有するものであ
る。
近年、血液中の特定成分、特にHDL−分画中の特定成
分を定量分析することが臨床医学上欠かせなくなってい
る。従来、HDL−分画中の特定成分を測定する際には
、リポタンパクを分画する操作、分画されたHDL中の
特定成分を測定する操作の2段階で構成されている。
HDLを分画するには超遠心法、ゲルP通法、ポリアニ
オン沈殿法などが用いられている。コレステロールを測
定するには前記のドライケミストリーを用いた乾式分析
素子が、特開昭61−177997号公報などに記載さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
生物体液中、特に血液中のHDL−分画中の特定成分の
含有iを定量測定するには、上記のようVC’)ボタン
バク分画操作、続いて特定成分の分析操作の2段階を経
ることが必要で、操作が複雑で時間を要するとい9工部
合を有する。
本発明の目的は、このよりな不都合を解消した分析素子
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は分析素子に関する発明で
あって、支持体上に少なくとも一層の試薬層、及びその
上方に多孔性展開層を有し、液体試料の高比重りボタン
バク分画中の特定成分を分析するための分析素子におい
て、該素子が、液体試料中の高比重りボタンバクを分画
する分画剤を含有する層t−有し、かつ核層が、該特定
成分の測定反応を行う層より上方に設けられていること
を特徴とする。
本発明者等は、鋭意検討の結果、2段階の操作を1段階
とし、簡単迅速でかつ正確なHDL−分画中の特定成分
の測定か可能な分析素子を得るに至った。
本発明は、特定成分の検出試薬金言む分析素子の層中に
リポタンパク分画に用いられる試薬を含有させ、測定に
供しないリポタンパク分画を不溶性の沈殿とし、HDL
分画中の特定成分だけを測定できるようにしたことによ
り完成した。
前記のりボタンバク分画に用いられる試薬には、ポリア
ニオン沈殿法で通常用いられる試薬を用いることができ
る。例えば、ヘパリン、デキストラン硫酸、リン・タン
グステン酸ナトリウムなどのポリアニオンとマグネシウ
ム、カルシウム、マンガンなどの2価の金属イオンの組
合せのいずれも用いることができる。
これらの試薬は、低比重リポタンパク(LDL)、超低
比重リポタンパク(VLDL )分画を不溶性の沈殿と
し、HDL分画は沈殿させない。
従来の方法では、血清などの被検物質にこれらの試薬を
加え、LDL、VLDLを沈殿させたのち、遠心分離を
行う、という段階を経た後、上清中のHDL分画に含ま
れる特定成分を測定するという2段階の操作を必要とし
次。
本発明による分析素子は、彼達する特定成分の測定反応
に用いられる試薬系を含む層より上方、すなわち、液体
が滴下される面側に、上記分画剤も含む層を設けたもの
である。この分画剤を含む層は最上層、すなわち、液体
が最初に接触する層であることが好ましく、滴下された
液体中に含まれるL D L、 VLDLはこの海中で
沈殿する。この際、都合のよいことに、層を構成する物
質のマトリクスが、生じた沈殿を捕捉するため、それよ
り下層にはHDL分画だけを含む液体が供給される。こ
のため、分画のための前処理が不要となった。
また、この鳩に、特開昭61−96466号公報に記載
されたような血球濾過機能をもたせることにより、全血
液を試料として用いることができる。この場合は、血漿
分離も同時に行え、更に効率的である。
この分画剤を含有する層は、液体を単位面積当り一定容
tを下層に供給する展開層を兼ねることができる。
本発明に係る展開層は、(1)一定容量の液体試料を単
位面積当シ一定容量を試薬層に均一に配布する機能を有
するものである。その上、更に、特公昭53−2167
7号公報に記載された性能、すなわち(2)液体試料中
の分析反応を阻害する物質又は要因を除去する機能、及
び/又は(3)分光光度分析を行うときに支持体t−経
て透過する測定光を反射するバックグランド作用を行う
機能を有するものであれば好ましい。したがって、本発
明に係る展開層は、上記+1)の機能のみを有する層、
(1)に加えて(2)及び/又は(3)の機能を併せて
有する層のいずれかとすることができ、あるいは、11
+を包含する複数の機能を適宜分離し、各機能ごとに別
の層を使用することも可能である。更に+11. +2
1及び(3)の機能のうち、2つの機能を有する層と、
残りの1つの機能を有する層を組合せて使用することも
できる。
本発明におりては、展開/i1は、(1)及び(2)の
機能を有する第1の展開層と、(1)に加えて(2)及
び/又は(3)の機能をもつ第2の展開層からなること
が好ましか。
第1の展開層は、例えば全血中から血球部分を除去する
機能を有する濾過材として用いられている本のを使用す
ることができる。
一般に市販されているガラス繊維フィルターメンブラン
フィルタ−1綿ウ一ル繊維裂品などを挙げることができ
る。これらはいずれも本発明の分析素子に使用しうるが
、ガラス繊維フィルターが特に好ましい。ガラス繊維フ
ィルターの実例としては特開昭57−53661号公報
に記載されたもの、東洋濾紙(株)より市販されている
C)A−100(厚さ約450μm)、GA−200(
厚さ約750μffi〕及びGB−10OR(厚さ約4
00μm)などがある。この層に前記分画剤を含有させ
るには、この分画剤を溶解しない溶媒中に粒径5〜10
μW1程度の微粒子状に分散し、前記濾過材に宮浸させ
、乾燥することによって得られる。分画剤は微粒子状の
ため、濾過材のマトリクス中に捕えられるので、効率よ
く含有させることができる。こうして得た分画剤含有の
濾過材を前記第2の展開層の上に設置する。
設置するには従来用いられている方法を用いることがで
きる。例えば、物理的圧着、各種接着剤を用いての接着
、などを用いることができる。
このよりな濾過材を用いることにより、試料として全血
液を用いての特定成分の測定が可能である。
第1の展開層は、また特開昭58−9mm67号公報に
記載された粒子結合体構造をもつ膚であってもよい。こ
れは空隙率が25〜80チの相互連絡空隙を有する非膨
潤性三次元格子である粒子結合体からなp、前記試料溶
液に非膨潤性、不浸透性であplかつ反応性基を有する
サイズ1〜10μmの熱安定性有機高分子重合体粒子か
らなることを特徴とする。この層を塗設する際、塗布液
中に分画試薬を分散含有させ、塗布乾燥後に粒子に分画
試薬が物理的に吸着するようにし、分画濾過層とするこ
とが望ましい。
これらの第1の展開層には、分画試薬のほか、所望に応
じて界面活性剤、緩衝剤等を添加することができる。こ
の分画濾過層では、試料溶液を滴下した際、分画試薬に
よって測定に供しないリポタンパク成分は沈殿を生成し
、構成層内に捕捉される。測定されるHDL成分は、沈
殿を生成せず、下層へと浸透する。ただしこの際、層内
で捕捉されなかった沈殿が、試料溶液と共に下層へ浸透
するのを防ぐために、この壜の下の層、すなわち液体が
供給される面とは反対側に位置する層は、濾過機能を有
する第2の展開層であることが好ましい。第1の展開層
と第2の展開層の界面において、沈殿は完全に捕捉され
、第2の展開層以下には沈殿しないHDL分画のみを含
む液体が供給される。この第2の展開層は、第1の展開
層の機能を補うため、前記の(1)に加えて、(2)及
び/又は(3)の機能をもつことが好ましい。例えば、
第2の展開層は、I¥j公昭53−21.677号公報
に記載された二酸化チタン及び二酢酸セルロースから成
るプラッシュポリマーと呼称される非繊維多孔質媒体の
展開層、特開昭55−164356号公報に記載された
親水化処理した織物の展開層、特開昭57−94658
号、同57−125847号、同57−197466号
及び同58−70161号等の各公報に記載された繊維
構造展開層、特開昭58−90167号各公報明記載さ
れた粒子結合体構造展開層が挙げられる。
本発明の分析素子における第2の展開層の膜厚は、その
空隙率によって決定されるべきであるが、好ましくは約
100〜約500μm1更に好ましくは約150〜35
0μmである。また、空隙率は好ましくは約20〜約8
5俤である。
また他の付加的な添加剤として、例えば保恒剤、緩衝剤
、界面活性剤等、種々の添加剤も所望に応じて添加する
ことができる。
特に界面活性剤は液体試料を本発明の素子に適用した際
の浸透速度の調節等有効に用いることができる。
使用可能な界面活性剤としては、イオン性(アニオン性
又はカチオン性〕、非イオン性を問わず使用することが
可能であるが、非イオン性界面活性剤が有効である。非
イオン性界面活性剤の例としては、例えば2,5−ジ−
t−ブチルフェノキシポリエチレングリコール、p−オ
クチルフェノキシポリエチレングリコール、p−インノ
ニルフェノキシポリエチレングリコール等のアルキル置
換フェノールのポリアルキレングリコール誘導体、高級
脂肪酸のポリアルキレングリコールエステル等が挙げら
れる。これらの界面活性剤は液体試料の受答層への浸透
速度を調節し、同時に好ましからざる「クロマトグラフ
ィ現象」発生を抑制する効果t−有する。
上記界面活性剤は広範に選択されたtを用いることが可
能であるが、塗布液の重量に対して10重量%〜(LO
O5重i%、好ましくは6重量%〜α05重量%用いる
ことができる。
本発明による分析素子は、測定しようとする目的物質に
応じ、それぞれに適した測定試薬を含有させることによ
って、多くの成分の測定に用いることができる。例えば
、コレステロール、トリグリセライド、リン脂質などの
1l11定に用いられる試薬を含有させることにより、
HDL分画中に含まれるそれぞれの成分の定量分析を行
うことができる。
以下、HDL−コレステロールの定量分析を例として説
明するが、本発明はHDL−コレステロールの定量分析
だけに限られるものではない。
分画剤によって分画されたHDL中のコレスチロールな
、コレステロールニステルト遊離コレステロールの混合
物として存在することが知られている。これらは下記の
反応によって検出される。
コレステロール+脂肪酸 コレステロールオキシダーゼ (2)   コレステロール コレステモノ十HIO鵞 +31  H2O2検出反応 (1)及び(2)K用いられる酵素、すなわちコレステ
ロールエステラーゼ及びコレステロールオキシダーゼは
%HDL中のコレステロールだけと反応させるため、第
1の展開層より下の層、好ましくは第2の展開層に含有
させることが望ましり。
この際、酵素を核層に官有させるためには、核層は、水
又はそれに準する系で塗設することが望ましい。しかし
ながら、該方法を用いると、試薬層から、水溶性の試薬
の移動を誘起し、十分な分析性能を達成することができ
ない。これを解決するには、前記層を非水溶媒で塗設す
るとよいが、その際、酵素を直接該層中に分散含有させ
ると、酵素の有機溶媒による変性失活を招き、著しい感
度の低下を引起す。
上記問題点を解決するために本発明においては、特開昭
61−177997号公報に記載され九ように、妨害物
質を含有しないタンパク質及び/又はポリペプチド化合
物を使用することが好ましい。
本発明において使用する「該分析及び該反応を実質的に
妨害する物質tl−宮有官有いタンパク質及び/又はポ
リペプチド化合物」とは、分析目的念る特定成分及び′
#、素活性を実質的に含有せず、且つ該特定成分を検知
可能な物質に誘導させる反応を実質的に妨害する物質を
含有しないタンパク質及び/又はポリペプチド化合物を
意味する。
前記定義したタンパク質及び/又はポリペプチド化合物
の例としてはアルブミン(牛血清アルブミン、卵白アル
ブミン等)、グロブリン、ゼラチン及びゼラチン分解物
等が好ましい。
該酵素と妨害物質を含有しないタンパク質及び/又はポ
リペプチド化合物の比率は広範に選択された割合を用い
ることが可能であるが、各々のタンパク量として重量で
IO対1〜1対5000が好ましく、特に1対1〜1対
200の比率の範囲で用いることが、特に好適である。
本発明において、酵素とタンパク質及び/又はポリペプ
チド化合物との混合物を分散含有する多孔性層を形成す
るための有機溶媒としては、例えばキシレン、ベンゼン
、トルエン、メタノール、エタノール、ブタノール、ア
セトン、クロロホルム、テトラヒドロ7ラン等の非水溶
媒が挙げられるが、これらの中で好適なものは、キシレ
ン、ベンゼン、トルエン、ブタノール、クロロホルム等
の水不混和性有機溶媒である。
ペルオキシダーゼを用いる場合には、常法に従って水素
供与体及びカプラーを併用する。
水素供与体の例としては、特開昭48−52158号公
報に開示されている4−置換アンチピリン、同55−2
0471号公報に開示されている2−ヒドラジノペンジ
チアゾリン、同55−148100号公報に開示されて
いるp−ハロゲノフェノール(以上、時開111557
−174099号公報参照)、更に特開昭50−157
192号、同57−94655号、及び同57−174
099明細公報に開示されてhる。−又はp−フェニレ
ンジアミン系化合物が挙げられる。
これらの中で好ましいものは、4−置換アンチピリン及
びp−フェニレンジアミン系化合物であり、特に、4−
アミノアンチピリン、特開昭57−94655号公報に
具体例として挙げられているp−7ユニレンジアミン系
化合物が好ましい。
水素供与体は広範に選択された量を用いることが可能で
あるが、αo1〜t oo6リモル/m2、好ましくは
α05〜50ミリモル/m2の範囲で用いることができ
る。
カプラーの例としては、特開昭57−94654号公報
に開示されているアシルアセトアミド化合物、同57−
94656号及び同57−174099明細公報に開示
されているピラゾロン系化合物、同57−94655号
及び同57−174099明細公報に開示されているフ
ェノール系化合物、同57−94655号及び同57−
174099明細公報に開示されているナフトール系化
合物、及び同57174099号公報に開示されている
N、N−ジ置換アニリン化合物が挙げられる。これらの
中で好ましいものは、ピラゾロン系化合物、フェノール
系化合物及びナフトール系化合物でめり、特に特開昭5
7−94656号、同57−94655号、同57−9
4655号及び同57−174099明細公報に具体例
として挙げられている化合物、及び7−クロロ−5−(
2−(2−ヘキシルデシルスルホニルンエチル〕−6−
メチル−ピラゾロ−(3,2−a)−s−)リアゾール
が好ましい カブラ−は広範に選択された量を用いることが可能であ
るが、α、1〜100ミリモル/ m”、好ましくはα
5〜50ミリモル/mzの範囲で用いることができる。
本発明の分析素子は支持体上に、液体試料中の成分と反
応する少なくとも一種の試薬を宮み且つ親水性コロイド
からなる少なくとも一層の試薬層と、その上方に前記液
体試料中の成分を前記試薬層へ透過又はP遇する展開#
を順次積層してつくられる。
本発明に係る支持体は、従来公知のものでよく、好適な
ものには、液体不浸透性で、且つ光透過性のものがめり
、例えば酢酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート
、ポリカーボネート、又はポリスチレンのような種々の
重合体材料が、この使用目的に適する。更には、上記重
合体材料のみならず、ガラスのごとき無機材料も同様に
用いることが可能である。本発明に係る支持体の厚さは
任意であるが、好ましくは約50〜約250μmである
。また、本発明に係る支持体の観測側の一側面は、その
目的に応じて任意に加工することが可能である。更に試
薬層を積層する側の支持体面に、場合によっては光透過
性の下塗り層を使用して試薬層と支持体との接着性を改
良することができる。
本発明に係る試薬層は親水性バインダーから構成される
ものであり、二層以上の試薬層に分離することも可能で
ある。
バインダーとしては、ゼラチン、7タル化ゼラチン等の
ゼラチン誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム塩等の水溶性セルロー
ス誘導体、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド
、ポリメタクリルアミド、ポリ(モノ又はジアルキル置
換)アクリル方ミド、ポリ(モノ又はジアルキル置換)
メタクリルアミド、及びこれらの水溶性共重合体等が挙
げられる。
本発明の分析素子は、必要に応じて、例えば米国特許筒
5.992,158号明細書記載の反射層、下塗9層、
米国特許筒4,042,555号明細書記載の放射線ブ
ロッキング膚、米国特許筒4.066.403号明#1
−iF記載のバリヤー層、米国特許筒4,166,09
5号明細書記載のマイグレーション阻止層、特開昭55
−90859号公報記載のスカベンジャー層及び米国特
許筒4.110.079号明細書記載の破壊性ボンド状
部材等を任意に組合せて本発明の目的に合わせた任意の
構成とすることができる。
これら分析素子の種々の層は、本発明に係る支持体上に
所望の構成に従い、従来写真工業において公知のスライ
ドホッパー塗布法、押出し金布法、浸漬塗布法等を適宜
選択して用い、順次積層することで任意の厚みの層を塗
設することができる。
本発明の分析素子を用いて、液体試料中の特定成分のf
t−1本発明に係る支持体側から反射スペクトロホトメ
トリーにより初速開法又は反応終結法に従って測定する
ことができる。このようKして得られた測定値は、あら
かじめ作成しておい友検量線に当てはめることで特定成
分の量を決定することができる。
本発明の分析素子に適用される液体試料の量は任意に定
めることができるが、好ましくは約5μtから約501
Ltでろり、更に好ましくは5 tit。
から20μtである。通常的10ttlの液体試料を適
用するのが好ましい。
本発明の分析素子は、全血液、血清及び血漿のいずれの
分析にも不都合なく用いることができる。更には尿、リ
ンパ液、髄液等の他の体液も不都合なく用いられる。全
血液を用いる場合には、必要に応じて検出のための放射
線が血球により妨害を受けるのをさけるために前述の放
射線ブロッキング層又は他の反射層を設けることができ
る。
本発明の分析素子に用いられる分析反応は、その目的に
より任意に定めることができるが、例えば臨床化学の分
野に有用でアシ、特に生物学的液体試料、すなわち血液
又は尿中の成分の分析に用いられる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて不発BAf、更に具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない
実施例1 膜厚180翔の透明な下引済ポリエチレンテレフタレー
ト支持体上に、下記組成の試薬層を塗設した。
ゼラチン             1五097m”ペ
ルオキシダーゼ            13000 
U/;+s”アスコルビン酸オキシダーゼ      
  9500 U/m”トリイソプロピルナフタレンス
ルホン酸ナトリウム                
 α56121.2−ビス(ビニルスルホニルエタン)
     0.2097m”フタル酸ジブチル    
          1.0297m”アジ化ナトリウ
ム              α169/讐上記試薬
層を塗布、乾燥後、下記組成の接着層を塗役し九。
上記接着層を塗布、乾燥後、下記組成の第2の展開層を
塗設した。
2F紙原材料用繊維(東洋濾紙社製)     ? t
o 97m”ポリオキシエチレ/ラウリルエーテル 1AQf/m” 塩酸4−N、Nジエチルアミノ−2−(2’−メタンス
ルホンアミドエチル)アニリンa 1897m” 上記第2の展開層を塗布、乾燥後、下記組成の第1の展
開層を塗設した。
ポリ(スチレンーコー・°グリシジルメタクリレート〔
90/10](平均粒径約5Am)エチレンジアミン 15α0わ4− α1f7− デキストラン[酸ナトリウム        α029
7m”塩化マグネシクム             [
L4697m”塩化ナトリウム           
   α1097m”上記のようKして本発明の分析素
子(1)t−製造した。
第1の展開膚f、塗設し々い以外は本発明の分析素子(
1)と同様の、従来の分析素子と比較して、本発明の分
析素子+11を評価した。
;レスチロール含有量の異なる分画操作前の各種ヒト血
清5 ′!IIを用意し、それぞれを生理食塩水で2分
の1に希釈し、本発明の分析素子。
及び従来の分析素子に10μty4下し、37℃で7分
間インキエベーションした後の波長546nm におけ
る反射光学濃度(Dr )を測定した。
第1表にその結果を示す。
第  1 表 第2表 上記5種のヒト血清″f、、中外製薬(株)製、ユニキ
ラ)HDL−コレステロールNに付属の分画試薬を用い
て、分画操作を行った。血清に、同量の分画試薬を混合
し、10分間放置後、3000回転で10分間遠心分離
し九。それぞれの上清を、本発明の分析素子(1)、及
び従来の分析素子に10μt#4下し、57℃で7分間
インキュベーションした後の波長546nmVcおける
反射光学濃度(Dr )を測定した。第2衆にその結果
を示す。
第1表、第2表の結果から、本発明の分析素子(11で
は、分画操作を経ない血清を用いても、HDL−コレス
テロール濃度に相応した良好な発色が得られるが、従来
の分析素子では、分画操作を行った血清を用いないと、
HDL−コレステロール濃度に相応した発色が得られな
いことがわかる。
実施例2 実施例1の試薬Nを塗布、乾燥した後、約50f/n!
の水を塗布し、湿らせた後、ポリエチレンテレフタレー
ト紡績糸(66ゲージ、50D)からなるトリコット編
物を圧着し、乾燥させ九。
その後、下記組成の水溶液を、1−となるように塗布し
、第2の展開層とした。
ポリオキシエチレン−ラウリルエーテル     1五
〇2コレステロールオキシダーゼ         1
80oυコレステロールエステ5−ゼ        
 1800Uアスコルビン酸オキシダーゼ      
   7500U水 00f 上記第2の展開層を塗布乾□燥後、下記のように作成し
た第1の展開層を、α−シアノアクリレート系の接着剤
を用いて接着した。
テーファクタントIOG            五〇
 f/B”デキストラン硫酸ナトリウム       
  102V−塩化マグネシウム          
    146V−塩化ナトリウム         
     110V−上記の試薬をサンドグラインダー
を用いて平均粒径5μm程度になるまでキシレン中で微
粒子化し、東洋濾紙(株)製 ガラス繊維フィルターC
)B100R(直径7■の円盤状ンに、上記含有量にな
るように含浸させ、乾燥したもの。
このようにして本発明の分析素子(2)t−製造し次。
I(DL−コレステロール官有量の異なる各種のヒトの
全血asit−用意し、本発明の分析素子(2)に20
μtずつ滴下し、37℃で7分間インキュベーションし
た後の波長546nmにおける反射光学濃度(Dr )
を測定した。第6表にその結果を示す。
第3表 第3表の結果から、本発明の分析素子(2)は、全血液
を試料としてその試料のHDL−コレステロール含有量
に相応した良好な発色が得られることがわかる。
〔発明の効果〕 以上詳説したように、本発明の分析素子によれば、煩雑
な分画操作を必要とせず、極めて迅速簡便にHDL−分
画中の特定成分の高精度な定量分析が可能となり、実用
的に非常に有効である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、支持体上に少なくとも一層の試薬層、及びその上方
    に多孔性展開層を有し、液体試料の高比重リポタンパク
    分画中の特定成分を分析するための分析素子において、
    該素子が、液体試料中の高比重リポタンパクを分画する
    分画剤を含有する層を有し、かつ該層が、該特定成分の
    測定反応を行う層より上方に設けられていることを特徴
    とする分析素子。
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