JPH02196654A - 象嵌方法 - Google Patents

象嵌方法

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JPH02196654A
JPH02196654A JP1015994A JP1599489A JPH02196654A JP H02196654 A JPH02196654 A JP H02196654A JP 1015994 A JP1015994 A JP 1015994A JP 1599489 A JP1599489 A JP 1599489A JP H02196654 A JPH02196654 A JP H02196654A
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JP
Japan
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inlay
decorative material
surface decorative
decorative
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP1015994A
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English (en)
Inventor
Hisayoshi Osumi
大隅 久芳
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、家具などに加飾を施す象嵌方法に関し、特に
生産性の向上を実現するものである。
[従来の技術] 従来より、象嵌の方法として知られているものの一つに
、化粧材に象嵌材と同一形状の溝を掘り、象嵌材を埋め
込む方法、あるいは、化粧材に象嵌材を接着して疑似象
嵌とする方法、あるいは化粧材に象嵌材を配し、この象
嵌材の周囲に塗膜層を形成する方法などがある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上述の化粧材に溝を掘る方法では、溝と象嵌
材との間に空隙が生じ易いなど細かい細工が難しく、工
程が複雑なために大量生産に不適当であるといった欠点
があった。また、化粧材に象嵌材を接着する方法では、
象嵌部分が突出するため、象嵌としての価値が小さい。
また象嵌材の周囲に塗膜層を形成する方法では、塗膜厚
を大きくしないと象嵌部分と同一平面が得られず、この
ため化粧材の自然な肌合いが失われてしまう欠点があっ
た。
そこで、本発明は上述の課題を解消し、安易な方法で化
粧材に象嵌を固定できて、かつ化粧材と象嵌材とが同一
平面に仕上がり、しかも複雑な形状でも象嵌と化゛被材
との間にすき間が生じる不都合のない象嵌方法を提供す
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、加熱圧縮により変形可能な基材と、表面化粧
材と、象嵌材とを順次重ね合わせ、加熱加圧することに
よって、象嵌材を上記表面化粧材中に埋入せしめること
をその解決手段とした。
以下、本発明の象嵌方法を図面に基き、詳細に説明する
第1図ないし第3図は、本発明の象嵌方法の一例を説明
する工程図である。
図中符号lが表面化粧材、符号2が象嵌材である。
まず第1図に示したように、表面化粧材lの上に象嵌材
2を接着剤3により固定する。
ここで、表面化粧材lとしては、ウオールナツト、ロー
ズナツト、チーク、スブルース、ケヤキ、ナラなどの木
目模様の美しい木質化粧単板またはこれら化粧単板の裏
面に不織布等の裏打ち材を裏打ちしたものなどが好適に
使用される。またこの表面化粧材lの厚さは、0.2〜
5+u+程度が好ましいが、この範囲外の厚さでも差し
支えない。そして、これらの表面化粧材lの表面には、
研削、切削を施したり、また必要に応じて着色剤を塗布
して適宜の色に着色したりすることもできる。ここで研
削には、#!00〜#300程度のサンドペーパー等を
使用し、また着色には染顔料を溶剤に溶解したもの、あ
るいはこれに少量の樹脂分、例えばポリウレタン系樹脂
等を溶解させたものが好適に使用される。
象嵌材2には、木質材、合成樹脂などの他、金属、貝、
石等の無機物などが使用され、その厚さはLOxyt以
下で、好ましくは3〜511M程度のものが用いられる
が、仕様に合わせて色、寸法、形状、個数などを適宜決
定すればよい。
この象嵌材2を上記表面化粧材lの上に、接着剤3によ
り接着固定する。接着剤3としては、クロロプレンゴム
、ウレタン系樹脂、ユリア系樹脂、エポキシ系樹脂など
が好適に使用できる。
一方、加熱圧縮により変形可能な基材4を用意する。
ここで加熱圧縮により変形可能な基材4としては、例え
ば第2図に示すようなプリプレグシート4aを複数枚積
層してなる積層プリプレグシートが好適に使用されるが
、加熱加圧によって変形可能であるようなものであれば
これに限られるものでなく、これ以外にも例えば熱可塑
性の樹脂シートやポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリウレタンなどの合成繊維か
らなる不織布を使用することもできる。また上記プリプ
レグシート4aとしては、例えばガラス繊維やポリアミ
ド、ポリエステルなどの合成繊維からなるクロス、ガラ
スペーパー、アクリル繊維、ビニロン繊維等からなる不
織布などの支持材に硬化性樹脂液を含浸させたプリプレ
グシート4aが好適に使用される。この硬化性樹脂液に
は、例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジ
アリルフタレート、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、
シリコーン樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂等の硬
化前の状態が液状であるような硬化性樹脂が主に用いら
れる。この硬化性樹脂の粘度は特に限定されないが、取
り扱いを容易にするために、上記支持材に樹脂液を含浸
させた後に半硬化処理を施すこともできる。また硬化性
樹脂液に、必要に応じ適宜の充填剤、着色剤等の添加剤
を添加しておくこともできる。そして、これらの硬化性
樹脂液の支持材への含浸作業は、具体的には例えば、内
部に上記硬化性樹脂液の未硬化物が満たされている恒温
槽を用意し、それぞれの支持材を浸漬することによって
行う。浸漬された支持材は1〜3分程度静置してもよい
が、速度5〜10m/分1度で移動させて連続的に含浸
させることもできる。
次いで、樹脂液の含浸した各々の支持材を恒温槽から取
り出して、乾燥して、プリプレグシート4aを作成する
。ここで、このプリプレグシート4aは一枚で使用して
もよいし、複数枚を積層して用いることもできるが、積
層プリプレグシートの総厚が、上記象嵌材2の厚さより
大きいことが必須である。
次に、第3図に示したように、上記表面化粧材lの裏面
に、加熱圧縮により変形可能な基材4を配し、加熱加圧
により接着−株化する。
この接着−株化の方法は、ホットプレス法などによって
行う。具体的には例えば、上記表面化粧材1と基材4と
の両面側から熱板5で挟み、温度80〜150℃程度、
圧力0.1−11−1O程度の条件で5〜20分間程度
加熱加圧を行って圧締接着するのが好ましい。また加熱
加圧の際、表面化粧材lと熱板5、基材4と熱板5の各
間に、離型フィルム6を挾んでおくと、都合がよい。
このようにして得られた象嵌化粧材7にあっては、第4
図に示したように、象嵌材2が表面化粧材l中に埋入し
、表面化粧材!と象嵌材2の表面とが同一平面となって
いる。そして、この象嵌材2が埋入した部位において、
表面化粧材1が基材4中に向かって突出した形状となっ
ている。これに伴って、加熱圧縮により変形可能である
基材4は、加熱加圧時に上記表面化粧材lの突出に対し
てクツション材として作用するため、表面化粧材1の突
出に押されて、その部分だけが陥没した形状に変形する
さらに、このように基材4が圧縮変形を起こしたために
側面に流れ出した基材4中の樹脂分を取り除くとともに
四周をカットして目的の象嵌化粧材7を得る。
さらに、この象嵌化粧材7には、必要に応じ、表面に塗
装塗膜を施すこともできる。例えば不飽和ポリエステル
樹脂等からなる透明樹脂膜を設けて、象嵌材2を保護す
ることもできし、適宜の着色を施して、美観を高めるこ
ともできる。これによれば、衝撃等によって表面が傷付
いたり破壊されたりする不都合が解消される他、象嵌材
2が吸湿等の影響を受けて寸法変化を生じるなどといっ
た不都合をも避けることができる。
以上説明したような象嵌方法によれば、象嵌材2の固定
が容易であるだけでなく、象嵌材2と表面化粧材1とが
同一平面仕上げとなる利点がある。
また、複雑な形状であっても、象嵌材2と表面化粧材l
との間にすき間が生じることもない。また象嵌材2と表
面化粧材lとを別個に着色することもできるので、鮮や
かな色に仕上げることができる他、多種多様の塗色を楽
しむことができ、商品価値の極めて高いものを製造する
ことができる。
またこの方法によれば、手の込んだ象嵌化粧材7でも、
大量に安価に、しかも美しく製造することが可能である [実施例] (実施例I) 厚さ0.25mmのアメリカンブラックウオールナット
のツキ板にポリエステル/アクリル不織布(坪量509
/I”)をウレタン樹脂で裏打ちし、表面を#240の
サンドペーパーで研削したのち、ウレタン系着色剤で着
色、乾燥させて、表面化粧材を作成した。この時この表
面化粧材の裏面は、後に基材と接着する際の接着性を高
めるために、一部繊維を露出させておいた。
また、漂白メープル化粧材の裏面に、クロロプレンゴム
接着剤を209/I”含浸した廃紙を裏打ちし、ウレタ
ン樹脂系着色剤で着色し、乾燥させたものを、糸ノコを
用いて花柄形状に切り取り、象嵌材を作成した。
この象嵌材を、先に作成した表面化粧材の表面に接着し
、熱圧ブレスにより固定した。この時の熱圧ブレス条件
は、温度150℃、圧力10に91011”、時間30
秒とした。
一方、ポリエステル不織布(坪量809/x’)に不飽
和ポリエステル樹脂を100y/x″含浸したプリプレ
グシートを用意した。
このプリプレグシートを5枚重ねて、先に用意した表面
化粧材の裏面に配し、熱圧ブレスによって圧締接着を行
った。この時、離型フィルムとして厚さ25μlのポリ
フッ化ビニールを使用し、ブレス条件は、温度110℃
、圧力10 kg7 cm”、時間10分間とした。
さらに、このようにして得られた象嵌化粧材(総厚l、
20 II)の四周をカットしてはみ出した樹脂分を取
り除いた後、表面にポリエステル塗装を施して、目的の
象嵌化粧材を得た。
この象嵌化粧材にあっては、象嵌材と表面化粧材とが同
一平面の仕上がりで、表面化粧材と象嵌材の着色もそれ
ぞれ鮮明であり、高級感あふれる美しい外観を有してい
た。
(実施例2) 加熱圧縮により変形可能な基材として、ポリエステル不
織布(坪@809711″)にエポキシ樹脂を100g
/x”含浸したプリプレグシートを、厚さ30肩lのパ
ーチクルボードに接着−株化してなる基材を使用した以
外は、実施例1と同様にして、象嵌化粧材を製造した。
ただし、熱圧プレスの条件は、温度130℃、圧力10
 kg/ ax″、時間60分とした。
得られた象嵌化粧材の総厚は31.0xmで、美観を有
していた。
(実施例3) 加熱圧縮により変形可能な基材として、厚さ2xyiの
ポリエチレンシートを使用した以外は、実施例1と同様
にして、象嵌化粧材を製造した。ただし、熱圧ブレスの
条件は、温度110℃、圧力5kg/ax”、時間2分
間とし、その後50℃まで冷却して解圧する方法を採っ
た。
得られた象嵌化粧材は、実施例1および実施例2で得ら
れた象嵌化粧材と同様に、高級感あふれる美しい仕上が
りであった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の象嵌方法によれば、加熱
圧縮により変形可能な基材と、表面化粧材と、象嵌材と
を順次重ね合わせて加熱加圧するので、容易な方法によ
って象嵌材を接着固定することができるだけでなく、象
嵌材と表面化粧材の表面とが同一平面で仕上がるために
、象嵌化粧材としての商品価値が大きい。またたとえ複
雑な形状であっても、象嵌材と表面化粧材との間にすき
間が生じることもないので、所望の形状の象嵌模様を自
由に細工することができる。また象嵌材と表面化粧材と
を別個に着色することができるので、鮮やかな色に仕上
げることができる他、多種多様の塗色を楽しむことがで
きる。また複雑な形状の象嵌化粧材でも、大量に安価に
美しく製造することができるので、生産性が大幅に向上
する利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の象嵌方法の一例を示す
概略断面図であり、 第4図は、本発明の方法により得られた象嵌化粧材の一
例を示す概略断面図である。 l・・・・・・表面化粧材、 2・・・・・・象嵌材、 4・・・・・・基材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加熱圧縮により変形可能な基材と、表面化粧材と、象嵌
    材とを順次重ね合わせ、加熱加圧することによって、象
    嵌材を上記表面化粧材中に埋入せしめることを特徴とす
    る象嵌方法。
JP1015994A 1989-01-25 1989-01-25 象嵌方法 Pending JPH02196654A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100687626B1 (ko) * 2006-05-08 2007-02-27 신호열 입체 목리 무늬목 표면 금속 프레이트
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