JPH02200232A - 高抱水性拭浄材の製造方法 - Google Patents

高抱水性拭浄材の製造方法

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JPH02200232A
JPH02200232A JP2232389A JP2232389A JPH02200232A JP H02200232 A JPH02200232 A JP H02200232A JP 2232389 A JP2232389 A JP 2232389A JP 2232389 A JP2232389 A JP 2232389A JP H02200232 A JPH02200232 A JP H02200232A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリビニルアセタール化多孔質体と不織布と
の複合シートからなる高抱水性物質の製造方法に関し、
さらに詳しくはタオル、ワイパー等の拭浄具に有用な微
細な気孔と拭取り時の摩擦抵抗の低下に有効な凹みを有
するポリビニルアルコール(以下PVAFと略す)化多
孔物質と不繊布との複合シートに関する。
[従来の技術] 従来より、PVAF化多孔物質と不織布からなる複合シ
ートは吸水性に優れ、抱水率が高く、毛羽による逆汚染
もないため、拭浄具として使用されている。しかしなが
ら、その反面、このような複合シートは表面に微細な開
放気孔を有し、かつ均一で吸着性が高いため、鏡面を有
するプラスチック、漆器、ガラス、金属等の平滑度の高
い表面を持った物品の表面の水滴、塵埃等を拭きとる場
合に拭浄材と被拭浄体表面との間に大きな摩擦抵抗が生
じるという欠点を有している。この欠点を解消する手段
として、拭浄材をパンチング加工して貫通孔をあける方
法、またその表面に凹凸のある金属、漆器、セラミック
ス等を過熱し該多孔質体の表面に圧着して凹凸を付与す
る、いわゆる工ンボス加工法、さらには該多孔質体の表
面を切削または研磨して凹凸を形成する方法(特開昭5
0−13467号)などが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これら方法のうち、パンチング法は穴の
数に比例して拭浄材の保水性が低下するという欠点を有
し、またエンボス加工する方法は、該多孔質体の凹部が
圧縮によって空隙率が低下するという欠点を有している
。さらに切削機または研削機によって多孔質体表面を切
削または研削してその表面に凹凸を付ける方法も、切削
または研磨する量に比例して拭浄材の保水性が低下する
という欠点を有している。さらにこれら方法は、いずれ
も特別な表面加工工程と労力を必要とするという欠点も
有している。
本発明はこのような表面加工程を必要とせずかつ該多孔
質シートの性能を損なうことなく拭取り作業における作
業性の優れた拭浄材の製造方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、不織布に発泡したポリビニルアルコ
ール水溶液を含浸または塗布し該ポリビニルアルコール
を凝固させて得られる多孔質シートをホルムアルデヒド
および鉱酸を含む水溶液で処理することにより該ポリビ
ニルアルコールをアセタール化し然る後に水洗すること
からなる高抱水性拭浄材の製造方法において、該ポリビ
ニルアルコールを凝固させる前または凝固中にポリビニ
ルアルコール水溶液を含浸または塗布した不繊布表面に
凹みを付与し、凝固後においても該凹部を保つことによ
り1〜100個/am”の凹みをシート表面に形成させ
ることを特徴とする高抱水性拭浄材の製造方法である。
本発明の高抱水性拭浄材の製造法について詳しく説明す
ると、まず不織布に発泡したポリビニルアルコール(以
下PVAと略す)水溶液を含浸または塗布する。PVA
水溶液の濃度は5〜15重量%、特に7〜9重量%が好
ましい。PVA水溶液は発泡されている必要があり、好
ましくは空気を混合して見掛は体積を2倍以上、より好
ましくは3〜6倍の発泡体としたものである。発泡状態
を安定に保つために、界面活性剤を配合することは好都
合である。その種類としては、ポリオキシエチレン、ア
ルキルエーテル、脂肪酸アミド、アルキルホスフェート
塩、アルキルアミン、硫酸エステル塩型両性活性剤、ア
ルキル硫酸エステル塩、プロピレングリコールなどが挙
げられ、これらは単独で又は二種以上を混合して用いら
れる。界面活性剤の添加量としては、PVAに対して1
0重量%以下でよい。また不織布(以下基体と略する場
合がある)へのPVA発泡体の付与量については基本に
対してPVA量で30〜600重量%、特に80〜40
0重量%が適当である。付与量が極めて少ないと基本表
面の形状が複合体表面に出て均一な表面にならず、また
基本繊維の毛羽も表面に出てくるためワイパーとして使
用する場合に拭ったあとに毛羽が残る欠点がある。また
PVA発泡体の付与量を多くした場合には複合体として
の抱水量は太き(なるが複合体PVA発泡体部分の強力
が低下する。また、必要なアセタール化の時間が長くな
るとともに深さ方向でのアセタール化度斑により、表面
を適度なアセタール化度に抑えた場合内部のアセタール
化が不充分となり、乾燥時の複合体としての柔らかさを
そこなうとともに表面に未反応のPVAの一部が滲出し
て複合体を重ね合せた際に表面同志が接着する原因とも
なる。
基体となる不織布としては、木綿、ビスコース繊維、ポ
リ塩化ビニリデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポ
リエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアクリロニ
トリル系繊維、ポリウレタン繊維、ポリアミド系繊維、
ポリエステル系繊維等の繊維単独又は複合からなる不織
布が用いられる。織物や編物の場合には触感、高抱水性
および弾力性の点で満足することはできない。本発明に
おいて、特に温水収縮性のポリビニルアルコール繊維を
含み、収縮処理して面積比で80%以下に収縮させた不
織布が柔らかさおよびPVA発泡体との一体性の点で好
ましい。本発明では、抱水の大部分は不織布の空隙に入
っており、不織布の空隙率と抱水率には正の相関を持っ
ている。前述したような用途の場合には抱水率700%
以上が好ましく、この抱水率を得るためには80%以上
、特に85%以上の空隙率のある不織布を基体にするの
が好ましい。また不織布の目付としては50〜400g
/a”が好ましい。
基体に発泡PVA水溶液を含浸または塗布したのち凝固
浴に浸漬して該PVAを凝固させる。その際の凝固浴と
して芒硝、硫安等の中性又は酸性の塩類の水溶液からな
る浴を使用して短時間でPVAを凝固する。複合体表面
の気孔状態を均一に保つためにはPVAを基体表面に含
浸・塗布した後、そのままの状態で直ちに凝固浴に導入
し、凝固させるのが好ましい。
本発明方法では、発泡したPVA水溶液を塗布又は含浸
した基体を凝固浴に浸漬する直前又は直後に、たと丸ば
針状の突起物を表面に有するローラー等によって含浸不
繊布の表面に凹みをっけ、凹みが消失しないうちに凝固
させる。これによって、多孔質複合体本来の優れた性能
である高抱水性を損うことなく該多孔質複合体表面と被
拭浄体表面との間に生じる静庫擦係数が低く作業性のよ
い拭浄具を得ることができる。
凹みを付与するために用いる装置としては、上記ローラ
ーの他に、針状突起物を有する平板なども使用すること
ができる。さらに高圧流体を不織布表面に当てて凹みを
付与する方法なども用いることができる。これらの方法
のうちで、特に上記ローラーを用いる方法が簡便性およ
び凹み付与完全性の点で優れている。表面に付与された
凹みは凝固後においてもシート表面に消失せずに残って
いることが必須であり、そのためにはローラーを用いる
場合には、第1図に示すように、凹みを付与するのと凝
固浴に浸漬゛するのがほぼ同時となるように、凝固浴面
に一対のローラーを設け、ローラー面の突起物により、
PVA水溶液を含浸または塗布した不織布の両面に凹み
を付与すると同時に凝固浴に浸漬する方法を用いるのが
好ましい。
なお本発明においては、付与した凹みの全てが凝固後に
おいて完全に消失せずに残っている必要はな(、その一
部が消失していてもよい。凹みの数としては、凝固後の
シート表面jam”当り、l−100個の範囲内にある
ことが必要である。1個未満の場合には摩擦係数が十分
に低下せず、また100個整越える場合にはシートの空
隙率が低下し拭浄性能が低下すると共に、製造すること
も難しくなる。
付与された凹みの大きさとしては、開口部が1〜5■の
径の円相当面積であるのが性能上好ましく、また凹みの
深さとしては0.41以上裏面に貫通して ない程度が好ましい。
凝固浴から取出した多孔質シートは常法によりアセター
ル化される。すなわち凝固浴から取出した多孔質シート
をホルムアルデヒドおよび鉱酸を含む水溶液中に浸漬す
ることによりアセタール化される。その際の水溶液中の
ホルムアルデヒド濃度+11s 〜60g/L絋酸濃度
と鉱酸は150〜300g/eが4一般的であり1.鉱
酸としては一般に硫酸、硝酸、塩酸などが用いられる。
水溶液温度としては40〜60℃が好ましく、また処理
時間としては30〜60分が好ましい。さらに水溶液中
に無機塩がPVA発泡体が基体から剥離するのを防ぐ目
的で添加されていてもよく、その添加量としては60〜
250g/Q、そしてその具体的化合物としては、芒硝
、硫安、硫酸亜鉛などが挙げられる。
PVAの発泡体部分のアセタール化度は35〜70モル
%が適当である。アセタール化度が高くなるとペーパー
ライクな感触になるとともに抱水率が低下し、また吸水
性も低下するため洗拭浄具としては機能が不充分となる
。一方、アセタール化度が低いと柔らかく、抱水率も高
く、吸水性も良好であるものの、乾燥したとき硬化程度
が激しく湿潤状態で巻いたり、折り重ねた状態で乾燥す
ると表面同志が接着することがありえる。そのため発泡
体部分のアセタール化度は35〜70モル%、できれば
45〜60モル%にコントロールするのが好ましい。
しかしながら低アセタール化度におけるPVA発泡体の
抱水力、触感、弾性極めて優れているので、この抱水力
、触感、弾性を維持しつつ乾燥時の表面同志の接着を防
止する手段としてアセタール化度を35〜50モル%で
停止し、その後グルタルアルデヒドで追加アセタール化
する方法を用いるのが好ましい。たとえば、グルタルア
ルデヒド2〜6gIQおよび硫酸4o= 1408/Q
を含む20〜4G”C(7)水溶液中に15〜30分間
浸漬することで乾燥時の表面同志の接着を防止すること
ができる。なお硫酸の代りに塩酸、硝酸等を用いること
もできる。グルタルアルデヒドによるアセタール化度と
しては2〜6モル%が好ましい。
またグルタルアルデヒド処理に代えて、PVA発泡体を
、コロイダルシリカを7〜13%含有し、1)117以
上に調整した液に浸漬した後、熱処理する方法を用いる
ことによっても乾燥時の表面同志の接着を防止すること
ができる。この方法を用いる場合、得られる複合シート
には、複合シート重量に対して2〜10重量%のコロイ
ダルシリカが付着しているのが好ましい。
また発泡PVAを付与後アセタール化することにより、
PVAは収縮し、その結果表面の泡は開放型の気孔とな
り、複合シートが乾燥した後の水ぬれ性が向上する原因
ともなり、後アセタール化は従来方法と比べて生血性の
向上と性能向上の二重のメリットがある。開放孔の径は
付与するP、vAの粘度により変ってくる。すなわち濃
度を高め葛と粘度が上昇して孔の径は小さくなってくる
が、抱水性および触感の点で該孔径は、その80%以上
が20〜200μの範囲内にあるのが好ましい。
このようにして得られた多孔質複合シートを水により洗
浄し、未反応アルデヒドや鉱酸、その他シートに付着し
ている不用物質を除去し、製品とする。
以下実施例により本発明を説明するが実施例中の濃度は
特にことわりがない限り重量%を意味している。
なお本発明で言う抱水率とは、サンプルを常温水に30
分浸漬後、水平金網上に乗せ水滴が滴下しなくなった時
の重量(Wl)を測定、以下の式で算出した値である。
また不織布の空隙率は次の方法により求めた。
空隙率=′−′” X  to。
ρ 但しρ :繊維の比重 平方向に引張り、滑り始めた時の荷重(yt)gを測定
し、次の式によって求める。
なおここでいう厚さとは、不織布を水平面上にのせ、上
から押さえることな(拡大鏡により不織布厚さ面を見て
、その実質的な厚みを測定して得られる値を意味してい
る。
また、吸水性、摩擦抵抗性および拭取効果に関しては、
それぞれ次の方法で測定した。
O吸水性 10X IQc−のサンプルを常温水中に30分浸漬後
遠心脱水機でaGoORPMで1分間脱水し、常温水面
上に平行に置き、全体が完全に吸水するまでの時間(秒
)で表わす。
O摩擦抵抗値 底辺が4%6cmで高さが2cs+の立方体(f、)g
の底部1m30001PIIで1分間遠心脱水した後の
サンプルを取り付け、水平の鏡面ガラス板上に置き水O
拭取効果 鏡面ガラス板上に10ccの水を置き、30GORPM
遠心脱水後のサンプルで拭取り、拭取り後のガラス面の
水粒子条痕の有無又は状態によって判定する。
実施例1 水溶性ビニロン(クラレ社製VPB174X44T−監
3)からなるloog/m”の不織布を60℃温水中に
浸漬し面積比率で65%に収縮させ、空隙率94%の基
体を得た。また完全ケン化PVA (クラレ社製PVA
−HC1)rン化度:99.9%、重合度:1.720
)の8%溶液にPOE  3モルラウリルエーテル硫酸
トリエタノールアミンとトリエタールアミンを60%対
40%に配合した溶液を0.8%加えた後、スガ機械(
株)製の連続発泡機で発泡させ、体積を3.5倍に増加
させた。この発泡PVA溶液を先の不織布からなる基体
に崖基体重量に対してPVA重量で2倍相当量を表、裏
均−に含浸付与した後、第1図に示す装置によって炉斗
型の凹みを付けながら凝固した。すなわち矢印方向に回
転する、近接したローラー(1)および(2)の表面に
ある針状の突起物(3)および(4)によって該基体(
5)および基体に付与された発泡PVAの表面(6)に
炉斗型(詳しくは逆円錐型)の凹みを付けながら凝固浴
中に送り込み、直ちに凝固した。凹みが変化しないうち
に凝固させるために凝固液の液深はローラー(U)およ
び(2)の中心位置とした。なお凝固浴としては400
g/Qの芒硝浴を使用し、1分間浸漬凝固させた後アセ
タール化液としてRCIIO: 30g/12、H*S
Oa : 300gf−Na*SO,: 100g#ノ
水溶液を45℃にa度調整し、この液中に該PVA付与
基体を浸漬。
して40分間処理し、PVAを発泡状態でかつ凹部付与
状態のまま不織布に固定した。得られた複合体を!Ia
OH: 0.2g/ffi溶液で5分間中和し、その汲
水にて複合体に残っているホルマリン、苛性ソーダ、芒
硝等を洗い流し、高抱水性複合体を製造した。
得られた高抱水性複合体のPVA発泡体のアセタール化
度は52%であり、湿潤状態で弾力性があり、気孔が均
一でかつ感触の良好な複合体であり、厚きは2.5mm
で抱水率は900%であった。また表面の炉斗型凹部(
詳しくは逆円錐型)は第2図に示す如き形状であり、そ
の表面開放部の径は平均2.0−一で深さは平均0.8
−あり、表面積1cm”あたり8個の円形凹部を規則的
に配置している。また凹部以外の表面の連続微細開放気
孔の径はその80%以上が40〜200μの範囲に入っ
ていた。
このPVAF化多孔質複合体を基体とする拭浄材(以下
シート)を常温水中に浸漬し、その重量に対して110
%の水分率となるまで絞った後、鏡面のガラス板上で拭
取りを行った結果、摩擦抵抗値は凹部のないシートの1
/2(詳しくは係数で2.1)となり、拭取効果も良好
であった。
結果を第1表に示す 比較例1 実施例1の方法によって得た、水溶性ビニロンからなる
空隙率94%の基体に体積が3.5倍に増加した発泡P
VA水溶液を該基体重量に対してPVA重量で2倍相当
量を表、裏均−に含浸付与した後、400g/l!の芒
硝液で1分間凝固させた。モして★施例−1の方法によ
ってアセタール化処理してPVAF化多孔質複合体を得
た。それを水洗し、乾燥した後第3図に示す如きローラ
ー(1)および(2)を170℃に熱し、矢印方向に回
転させ円型突起物(3)および(4)によって複合体(
5)の表面(6)に多数の凹部を付与したシートを準備
した。このシートの厚さは2.2g+sでありその表面
には第4図に示す如き凹部を有しており、その表面開口
部の直径は2.01で、深さは0.81であり、そして
凹部開口部面積は全表面積に対して53%であった。
このシートについて実施例1と同じ方法で拭取り試験を
行った結果、摩擦抵抗値は1.2となり、拭取効果も良
好であった。しかしこのシートの凹部は拭取試験のあと
水中にてもみ洗いをしたところ、凹部の形状が変化し8
0%が消滅した。この原因としては凹部を付与するロー
ラーの表面温度が該複合体の融点より低く、水に浸漬し
た場合該複合体が膨潤し、加熱によって与えられていた
繊維及び多孔質体の歪みがとれる事が原因と考えられる
そこで、該複合体の融点近く(詳しくは210’C)ま
で、ローラーの表面温度を上げて複合体表面に凹部を付
与する実験を行ったが、大巾に空隙率が低下し失敗に終
った。
以上の理由から、PVAF[合体表面に加熱によって凹
凸を付与することは該複合体の有する本来の性能を著し
く損うため問題があることが確認できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いることができる製造装置の一例の
側面図である。第2図は第1図の装置によって製造され
た拭浄材の表面図および断面図で゛ある。第3図は比較
例1の拭浄材を製造するために使用した装置の側面図で
あり、第4図はこの比較例の方法によって製造された拭
浄材の斜視図である。 (断面) U笥盈−元−口―ユ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 不織布に発泡したポリビニルアルコール水溶液を含浸ま
    たは塗布し該ポリビニルアルコールを凝固させて得られ
    る多孔質シートをホルムアルデヒドおよび鉱酸を含む水
    溶液で処理することにより該ポリビニルアルコールをア
    セタール化し然る後に水洗することからなる高抱水性拭
    浄材の製造方法において、該ポリビニルアルコールを凝
    固させる前または凝固中にポリビニルアルコール水溶液
    を含浸または塗布した不織布表面に凹みを付与し、凝固
    後においても該凹部を保つことにより1〜100個/c
    m^2の凹みをシート表面に形成させることを特徴とす
    る高抱水性拭浄材の製造方法。
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