JPH02184252A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH02184252A
JPH02184252A JP358989A JP358989A JPH02184252A JP H02184252 A JPH02184252 A JP H02184252A JP 358989 A JP358989 A JP 358989A JP 358989 A JP358989 A JP 358989A JP H02184252 A JPH02184252 A JP H02184252A
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JP
Japan
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stator core
magnet
motor
cup body
magnets
Prior art date
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Pending
Application number
JP358989A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Takahashi
正弘 高橋
Hiroshi Makino
弘 牧野
Tomoharu Nonaka
野中 友晴
Sadaji Sada
佐田 貞二
Onori Yoshino
大典 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、トロイダルコイルを有する環状のステータコ
アと該ステータコアに対向して配設されるマグネットと
の間の磁気吸引力に、スラスト軸受作用を行わせている
モータに関するものである。
【従来の技術】
ラジアル軸受は、回転軸に対して直角の方向に力が働い
ても、回転の中心が所定の位置よりズレないようにする
ための軸受である。ラジアル軸受には、動圧空気軸受等
の流体軸受とかボールベアリング軸受とか滑り軸受等が
ある。 一方、回転軸の軸方向への位置ズレを防止するために用
いられる軸受はスラスト軸受であるが、モータには、こ
のスラスト軸受を特別に設けることはせず、対向するマ
グネットとステータコアとの間に働く磁気的吸引力を利
用して、軸方向のズレを防止するようにしたものがある
。 第6図に、°そのような従来のモータを示す。なお、こ
の例では、ラジアル軸受として動圧空気軸受を使用し、
モータの被駆動体としては、光偏向器の多面鏡が装着さ
れている。 第6図において、1は軸、1−1は動圧発生用溝、2は
ハウジング、3は回転スリーブ、4はバランス調整用部
材付着溝、5はヨーク、6はマグネット、7はステータ
コア、8はスタッド、9は基板、10は磁気検出素子、
11は多面鏡、12はフランジ、13はネジである。 モータのロータ部は、軸1に隙間15を隔てて嵌挿した
部分であり、次のものから構成されている。即ち、回転
スリーブ3、それに圧入あるいは接着等により固着され
たヨーク5およびマグネット6、フランジ12を当てネ
ジ13によって回転スリーブ3に取り付けられた多面鏡
11である。 一方、モータのステータ部は、次のものから構成されて
いる。即ち、ハウジング2、ハウジング2に一端が圧入
等によって固着された軸l、同じくハウジング2に固着
されたステータコア7(なお、図示されていないが、ス
テータコア7にはトロイダルコイルが巻回されている)
、ステータコア7に取り付けられたスタッド8によって
支持される基板9、基板9上に植立設置された磁気検出
素子lO等である。 マグネット6は永久磁石であり、対向するステータコア
7との間には磁気的吸引力が働く。この吸引力は、回転
力の源を成していると共に、マグネット6とステータコ
ア7との対向位置が、モータの軸方向にズレないように
するスラスト軸受作用もする。 つまり、第6図において、マグネット6が上に移動した
時には、前記吸引力に下方に引き下げる成分が現れて引
き下げるし、下に移動した時には、上方に引き上げる成
分が現れで引き上げる。かくして、マグネット6とステ
ータコア7とは、前記磁気的吸引力により、軸方向の所
定位置にて対向せしめられるようにされる。即ち、マグ
ネット6とステータコア7により、磁気的スラスト軸受
が構成されているということが出来る。 磁気検出素子10としては、例えば、ホール素子が用い
られる。これは、マグネット6の漏れ磁束を検出して、
マグネット6が回転する場合、N極が通過したかS極が
通過したかを検出する。 検出信号は、基板9に印刷された配線を通して、図示し
ない制御部へ送られる。制御部では、この検出信号を基
に、ステータコア7の各個所に巻回されているトロイダ
ルコイルに流す電流の向きを決める。その結果、マグネ
ット6との相互作用により回転を持続する極性の磁界が
発生させられる。 動圧発生用溝1−1が設けであるため、回転スリーブ3
が回転した場合、軸1の周囲(隙間15の部分)に高い
圧力の空気層が生ぜしめられる。 この圧力により、回転スリーブ3は軸1より浮いた状態
で支持されることになる。即ち、動圧空気軸受が構成さ
れる。 なお、上剥では、動圧発生用溝を軸1の外周に設けてい
るが、回転スリーブ3の内壁に設けるようにしてもよい
。 そして、前記空気層が、ロータ部の回転中心を一定に保
つ作用をする。例えば、回転スリーブ3が第6図の右方
にズしたとすると、右方の隙間は大となり、その部分の
隙間の圧力はズレる前より小となる。他方、左方の隙間
は小となるから、その部分の隙間の圧力はズレる前より
大となる。圧力の大小関係が上記のようになると、回転
スリーブ3は左方に押され、最終的には元の位置へ戻さ
れることになる。 多面鏡11は、軸方向の上方から見た場合、多角形を成
しており、その周側面は多数の鏡面となっている。その
鏡面には、例えば、レーザー等の光ビームが照射される
。第1の鏡面に光ビームが照射されていて、多面鏡11
が回転すると、該光ビームの反射光ビームは徐々に向き
を変えさせられる。つまり、偏向される。 回転が進んで、前記した第1の鏡面には照射出来なくな
ると、次の第2の鏡面が回転して来て、これが照射され
る。今度はこの第2の鏡面により、先と同じような偏向
が行われる。従って、反射光ビームは、一定の角度範囲
内を走査する形となる。 走査速度は、°多面鏡11の回転速度に依存する。
【発明が解決しようとする課題】
(問題点) しかしながら、前記した従来のモータには、次のような
問題点があった。 ■ 重量が重い。 ■ コストが高い。 ■ このモータを組み込む種々の装置(例、光偏向器)
が小型化を要求されており、モータもそれに応じた小型
化をしなければならないのに、未だ充分応えていない。 ■ 隙間15の下方から(軸lがハウジング2に固着さ
れている方から)入って来るゴミにより、回転スリーブ
3の滑らかな回転が害されたり、軸lの表面や回転スリ
ーブ3の内壁を損傷することがあった。 (問題点の説明) まず、重量の点について述べる。重量を重くしている原
因の1つは、回転スリーブ3にある。 第7図に、従来のモータに使用されている回転スリーブ
3の斜視図を示す。3−1はツバ部、32は軸挿通口、
3−3はネジ13を受けるネジ穴である。 ツバ部3−1は、モータの被駆動体を載置して取り付け
るために設けられている。被駆動体は、前記した例でば
多面鏡11である。 ツバ部3−1は、回転スリーブ3の軸方向円筒部より直
角に側方に延びているだけであるので、軸方向の力に弱
く、もし薄ければ機械的に歪んでしまう恐れがある。歪
むと、被駆動体の動作に悪影響をもたらす。例えば、多
面鏡11が取り付けられている場合、その反射動作が正
確に行われなくなる。 従って、ツバ部3−1は、機械的な歪みを生じさせない
のに充分な厚みを有する必要があった。 これが、モータの重量を重くしている1つの原因である
。 次にコストの点について述べる。 回転スリーブ3の材料としては、従来、ステンレスが用
いら゛れている。ステンレスの加工は、もともとコスト
がかかるものであるが、単純な形状であれば、まだ比較
的安くて済む。 しかし、従来の回転スリーブ3の形状は、第7図に示し
たように、数個所にネジ穴3−3を設けたツバ部3−1
を有する形状であるため、その加工コストは、非常に高
いものとなる。 また、回転スリーブ3が重いのでロータ部も必然的に重
くなるが、その重いロータ部を回転させたり、磁気軸受
の作用を果たさせたりするために、マグネット6として
は、強力な磁力を有する希土類のマグネットを使用して
いた。これは、フェライトのマグネットに比べて、非常
に高価(10倍ないし50倍)であった。 以上のような点が、コストを高くしている代表的な原因
である。 次に、小型化の点について述べる。 厚いツバ部3−1を有する回転スリーブ3を使用してい
た点も、小型化を妨げていた1つの要因である。 また、次に述べるように、巻回するコイル長を有効に利
用していなかった点も、小型化を妨げていた要因の1つ
である。 即ち、モータは、電流が流されるコイルに働く電磁力に
より回転するものである。しかし、巻回したコイルの全
ての部分で、電磁力が発生するというわけではない、マ
グネット6と対向している部分は電磁力を発生するが、
対向していない部分は発生しない。 巻回するコイルの長さのうち、電磁力が発生する部分の
長さの割合を出来るだけ大にしてやれば、同じ回転力を
発生するのに短いコイルで済むことになり、小型化に通
ずることになる。しかしながら、従来のモータでは、電
磁力が発生されない部分の割合が大きく、未だ充分に小
型化が達成されているとは言えなかった。 最後に、隙間15の下方からのゴミの侵入について述べ
る。 隙間15の上方からのゴミの侵入は、軸1の上面および
隙間15を覆う形の安価なカバーを設けることによっ゛
て防ぐことが出来る。しかし、下方においては、軸1の
基部があるため、そのようなカバーを安価に設けること
は出来なかった。 本発明は、以上のような問題点を解決することを課題と
するものである。
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明では、トロイダルコイ
ルを有する環状のステークコアと該ステータコアに対向
して配設されるマグネットとの間の磁気吸引力にスラス
ト軸受作用を行わせているモータにおいて、該モータの
被駆動体を取り付ける台座とマグネットヨークとの役割
を果たし且つ中央開口筒部を有するカップ体と、該中央
開口筒部に圧入する円筒状の回転スリーブとを少なくと
も具えることとした。 また、回転性能を落とすことなくモータを薄型にしたり
、あるいは−層のコスト低減を行うために、前記マグネ
ットを前記ステータコアの内側と外側に配置するように
することも出来る。 その場合、更にコストを低減するため、内側および外側
のマグネットを、それぞれ間隔を開けて配置される複数
個のマグネットとしてもよい。 更に、前記ステータコアの端部のうち、前記カップ体の
開口方向の端部に、ゴミ侵入防止用の非磁性体周壁を延
設するという手段を講することも出来る。
【作  用】
モータの被駆動体を取り付ける台座とマグネ・ノドヨー
クとの役割を果たし且つ中央間口筒部を有するカップ体
は、回転スリーブの形状を単純な円筒状で済むようにす
ると共に、カップ体という形状自体が持つ堅牢さゆえに
、それに使用する金属板を薄いもので済ますことが出来
るようにした。 そのため、回転スリーブの加工は単純になるし、カップ
体は薄い金属板の打ち抜き加工および絞り加工といった
費用の安い加工で形成することが出来、コストが低減さ
れる。また、カップ体が薄い金属板で形成されることに
より、軽量化が実現される。軽量化゛に伴い、スラスト
軸受作用をするための磁気的吸引力も小さいもので済む
から、マグネットは磁力の弱い安いものを使用すること
が出来、この面でもコストが低減される。 また、マグネットをステータコアの内側と外側に配置す
るようにすると、ステータコアに巻回したトロイダルコ
イルのコイル線のうち、電磁力を発生する部分の長さを
2倍とすることが可能となる。 そのため、同一の性能のマグネットであれば、マグネッ
トおよびステータコアの軸方向長さを略半分にしても、
同程度の回転力を得ることが出来、モータを薄型にする
ことが出来る。もし、それらの軸方向長さを短くしない
のであれば、使用するマグネットを磁力の弱い安いもの
に置き換えることが出来る。 前記した内側および外側のマグネットを、それぞれ間隔
を開けて配置される複数個のマグネットで構成すると、
−段と軽量化およびコスト低減が図れる。 更に、ステータコアの端部のうち、カップ体の開口方向
の端部に、ゴミ侵入防止用の非磁性体周壁を延設すれば
、軸と回転スリーブとの間に入り込むゴミの量を大幅に
減少させることが可能となる。 その結果、回転スリーブの滑らかな回転が害されなくな
り、軸や回転スリーブの表面が損傷されることが少なく
なる。
【実 施 例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 (第1の実施例) 第1図に本発明の第1の実施例にかかわるモータを示す
、第6図と同し符号のものは、第6図のものに対応して
いる。そして、31は回転スリーブ、16はカップ体で
ある。 また、第2図に、第1の実施例で使用する回転スリーブ
31.第3図に、第1の実施例で使用するカップ体16
を示す。 なお、第6図の従来例では、インナーロータ型(ロータ
部のマグネットが、ステータコアの内側で回る型)のも
のを示し、第1図では、アウターロータ型(ロータ部の
マグネットが、ステータコアの外側で回る型)のものを
示している。モータに、インナーロータ型、アウターロ
ータ型があることは周知のことであり、動作上で両者間
に本質的な差異があるわけではない。 さて、その他の構成上の点で、第6図の従来例と異なる
点は、次の2点である。 第1の点は、回転スリーブ31を、第2図に示すような
、ツバ部のない単純な円筒状とした点である。 第2の点は、マグネットヨークの役割と、ツバ部が果た
していた被駆動体取り付は用の台座としての役割とを果
たすカップ体16を設けた点である。なお、マグネット
ヨークの役割をも果たすため、カップ体16の材料は、
磁性体(例えば、鉄)であることを要す。 第3図のカップ体16において、16Aは回転スリーブ
圧入口、16Bはネジ穴、16Cは台座部、16Dはヨ
ーク部である。 ロータ部は、次のようにして構成される。 先ず、カップ体16の回転スリーブ圧入口16Aに、回
転スリーブ31が所定位置まで圧入される0次に、マグ
ネット6がヨーク部16Dの内周に固着される。 モータの被駆動体を多面鏡11とした場合、多面鏡11
を台座部16Cの上に載置し、その上からフランジ12
を当てがい、ネジ13で台座部16Cに固定する。ネジ
穴16Bは、ネジ13を受けるためのものである。 ところで、円形の底面部分とその周辺から立ち上がる周
壁から成っているカップ状の形状は、元来、機械的に堅
牢である。そのため、被駆動体の動作に支障を及ぼすよ
うな機械的歪みを生じさせない程度の機械的強度を得る
には、カップ体16を形成する金属材料は、従来例のツ
バ部の厚さより薄いものでよい。その結果、カップ体1
6の重さは、従来のツバ部3−1とマグネットヨーク5
を合計した重゛さよりも、遥かに軽くなる。 そして、金属板からカップ体16を形成する加工は、打
ち抜き加工および絞り加工で済む。このような加工費用
は、ステンレスの研削加工に比べれば、極めて安いから
、コストの低減に大きく寄与することになる。 また、第1図では、バランス調整用部材付着溝4を従来
と同様、回転スリーブ31に設けるように描いているが
、これを設けないようにすることも出来る。 その場合、バランス調整用部材は、ヨーク部16Dの先
端部内側等に付着することにすれば良い。 このようにすると、バランス調整用部材付着溝4を形成
する加工も不用となるから、加工コストは更に低減され
る。 バランス調整用部材付着溝4については、後に述べる第
2.第3の実施例についても同様である。 第4図は、第1の実施例のステータコアの周辺を説明す
る図である。符号は、第1図のものに対応する。そして
、18はトロイダルコイルである(図が煩雑となるのを
避けるため、第1図ではトロイダルコイル18は描かな
かった)。 トロイダルコイル18は、2個しか描いていないが、ヨ
ーク部16Dの内周に固着されるマグネット6の極数に
対応した数だけ配設される。 ステータコア7は、薄い磁性板(例、珪素鋼板)を積層
して構成するが、積層の固定は、スタンド8によって行
われる。また、スタッド8は、基板9をステータコア7
に対して適切な距離を保って保持する役割も果たしてい
る。 第5図は、第4図のA−A方向に切断した図であり、ス
タッド8の付近の断面図である。 スタッド8の途中には、段部8−2が設けられており、
それより上方部分は細い棒となっている。 カシメ部8−1は、積層された後にカシメられて出来る
部分であり、当初は細いままである。 ステータコア7を形成する薄い磁性板には穴が開けてあ
り、これを前記の細い棒に挿通して、段部8−2に係合
させる。磁性板を次々と積層してゆき、最後にスタッド
8の先端をカシメて、カシメ部8−1を作る。これで、
磁性板の積層固定が行われる。 一方、スタッド8の下端には、ネジ8−3によって基F
i、9が取り付けられる。従って、段部82からスタッ
ド8下端までの長さを、基板9をステータコア7から保
っておきたい距離に選んでおく。この距離の選定に当た
っては、基板9に植立設置する磁気検出素子10の高さ
等が考慮される。 第4図に戻るが、ステータコア固定ネジ17は、積層さ
れて形成されたステータコア7を、ハウジング2の底部
より所定距離離れた空中に支持固定するためのものであ
る。従って、ステータコア固定ネジ17の足は、基板9
を貫通してハウジング2にネジ込まれている。 なお、ステータコア7と基手反9との間には、ところど
ころにスタッド8またはステータコア固定ネジ17があ
るだけで隙間が空いている。そのため、この隙間からゴ
ミがステータコア7の内側に入り、軸1とツバ部3−1
の間の隙間15に、下、方から入り込む恐れがある(第
1図参照)。すると、前述したように回転の滑らかさに
悪影響を与えると共に、軸1の表面や回転スリーブ31
の内壁面を損傷することになる。 そこで、前記隙間からのゴミの侵入を防ぐため、ステー
タコア7の下端と基板9との間に、点線で示した19の
ように、非磁性体による周壁を設けても良い0周壁19
は、例えば、板状の非磁性体で形成することも出来るし
、樹脂を充填することによって形成することも出来る。 周壁19の目的がゴミの侵入防止にあることから明らか
なように、その厚さは、必ずしもステータコア7の厚さ
(半径方向の厚さ)と同じでなくともよい。 但し、前記周壁19を設けたからといって、隙間15の
下方からのゴミの侵入が皆無になるわけではない、とい
うのは、第1図において、ステータコア7と基板9との
間の隙間を通っての侵入は、前記周壁19を設けること
によって防げるが、マグネット6とステータコア7との
対向間隙→ステータコア7の上方の隙間→ステータコア
7と回転スリーブ31との対向間隙という侵入経路がま
だ残っているか゛らである。 しかし、この経路は、周壁19で遮断した経路に比べて
長く、しかも屈折しているので、この経路を通って侵入
するゴミの量は、格段に少ない。 (第2の実施例) 第8図は、本発明の第2の実施例にかかわるモータを示
す図である。第1の実施例はアウターロータ型に本発明
を適用したものであったが、第2の実施例は、インナー
ロータ型に適用したものである。符号は、第1図のもの
に対応している。 インナーロータ型にするには、回転スリーブ31の外周
にマグネットヨークを固着し、その上にマグネットを固
着する必要がある。そのため、カップ体16の形状は、
第3図のヨーク部16Dに対応する部分は短く、回転ス
リーブ圧入口16Aを形成する筒部(ここがヨーク部を
兼ねる)がマグネット6の軸方向の長さより長くされた
形状とされる。 第1の実施例と同様、従来に比べ、軽量化されると共に
コストが低減される。 但し、マグネット6の軸方向の長さが長い場合には、回
転スリーブ31を圧入する部分の金属板を絞り加工して
も、該マグネット6のヨークとして充分な長さにならな
い場合がある。そのような場合には、第8図に図示する
ように、カップ体16の回転スリーブ圧入用の筒部を短
くし、マグネ配置すればよい。 なお、ステータコア7の下端と基板9との間にゴミ侵入
防止用の周壁を設は得る等の他の点に関しては、第1の
実施例同様である。 (第3の実施例) 第9図に、本発明の第3の実施例にかかわるモ−タを示
す。符号は、第1図のものに対応する。 そして、6−1.6−2はマグネットである。 この実施例は、軽量化と共に小型化を図ったものである
。 第1.第2”の実施例と異なる点は、マ・グネットの軸
方向の長さを略半分にして、ステータコアの内側と外側
の両方に配置した点である。内側に配置したものがマグ
ネット6−1であり、外側に配置したものがマグネット
6−2である。マグネットの軸方向の長さを略半分にす
ることによってモータが薄くなり、それだけ小型化され
ることになる。 マグネットに関する構成を上記のようなものとすること
によって、回転力が劣ることになれば、真に小型化した
ことにはならない。しかし、回転力が劣ることはない、
それを、次に説明する。 第10図は、ステータコアの一方の側にのみマグネット
を設けた場合の図である。L、は、マグネット6の軸方
向長さである。 この例は、ステータコア7の外側にのみ、マグネット6
が配置されている例である。ステータコア7には、トロ
イダルコイル18が巻回されている。 回転のための電磁力は、トロイダルコイル1日のうち、
マグネット6に対向している部分に発生する。従って、
回転トルクは、発生する電磁力に回転中心から該部分ま
での距#r1を乗じた値となる。 第11図は、ステータコアの両側にマグネットを設けた
場合の図である。この場合には、トロイダルコイル18
のうち、ステータコア7の内側にあるコイル線はマグネ
ット6−1に対向し、外側にあるコイル線はマグネット
6−2に対向することになり、共に電磁力を発生する。 発生する電磁力は同方向でなければならないから(逆方
向であれば、打ち消し合って、力をロスすることになる
)、マグネット6−1とマグネット6−2の対向する磁
極は、同極性とする(例、N極に対してはN極が対向す
るようにする)。 なお、L2はマグネッl−6−1,6−2の軸方向長さ
である。 ステータコア7の内側、外側のコイル線が共に電磁力を
発生するから、回転中心から電磁力を発生するコイル線
までの距離は、内、外コイル線までの距離の千゛均距離
r2で表すことが出来る。 第10図のr、と第11図のr、との差は、ステータコ
ア7の半径方向の厚さの半分であり、回転中心からの距
離全体から見た割合は僅かである。 従って、マグネット6−1.6−2の軸方向の長さL2
は、第10図のマグネット6の軸方向の長さし、の略半
分とすることが出来る。 これにより、回転力を落とすことなく、モータの軸方向
の長さを短くし、薄型とすることが出来る。 以上は、マグネットとして同性能のものを使用した場合
であるが、薄型にまではしなくともよいから、もっとコ
ストを低減したいという場合にも、ステータコアの両側
にマグネットを配置する構成は有効である。 その場合には、ステータコアの両側に配置するマグネッ
トの軸方向長さは、片側に配置した場合に比し短くする
ことはせず、使用するマグネットをフェライトマグネッ
トとするのである。 フェライトマグネットは希土類マグネットより磁力は劣
るが、両側に配置することによって電ζR力を発生する
コイル線は2倍となり、回転力の低下を防ぐことが出来
る。 そうした時のコストであるが、フェライトマグネットの
価格は、希土類マグネットの価格より格段に安い0例え
ば、10分の1ないし50分の1の価格である。従って
、マグネットの個数は2倍となるものの、合計の価格は
、はるかに安くなる。 第12図は、ステータコアの両側に設けたマグネットを
夫々2つに分割した場合の図である。6Aないし6Dは
、マグネットである。 モータが高速回転するに際して必要とされる回転力は、
さほど大きなものでなくともよい。従って、この観点か
ら見る限りでは、マグネットはそれほど強力なものでな
くともよい。 しかし、本発明が対象としているタイプのモータ(回転
力を発生ずるマグネットが、同時にステータコアとの磁
気吸引力によってスラスト軸受作用をもしているモータ
)にあっては、スラスト軸受作用を果たす必要があり、
むしろこの面での要求により使用゛マグネットの強さは
決められることになる。 それゆえ、スラスト軸受作用を果たすに充分な磁力を有
しさえすれば、出来るだけ小さなマグネットを使用し、
軽量化およびコストの低減を図ることが出来る。 そこで第12図では、ステータコア7の両側にマグネッ
トを配置するに際して、複数個の小さなマグネットを、
間隔を開けて配置するようにしたものである。こうすれ
ば、間隔のところにはマグネットは存在しないわけであ
るから、その分だけ軽量化される。また、小さなマグネ
ットで済むから、個数は増えても合計の価格は安くなり
、コストが低減される。 なお、第3の実施例においても、もし、インナーマグネ
ットであるマグネット6−1の軸方向の長さが長い場合
には、そのヨーク部を別体のヨーク部16−1としても
よいのは、第2の実施例と同様である。
【発明の効果】
以上述べた如き本発明によれば、次のような効果を奏す
る。 ■ 回転スリーブが、ツバ部など有しない単純な円筒状
で済むので、軽量化されると共に加工費用が安くなる。 ■ モータの被駆動体の台座とマグネットヨークとを一
体にしてカップ体としたが、元来、カップ体という形状
は機械的に強い。そのため、カップ体を形成する金属板
は薄いもので済み、軽量化と共にコストが低減される。 ■ マグネットをステータコアの内側および外側に配置
すれば、ステータコアに巻回したトロイダルコイルのi
t磁力発生に利用出来る部分の長さを、片側に配置され
た場合の2倍にすることが出来る。 そのため、ステータコアやマグネットの軸方向長さを略
半分にしても、回転性能を落とすことはなく、モータを
薄型にすることが出来る。 また、軸方向の長さを短くしなければ、磁力の弱いマグ
ネットを使用しても同様の回転性能を得ることが出来る
から、マグネットの価格が安くて済む。 ■ ステータコアの両側に配置するマグネットを、間隔
を開けて配置した複数個の小さなマグネットで構成する
こととすれば、更に軽量化が図れると共にコストを低減
することが出来る。 ■ ステータコアの端部のうち、カップ体の開口方向の
端部に、ゴミ侵入防止用の非磁性体周壁を延設すれば、
軸と回転スリーブとの間隙にゴミが入り込む確率を大幅
に減少させることが出来る。 それにより、回転スリーブの滑らかな回転を害したり、
軸等の表面に損傷を与えたりすることが、少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・本発明の第1の実施例にかかわるモータ第
2図・・・第1の実施例で使用する回転スリーブ第3回
・・・第1の実施例で使用するカップ体第4図・・・第
1の実施例のステータコアの周辺を説明する図 第5図・・・第4図のA−A方向に切断した同第6図・
・・従来のモータ 第7図・・・従来のモータに使用されている回転スリー
ブの斜視図 第8図・・・本発所の第2の実施例にかかわるモータ第
9図・・・本発明の第3の実施例にかかわるモーフ第1
0図・・・ステータコアの一方の側にのみマグネットを
設けた場合の図 第11図・・・ステータコアの両側にマグネットを設け
た場合の図 第12図・・・ステータコアの両側に設けたマグネット
を夫々2つに分割した場合の図 図において、1は軸、2はハウジング、3.31は回転
スリーブ、3−1はツバ部、3−2は軸挿通口、3−3
はネジ穴、4はバランス調整部材付着溝、5はマグネッ
トヨーク、6はマグネット、7はステータコア、8はス
タッド、8−1はカシメ部、8−2は段部、8−3はネ
ジ、9は基板、10は磁気検出素子、11は多面鏡、1
2はフランジ、13はネジ、14はブツシュ、15は隙
間、16はカップ体、16Aは回転スリーブ圧入口、1
6Bはネジ穴、16Cは台座部、16Dはヨーク部、1
7はステータコア固定ネジ、18はトロイダルコイル、
19は周壁である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トロイダルコイルを有する環状のステータコアと
    該ステータコアに対向して配設されるマグネットとの間
    の磁気吸引力にスラスト軸受作用を行わせているモータ
    において、該モータの被駆動体を取り付ける台座とマグ
    ネットヨークとの役割を果たし且つ中央開口筒部を有す
    るカップ体と、該中央開口筒部に圧入する円筒状の回転
    スリーブとを少なくとも具えたことを特徴とするモータ
  2. (2)マグネットがステータコアの内側と外側に配置さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項1記載のモータ
  3. (3)内側および外側のマグネットが、それぞれ間隔を
    開けて配置される複数個のマグネットとされたことを特
    徴とする請求項2記載のモータ。
JP358989A 1989-01-10 1989-01-10 モータ Pending JPH02184252A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6115547A (ja) * 1984-06-29 1986-01-23 Fuji Xerox Co Ltd 動圧スピンドルモ−タ
JPS61214763A (ja) * 1985-03-19 1986-09-24 Sanyo Electric Co Ltd ブラシレスモ−タ
JPS63129827A (ja) * 1986-11-19 1988-06-02 Fuji Xerox Co Ltd トロイダルモ−タ

Patent Citations (3)

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