JPH02188120A - 計器用変圧器の2次回路断線検出装置 - Google Patents

計器用変圧器の2次回路断線検出装置

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JPH02188120A
JPH02188120A JP1004127A JP412789A JPH02188120A JP H02188120 A JPH02188120 A JP H02188120A JP 1004127 A JP1004127 A JP 1004127A JP 412789 A JP412789 A JP 412789A JP H02188120 A JPH02188120 A JP H02188120A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、3相母線に接続される計器用変圧器(以下
PTと略称する)の2次回路の断線を検出するPTの2
次回路断線検出装置に関し、さらに詳細にいえば、PT
2次回路の断線時に現われる故障現象と、系統地絡故障
時に現われる故障現象との相違に基いて、P72次回路
の断線を検出するPTの2次回路断線検出装置に関する
〈従来の技術、及び発明が解決しようとする課題〉 電力系統の3相母線の電圧を継電器、或は計器に導入す
る場合には、必ず計器用変圧器が用いられる。
第5図は、従来のPTの2次回路、及び3次回路を示す
図である。3相母線(21)の各相電圧は、P T (
22)の1次回路に導かれ、一定比で変圧されて、相電
圧の形でP T (22)の2次回路に出力される。
P T (22)の3次回路は、いわゆるプロークンデ
ルタ回路と呼ばれており、この回路から、各相電圧を総
和電圧した電圧、即ち、零相電圧が出力される。
P T (22)の2次回路の出力、及び3次回路の出
力は継電器(23)に供給される。
(24)、(25)、(26)は補助トランスであり、
継電器(23)を外部と絶縁すると共に、FT(22)
からの入力電圧を適切なレベルに変換するものである。
上記補助トランス(24) (25) (2B>の内の
補助トランス(24)は、線間電圧を生成するものであ
り、補助トランス(25) (2B)は、それぞれ相電
圧用、零相電圧用である。これらの補助トランス(24
) (25) (26)の出力が各リレー要素に分配さ
れ、各リレー要素において、系統地絡故障、系統短絡故
障等の検出が行なわれる。
そして、近年、アナログ型の継電器に替えて、マイクロ
コンピュータを用いたディジタルリレーが広く適用され
るに至っており、その能力は高く評価されている。
そこで、本件発明者等は、上記ディジタルリレーの能力
に着目し、ディジタルリレーにP T (22)の2次
回路の出力のみを導入して、零相電圧や線間電圧等を算
出することにより、PT(22)の3次回路を省略する
ことを試みた。
即ち、アナログ型の継電器に替えてディジタルリレーを
使用することにより、PT(22)の2次口路の出力(
各相電圧)のみを導入して、それらの総和演算により零
相電圧を算出することができ、さらに、導入された各相
電圧の差演算により線間、電圧を計算することができる
従って、P T (22)の3次回路を省略することが
でき、PT(22>の簡素化が計れる。また、PT(2
2)の3次回路を省略することから、リレー側の補助ト
ランス(24) (2B)も省略することができ、継電
器側の簡素化が計られる。
しかしながら、ディジタルリレーを使用して、P T 
(22)の2次回路の出力の総和により零相電圧を算出
した場合には、P T (22)の2次回路が断線した
場合にも、零相電圧が算出されるので、PT■の2次回
路が断線しているにも拘わらず、誤って系統の地絡故障
と判定する虞れがあるという問題が発生する。
上記問題点を第6図に基いてさらに詳細に説明する。第
6図は、各相電圧のベクトル図を示し、そのうち第6図
(a)は系統が健全の場合、第6図(b)は系統A相が
一線地絡した場合、第6図(C)はPTのA相が一線断
線した場合を示している。
第6図(a)の場合は、3相の相電圧の総和は零である
が、第6図(b)(c)の場合は、同図破線で示される
零相電圧が計算されることになる。
即ち、P T (22)の2次回路が断線した場合にも
、系統が地絡故障した場合と同様に零相電圧が算出され
る。ディジタルリレーは上記P T (22)の2次回
路断線時に算出される見掛は上の零相電圧と、地絡故障
による零相電圧とを区別することが出来ず、誤って系統
を遮断する虞れがある。
〈発明の目的〉 この発明は上記の問題に鑑み、PT2次回路の断線によ
る地絡リレー誤動作を防止する計器用変圧器の2次回路
断線検出装置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段、および作用〉上記目的を
達成するための、この発明の計器用変圧器の2次回路断
線検出装置は、3相母線に接続される計器用変圧器の2
次回路から入力される相電圧に基づいて、零相電圧、線
間電圧の大きさ、相電圧の大きさ、および相電圧の位相
差を算出する演算手段と、上記算出された線間電圧の大
きさ、相電圧の大きさ、および相電圧の位相差と、系統
地絡故障時に現われる線間電圧の大きさ、相電圧の大き
さ、および相電圧の位相差との相違に基づいて、系統地
絡数°陣か、計器用変圧器の2次回路断かを判定する断
線判定手段とを有するものである。
上記構成の発明であれば、演算手段が、P72次回路か
ら入力される相電圧等に基づいて、零相電圧を算出して
いるので、従来の方式のように零相電圧を検出するため
のPT3次プロークンデルタ回路を設ける必要がない。
従って、PTを簡素化することができる。
そして、断線判定手段は、線間電圧の大きさ、相電圧の
大きさ、および位相差に基いてPT2次回路の断線を検
出しているので、零相電圧が検出され、且つ線間電圧の
大きさが降下しない場合には、系統−線地絡故障と判定
することができる。
また、系統二線地絡時には、P72次回路の一線断線、
或いは二線断線と同様に、零相電圧が現われ、且つ、線
間電圧が降下するが、二線地絡時には、何れかの位相差
が180度近くになり、−方、P72次回路の断線時に
は、何れかの相電圧の大きさが0ボルト近くになり、何
れかの位相差が150度以内(電圧変動率、PTのイン
ピーダンスを考慮した場合)になる。従って、断線判定
手段により、両故障時の相電圧の大きさ、および位相差
を比較することにより、二線地絡故障とPT2次回路の
断線故障とを識別することができる。
以上のようにして、PT2次回次回線断線拘わらず、系
統の地絡敵陣と誤って判定する虞れを無くすことができ
る。
〈実施例〉 実施例の構成を説明する前提として、本件発明者等が系
統−線地絡故障、系統二線地絡故障、PT2次回路の一
線断線、およびP72次回路の二線断線時における故障
現象を分析した結果を第1図に示す。第1図A、Bは系
統地絡故障を示し、C,DはP72次回路の断線を示す
。そして、第1図Aは、人相地絡の場合を示し、第1図
Bは、B相、C相の2相地絡の場合を示し、第1図Cは
、P72次回路の人相が断線した場合を示し、第3図り
は、P72次回路のA相、B相が断線した場合を示して
いる。
即ち、系統−線地絡故障時には、線間電圧は降下せず、
中性点が移動し、各相の位相差が変化する。また、系統
2線地絡故障時には、線間電圧が降下し、位相差が最大
180度に変化する。
一方、PT2次回路の一線断線故障時には、断線した相
の相電圧の供給が断たれるが、断線していない2相の相
電圧から、P72次回路に接続されている負荷(継電器
、計器等)のインピーダンスに応じて断線したA相の相
電圧が発生する。即ち、相電圧?aは、相電圧1と、相
電圧ICとがなす三角形の領域A(図面中耕線部)に現
われる。
また、P72次回路の二線断線故障時には、断線したA
相、B相の相電圧の供給が断たれるが、上記PT2次回
路の一線断線故障時と同様にして、断線していない相電
圧Qcから断線したA相、B相の相電圧?a、?bが作
られる。
上記第1図の分析結果から、線間電圧が降下した際にお
ける相電圧の大きさと位相差とを、比較することにより
、系統2線地絡故障と、P72次回路の一線、或は二線
断線故障とを識別することができる。
以下、この発明のPTの2次回路断線検出装置を添付図
面に基いて詳細に説明する。
第2図は、本発明に係るP72次回路断線検出装置を母
線に接続した状態を示す概略図であり、母線(1)のA
相、B相、C相にY−Y結線型のPT■が接続され、P
T■の2次回路に、補助トランス■が接続されている。
そして、補助トランス(3)に、零相電圧及び線間電圧
を算出し、零相電圧が地絡敵陣によるものか、PT■の
2次回路の断線によるものかを判定するマイクロコンピ
ュータ(4)が接続されている。
上記PT■は、母線(1)のA相、B相、C相の電圧v
m、9b、9cを検出して、補助トランス(3)に出力
している。
上記補助トランスG)は、1次側がY結線で2次側が3
つの単相回路からなり、PT(2)の2次回路から入力
される相電圧Qa、Qb、 <Icをマイクロコンピュ
ータの(4)の動作電圧に整合させた電圧に降下させて
いる。そして、この補助トランス(3)により、PT■
とマイクロコンピュータ(4)とは絶縁される。
第3図は、PTの2次回路断線検出装置の機能ブロック
図を示し、マイクロコンピュータ(4)は、零相電圧算
出部■と、線間電圧算出部(6)と、相電圧算出部σ)
と、位相差算出部■と、第1の比較部e)と、第2の比
較部O0と、第1から第6のゲート(11) (12)
 (13) (14) (15) (1B)とを有する
零相電圧算出部■は、 (?a +?b +?e ) /3−Moなる式に基づ
いて零相電圧の大きさ+VO+を算出し、IMOが所定
値を越えた場合に、地絡信号を第2ゲート(12)、第
5のゲート(15)に出力している。
線間電圧算出部■は、 Qa −9b −Qab 窒b −Qc −9bc Qe −Qa −?ae なる式に基いて、線間電圧の大きさl?abl。
1 Mbcl 、  l ?calを算出し、第1の比
較部θ)に出力している。
相電圧算出部(7)は、補助トランス(3)から入力さ
れる相電圧?a、♀b、Qcに基づいて、相電圧の大き
さlea l、i?b 1.Inc lを算出し、第2
の比較部(至)に出力している。
位相差算出部[F])は、補助トランスG)から入力さ
れる相電圧9a、Qb、9cの形態が、相電圧?a、M
b、?cの内のある2相でなす角内に残り一相があり、
上記2相でなす角が所定角度(例えば、150度)以内
かどうかを算出するものである。そして、相電圧?a、
<Ib、Qeが、上記形態の場合には、HIGHレベル
の信号を第4のゲート(14)に出力し、さもない場合
には、LOwレベルの信号を同ゲート(14)に出力し
ている。
第1の比較部θ)は、上記1 ?abl 、  l M
bcl 。
1ocalと第1の閾値Klとを比較し、l?abl。
1 Mbcl 、  l ’l/catが第1の閾値K
l  (例えば、75ボルト)以上である場合には、H
IGHレベルの信号を第1のゲート(11)、および第
3のゲート(13)に出力し、逆に、I?abl、IM
bcl、IQcutが第1の閾値Kl以下である場合に
は、LOWレベルの信号を第1のゲート(ll)、およ
び第3のゲート(13)に出力している。
第2の比較部(至)は、lea 1.IHb I。
1!c1と第2の閾値に2  (例えば、10ボルト)
とを比較し、l′taf、l?b l、l/c lが第
2の閾値に2以上である場合には、旧GHレベルの信号
を第4のゲー) (14)に出力し、逆にI?al。
1?b 1.Inc lが第2の閾値に2以下である場
合には、LOwレベルの信号を出力している。
尚、上記実施例においては、閾値に1を最大限である7
5ボルト、第2の閾値に2を10ボルト、所定角度範囲
を最大限である150度としているが、電圧変動率、P
T■の2次回路のインピーダンス等を考慮して、多少の
幅をもたせることが可能である。
第1のゲート(11)は、上記第1の比較部■)からの
3つの信号を入力とし、3つの信号の全てが、HIGH
レベルの場合は、出力ゲートから旧(ilルベルの信号
を第2ゲート(12)回路に出力している。即ち、3つ
の信号の全てが、HIGHレベルの場合(全ての線間電
圧が正常)には、PT■の2次回路は正常と判定してい
る。逆に、3つの信号の全てが、HIGHレベルでない
場合には、第3のゲート(13)、第4のゲー) (1
4)により、地絡敵陣かPT■の2次回路の断線かを判
定している。
第2ゲート(12)は、上記第1のゲート(r t )
の出力信号と、零相電圧算出部■の地絡信号とを入力と
し、再入力が旧OHレベルである場合には、第6のゲー
ト(IB)を介して地絡リレーにIIIGHレベルの信
号を出力し、地絡リレーを動作させている。逆に、何れ
か一方の入力信号がt、OWレベルである場合には、L
Owレベルの信号を第6のゲート(16)に出力してい
る。即ち、上記第1のゲート(11)と第2ゲート(1
2)とで、零相電圧が現われ、且つ全ての線間電圧が降
下していない場合に、地絡敵陣と判定している。
第3のゲート(13)は、上記第1の比較部(9)の3
つの信号の内の一つを反転させ、2つをそのまま入力と
するANDゲート(ill) (132) (133)
と、ANDゲート(131) (132) (133)
の出力信号を入力とするORゲート(184)とからな
る。第1の比較部θ)からANDゲート(131) (
IH) (188)にそれぞれ入力される3つの信号の
内、二つ以上がLOVレベルの場合には、ANDゲー)
 (131)(112)(138)の内の何れもがLO
wレベルの信号をORゲート(134)に出力する。逆
に、第1の比較部■)からANDゲート(181) (
132) (1!13)に゛入力される3つの信号の内
、何れか一つがLOVレベルの場合には、ANDゲー)
 (131) (132) (133)の内の何れか一
つが旧GHレベルの信号をORゲート(184)に出力
する。従って、第3のゲー) (13)からは、比較部
の3つの信号の内の何れか一つがLOWレベルの場合に
のみ、HIGHレベルの信号を第5のゲート(15)に
出力している。
即ち、第1の比較部θ)からの3つの信号の内、何れか
二つ以上がLOWレベルの場合(線間電圧が二つ以上降
下した場合)には、PT■の2次回路が断線していると
判定している。
一方、第1の比較部(9)からANDゲート(131)
(132) (133)に入力される3つの信号の内の
一つがLOWレベルの場合は、系統二線地絡か、PT■
の2次回路断線かの状態であり、第4のゲート(14)
から出力される信号とのAND条件に基づいて、系統二
線地絡か、PT■の2次回路断線かの判定が行なわれる
第4のゲート(14)は、第2の比較部00)からの3
つの信号、および位相差算出部8)からの信号を入力と
し、4つの信号の全てが、)IIC)Iレベルでない場
合は、LOvレベルの信号を第5のゲート(15)に出
力している。即ち、相電圧が第1図Cに示される領域A
内に現われるか、否かを検出し、領域A内に現われた場
合には、PT■の2次回路断線と判定し、LOwレベル
の信号を出力している。
第5のゲート(15)は、地絡信号と、上記第3のゲー
ト(13)の出力信号と、上記第4のゲート(14)の
出力信号の反転信号とを入力とし、地絡信号、および第
3のゲート(13)の出力信号が旧GHレベルであり、
且つ第4のゲート(14)の出力信号がLOwレベルで
ある場合には、HIGHレベルの信号を第6のゲート(
10)に出力している。
即ち、第3のゲート(11)の出力信号が旧GHレベル
の場合(線間電圧の一つが閾値に2以下の場合)には、
系統二線地絡故障かPT■の2次回路断線かの判定はで
きないので、第4のゲート(14)からPT■が異常で
ない旨の信号(LOWレベルの信号)が入力された場合
に初で地絡敵陣であると判定して、HIGHレベルの信
号を第6のゲート(18)に出力している。
第6のゲート(te)は、第1のゲート(ti)の出力
信号と、第5のゲート(15)の出力信号とを入力とし
、何れかの信号が旧GHレベルである場合には、旧GH
レベルの信号を地絡リレーに出力し、地絡リレーを動作
させている。
上記構成のPT■の2次回路断線検出装置の動作は、以
下の通りである。
PT■の2次回路により母線(1)のva s Vl)
 。
窒Cが検出され、Qa、窒す、?e、は、補助トランス
G)により、所定の変圧比で降下されて、零相電圧算出
部■、線間電圧算出部(6)、相電圧算出部(7)、お
よび位相差算出部[F])に供給される。そして、零相
電圧算出部■は、零相電圧の大きさ1<IIを算出し、
この1901が所定値を越えた場合に、地絡信号を出力
する。また、線間電圧算出部(6)、相電圧算出部a)
において、1Qabl。
I Qbel 、  I Vcal、1va 1.l?
b l。
1?elが算出され、l ?abl 、  l Qbe
l 。
1ocal、I?a I、l?b l、l?c Iは、
それぞれ第1の比較部■)、第2の比較部(至)におい
て、第1の閾値Kl  (75ボルト)、第2の閾値に
2(10ボルト)と比較される。そして、第1の比較部
(9)から比較結果が第1のゲー) (11)、および
第3のゲート(13)に出力され、第2の比較部(至)
から比較結果が第4のゲート(14)回路に出力される
そして、位相差算出部[F])は、3相の相電圧が全て
所定角度(150度)以内であるか否かを算出し、その
結果が第4のゲート(14)の入力とされる。
次いで、上記第1の比較部θ)からの3つの信号を入力
された第1のゲート(11)は、3つの信号の全てが、
HIGHレベルの場合には、PT■の2次回路は正常と
判定する。そして、第1のゲート(11)によりPT■
の2次回路は正常と判定された状態において、零相電圧
算出部6)から地絡信号(HIGHレベル)が入力され
た場合には、第2ゲート(12)は、第6のゲート(1
6)回路を介して地絡リレーにHIGHレベルの信号を
出力し、地絡リレーを動作させている。
次いで、上記第1の比較部[F])の3つの信号が入力
された第3のゲート(13)は、降下している線間電圧
が二つ以上であること(逆説的には、降下している線間
電圧が一つであること)を検出し、降下している線間電
圧が二つ以上であることを検出した場合には、PT■の
2次回路が断線していると判定し、地絡リレーを動作さ
せない。
一方、降下した線間電圧が一つであることを検出した場
合には、第4のゲート(14)において、位相差算出部
(8)からの信号が旧GHレベルであることを検出する
と共に、相電圧算出部のからの3つの信号の全てが第2
の閾値に2以上であることを検出する。そして、降下し
た線間電圧が一つであって、3相の相電圧が第2の閾値
に2以上であり、3相の相電圧が全て所定角度以内の場
合には、PT■の2次回路の断線と判定し、地絡リレー
を動作させない。
第4図は、PTの2次回路断線検出のフローチャートで
ある。
ステップ■において、I ?abl 、  l <’b
et 。
1ocalの全てが第1の閾値K1以上か否かを判別し
、l ?abl 、  l ’Fbel 、  l t
calの全てが第1の閾値に1以上である場合は、ステ
ップ■において、地絡敵陣と判定し、ステップ■におい
て、地絡リレーを動作させている(地絡リレーのロック
解除)。
上記ステップ■において、l?ab1.l窒be I 
*19calの全てが第1の閾値に1以上でないと判別
した場合には、ステップ■において、l Vab I 
l ?bcl 、  I tcalの内の二つ以上が第
1の閾値以下か否かを判別し、二つ以上が第1の閾値以
下である場合には、ステップ■において、PT■の2次
回路が断線している判定し、ステップ■において、地絡
リレーを動作させない(地絡リレーロック)。
上記ステップ■において、I?ab1.I窒bcl。
1ocalの内、二つ以上が第1の閾値Kl以下で無い
場合(一つが第1の閾値Kl以下の場合)には、ステッ
プ■において、I?al、I窒bl。
1?clの全てが第2の閾値に2以上か否か、および?
a、?by?cの全てが、所定角度以内に存在するかど
うかを判別し、lQa 1.l?b I。
1?clの全てが第2の閾値に2以上であり、且つ% 
va 、vb 、vcの全てが所定角度以内に存在する
場合には、ステップ■、■の処理を行なう。
逆に、上記ステップ■の条件を満さない場合(即ちIn
c 1.I?b 1.Inc Iの内の少なくとも一つ
が閾値に2以下、または?a、?b。
ICの全てが所定角度以内に存在しない場合)には、ス
テップ■、■の処理を行なう。
上記構成のPT■の2次回路断線検出装置によれば、P
T■と母線(1)とを接続し、PT■により検出された
相電圧9a、9b、9cに基づいて、零相電圧算出部6
)が零相電圧を算出しているので、プロークンデルタ回
路、及びその周辺機器を必要としない。従って、PT■
の簡素化が計られ、コストを下げることができる。
また、系統地絡故障時におけるあらゆる故障現象と、P
T■の2次回路断線時におけるあらゆる故障現象とを比
較し、各故障現象の相違に基いてPT■の2次回路の断
線を検出しているので、PT■の2次回路が断線してい
るにも拘わら、ず、誤って系統の地絡敵陣と判定する虞
れが無くなる。
〈発明の効果〉 以上のこの発明によれば、演算手段が、PTの2次回路
から入力される相電圧等に基づいて、零相電圧を算出し
ているので、従来の判定方法のように零相電圧を検出す
るためのプロークンデルタ回路を設ける必要がない。従
って、PTを簡素化することができる。
そして、演算手段により系統地絡故障時におけるあらゆ
る故障現象と、PTの2次回路断線時におけるあらゆる
故障現象とを比較し、線間電圧の大きさ、相電圧の大き
さ、および位相差←基いてPTの2次回路の断線を検出
しているので、PTの2次回路断線が発生しているにも
拘わらず、系統の地絡敵陣と誤って判定する虞れを無く
すことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、系統地絡故障における故障現象と、PT2次
回次回線断線ける故障現象とを示す図、第2図は、本発
明に係るPTの2次回路断線検出装置を母線に接続した
状態を示す概略・図、第3図は、PTの2次回路断線検
出装置の機能ブロック図、 第4図は、 ヤード、 第5図は、 路を示す図、 第6図は、 PTの2次回路断線検出のフローチ 従来のFTの2次回路、 及び3次回 各相電圧のベク トル図。 ■・・・PT、■・・・零相電圧算出部、■・・・線間
電圧算出部、■・・・相電圧算出部、[F])・・・位
相差算出部、 (11) (12) (13) (14) (15) 
(1B)・・・第1〜第6のゲート 特 許 出 願 人 日 新 電 機 株 式 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、3相母線に接続される計器用変圧器の 2次回路から入力される相電圧に基づい て、零相電圧、線間電圧の大きさ、相電 圧の大きさ、および相電圧の位相差を算 出する演算手段と、上記算出された線間 電圧の大きさ、相電圧の大きさ、および 相電圧の位相差と、系統地絡故障時に現 われる線間電圧の大きさ、相電圧の大き さ、および相電圧の位相差との相違に基 づいて、系統地絡故障か、計器用変圧器 の2次回路断線かを判定する断線判定手 段とを有することを特徴とする計器用変 圧器の2次回路断線検出装置。
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