JPH0218738A

JPH0218738A - 回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコーダの高速サーチ方法

Info

Publication number: JPH0218738A
Application number: JP63167409A
Authority: JP
Inventors: Masanobu Ishimoto; 石本　正信
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1988-07-05
Filing date: 1988-07-05
Publication date: 1990-01-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコ
ーダ（以下、Ｒ−ＤＡＴと称す）の高速サーチ方法に関
し、特に、磁気テープ上のＰＣＭ領域に記録されるプロ
グラムの先頭位置に対応してサブコード領域に記録され
るスタート識別情報（以下、スタートＩＤと称す）を使
用した高速サーチ方法に関する。

（ロ）従来の技術一般のＲ−ＤＡＴのシステム構成を第６図に示し説明す
る。同図において、（１）はアナログの音声信号が入力
される入力端子、（２）はこの音声信号をインターリー
ブや時間圧縮等を施したディジタル信号に変換（ＰＣＭ
変調）するディジタル信号処理回路、（３）はトラッキ
ング制御のためのサーボ信号（即ち、パイロット信号や
シンク信号等）を生成するサーボ信号生成回路、（４）
は高速サーチのためのスタートＩＤと共に曲番や演奏時
間情報（以下、Ｐタイムと称す）等のサブコード信号を
生成するサブコード信号生成回路、（５）はテープの各
トラックに夫々形成される情報の記録領域、トラッキン
グ領域、サブコード領域にディジタル変換された音声信
号、サーボ信号、サブフード信号を記録するために所定
のタイミングで選択切換されろスイッチ回路、（６１は
記録アンプ、（７）は記録アンプ（６）からの出力を１
８０離れた２個の録再用回転ヘッド（８）に供給する回
転ヘッドシリンダーのロータリートランス、（９）は再
生アンプ、（１０）は再生アンプ（９）からの出力をＰ
ＬＬ等によりデータからクロックを作りこれによりディ
ジタル信号に変換した後アナログ信号に変換（ＰＣＭ復
調）するディジタル信号処理回路、０１）は元のアナロ
グの音声信号が出力される出力端子である。囮は再生ア
ンプ（９）の出力からトラッキング制御のためサーボ信
号を抽出してトラッキングエラー信号を生成するサーボ
回路、ｕ３）は再生アンプ（９）の出力からサブコード
信号を抽出してスタートＩＤの検出やＰタイム等の読み
取りを行なうサブコード処理回路である。そして、圓は
巻取リール軸を直接駆動する巻取リールモータ、０９は
供給リール軸を直接駆動する供給リールモータ、０６）
はそのモータ駆動回路、（１り（１＆はシリンダーモー
タとそのモータ駆動回路、ＯＪ■はキャプスタンモータ
とそのモータ駆動回路である。

そして、（社）は各種操作キー人力やサブコード処理回
路αＪからの出力により各モータ０４１（１５）（１η
昨の駆動／停止、回転速度や回転方向等を制御する制御
回路でマイクロコンピュータによって構成されろ。

■は回転ヘッドシリンダーに９０巻き付けられるテープ
である。

従って、先ず記録時には入力端子（１）に入力された音
声信号がディジタル信号処理回路（２）でディジタル信
号に変換された後、サーボ信号生成回路（３）からのサ
ーボ信号（パイロット信号やシンク信号等）とサブコー
ド生成回路（４）で生成されるサブコード信号（スター
トＩＤ、曲番、Ｐタイム）と共に時分割で記録アンプ（
６）へ送出される。そして、この記録アンプ（６）の出
力は回転ヘッドシリンダーのロータリートランス（７）
へ送出せられて、録再用回転ヘッド（８）によりテープ
上に記録されることになる。この時、テープ上には第５
図に示すようなトラックパターンが形成され、′各トラ
ックの中央部に情報の記録領域（Ｄ）が、そしてその両
側にトラッキング領域（Ｔｓ　）　（Ｔｅ　）とサブコ
ード領域（Ｓｓ）（Ｓｅ）が夫々形成されることになる
。

次に、再生時にはテープのに記録された各種信号が録再
用回転ヘッド（８）により読み取られて、回転−＼ラド
シリンダーのロータリートランス（７）より再生アンプ
（９）へ送出せられる。そして、この再生アンプ（９）
の出力はディジタル信号処理回路α０）でＰＬＬ等によ
りデータからクロックを作りこれによりディジタル信号
に変換された後アナログ信号に変換され、元の音声信号
となって出力端子ｔｌｌ）より出力されることになる。

更に、この再生アンプ（９）の出力はサーボ回路０ｚに
送出せられ、ここでトラッキング制御のためのサーボ信
号を抽出してｌ・ラッキングエラー信号を生成し、これ
をモータ駆動回路んに送出してキャプスタンモータ皿を
制御している。また、再生アンプ（９）の出力はサブコ
ード処理回路０Ｊへも送出せられ、ここでサブコード信
号を抽出して曲番や時間情報等を読み取り、制御回路（
２１）を通じて表示部に送出し、曲番や時間を表示して
いる。

上記構成のＲ−ＤＡＴでのスタートＩＤの高速サーチ【
こ関しては、サンヨーテクニカルレビューＶｏｌ、１９
　　歯２（１９８７年８月発行）に記載されており、そ
の記載内容を第５図（ａ）（ｂ）（ＣＩ　（ｄ）を参照
しつつ説明する。同図（ａ）（′ｂ）にはＰＣＭ領域に
記録されたプログラム（＋１）、（ｎ＋１）、（ｎ＋２
）・・・の先頭位置に対応してサブフード領域）こ９秒
間だけスタートＩＤが記録されている状態が模式的シこ
示されている。

早送り方向のサーチ動作では、第５図（ψの如く第一段
階としてスタートＩＤの立ち上がりが検出されると、テ
ープ走行を停止し、第二段階として第６図の様にピンチ
ローラ０１Ｊをキャプスタン（１９ａ）に圧着させ、今
度はスタートＩＤの立ち下がりが検出されるまで、キャ
プスタンモータにより通常再生時の８倍のテープ速度で
テープを逆方向に走行させる。そして、スタートＩＤの
立ち下がりが検出されると、ピンチローラＧ１１をキャ
プスタン（１９８）に圧着させたままテープ走行を通常
再生状態に切り換え、頭出し操作を終了する。

次に巻戻し方向のサーチ動作であるが、第５図（Φの如
く第一段階として、スタート■Ｄの立ち下がりを検出す
るまで、シリンダサーボ系をサーチモードとし、テープ
には約２００倍の速度で逆方向Ｉこ走行するようにリー
ルモータにより駆動される。スタートＩＤの立ち下がり
が検出されると、キャプスタンモータによる正方向８倍
速テープ走行に切り換え、次にスタートＩＤの立ち上が
りが検出されると、逆方向８倍速テープ走行とする。

以降の動作は、早送り方向サーチ動作と同じである。

以上のようなアルゴリズムにより、高速サーチによる任
意の曲の頭出しが可能であった。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、ユーザが種々のサブコードアフレコや記
録部分に重ね書きや継ぎ録りなどを行なうことにより、
既にテープのサブコード領域に記録されているスタート
ＩＤの記録されている期間Ｃ即ち、通常再生モードで例
えば９秒間）の終端部分のみが欠落し、スタートＩＤ記
録期間の先端部分だけが残っているテープが生じる。そ
のようなテープを使用して上記の如きＲ−ＤＡＴの高速
サーチを行なうと、上記の如きスタートＩＤの立上りを
検出すると共に再生モードとなり、スタートＩＤを使用
した高速サーチの信頼性に問題があった。

に）課題を解決するための手段磁気テープ上のサブコード領域１こ記録されたスタート
ＩＤの高速サーチを行ない、且つ該スタートＩＤの始端
近傍より記録された主信号を再生する際、前記スタート
ＩＤの終端ｌこおけるＰタイムを再生し、この時のＰタ
イムが既に定められた正規のスタートＩＤの記録期間と
一致した場合のみ、スタートＩＤの記録期間の始端まで
テープを巻戻し、その後主信号を再生するようにしたＲ
−ＤＡＴの高速サーチ方法を提案する。

（ホ）作　用スタートＩＤの記録期間の終端部分が欠落した即ち、記
録期間の短いスタートＩＤが記録されたテープでスター
トＩＤを使用した高速サーチを行なった場合、そのよう
な欠落したスタートＩＤを正規のスタート■Ｄと判断す
ることがなくなる。

（ハ）実施例本発明のシステム構成は従来のものと同一であるのでそ
の説明は省略し、本発明のサーチ動作について、第１図
のフローチャート及び第２図及び第３図のタイムチャー
トを参照しつつ説明する。

まず、スタートｌＤの高速サーチ動作を指定ζステップ
１）すると、制御回路＋２１１により２００倍に近いテ
ープ送り速度で高速サーチ動作（ステップ２）が行なわ
れ、信号処理回路（１３１１こよりスタートＩＤの記録
期間（例えば、３００フレーム）の先端（立上り）を検
出（ステップ３）すると、磁気テープを停止させる停止
モード（ステップ４）に切換わるが、テープはリールモ
ータ圓等の慣性により、スター［Ｄの記録期間の終端（
立下り）よりもオーバーランして停止する。その後、８
倍速程度の逆方向の低速サーチ（ステップ５）が行なわ
れ、スタートＩＤの記録期間の終端（立上り）を検知（
ステップ６）すると、その終端におけるＰタイムを再生
（ステップ７）すると同時に、テープを停止させる停止
モード（ステップ８）となる。

そこで、再生したＰタイムとスタートＩＤの記録期間（
通常、再生モードで９秒間）とを比較し、その２つの値
がほぼ等しいとき（Ｐタイムが９秒のとき）には正しい
スタートＩＤと判断し、Ｐタイムが９秒に満たないとき
には誤ったスタートＩＤと判断する（ステップ９）。

その後、正しいスタートＩＤと判断された場合には、再
び、逆方向の低速サーチ動作（ステップ１０）に入り、
スターｈＩＤの記録期間の始端（立上り）を検知（ステ
ップ１１）すると、停止モード（ステップ２）１こ切換
り、その直後にプログラムの先頭位置より通常再生モー
ド（ステップ１６）に入る（第２図（ａ）（ロ）（φ参
照）。

また、ステップ９で誤ったスタートＩＤと判断された場
合には、ステップ２の高速サーチ動作にフィードバック
され、次のスタートＩＤの高速サーチを始める（第６図
（ａ）（ｂ）（φ参照）。

（ト）発明の効果本発明の高速サーチ動作によると、スタートＩＤの記録
期間のＰタイムを再生することにより、スター＋、　Ｉ
　Ｄの記録期間の長さを検知できるので、スタートＩＤ
を使用した高速サーチ動作の信頼性を向上させることが
でき正確な頭出し動作ができるので極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の高速サーチ動作を示すフローチャート
、第２図及び第６図は本発明の高速サーチ動作を示すタ
イムチャート、第４図は回転ヘッド式ディジタルオーデ
ィオチーブレコーダ（以下、Ｒ−ＤＡＴと称す）の構成
を示すブロック図、第５図はＲ−ＤＡＴのテープフォー
マットを示す図、第６図は従来の高速サーチ動作を示す
タイムチャート、第７図はＲ−ＤＡＴのテープ駆動系を
示す模式図である。（Ｄ）・・・情報の記録領域（ＰＣＭ領域）、（Ｔｓ）
（Ｔｅ）−）ラッキング領域、（ＳＳ）（Ｓｅ）・・・
サブコード領域、（支）・・・テープ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）回転ヘッドにてヘリカルスキャンされるテープの
各トラックにＰＣＭ領域と共にトラッキング領域、サブ
コード領域を形成し、記録時に、前記ＰＣＭ領域にディ
ジタル変換された主信号を記録すると共に、トラッキン
グ領域にトラッキング制御信号を、また、サブコード領
域に少なくともＰＣＭ領域に記録されるプログラムの先
頭位置を示すスタート識別情報（以下、スタートＩＤと
称す）とプログラムの演奏時間を示すプログラム時間情
報（以下、Ｐタイムと称す）を記録する回転ヘッド式デ
ィジタルオーディオテープレコーダであって、前記テープ上のサブコード領域に記録されたスタートＩ
Ｄを高速サーチし、且つ該スタートＩＤの始点近傍より
記録された主信号を再生する際、前記スタートＩＤを検
出した後、スタートＩＤの終端におけるＰタイムを再生
し、この時のＰタイムが既に定められた正規のスタート
ＩＤの記録時間と一致した場合のみスタートＩＤの記録
時間始端までテープを巻戻し、その後主信号を再生する
ようにしたことを特徴とする回転ヘッド式ディジタルオ
ーディオテープレコーダの高速サーチ方法。