JPH02205537A - 物品取出方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は物品取出方法及びその装置に関し、詳しくはコ
ンベヤで搬送されるトレイに収納された小径カプセル状
の物品取出方法及びその装置に関する。

［従来の技術］ 液体香料が封入された小型カプセルは、トレイに配置さ
れたままで、コンベヤによって搬送される。

搬送中のトレイがら小型カプセルを取り出す手段として
は、種々なものがある。

例えば、トレイを反転させて自然落下させることで取り
出す手段、サクションで吸い取る手段、トレイ底板の孔
にビンを挿入して小型カフセルを押し出す手段等がある
。

［本発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような手段は、トレイを間接的に止
めるこ？トレイ自体を傾斜させること、並びに、カプセ
ルを取り出すタイミングを合わせるのが困難なためカプ
セルを完全に取り出すことができない等の欠点があり、
使い勝手が優れているとはいえない。

また、これらの取出を行う装置は、トレイ搬送状態のま
まカプセルを自動的に取り出すことができず、特別な取
出工程を必要とするので、簡単に設置できない。

すなわち、例えば、コンベヤを搬送手段とし、トレイを
反転させる場合には、コンベヤ自体も加工して、コンベ
ヤ自体が反転するような特別な取出工程等を設けなけば
ならない。

［課題を解決するための手段］ 第１の発明である物品取出方法は、底面に貫通孔を有す
る物品収納用の凹部が形成されたトレイ底面の貫通孔対
応位置に、圧縮空気を吹き付け、凹部に収納されている
物品を上方へ吹き飛ばすことにより、トレイｊ・′ら物
品を取り出すことを要旨とする。

第２の発明である物品取出装置は、圧縮空気の吹出ノズ
ルを有するエアーチャンバと、エアーチャンバへ圧縮空
気を供給するコンプレッサーと、エアーチャンバとコン
プレッサーとの間に取り付けられた圧縮空気供給制御用
の電磁弁と、対象物の検出により電磁弁へ制御信号を送
る検出器とを備えたことを要旨とする。

［作用］ 第１の発明によれば、貫通孔を通してトレイ底面から吹
き付けられた圧縮空気により、トレイの物品が吹き飛ば
される。

第２の発明によれば、コンプレッサーから供給される圧
縮空気は、エアーチャンバの吹出ノズルから吹き出し、
物品を吹き飛ばす、この際、対象物を検出する検出器の
信号が電磁弁に伝わり、圧縮空気の供給がコントロール
される。

［実施例コ 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

第１図は本発明に係る物品取出装置の一実施例を示す、
一部切欠斜視図である。

本発明に係る物品取出方法は、第２図、第３図に示すよ
うに、底面に貫通孔１を有する物品収納用の凹部２が形
成されたトレイ３の底面３ａの貫通孔１対応位置に、圧
縮空気を吹き付け、凹部２に収納されている小型カプセ
ル４を上方へ吹き飛ばすことにより、トレイ３から小型
カプセル４を取り出す。

圧縮空気の吹き付けは、例えば、物品が、長さ１３．８
ｍｍ、直径６ＩＩＩ１１、重量０．３６　ｇの小型カプ
セルである場合、吐出速度が５０　ｍ／ｓｅｅ程度とな
るようにする。

なお、この場合の吐出圧力は、０．５〜０．７ｋｇ／ｃ
履２程度となる。

を搬送されるトレイ３の搬送位置に合わせて行うように
、例えば、トレイ３の貫通孔１と、圧縮空気の吹出ノズ
ル６との位置が合致する際に、空気が吹き出すようにす
るが、多少合致の前後を含めて吹き出すようにしてもよ
い。

また、吹き出し方向は、垂直方向に吹き出すようにする
以外にも、トレイ３の搬送方向と合わせ傾斜させて吹き
出すようにしてもよい。

ここで使用されるトレイ３は、第３図に示すように、全
体形状が正方形の平板状で、周囲にフレーム３１が取り
付けられている。

該トレイ３は、縦横に規則正しく配列された凹部２に、
小型カプセル４を収納する。

次に、本発明に係る物品取出装置について説明する。

該物品取出装置は、圧縮空気の吹出ノズル６を有するエ
アーチャンバ７と、エアーチャンバ７へ圧縮空気を供給
するコンプレッサー８と、エアーチャンバ７とコンプレ
ッサー８との間の連結管９（図中−点鎖線で示す）の途
中に取り付けられた圧縮空気供給制御用の電磁弁１０と
、対象物の検出により電磁弁１０へ制御信号を送る検出
器１１とを備え、吹出ノズル６、エアーチャンバ７がコ
ンベヤ５の下部側に取り付けられている。

吹出ノズル６は、エアーチャンバ７の上端側に複数個取
り付けられている。

各吹出ノズル６の位置は、トレイ３の貫通孔１の間隔と
等しい間隔であり、コンベヤ５のローラシャフトと平行
になるように、トレイ３の横列に対応して横−直線状に
取り付けられている。

また、吹出ノズル６は、コンベヤ５のローラ５１間に入
り込むみように位置し、先端がコンベヤ５のローラ５１
上面よりわずかに下がった位置となるように取り付けら
れている。

コンベヤ５の上部両側には、トレイ３の通路を２にトレ
イ３の接近を検出する検出器１１が設けられている。

該検出器１１は、トレイ３の検出により圧縮空気供給制
御用の電磁弁１０へ制御信号を送るもので、トレイ３の
接近を検出すると電磁弁１０が開き、吹出ノズル６から
圧縮空気が吹き出るようにする。

一方、コンベヤ５の上部側には、小型カプセル４の飛び
出し方向規制用の案内ブロック１３と、飛散防止用のカ
バー１４が取り付けられている。

案内ブロック１３は、全体が薄板状で、小型カプセル４
の大きさに対応した貫通路１３ａが、トレイ３の凹部２
に対応して形成されている。

案内ブロック１３としては、上記した以外にも、図示は
省略するが、例えば小型カプセル４の大きさに合わせた
内径のパイプを、トレイ３の凹部２の位置に合わせて並
べたものでもよい。

カバー１ノ省、案内ブロック１３の貫通路１３ａの上部
を覆うもので、半円ドーム形状に形成されている。

該カバー１４の下部には、カバー１４によって飛散防止
が図られた小型カプセル４を収納容器１５に導くシュー
ト１６が取り付けられている。

次に、前述した物品取出装置の動作について説明する。

コンベヤ５上のトレイ３は、ガイド１２によって導かれ
、一定の搬送位置を保ちつつ搬送される。

検出器１１によりトレイ３が検出されると、検出器１１
からの信号により、電磁弁１０が開き、圧縮空気がコン
プレッサー８からエアーチャンバ７へ送られる。

エアーチャンバ７は、各吹出ノズル６に均等圧縮空気を
送る。

各吹出ノズル６から吹き出す圧縮空気により、トレイ３
の貫通孔１と吹出ノズル６の位置とが一致すると、トレ
イ３の凹部２に配置されている小型カプセル４が、貫通
孔１からの圧縮空気により底面を押される。

その結果、トレイ３の小型カプセル４は、−列ごとに順
次、上方へ押し出されることになる。

トレイ３から押し出された小型カプセル４は、案内ブロ
ック１３の貫通路１３ａ内を垂直に押し上げられて、上
端側から飛び出す。

案内ブロック１３から飛び出した小型カプセル４は、カ
バー１４の内面に沿って移動し、その後シュート１６上
に落下する。

シュート１６に落下した小型カプセル４は、所定の収納
容器１５に順次、取り入れられる。

小型カプセル４が取り出されたトレイ３の通過が、検出
器１１により検出されると、検出器１１からの信号によ
り、電磁弁１０が閉じられ、圧縮空気の吹き出しが一時
的に停止する。

そして、検出器１１により次のトレイ３が検出されると
、再び、圧縮空気が吹出ノズル６から吹き出し、小型カ
プセル４を押し上げる。

このように、トレイ３の搬送位置に応じて、間接的に圧
縮空気の吹き出しが行われる。

［発明の効果コ 本発明は、以上説明した通りなので、次のような効果を
得ることができる。

物品に圧縮空気を吹き付けて吹き飛ばすので、確実に物
品を取り出すことができ、使い勝手に優れている。

また、搬送状態のまま取り出すことができ、特別な加工
を必要としないので、簡単に装置を設置することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明に係る物品取出装置の一実施例を示す、
一部切欠斜視図 第２図：第１図の要部の一部省略縦断正面図第３図ニド
レイの一部切断斜視図 １・・・貫通孔 ３・・・トレイ ５・・・コンベヤ ７・・・エアーチャンバ １０・・・電磁弁 ２・・・凹部 ４・・・小型カプセル ６・・・吹出ノズル ８・・・コンプレッサー １１・・・検出器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　底面に貫通孔を有する物品収納用の凹部が形成され
   たトレイ底面の貫通孔対応位置に、圧縮空気を吹き付け
   、凹部に収納されている物品を上方へ吹き飛ばすことに
   より、トレイから物品を取り出すことを特徴とする、物
   品取出方法。 ２　圧縮空気の吹出ノズルを有するエアーチャンバと、
   エアーチャンバへ圧縮空気を供給するコンプレッサーと
   、エアーチャンバとコンプレッサーとの間に取り付けら
   れた圧縮空気供給制御用の電磁弁と、対象物の検出によ
   り電磁弁へ制御信号を送る検出器とを備えたことを特徴
   とする、物品取出装置。