JPH0219950Y2 - - Google Patents

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JPH0219950Y2
JPH0219950Y2 JP1984164260U JP16426084U JPH0219950Y2 JP H0219950 Y2 JPH0219950 Y2 JP H0219950Y2 JP 1984164260 U JP1984164260 U JP 1984164260U JP 16426084 U JP16426084 U JP 16426084U JP H0219950 Y2 JPH0219950 Y2 JP H0219950Y2
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JP
Japan
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coil
winding
wire
intermediate tap
tap
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JP1984164260U
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JPS6179526U (ja
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  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、安定器や変圧器などに用いられる電
磁コイルに関する。
〔従来の技術〕
放電灯の安定器や小形変圧器などに用いられる
電磁コイルにおいて、コイルの途中に中間タツプ
が設けられることがある。この中間タツプの引出
し線を、巻線機を途中で止めることなく得られる
ようにした技術は、特開昭54−73268号公報で知
られている。この技術は、素線を、リードを引出
すターンまで巻回したとき、コイル成形時におけ
る素線の送り方向と逆方向に素線を送り、必要な
ターンだけ余巻きしたのち、原位置に復帰させて
素線の巻回を続行してコイルを成形したあと、余
巻き部分をコイル成形時の素線の送り方向に圧縮
することにより得られる弛みを利用して素線を切
断し、この余巻き部分の素線を引出してリードと
するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来技術においては、コイ
リング作業の途中で余巻き部分を形成するため
に、巻きピツチを大きく変えて逆方向に巻線し、
再び元の位置まで戻すとともに巻きピツチを小さ
く変えて巻線を継続する必要があるために、この
ような巻線処理が連続してできる特殊な構造の巻
線機を使用しなければならない。また、余巻き部
分を引出してリードとするために、巻き締め加工
が必要であるから製造が面倒である。さらに、リ
ードはコイルの軸方向中間部から引出される構成
であるので、このリードとコイルとは長くクロス
することになり、このクロス部分の絶縁を強化す
る必要がある。したがつて、これら種々の理由に
よつて安価にコイルを得ることができない。しか
も、従来の技術においては既述のようにコイルの
軸方向中間部からリードを引出すから、コイルの
最外周においてのみリードを引出す処理が可能で
あり、その上に巻線をすることはできず、よつて
コイルを小形化するのに適さない。
本考案の目的は、通常一般的な巻線機を用いて
作ることができるとともに、中間タツプとコイル
間の絶縁が簡単で、かつ小形化に適し、製造容易
で安価な電磁コイルを得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、つば部を有しないボビンまたは巻線
機の巻枠にコイリングされる電磁コイルに適用さ
れる。本考案の電磁コイルの巻線は、中間タツプ
の引出し位置がコイルの端部に位置するように設
ける。そしてコイリングが終了したのち上記コイ
ル端部の所定の1巻ないし数巻をコイルの途中か
ら引出して中間タツプ引出し線とすることに特徴
がある。
〔作用〕
上記構成の電磁コイルによれば、コイリング中
に巻線機を一時停止させる必要がなく連続的に巻
線機を稼働させることができることは勿論のこ
と、コイリングの途中で巻きピツチを変える必要
がないから、通常一般的な巻線機を用いて製造で
きる。そしてコイリング後はコイル端面にタツプ
引出し箇所が位置するため、巻線機からコイルを
取出すなどしてから、コイル端面の上記位置にて
所定の1巻ないし数巻を引出すことで、中間タツ
プ引出し線として使用することができる。このた
め、中間タツプ引出し線となる巻線の上に、巻線
を更に重ね巻きしても中間タツプ引出し線の引出
しが可能であるので、上記引出し線の位置がコイ
ルの最外周に限定されることがなく、コイルの小
形化が可能である。その上、コイル端面から中間
タツプを引出したから、タツプ引出し線とコイル
とのクロス部分が極少となり、クロス部分の絶縁
の強化を必要としないとともに、中間タツプ引出
し線を得るにあたりコイルの巻き締めを必要とし
ないから、簡単に製造できる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例につき第1図ないし第
3図を参照して説明する。第1図に示された電磁
コイル1において、巻線2は、つば部を有しない
筒状のボビン3に巻取られている。この巻線2
は、中間タツプを引出す位置がコイルの軸方向端
部1aに位置するように、予め巻数や巻長さ、層
数等が設計されている。巻線機を用いて上記巻線
2をボビン3にコイリングする際に、タツプ引出
し箇所で巻線機を停止させることなく、巻始めか
ら巻終りに至るまで連続的にコイリングが行なわ
れる。かくしてコイリングが終了した状態におい
ては、コイルの端部1aに中間タツプの引出し予
定部5が位置することになる。
そしてコイリングが終了して巻線機からコイル
を取出したのち、引出し予定部5から所定の1巻
ないし数巻をほぐすようにしてコイルの途中から
引出し、第2図のように伸ばして中間タツプ引出
し線6として用いる。なお、巻始め端8と巻終り
端9は従来と同様に引出されている。またコイル
の外側は絶縁紙10で覆われる。
以上のように電磁コイル1は巻線機にてコイリ
ングする際にタツプ引出し作業を行なわずに済
み、巻線機を一時停止させる必要がない。このた
め巻線機の稼働率が大幅に向上する。しかも
HID安定器等のように太い巻線を用いていても、
容易にタツプ引出し作業を行なうことができる。
なお第4図と第5図に本考案の別の実施例が示
されている。この例においては、中間タツプの引
出し予定部5の位置を判別し易いように、引出し
予定部5の所にテープまたは紙片などの目印部材
12が挟み込まれている。この目印部材12はコ
イリングの途中で差込まれる。こうすることによ
り、何層目の巻線を引出したらようかが容易に判
別できる。但し目印部材12の代りに塗料などを
用いて所定の位置に目印を付してもよい。
なお本考案はボビンを用いずに、巻線機の巻枠
に直接コイリングする場合にも勿論適用すること
ができる。また、中間タツプ引出し線6を引出し
たのちに、つば状の絶縁部材をボビンの端面に取
着するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案の電磁コイルによれば、コイリングの途
中で巻きピツチを変える必要がないから、通常一
般的な巻線機を用いて製造できる。そしてコイル
端面から巻線の一部を中間タツプ引出し線として
引出したから、この引出し線の位置がコイルの最
外周に限定されることがなくなり、中間タツプ引
出し線となる巻線の上に、巻線を更に重ね巻きで
きるから、コイルの小形化が可能であるととも
に、タツプ引出し線とコイルとのクロス部分が極
少となり、クロス部分の絶縁の強化を必要としな
い。さらに、中間タツプ引出し線を得るにあたり
コイルの巻き締めを必要としないから、簡単に製
造できる。したがつて、これらの理由によりコイ
ルの途中に中間タツプを設けた電磁コイルを安価
に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図はタツプ引出し線の一部を引出した状
態の斜視図、第2図はタツプ引出し線を伸ばした
状態の斜視図、第3図は第2図中の−線に沿
う断面図、第4図は本考案の別の実施例を示す斜
視図、第5図は第4図中の−線に沿う断面図
である。 1……電磁コイル、1a……コイルの端部、2
……巻線、3……ボビン、5……中間タツプの引
出し予定部、6……タツプ引出し線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. つば部を有しないボビンまたは巻線機の巻枠に
    巻線がコイリングされる電磁コイルにおいて、上
    記巻線は中間タツプの引出し位置がコイルの端部
    に位置するように設け、コイリングが終了したの
    ち上記コイル端部の所定の1巻ないし数巻をコイ
    ルの途中から引出して中間タツプ引出し線とした
    ことを特徴とする電磁コイル。
JP1984164260U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH0219950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984164260U JPH0219950Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984164260U JPH0219950Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6179526U JPS6179526U (ja) 1986-05-27
JPH0219950Y2 true JPH0219950Y2 (ja) 1990-05-31

Family

ID=30722125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984164260U Expired JPH0219950Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

Country Status (1)

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JP (1) JPH0219950Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5473268A (en) * 1977-11-25 1979-06-12 Tokyo Shibaura Electric Co Method of drawing lead of coil

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5473268A (en) * 1977-11-25 1979-06-12 Tokyo Shibaura Electric Co Method of drawing lead of coil

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6179526U (ja) 1986-05-27

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