JPH02195938A - 核磁気共鳴装置用プローブ - Google Patents
核磁気共鳴装置用プローブInfo
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- JPH02195938A JPH02195938A JP1013906A JP1390689A JPH02195938A JP H02195938 A JPH02195938 A JP H02195938A JP 1013906 A JP1013906 A JP 1013906A JP 1390689 A JP1390689 A JP 1390689A JP H02195938 A JPH02195938 A JP H02195938A
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は生体中の水素やリンなどからの核磁気共鳴(N
MR)信号を測定し、核の密度分布や緩和時間分布など
を映像化する装置に係わり、特に高周波磁場の発生ある
いは受信に用いるプローブを高い周波数領域でも有効に
動作させるのに好適な装置に関する。
MR)信号を測定し、核の密度分布や緩和時間分布など
を映像化する装置に係わり、特に高周波磁場の発生ある
いは受信に用いるプローブを高い周波数領域でも有効に
動作させるのに好適な装置に関する。
従来、人体の頭部および腹部等の内部構造を非破壊的に
検査する装置として、X線CTや超音波撮像装置が利用
されて来た。近年、NMR現象を利用して同様の検査を
行う試みが成功し、X線CTや超音波撮像装置では得ら
れなかった多種類の情報が取得できるようになった。こ
のN M R現象を用いた検査装置においては、検査物
体からの信号を物体各部に対応させて分離、識別する必
要があり、その一つに検査物体に傾斜磁場を印加し、物
体各部における磁場を異ならせ、次に各部の共鳴周波数
あるいはフェーズ・エンコード量を異ならせることで位
置の情報を得る方法がある。
検査する装置として、X線CTや超音波撮像装置が利用
されて来た。近年、NMR現象を利用して同様の検査を
行う試みが成功し、X線CTや超音波撮像装置では得ら
れなかった多種類の情報が取得できるようになった。こ
のN M R現象を用いた検査装置においては、検査物
体からの信号を物体各部に対応させて分離、識別する必
要があり、その一つに検査物体に傾斜磁場を印加し、物
体各部における磁場を異ならせ、次に各部の共鳴周波数
あるいはフェーズ・エンコード量を異ならせることで位
置の情報を得る方法がある。
上記方法の基本原理については、「ジャーナル・オブ・
マグネチック・レゾナンス誌rJournalof M
agnetic Re5onance)、第18巻第6
9〜83頁」または「フィジックス・イン・メゾシン・
アンド・バイオロジー誌(Physics in Me
dicine &Bio1gy) *第25巻第751
〜756頁」に詳細に記載されているので、ここでは省
略する。
マグネチック・レゾナンス誌rJournalof M
agnetic Re5onance)、第18巻第6
9〜83頁」または「フィジックス・イン・メゾシン・
アンド・バイオロジー誌(Physics in Me
dicine &Bio1gy) *第25巻第751
〜756頁」に詳細に記載されているので、ここでは省
略する。
ところで、NMRにおけるSN比は、理論的には静磁場
の約1.5乗に比例して増加するため、少しでも磁場強
度を上げSN比の向上を図る試みがなされつつある。こ
れまで用いられてきたプローブ、ソレノイドあるいは鞍
型であったが、磁場強度の増加に伴ない、共鳴周波数も
上昇するため、プローブの自己共振周波数と核磁気共鳴
周波数が接近あるいは逆転する状況が生じ、受信時の感
度低下あるいは送信時における高周波磁場の発生効率低
下という問題が生じていた。
の約1.5乗に比例して増加するため、少しでも磁場強
度を上げSN比の向上を図る試みがなされつつある。こ
れまで用いられてきたプローブ、ソレノイドあるいは鞍
型であったが、磁場強度の増加に伴ない、共鳴周波数も
上昇するため、プローブの自己共振周波数と核磁気共鳴
周波数が接近あるいは逆転する状況が生じ、受信時の感
度低下あるいは送信時における高周波磁場の発生効率低
下という問題が生じていた。
それに対し、アルダ−マン(Alderman) 5に
より、スロットレゾネータ形と呼ばれる新しい形状のプ
ローブが発表された。これについては、ジャーナル・オ
ブ・マグネチック・レゾナンス(Journal of
Magnetic Re5onanca)誌、第36
巻(1979)、第447頁に記載されている。第19
図、第20図及び第21図は、スロットレゾネータ形の
プローブを示しており、第19図はプローブの鳥かん図
、第20図(a)(b)は、第191m(7)A−A、
B−BAIIIN面図、第21図は第19図のZ軸方向
に対する横断面図を各々示しである。この動作特性につ
いては、先にあげたアルダ−マンの論文に述べられてい
るのでここでは省く。
より、スロットレゾネータ形と呼ばれる新しい形状のプ
ローブが発表された。これについては、ジャーナル・オ
ブ・マグネチック・レゾナンス(Journal of
Magnetic Re5onanca)誌、第36
巻(1979)、第447頁に記載されている。第19
図、第20図及び第21図は、スロットレゾネータ形の
プローブを示しており、第19図はプローブの鳥かん図
、第20図(a)(b)は、第191m(7)A−A、
B−BAIIIN面図、第21図は第19図のZ軸方向
に対する横断面図を各々示しである。この動作特性につ
いては、先にあげたアルダ−マンの論文に述べられてい
るのでここでは省く。
ここで、静磁場方向はZ軸方向とし、アーム間距離とは
第20図(b)に示すようにX#力方向対して対向して
いるアーム間の距離とする。このアーム間距離が少ない
程、人体に接近できる為、送受信効率が良くなる。また
人体とアームとの距離関係を充填率といい1人体とアー
ムの距離が近づく程、充填率が高いという。
第20図(b)に示すようにX#力方向対して対向して
いるアーム間の距離とする。このアーム間距離が少ない
程、人体に接近できる為、送受信効率が良くなる。また
人体とアームとの距離関係を充填率といい1人体とアー
ムの距離が近づく程、充填率が高いという。
上記従来技術は、高い共振周波数に設定した場合の充填
率に関して配慮されておらず、共振周波数を高く設定し
ようとする程、充填率が低下する問題があった。本発明
の目的は、共振周波数に関係なく一定の充填率を有する
プローブ構造を提供することにある。
率に関して配慮されておらず、共振周波数を高く設定し
ようとする程、充填率が低下する問題があった。本発明
の目的は、共振周波数に関係なく一定の充填率を有する
プローブ構造を提供することにある。
上記目的は、プローブの共振周波数を高くしようとした
際、充填率を低下させない構造にすることにより達成様
れる。共振周波数については、キャパシタンスを減少さ
せてやればよく、充填率に関してはアーム間距離(第2
0図(b)参照)をできるだけ小さくしてやることで解
決できる。
際、充填率を低下させない構造にすることにより達成様
れる。共振周波数については、キャパシタンスを減少さ
せてやればよく、充填率に関してはアーム間距離(第2
0図(b)参照)をできるだけ小さくしてやることで解
決できる。
一方、ウィングとガードリング間のキャパシタンスを減
少させるには、ウィング及びガードリングの幅を碇する
ことが考えられるが線状のウィンタウガードリングとし
ても両者の距離がある程度近いと相当なキャパシタンス
を有する。さらにこのような細いウィング及びガードリ
ングでは特性的な安定が計れないため、両者を板状にし
1両者の距離をある程度とることにより両者の間のキャ
パシタンスを所望の値まで下げざるを得ない。しかし、
ガードリングをウィング部の内方に配置する従来の構成
では上記距離をとるためにガードリングの径をアーム間
距離より小さくせねばならず、したがって人体の挿入部
分が小さくなってしまう問題がある。一方、ウィングに
してもウィングとアームが一体となっているため、ウィ
ングを外方向に広げようとする程アーム間距離が広がっ
てしまい充填率が低下してしまう問題が生じる。
少させるには、ウィング及びガードリングの幅を碇する
ことが考えられるが線状のウィンタウガードリングとし
ても両者の距離がある程度近いと相当なキャパシタンス
を有する。さらにこのような細いウィング及びガードリ
ングでは特性的な安定が計れないため、両者を板状にし
1両者の距離をある程度とることにより両者の間のキャ
パシタンスを所望の値まで下げざるを得ない。しかし、
ガードリングをウィング部の内方に配置する従来の構成
では上記距離をとるためにガードリングの径をアーム間
距離より小さくせねばならず、したがって人体の挿入部
分が小さくなってしまう問題がある。一方、ウィングに
してもウィングとアームが一体となっているため、ウィ
ングを外方向に広げようとする程アーム間距離が広がっ
てしまい充填率が低下してしまう問題が生じる。
そこで、キャパシタンスを減少させる部分とアームを別
々に構成できれば上記問題は解決できる。
々に構成できれば上記問題は解決できる。
例えば、アームに対してウィングとガードリングを各々
垂直にし、ガードリングのみを動かすことでキャパシタ
ンスを減少させる構成(第1図〜第3図参照)にできる
。
垂直にし、ガードリングのみを動かすことでキャパシタ
ンスを減少させる構成(第1図〜第3図参照)にできる
。
〔作用)
プローブのアーム部分に対して、ガードリング及びウィ
ングを各々垂直に構成することで、アーム間距離が一定
のまま、ガードリングのみを動かす事で高い共振周波数
を得ることができる(第1図〜第3図参照)。
ングを各々垂直に構成することで、アーム間距離が一定
のまま、ガードリングのみを動かす事で高い共振周波数
を得ることができる(第1図〜第3図参照)。
また、最初から設定したい共振周波数が決まっている場
合は、キャパシタンスも決まるため、ガードリングとウ
ィング間の距離を絶縁物の厚みで設定できる。この場合
、アーム間距離とガードリングの直径が常に等しくなる
ようにしておくことで、充填率を低下させないまま、高
い共振周波数が得る事ができる(第9図〜第11図参照
)。
合は、キャパシタンスも決まるため、ガードリングとウ
ィング間の距離を絶縁物の厚みで設定できる。この場合
、アーム間距離とガードリングの直径が常に等しくなる
ようにしておくことで、充填率を低下させないまま、高
い共振周波数が得る事ができる(第9図〜第11図参照
)。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第4図は本発明の一実施例である検査装置の構成を示す
ものである。制御装置5は各装置へ種々の命令を一定の
タイミングで出力する。高周波パルス発生器6の出力は
増幅器7で増幅され、プローブ8を励振する。プローブ
8で受信された信号成分は増幅器9を通り、検波器lO
で検波後、信号処理装置11で画像に変換される。Z方
向及びそれに直角な方向の傾斜磁場の発生はそれぞれコ
イル12,13.14で行ない、これらのコイルはそれ
ぞれ増幅器15,16.17により駆動される。静磁場
の発生はコイル18で行ない、コイル18は電源19に
より駆動される。コイル14はコイル13と同一構成で
あり、コイル14はコイル13に対してZ軸のまわり9
0″回転させたもので、互いに直交する傾斜磁場を発生
する。検査対象である人体20はベツド21上に置かれ
、ベツド21は支持台22上を移動する。
ものである。制御装置5は各装置へ種々の命令を一定の
タイミングで出力する。高周波パルス発生器6の出力は
増幅器7で増幅され、プローブ8を励振する。プローブ
8で受信された信号成分は増幅器9を通り、検波器lO
で検波後、信号処理装置11で画像に変換される。Z方
向及びそれに直角な方向の傾斜磁場の発生はそれぞれコ
イル12,13.14で行ない、これらのコイルはそれ
ぞれ増幅器15,16.17により駆動される。静磁場
の発生はコイル18で行ない、コイル18は電源19に
より駆動される。コイル14はコイル13と同一構成で
あり、コイル14はコイル13に対してZ軸のまわり9
0″回転させたもので、互いに直交する傾斜磁場を発生
する。検査対象である人体20はベツド21上に置かれ
、ベツド21は支持台22上を移動する。
第1図、第2図及び第3図はプローブ8を更に詳細に描
いたものである。
いたものである。
第1図は本発明の一実施例の鳥かん図、第2図(a)、
(b)、(c)は第1図のA−A、B−B及びC−C位
置の断面図、第3図は第1図をxZ平面で切断した断面
図を各々示しである。これらの図にてボビン2は検査対
象である人体が挿入可能な内径を有する円筒形の絶縁体
、例えばガラスエポキシなどで形成されている。このボ
ビン2は静磁場方向であるZ軸方向に配置される。この
ボビンの外周部にアルダ−マン形コイルを形成する導体
板からなる複数の電極が設けられている。まず。
(b)、(c)は第1図のA−A、B−B及びC−C位
置の断面図、第3図は第1図をxZ平面で切断した断面
図を各々示しである。これらの図にてボビン2は検査対
象である人体が挿入可能な内径を有する円筒形の絶縁体
、例えばガラスエポキシなどで形成されている。このボ
ビン2は静磁場方向であるZ軸方向に配置される。この
ボビンの外周部にアルダ−マン形コイルを形成する導体
板からなる複数の電極が設けられている。まず。
上記円筒の中心軸、つまりZ軸の方向にそって帯状のア
ー1z3a、3bが設けられている。これらとZY平面
を対象面とする対称の位置にも、別のアーム3a、3d
が設けられている。3c、3dについては第1図には現
れていないが第2図Cに示される。なお3aと3b、ま
た二3cと3dのようにアームがZ41111方向に線
にそって分離されているのは特開昭62−207446
号にて述べたように電流の方向を定めて感度を均一化す
るためであり、38と3bおよび3 cと3dはそれぞ
れ分離せずに一体としても良い、アーl〜3aの両端に
は、これと接続されたウィング4a、4cが設けられろ
。
ー1z3a、3bが設けられている。これらとZY平面
を対象面とする対称の位置にも、別のアーム3a、3d
が設けられている。3c、3dについては第1図には現
れていないが第2図Cに示される。なお3aと3b、ま
た二3cと3dのようにアームがZ41111方向に線
にそって分離されているのは特開昭62−207446
号にて述べたように電流の方向を定めて感度を均一化す
るためであり、38と3bおよび3 cと3dはそれぞ
れ分離せずに一体としても良い、アーl〜3aの両端に
は、これと接続されたウィング4a、4cが設けられろ
。
同様にアーム3bにはウィング4b、4dが、3Gには
ウィング4e、4gが、3dにはウィング4f、4hが
それぞれ接続されている。本実施例でのウィングの特徴
は、円筒面と爪直な方向に立てられた導体板から成る点
である。すなわちウィング4a、4b、4e、4fはボ
ビン2の円筒面に対して垂直なフランジを成すように並
べられている。またウィング4 b、4c、4g、4.
hも同様に円筒面と垂直なフランジを成すように並べら
れている。なお、各アームと、その両端に接続されるウ
ィングとはそれぞれひとつの導体板をプレス成形して作
成しても良い。ウィング4a。
ウィング4e、4gが、3dにはウィング4f、4hが
それぞれ接続されている。本実施例でのウィングの特徴
は、円筒面と爪直な方向に立てられた導体板から成る点
である。すなわちウィング4a、4b、4e、4fはボ
ビン2の円筒面に対して垂直なフランジを成すように並
べられている。またウィング4 b、4c、4g、4.
hも同様に円筒面と垂直なフランジを成すように並べら
れている。なお、各アームと、その両端に接続されるウ
ィングとはそれぞれひとつの導体板をプレス成形して作
成しても良い。ウィング4a。
4b、4e、4fの近傍には、これらのウィングの成す
フランジ面のやや軸方向側の位置に別のフラング面をな
すように円筒面と垂直な導体板よりなるガードリング1
aと1bとが設けられる。またウィング4c、4d、4
ge 4hの近傍にも、円筒面と垂直なフランジ面を成
すガートリングlc、ldが設けられる。ガードリング
1aと1bは分離せずにリング状としても良い、ガード
リングlc、ldについても同様である。この構成によ
りガードリング1aはウィング4a、4eと対向して立
てられているためこの間に容量結合が生じる。他のガー
ドリングも近接する複数のウィングと容量結合を成し、
もって3 a −4a −1a−4e−3cm4g−1
cm4cm3aと一巡する電流通路、及び:3 b、
4 b−1b−4f−4h−1d−4d−3bと一巡す
るもう一方の電流通路が形成される。これによりY軸方
向の高周波磁束を検出でき、また逆に高周波信号印加に
よりY軸方向の高周波磁場を発生できる。
フランジ面のやや軸方向側の位置に別のフラング面をな
すように円筒面と垂直な導体板よりなるガードリング1
aと1bとが設けられる。またウィング4c、4d、4
ge 4hの近傍にも、円筒面と垂直なフランジ面を成
すガートリングlc、ldが設けられる。ガードリング
1aと1bは分離せずにリング状としても良い、ガード
リングlc、ldについても同様である。この構成によ
りガードリング1aはウィング4a、4eと対向して立
てられているためこの間に容量結合が生じる。他のガー
ドリングも近接する複数のウィングと容量結合を成し、
もって3 a −4a −1a−4e−3cm4g−1
cm4cm3aと一巡する電流通路、及び:3 b、
4 b−1b−4f−4h−1d−4d−3bと一巡す
るもう一方の電流通路が形成される。これによりY軸方
向の高周波磁束を検出でき、また逆に高周波信号印加に
よりY軸方向の高周波磁場を発生できる。
以上のように、この実施例は、ガードリング及びウィン
グが、静磁場方向(Z軸方向)に対して各々垂直に構成
されて対向しているためガードリング内径をウィングの
内径より小さくする必要はなく、充填率を十分高くして
、かつプローブ共振周波数を高くできる。さらに1本構
成にすることにより、ガードリング1a〜1dをzIl
ili1方向に移動させる事が容易に行えるためガード
リングとウィング間で形成されるキャパシタンスを容易
に調整できる効果がある。第5図(a)〜(c)は上記
実施例のウィングとガードリング間距離を変更する機構
の一実施例である。第5図(a)は第3図の左上図の拡
大図を示しており、(b)は(a)を上面から見た図を
示しである0機構としてはガードリング1cをボビン2
にねじ20及びナツト21で固定される。固定位置をず
らす事でウィング4cとガードリング1cの距離を容易
に調整できる。他のガードリングも同様な構成で固定さ
れる。又、ウィングとガードリングの間が空間であるた
め損失を大変少なくできる効果がある。
グが、静磁場方向(Z軸方向)に対して各々垂直に構成
されて対向しているためガードリング内径をウィングの
内径より小さくする必要はなく、充填率を十分高くして
、かつプローブ共振周波数を高くできる。さらに1本構
成にすることにより、ガードリング1a〜1dをzIl
ili1方向に移動させる事が容易に行えるためガード
リングとウィング間で形成されるキャパシタンスを容易
に調整できる効果がある。第5図(a)〜(c)は上記
実施例のウィングとガードリング間距離を変更する機構
の一実施例である。第5図(a)は第3図の左上図の拡
大図を示しており、(b)は(a)を上面から見た図を
示しである0機構としてはガードリング1cをボビン2
にねじ20及びナツト21で固定される。固定位置をず
らす事でウィング4cとガードリング1cの距離を容易
に調整できる。他のガードリングも同様な構成で固定さ
れる。又、ウィングとガードリングの間が空間であるた
め損失を大変少なくできる効果がある。
第5図(c)は、第5図(a)は別の固定ガードリング
保持構造を示す。絶縁体のボルト22がガードリング1
cに固定されておりウィング4cをはさむナツト23.
24の調整によりガードリング1cの位置を微少調整で
きる。
保持構造を示す。絶縁体のボルト22がガードリング1
cに固定されておりウィング4cをはさむナツト23.
24の調整によりガードリング1cの位置を微少調整で
きる。
第6図は5本発明の他の実施例を示す鳥かん図、第7図
(a)、(b)は第6図のA−A、B−B線断面図、第
7図(Q)は第6図のZ軸方向に対する断面図を各々示
しである1本実施例では、ボビン2の内側円筒面にアー
ム38〜3d及びウィング48〜4hが設けられ、ボビ
ンの外側円筒面にガードリング18〜1dが設けられて
いる。すなわち、ガードリングの直径が対向するアーム
間距離及びウィングの直径よりも大きい構成となってい
る。したがってガートリング内径の制限によリコイル充
填率が低下することはない。ガードリング(la、lb
、lc、ld)の直径のみを変えることは比較的容易で
あり、これによりガードリングとウィング間で形成され
るキャパシタンスを容易に変更できる効果がある。
(a)、(b)は第6図のA−A、B−B線断面図、第
7図(Q)は第6図のZ軸方向に対する断面図を各々示
しである1本実施例では、ボビン2の内側円筒面にアー
ム38〜3d及びウィング48〜4hが設けられ、ボビ
ンの外側円筒面にガードリング18〜1dが設けられて
いる。すなわち、ガードリングの直径が対向するアーム
間距離及びウィングの直径よりも大きい構成となってい
る。したがってガートリング内径の制限によリコイル充
填率が低下することはない。ガードリング(la、lb
、lc、ld)の直径のみを変えることは比較的容易で
あり、これによりガードリングとウィング間で形成され
るキャパシタンスを容易に変更できる効果がある。
第8図は、上記実施例のガードリングの直径を変更する
機構の一実施例である。複数の絶縁性ボルト30が放射
状にボビン2に固定され、ウィングlc、J、dをはさ
むナツト32の調整によりガードリングの直径を容易に
変更できる。また、絶縁物2の厚みを調整することによ
っても同様の効果が得られる。
機構の一実施例である。複数の絶縁性ボルト30が放射
状にボビン2に固定され、ウィングlc、J、dをはさ
むナツト32の調整によりガードリングの直径を容易に
変更できる。また、絶縁物2の厚みを調整することによ
っても同様の効果が得られる。
第9図は、本発明の他の実施例を示す鳥かん図、第10
図(a)(b)は第9図のA−A、B−B線断面図、第
11図は第9図の2軸方向に対する断面図を各々示す。
図(a)(b)は第9図のA−A、B−B線断面図、第
11図は第9図の2軸方向に対する断面図を各々示す。
本実施例では、アーム38〜3d、及びウィング4a〜
4hはボビンの外側にまたガードリング1a〜1dはボ
ビンの内側に形成される。この点では従来構成(第19
〜第21図参照)とほぼ同一であるが、ボビン2の外径
がアームの部分のみ小さくなっており、ウィングの部分
ではボビンの厚さが増している点が従来と異なる。従来
構成では共振周波数を上げようとするとウィングとガー
ドリング間の距離を広げなければならず、その為、アー
ムもウィングに付随して広がるためアーム間距離が大き
くなり、その結果充填率が低下してしまう問題があった
。本構成にする事により、特性は従来と同様に得られる
と共に充填率に関しても共振周波数に関係なく一定に保
持できる効果がある。なお、ガードリングについては、
アーム間距離と同一の直径で使用するのが一般的である
が、アーム間距離よりも大きな直径にしてもかまわない
。
4hはボビンの外側にまたガードリング1a〜1dはボ
ビンの内側に形成される。この点では従来構成(第19
〜第21図参照)とほぼ同一であるが、ボビン2の外径
がアームの部分のみ小さくなっており、ウィングの部分
ではボビンの厚さが増している点が従来と異なる。従来
構成では共振周波数を上げようとするとウィングとガー
ドリング間の距離を広げなければならず、その為、アー
ムもウィングに付随して広がるためアーム間距離が大き
くなり、その結果充填率が低下してしまう問題があった
。本構成にする事により、特性は従来と同様に得られる
と共に充填率に関しても共振周波数に関係なく一定に保
持できる効果がある。なお、ガードリングについては、
アーム間距離と同一の直径で使用するのが一般的である
が、アーム間距離よりも大きな直径にしてもかまわない
。
第12〜13図は、上記実施例で使用したボビン2を示
したものであり、第12図は、実施例を示す鳥かん図、
第13図(a)(b)は第12図のA−A、B−B線断
面図、第13図(c)は第12図のY軸方向に対する断
面図を各々示す、この絶縁物のウィングを取り付ける部
分の厚みを変化させることで、いろいろな共振周波数を
設定できる効果がある。また、第8図の構造を併用する
ことにより、絶縁物の厚みを変化させることなくウィン
グを外方向に広げる事も可能である。
したものであり、第12図は、実施例を示す鳥かん図、
第13図(a)(b)は第12図のA−A、B−B線断
面図、第13図(c)は第12図のY軸方向に対する断
面図を各々示す、この絶縁物のウィングを取り付ける部
分の厚みを変化させることで、いろいろな共振周波数を
設定できる効果がある。また、第8図の構造を併用する
ことにより、絶縁物の厚みを変化させることなくウィン
グを外方向に広げる事も可能である。
第14図は、本発明の他の実施例を示す鳥かん図、第1
5図(a)(b)(c)は第14図のA−A。
5図(a)(b)(c)は第14図のA−A。
B −B 、 C−cm断面JsA、第161ii!H
t、第14図のY軸方向に対する断面図を各々示す1本
実施例は、全ての電極(ウィング4a〜4h、アーム3
a〜3d、ガードリング18〜ld)がボビン2の外側
円筒面に形成される。本構成にする事によりプローブの
外径を従来プローブよりも小さくできる効果があると共
にガードリングをZ#力方向移動させる事で共振周波数
を容易に調整できる。
t、第14図のY軸方向に対する断面図を各々示す1本
実施例は、全ての電極(ウィング4a〜4h、アーム3
a〜3d、ガードリング18〜ld)がボビン2の外側
円筒面に形成される。本構成にする事によりプローブの
外径を従来プローブよりも小さくできる効果があると共
にガードリングをZ#力方向移動させる事で共振周波数
を容易に調整できる。
さらにこの構成は、ウィングとガードリングの対向によ
る容量が小さいためより共振周波数を高くできる。
る容量が小さいためより共振周波数を高くできる。
第17図(a)は、各々の電極部分を一枚のフィルム状
基板35の上に形成したものである。第17図(b)に
示した円筒形のボビン2にこれを巻きつけるだけで第1
4図と同一構成のものを作ることができる。ここで、電
極をフィルム状にしたことによる効果として加工精度が
大幅に向上(11!極の寸法等)するため、プローブの
特性に再現性が得られるようになる事や組立時間の短縮
。
基板35の上に形成したものである。第17図(b)に
示した円筒形のボビン2にこれを巻きつけるだけで第1
4図と同一構成のものを作ることができる。ここで、電
極をフィルム状にしたことによる効果として加工精度が
大幅に向上(11!極の寸法等)するため、プローブの
特性に再現性が得られるようになる事や組立時間の短縮
。
(b)の絶縁物にテフロン等の柔軟な物質を使用した場
合1人体に巻きつける事ができるようになるため充填率
向上を図れる等が挙げられる。又、図では一枚のフィル
ム状基板で構成しているが。
合1人体に巻きつける事ができるようになるため充填率
向上を図れる等が挙げられる。又、図では一枚のフィル
ム状基板で構成しているが。
複数枚、例えば、ガードリング部分のみを別のフィルム
状基板にすることでガードリングの位置を自由に変更で
きるようになるため共振周波数を容易に調整できる効果
が現れる。
状基板にすることでガードリングの位置を自由に変更で
きるようになるため共振周波数を容易に調整できる効果
が現れる。
第18図は、第17図(、)の別な実施例であり、材質
は同一であるが、配置及び形状が異なっている例である
。第18図(a)(b)の効果として、信号検出部であ
るアーム3部分をY軸方向に伸ばしていることであり、
これにより第17図の実施例よりも大きな信号を取得で
きる。
は同一であるが、配置及び形状が異なっている例である
。第18図(a)(b)の効果として、信号検出部であ
るアーム3部分をY軸方向に伸ばしていることであり、
これにより第17図の実施例よりも大きな信号を取得で
きる。
このように本発明によれば、高磁場即ち高周波において
も充填率の低下しないプローブを構成することかできる
、なお、本発明はスロットレゾレータ形プローブについ
てのみ記載したが、同一構成であるスロットレゾネータ
形直交位相検波プローブについても適用できるのは明ら
かである。
も充填率の低下しないプローブを構成することかできる
、なお、本発明はスロットレゾレータ形プローブについ
てのみ記載したが、同一構成であるスロットレゾネータ
形直交位相検波プローブについても適用できるのは明ら
かである。
本発明によれば、アーム間距離を一定、即ち充填率を変
化させることなく、ウィング及びガードリング間で形成
されるキャパシタンスを容易に変える事ができるため、
プローブの共振周波数に関係なく充填率を一定に保持で
きる効果がある。特に高周波(高磁場)におけるプロー
ブの送受信効率改善に多大の効果がある。
化させることなく、ウィング及びガードリング間で形成
されるキャパシタンスを容易に変える事ができるため、
プローブの共振周波数に関係なく充填率を一定に保持で
きる効果がある。特に高周波(高磁場)におけるプロー
ブの送受信効率改善に多大の効果がある。
第1図、第2図及び第3図は本発明のプローブを示す図
、第4図は本発明が用いられるNMRイメージング装置
の構成図、第5〜18図は本発明の他の実施例を示して
おり、第19〜21図は従来用いられてきたプローブを
示す。 2′0−フパ ¥J 5 図 (多少 (C) 死様糟 カ゛−ドす〕り゛ 托R’s 了−ム 74シフ (−g) 罵 図 (a−) <Aノ (り 第 図 (a−ジ 3ζ (b) タインフ。 第 図 図 第 図 (b) 3 アー4 4 クイ>2”
、第4図は本発明が用いられるNMRイメージング装置
の構成図、第5〜18図は本発明の他の実施例を示して
おり、第19〜21図は従来用いられてきたプローブを
示す。 2′0−フパ ¥J 5 図 (多少 (C) 死様糟 カ゛−ドす〕り゛ 托R’s 了−ム 74シフ (−g) 罵 図 (a−) <Aノ (り 第 図 (a−ジ 3ζ (b) タインフ。 第 図 図 第 図 (b) 3 アー4 4 クイ>2”
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、円筒面にそつて軸方向に形成された帯状導体板から
なる複数のアームと、前記アームのそれぞれの両端に接
続して形成され、かつ前記円筒面からフランジ状に外側
に張り出された導体板からなる複数のウィングと、該ウ
ィングの作るフランジ面に近接するフランジ面にそつて
外側に張り出された導体板から成る複数のガードリング
を有し、前記ウィングと前記ガードリングとが容量結合
して成ることを特徴とする核磁気共鳴装置用プローブ。 2、前記ガードリングは前記円筒面をなす筒状のボビン
に軸方向の位置が調節可能に取り付けられることを特徴
とする請求項1に記載の核磁気。 共鳴装置用プローブ。 3、円筒状の絶縁体からなるボビンと、該ボビンの内側
円筒面に形成された軸方向の帯状導体板より成る複数の
アームと、それぞれのアームの両端から前記ボビンの内
側円筒面にそつて円周方向に伸ばされた複数のウィング
と、前記ボビンの外側円筒面にそつて前記ウィングと対
向するように形成された導体状からなる複数のガードリ
ングとを有し、前記ウィングと前記ガードリングとが容
量結合して成る核磁気共鳴装置用プローブ。 4、前記ガードリングはその直径が調節可能なように前
記ボビンの外側にボルトを介して取りつけられたことを
特徴とする請求項3に記載の核磁気共鳴用プローブ。 5、第1の円筒面にそつて軸方向に形成された帯状導体
板からなる複数のアームと、前記アームのそれぞれの両
端に接続され、前記第1の円筒面より大きな径を有する
第2の円筒面にそつて円周方向に伸ばされた導体板から
なる複数のウィングと、前記ウィングの内側に形成され
たリング状導体板からなる複数のガードリングを有し、
前記ウィングと前記ガードリングとが容量結合して成る
核磁気共鳴装置用プローブ。 6、前記アーム及びウィングはアームの部内がウィング
の部分より小さな外径を有する筒状の絶縁体からなるボ
ビンの上に形成されることを特徴とする請求項5に記載
の核磁気共鳴装置用プローブ。 7、円筒面にそつて軸方向に形成された帯状の導体板か
らなり複数のアームと、それぞれのアームの両端から前
円筒面にそつて円周方向に伸ばされた導体板からなる複
数のウィングと、該ウィングに近接して前記円筒面にそ
つてリング状に形成された複数のガードリングとを有し
、前記ウィングと前記ガードリングとが容量結合して成
る核磁気共鳴装置用プローブ。 8、前記アーム、ウィング及びガードリングは、フィル
ム状絶縁基板の上に形成された膜状導体から成り、かつ
該フィルム状絶縁基板が円筒状にまるめられて成ること
を特徴とする請求項7に記載の核磁気共鳴用プローブ。 9、前記フィルム状絶縁基板は円筒状のボビンの上に巻
きつけられることを特徴とする請求項8に記載の核磁気
共鳴装置用プローブ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1013906A JPH02195938A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 核磁気共鳴装置用プローブ |
US07/469,916 US5109198A (en) | 1989-01-25 | 1990-01-24 | Nuclear magnetic resonance imaging apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1013906A JPH02195938A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 核磁気共鳴装置用プローブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02195938A true JPH02195938A (ja) | 1990-08-02 |
Family
ID=11846216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1013906A Pending JPH02195938A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 核磁気共鳴装置用プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02195938A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006078409A2 (en) * | 2005-01-18 | 2006-07-27 | Varian, Inc. | Nmr rf coils with split movable capacitance bands |
JP2012139547A (ja) * | 2005-05-06 | 2012-07-26 | Koninkl Philips Electronics Nv | 高磁場mriコイル用の電磁場シールディング |
JP2014010090A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Institute Of Physical & Chemical Research | 核磁気共鳴現象測定用rfコイル |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1013906A patent/JPH02195938A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006078409A2 (en) * | 2005-01-18 | 2006-07-27 | Varian, Inc. | Nmr rf coils with split movable capacitance bands |
WO2006078409A3 (en) * | 2005-01-18 | 2006-10-19 | Varian Inc | Nmr rf coils with split movable capacitance bands |
JP2012139547A (ja) * | 2005-05-06 | 2012-07-26 | Koninkl Philips Electronics Nv | 高磁場mriコイル用の電磁場シールディング |
JP2014010090A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Institute Of Physical & Chemical Research | 核磁気共鳴現象測定用rfコイル |
EP2680022A3 (en) * | 2012-06-29 | 2014-03-19 | Riken | Radiofrequency coil for measurement of nuclear magnetic resonance |
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