JPH021882A

JPH021882A - 電子写真現像方法

Info

Publication number: JPH021882A
Application number: JP63142651A
Authority: JP
Inventors: Nobutaka Noda; 野田　信隆
Original assignee: Katsuragawa Electric Co Ltd
Current assignee: Katsuragawa Electric Co Ltd
Priority date: 1988-06-09
Filing date: 1988-06-09
Publication date: 1990-01-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は電子写真現像方法に関し、特には、高抵抗磁性
トナーと高抵抗磁性キャリアとを混合してなる現像剤を
用い、鮮明な地力ブリのない複写像を得ることのできる
磁気ブラシ現像方法に関する。

［従来の技術］従来、磁気ブラシ現像方法として、−成分現像剤を用い
た一成分系の方法と、二成分現像剤を用いた二成分系の
方法とが知られる。−成分系の方法は、導電性トナーま
たは高抵抗磁性トナーのいずれかを使用するもので、現
像装置の構造が簡単であり且つメンテナンスが容易であ
るなとの（り点を有するが、反面、例えば導電性トナー
にあっては低コントラストの原稿の再現が難しく且つ転
写効率が悪くＢ１０讐Ｏｆｆ現象や転写ボケを生じるな
との問題を菅する。また、高抵抗トナーにあっては低抵
抗トナーよりも転写が良好で且つ高１度現像が可能であ
るという利点を有するも、再現する線の太りゃ細り、ベ
タ黒部の現像ムラ、地力ブリを生しるなとの幾つかの問
題をなおも有する。一方、二成分系の方法は、磁性トナ
ーと磁性キャリアとをｄ？合した現像剤を使用するもの
で低コントラストの原稿の再現性や細線の再現性は向上
するが、転写材へのキャリアの付若や現像剤中のトナー
濃度の制御なとの問題を有する。

これら従来の二つの現像方法の問題を解決するものとし
て、微小の磁性キャリアと非磁性トナーとを混合してな
る現像剤を用いた現像方法が知られる（例えば特公昭５
９−２４４１６号公報）。

この公報に開示される方法は、実質的に５〜３゜ｕｍの
粒径を有する絶縁性磁性キャリアと絶縁性非磁性トナー
との混合物からなる磁性現像剤により磁気ブラシを形成
し、この磁気ブラシを交番磁界の作用の下で静電像担持
体の表面を摺擦して現像を行う。

［発明が解決しようとする課題］上記した微小キャリアを用いた方法によれば地力ブリの
ない非常に高品質の現像画像が得られ、上述した問題点
の幾つかを解決し得るものの、依然としてトナーの混合
比を６〜３５ｗｔ％の範囲内に制御しなければならない
というトナー１度の制御に関する！！題を残している。

本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、トナー濃度
の制御を実質的に不要とし、しかも地力ブリがなく、画
像鮮明度にすぐれ、階調性に富んだ複写画像を得ること
のできる電子写真現像方法を礎供することを目的とする
。

［！！題を解決するための手段］このため、上記した従来方法が非磁性トナーとキャリア
の混合物を使用するのに対し、本発明による電子写真Ｉ
Ｊｌ像方法は、高抵抗磁性トナーと高抵抗磁性キャリア
とを混合してなる現像剤を用い、内部に磁石ロールを有
する現像スリーブ周百に現像剤を磁気吸着して磁気ブラ
シを形成し、この磁気ブラシを交ｔｆｆｉ界および交番
８ｉＷの作用の下で靜？Ｉｆ［！ｌ！持体に士族して静
電像を現像することを特徴とする。

即ち、本発明は高抵抗磁性トナーを用いた磁気ブラシ現
像法の利点を維持しつつ、その欠点である線の太りゃ纏
り、地力ブリを解消するため、高抵抗磁性トナーに比較
的少量の高抵抗磁性キャリアを混合し、この混合物より
なる磁気ブラシにより、交番電界及び交番磁Ｗの作用の
下で静電像を■１１９するものである。

［作用コかかる手段によれば、交番電界と交番磁界の作用により
スリーブ上の磁性トナーに振動が起こり、スリーブ表面
から静電像担持体へと接するｆｊｉ気ブラシにおいてｔ
！ｌ！ｔｓ体とスリーブ表面間で往復運動（ｌｔｉ勤）
を繰り返す。この時、静電像担持体表面に潜像電位があ
るためにそのクローン力により磁性トナーは担持体の静
電像に対応した部分だけに付着する。このように従来の
一定磁界や一定電位の現像方法に比べ交番電界と交番磁
界の相乗効果により娠動力が与えられることにより潜像
電位部位に吸着される磁性トナーは鮮明なカブリのない
複写像を形成する。また、高抵抗磁性キャリアとの混合
により、高抵抗磁性トナーに摩擦電荷が付与されて静電
像への付着が良好となると共に、現像剤の流動性が向上
する。

［実施例コ以下、本発明の実施例を図面を参照として説明す　る。

図において、　ｌは円筒状ドラムの周面に適当な感光体
を形成してなる静電像担持体であり、所定の周速度で矢
印Ａの方向へ回転するようにな）ており、この回転中に
適当な静電像形成手段により感光体の表面に静電像電位
差像が形成される。感光体及び静電像形成手段は例えば
ゼログラフィに用いるような周知の構成のものを用いる
ことかでき　る。

静電像担持体ｌに接近して平行に磁石ロール２が静電像
担持体１と逆方向（矢印Ｂの方向）へ回転可能に設けら
れており、磁石ロール２の周りには非磁性の円筒スリー
ブ（現像スリーブ）３が静電像担持体ｌの周速度の約１
．５〜２．５倍の周速度でそれと同方向（矢印Ｃの方向
）へ回転するように設けられている。静電像担持体の周
速に対するスＪ−ブの周速の設定値は重要であり、これ
が、１．５倍以下となると形成される複写像の複写濃度
が低くなりすぎ、２．５倍以上となると複写濃度が上が
りすぎる。スリーブ表面は例えば１〜３ｕｍの表面粗さ
に処理されており、現像剤の搬送力を高めている。

磁石ロール２はＮＳ極交互に着磁されており、ＴＱ像ス
リーブ上における表面ガウスが４５０〜６００ガウス程
度の磁力のものが特に好ましく、その回転によって磁極
が移動し磁石ロールに対向する静電像担持体表面に対し
て交番磁界を形成する。交番磁界の周波数については、
現像部りを通過中の画像部分に対して少なくとも８回以
上磁極が通過するように磁石ロールの極数、回転速度が
設定することが望ましい０例えば静電像担持対の周速が
６０　ｍ　／　５ｅＣ１磁石ロールが着磁幅６−で１２
極に着磁されているロールの場合、磁石ロールの回転数
は約５００　ｒ、ｐ、＋１１以上に設定することが望ま
しい。この交番磁界の周波数よりも少ないと、文字の回
りにトナーが飛散した細った複写画像となる傾向がある
。

スリーブ３に接近して配置されたドクターブレード４は
非磁性材料によって作製されており、スノーブ上に均一
に適当厚さの現像剤層を形成する。

例えばスリーブ３と静電像担持体ｌとの間隙を０．６５
〜０．７５ｍｍとすると、　ドクターブレード４の先端
からスリーブまでの間隙を０．３５〜０．４５に設定す
ると好適なソフトブラシを形成することができる。

本発明に使用する現像剤は高抵抗磁性トナーと高抵抗磁
性キャリアとを混合してなり、現像剤中の高抵抗磁性ト
ナーの混合比は５０ｗｔ％以上、より好ましくは７０誓
ｔ％前後である。高抵抗磁性トナーは例えばアクリル樹
脂等の絶縁性樹脂にトナー全体の４０〜６０ｉｚｔ％の
例えばフェライト等の磁性微粉末を含有してなり、　１
０Ｉ５Ω・１以上の電気抵抗値を有する平均粒径１２ｃ
＋ｍ、好ましくは７〜１５　ｕｒＲ，の粉体である。こ
れに対し、高抵抗磁性キャリアは同条件で１０８Ω・１
以上の電気抵抗値を有し、好ましくは４０〜１１００ｕ
の球体キャリアよりなる。尚、本発明における２気抵抗
値は、底面に０．０７３　ｃｍ２の円形電極を有するシ
リンダ内にトナーを入れた後、このトナーをピストンに
より約２．７　ｋｇ／ｃｍ２の圧力を加えて厚さ約　１
．５ｍｌ１１となるようにし、ピストン・電極間の印加
電圧を５０Ｖから１００ＯＶまで変化させて両者間を流
れる？ｉｉ流を測定し、これより算出した値である。

このような混合現像剤は現像容器５に貯められており、
アジテータ−６によってスリーブ３へと運ばれ、その上
に磁気吸着され磁気ブラシを形成する。磁気ブラシはド
クターブレド４によって整えられ、スリーブの回転と相
俟ってソフトブラシを形成し、静電像担持体を摺擦する
。

一方、静電像担持体１と磁石ロール２との間に交流型Ｒ
６が連結されている。交流電源７は直流バイアス（例え
ば１００■程度）に交流・バイアスを型梁したもので、
周波数８００〜２　ＫＨｚの交流電圧を発生し、それに
より、静電像担持帯ｌとスリーブ３間に交番電界を印加
する。交流電源の尖頭電圧は静電像担持体ｌとスリーブ
３との間隙によって異なるが、この間隙を０．７ｍｍと
した場合、尖頭電圧は約１５００Ｖ以上が好ましい。

このようにして、スリーブ３上に形成された磁気ブラシ
が交番電界の作用の下で静電像担持体を摺擦して静電像
の現像を行う。

現像に当たっては磁性トナーのみが消費し、その補給を
必要とするが、従来の二成分系の方法のようにトナー濃
度を考慮しながら定量ずつ補給する必要がなく、−成分
系の場合と同じように現像剤の残量が少なくなった場合
にのみ適宜補給すればよい。

［発明の効果］このように、本発明による現像方法によれば、高抵抗磁
性トナーを用いた一成分系の方法の利点を維持すると共
に、その問題点を解消したもので、地力ブリがなく、画
像線明度にすぐれ、階調性に富んだ複写像を、　トナー
濃度の制御の煩わしさなく得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明による現像方法を実施する装置の一例の要部
の概略側面図である。ｌ・・・静電像担持体　　２・・・磁石ロール３・・・
ｆｉｌ像スリスリーブ４・・・ドクターブレード７・・
・交流電源。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）高抵抗磁性トナーと高抵抗磁性キャリアとを混合
してなる現像剤を用い、内部に磁石ロールを有する現像
スリーブ周面に現像剤を磁気吸着して磁気ブラシを形成
し、この磁気ブラシを交番電界および交番磁界の作用の
下で静電像担持体に摺擦して静電像を現像することを特
徴とする電子写真現像方法。
（２）前記現像剤中における高抵抗磁性トナーの混合比
が５０ｗｔ％以上であることを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の電子写真現像方法。
（３）前記交番電界の周波数が８００〜２ｋＨＺであり
、前記交番磁界の周波数は現像部を通過中の画像部分に
対して８回以上磁極が通過することを特徴とする特許請
求の範囲第１項または第２項記載の電子写真現像方法。
（４）前記交番電界は直流バイアスに交流バイアスを重
乗させてなることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃
至第３項いずれかに記載の電子写真現像方法。
（５）前記高抵抗磁性トナーの電気抵抗が１０＾１＾５
Ω・ｃｍ以上であることを特徴とする特許請求の範囲第
１項乃至第４項いずれかに記載の電子写真現像方法。
（６）前記高抵抗磁性トナーが絶縁性樹脂に４０〜６０
ｗｔ％の磁性微粉末を含有していることを特徴とする特
許請求の範囲第１項または第２項記載の電子写真現像方
法。
（７）前記高抵抗磁性キャリアが４０〜１００ｕｍの球
形キャリアよりなることを特徴とする特許請求の範囲第
１項または第２項記載の電子写真現像方法。
（８）高抵抗磁性トナーと高抵抗磁性キャリアとをトナ
ーの混合比を５０ｗｔ％以上の割合で混合してなる現像
剤を、内部に磁石ロールを有する現像スリーブ周面に磁
気吸着して磁気ブラシを形成し、現像スリーブを静電像
担持体の移動方向とほぼ同方向に１．５〜２．５倍の速
度で移動させ、交番電界および交番磁界の作用の下で磁
気ブラシを静電像担持体に摺擦して静電像を現像するこ
とを特徴とする電子写真現像方法。
（９）高抵抗磁性トナーと高抵抗磁性キャリアとを混合
してなる現像剤を用い、内部に磁石ロールを有する現像
スリーブ周面に現像剤を磁気吸着して磁気ブラシを形成
し、この磁気ブラシを静電像担持体に摺擦して静電像を
現像することを特徴とする電子写真現像方法。