JPH0220721Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0220721Y2
JPH0220721Y2 JP11666986U JP11666986U JPH0220721Y2 JP H0220721 Y2 JPH0220721 Y2 JP H0220721Y2 JP 11666986 U JP11666986 U JP 11666986U JP 11666986 U JP11666986 U JP 11666986U JP H0220721 Y2 JPH0220721 Y2 JP H0220721Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boundary surface
housing
lens
detection device
outer boundary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11666986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6323709U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11666986U priority Critical patent/JPH0220721Y2/ja
Publication of JPS6323709U publication Critical patent/JPS6323709U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0220721Y2 publication Critical patent/JPH0220721Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、自動車等の車両に使用される灯具
で、特に灯具前面レンズの汚れを検出する検出装
置を備えた車両用灯具に関する。
《従来の技術》 従来、自動車等の車両に使用される車両用灯具
では、その前面レンズの汚れを検出する検出装置
が灯具の外側に設けられた構造のものと内側に設
けられた構造のものとがあり、いずれの構造であ
つても汚れを光学的に検出するように構成したも
のである。
しかし、検出装置が灯具の外側に配置された構
造にあつては、検出装置自体が汚れて検出力が低
下したり、車体から突出している部分が損傷を受
け易いという不具合がある。これに対して検出装
置が灯具の内側に配置された構造ではそのような
不具合がない。
そこで、検出装置を灯具の内側に配置した車両
用灯具としては、例えば実開昭55−165256号公報
等で見られる。この構造は検出装置を灯具内に配
設するとともに、この検出装置に電気的に接続さ
れレンズの汚れが一定値に達するとオン状態に作
動するスイツチでクリーナを動作させて清浄する
ように構成したものである。
また、検出装置を灯具内に配置し単に汚れを検
出する車両用灯具としては第3図のような構造の
ものがある。第3図に示す車両用灯具1は、ハウ
ジング2と、リフレクタ3と、ソケツト4に装着
されたバルブ5と、ハウジング2の前面開口を塞
ぐように装着されたレンズ6と、ハウジング2内
に配置された検出装置7等を備えている。
検出装置7は赤外発光素子11とフオトトラン
ジスタ12とからなるフオトカプラ8と、複数の
制御回路素子(不図示)を実装した硬質のプリン
ト回路基板9とからなり、赤外発光素子11及び
フオトトランジスタ12の各端子はプリント回路
基板9上の回路端子部に半田付けされている。
また、フオトカプラ8はリフレクタ3の背後
で、且つ、リフレクタ3に形成された孔3Aと対
応した位置に配置されている。そして、フオトカ
プラ8の赤外発光素子11からは赤外光が照射さ
れ、その照射された赤外光は孔3Aを通つてレン
ズ6に照射される。このようにしてレンズ6に照
射された赤外光はレンズ6のハウジング外側境界
面6Aで反射されて来る反射光をフオトトランジ
スタ12で受け検出信号とするようにしている。
第5図はその検出装置7に適用可能な制御回路
を示すものである。第5図に於いて、符号14は
電源13と並列接続された駆動回路で、この駆動
回路14の出力端には上記赤外発光素子11が接
続されており、駆動回路14から周期的に付与さ
れる出力で周期的に赤外発光素子11が発光する
ようになつている。また、電源13には抵抗15
を介してフオトトランジスタ12が並列接続され
ており、このフオトトランジスタ12のコレクタ
に増幅器を含んだ検出回路16が接続され、更
に、この検出回路16の出力端には出力端子18
を有した出力回路17が接続されている。
この様に構成されている制御回路を用いた検出
装置7は、駆動回路14に制御されて赤外発光素
子11が周期的に発光されると、この光がレンズ
6のハウジング外側境界面6Aで反射されフオト
トランジスタ12に入射される。そして、レンズ
外部表面に泥等が付着して汚れると、ハウジング
外側境界面6Aで反射されて来る赤外光が減衰
し、フオトトランジスタ12の出力V1が第4図
に示す様に△V変化する。この出力の変化△Vを
検出回路16で検出し、更に出力回路17を介し
て取出すことによりレンズ外部表面の汚れを検知
するようになつている。
そして、第3図に示す実施例にあつてはハウジ
ング外側境界面6Aとハウジング内側境界面6B
とはほぼ平行面として形成されており、また、赤
外発光素子11とフオトトランジスタ12とは極
めて接近した位置に並置されている。
従つてこの様な構成の検出装置7にあつては、
赤外発光素子11から発光された光は幾何光学的
に、第3図中実線で示すようにレンズ6のハウジ
ング外側境界面6Aで反射されて来る光と、第3
図中一点鎖線で示すようにレンズ6のハウジング
内側境界面6Bで反射されて来る光とがフオトト
ランジスタ12に共に入射される。すなわち、第
3図中フオトトランジスタ12を囲んで実線で描
かれた円Aはハウジング外側境界面6Aで反射さ
れて来る光の照射範囲で、一点鎖線で描かれた円
Bはハウジング内側境界面6Bで反射されて来る
光の照射範囲である。しかしながら、このハウジ
ング内側境界面6Bで反射されて来る光は本来ノ
イズで、検出精度を向上させる為にはフオトトラ
ンジスタ12に入射してはいけない反射光であ
る。
この様にハウジング外側境界面6Aで反射され
て来る光とハウジング内側境界面6Bで反射され
て来る光とを同時に受ける従来の検出装置7にあ
つては、第4図に示すようにフオトトランジスタ
12の出力V1の中、V0がハウジング外側境界面
6Aから反射されて来る光に対応した出力で、他
のほぼ半分の出力U0がハウジング内側境界面6
Bから反射されて来る光に対応した出力となつて
いる。
《考案が解決しようとする問題点》 この様にハウジング外側境界面6Aとハウジン
グ内側境界面6Bとから反射されてくる光をフオ
トトランジスタ12で共に受ける従来の検出装置
7にあつては、“汚れなし”の時の出力と“汚れ
付着”の時の出力との変化△Vが小さいために検
出感度が悪く良好な検出精度が得られないと言う
問題があつた。また、ハウジング内側境界面6B
とハウジング外側境界面6Aとがほぼ平行面とし
て形成されているために、レンズ6外からリフレ
クタ3の孔3Aおよびフオトカプラ8が直視され
るので灯具1の見栄えが悪くなると言う問題があ
つた。
そこで本考案は、これら従来の問題点に鑑みな
されたもので、レンズ汚れを検出する検出装置の
検出感度を向上させることができるとともに灯具
の見栄えを向上させた車両用灯具の構造を提供す
ることを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 以上の目的を達成するために本考案は、ハウジ
ングの前面開口を閉じて配置されたレンズのハウ
ジング内側境界面に向つて検出光を照射する検出
用投光源と、前記内側境界面から入射し前記レン
ズのハウジング外側境界面で反射されて来る前記
検出光を受光して電気信号に変換する受光素子と
からなるフオトカプラを備えた車両用灯具であつ
て、前記レンズの前記内側境界面と前記外側境界
面とを互いに角度をもたせて形成し前記内側境界
面と前記外側境界面とで反射される前記検出光の
向きが異なるように構成したことを特徴とする。
《作用》 以上の構成による車両用灯具は、レンズのハウ
ジング内側境界面とハウジング外側境界面とを互
いに角度を持たせて形成し、ハウジング内側境界
面とハウジング外側境界面とで反射される検出光
の向きを異ならせているため、ハウジング外側境
界面で反射されて来る反射光の位置に受光素子を
配置することによつてノイズとなるハウジング内
側境界面で反射された反射光が受光素子に入射さ
れるのを阻止することができるので検出感度を向
上させることができる。また、ハウジング内側境
界面とハウジング外側境界面との傾きがプリズム
の作用をなし、レンズ外側から検出用投光源およ
び受光素子が直視されにくくなつているので、灯
具としての見栄えが向上する。
《実施例》 以下、本考案に係る車両用灯具の一実施例を図
面を参照して説明する。
第1図は、本考案の車両用灯具21は、ハウジ
ング22と、リフレクタ23と、ソケツト24に
装着されたバルブ25と、ハウジング22の前面
開口を塞ぐように装着されたレンズ26と、ハウ
ジング22内に配置された検出装置27等を備え
ている。
検出装置27は第3図に示した車両用灯具に用
いられていると同様に、検出用投光源となる赤外
発光素子11と受光素子となるフオトトランジス
タ12とからなるフオトカプラ8と、複数の制御
回路素子(不図示)を実装した硬質のプリント回
路基板9とからなり、赤外発光素子11及びフオ
トトランジスタ12の各端子はプリント回路基板
9上の回路端子部に半田付けされている。
またフオトカプラ8はリフレクタ23の背後
で、且つ、リフレクタ23に形成された孔23A
と対応した位置に配置されている。そして、フオ
トカプラ8の赤外発光素子11からは赤外光が照
射され、その照射された赤外光は孔23Aを通つ
てレンズ26に照射される。この赤外発光素子1
1からの照射光を受けるレンズ26上の部分は、
ハウジング外側境界面26Aとハウジング内側境
界面26Bとが互いに角度θを有してプリズム状
に形成されている。
従つて、このプリズム状に形成することによ
り、赤外発光素子11から照射された赤外光の
中、ハウジング内側境界面26Bからレンズ26
内に入射した光は、第1図実線で示すように、レ
ンズ6のプリズム作用で一度屈折した後、そのま
まハウジング外側境界面26Aに進み、このハウ
ジング外側境界面26Aで屈折した後、赤外発光
素子11とは横方向へ比較的大きく離間して配置
されているフオトトランジスタ12を中心とした
円Aの範囲を照射する。また赤外発光素子11か
ら照射された赤外光の一部は、ハウジング内側境
界面26Bで入射され、第1図一点鎖線で示す様
にレンズ26内に入射した光とは異なる方向の赤
外発光素子11を中心とした円Bの範囲を照射す
る。すなわち、フオトトランジスタ12に入射さ
れる赤外光は、リフレクタ23の孔23A内で無
効な光がカツトされ、ハウジング外側境界面26
Aで反射されて来る有効光だけが入射される。
この様に形成されている検出装置27は、第5
図に示した制御回路が適用される。すなわち、第
5図の制御回路を用いた検出装置27は、駆動回
路14に制御されて赤外発光素子11が周期的に
発光されると、この光がレンズ26のハウジング
外側境界面26Aで反射されて来る光のみが主と
してフオトトランジスタ12に入射される。この
フオトトランジスタ12の出力V1は、レンズ2
6の外部表面が汚れていない時には、第2図の如
き“汚れなし”の範囲の出力V0+U0を出力す
る。逆にレンズ外部表面に泥等が付着して汚れる
と、ハウジング外側境界面で反射されて来る赤外
光が減衰し、フオトトランジスタ12の出力V1
は第2図示の如き“汚れ付着”の範囲の出力
(V0−△V)+U0を出力する。この出力の変化△
Vを検出回路16で検出し、更に、出力回路17
を介して取出すことによりレンズ外部表面の汚れ
を検知する。
そして、第2図に示した様に、この検出装置2
7の構造にあつては、ハウジング外側境界面26
Aで反射されて来る光以外のノイズU0はほとん
どないので“汚れなし”時の出力と“汚れ付着”
時の出力変化△Vが大きくなつて感度が向上する
ことになり、適確にレンズ26の外部表面の汚れ
検出を行なうことができる。また、レンズ26の
ハウジング外側境界面26Aとハウジング内側境
界面26B間がプリズム状に形成されているの
で、レンズ26の前面より見た場合に、このプリ
ズムによつて赤外発光素子11及びフオトトラン
ジスタ12が直視しずらくなり、これらの配置が
外部から目立たない。
尚、本実施例にあつては検出用投光源として赤
外発光素子を、また受光素子としてフオトトラン
ジスタを例示したが、これらに限ることなく広く
ランプを含んだ発光素子並びに広く光電変換素子
を含む受光素子等を必要に応じて使用することが
可能である。
《考案の効果》 以上説明した様に、本考案の車両用灯具によれ
ば、レンズの汚れを検出する検出装置の検出感度
が向上し、且つ、灯具の見栄えを損うことなく上
記検出装置を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用灯具の一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図に示す車両用灯具
に内蔵された検出装置の出力波形図、第3図は従
来の車両用灯具の一例を示す縦断面図、第4図は
第3図に示す車両用灯具に内蔵された検出装置の
出力波形図、第5図は第1図および第3図に示し
た車両用灯具に内蔵された検出装置に適用可能な
制御回路の一例を示した回路図である。 21……車両用灯具、22……ハウジング、2
6……レンズ、26A……レンズのハウジング外
側境界面、26B……レンズの内側境界面、27
……検出装置、8……フオトカプラ、11……検
出用投光源となる赤外発光素子、12……受光素
子となるフオトトランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの前面開口を閉じて配置されたレン
    ズのハウジング内側境界面に向つて検出光を照射
    する検出用投光源と、前記内側境界面から入射し
    前記レンズのハウジング外側境界面で反射されて
    来る前記検出光を受光して電気信号に変換する受
    光素子とからなるフオトカプラを備えた車両用灯
    具であつて、前記レンズの前記内側境界面と前記
    外側境界面とを互いに角度をもたせて形成し、前
    記内側境界面と前記外側境界面とで反射される前
    記検出光の向きが異なるように構成したことを特
    徴とする車両用灯具。
JP11666986U 1986-07-31 1986-07-31 Expired JPH0220721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11666986U JPH0220721Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11666986U JPH0220721Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6323709U JPS6323709U (ja) 1988-02-17
JPH0220721Y2 true JPH0220721Y2 (ja) 1990-06-06

Family

ID=31001478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11666986U Expired JPH0220721Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0220721Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6323709U (ja) 1988-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63166118A (ja) 反射型光電スイツチ
JPH0220721Y2 (ja)
JPH04481Y2 (ja)
CN210000220U (zh) 一种车灯自动控制装置
JP2545772Y2 (ja) 煙検出器
JP4186364B2 (ja) 車両用自動点消灯制御装置
JPS60163350U (ja) 車輛用雨滴検知器
JPH0549498B2 (ja)
JPS6027944Y2 (ja) 赤外線検出装置
JPS6027943Y2 (ja) 赤外線検出装置
JPH0628609U (ja) 光学式近接センサ
JPH0443942Y2 (ja)
JP3431688B2 (ja) 車両用受光センサ装置
JPH0471136U (ja)
JPS6225003Y2 (ja)
JPH0557687U (ja) 測距センサ
JPS6332036Y2 (ja)
JPS63309881A (ja) 車両用障害物検出装置
JPS628608Y2 (ja)
JPS62187237U (ja)
CN114910660A (zh) 一种速度加速度的测量装置及方法
JPS647315Y2 (ja)
JPS62187441U (ja)
JPH0279411U (ja)
JPH0628718U (ja) 雨滴センサ