JPH0218279A - エレベータのガイドレール固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、エレベータの乗りかごあるいは釣合おもり
を案内するエレベータのガイドレール固定装置に関する
ものである。

【従来の技術】

第６図は一般的なエレベータの昇降路の横断面図、第７
図および第８図は、例えば特開昭５９−１５３７８２号
公報に示された従来のエレベータのガイドレール固定装
置を示す平面図および正面図である。 第６図において、１はエレベータの昇降路、２ば昇降路
壁、３は乗かご、４は釣合おもり、５は乗かご３を案内
するかご用ガイドレール、６は釣合おもり４を案内する
釣合おもり用ガイドレールである。また、７，８．９は
日本エレベータ協会標準ＩＪＡＪＥＡｓ−ＡＯＯ４Ａ　
（種数５７−１）に記載されているかごレール用門形レ
ールブラケット、かごレール用Ｚ形レールブラケット、
釣合おもりレール用り形レールブラケットであり、これ
ら；よレール側金具と壁側金具とを有し、門形、Ｚ形、
Ｌ形などの形状の適用基準は一般的にレールブラケット
高さＨ，Ｈｅ寸法の大きさによって決めている。 第７図、第８図において、１０は水平片ｉ０ａおよびこ
れと直交する垂直片１０ｂＪｅ’（Ｊするアングル状の
レール側金具、１１は水平片１１ａおよびこれと直交す
る垂直片１１ｂを有するアングル状の壁側金具である。 １２はガイトレーｉＬ　５の両端部を挟持し、レール側
金具１０の垂直片１０ｂに設はガイドレール５のサイズ
によって決まるピッチＰの丸穴１０　ｃに挿通されたレ
ールクリップポルｌ−１３、およびナツト１４によって
ガイドし。 −ル５をレール側金具１０の垂直片１０ｂに締結するレ
ールクリップ、１５は壁側金具１１の垂直片１１ｂの左
右方向に長い長穴１１Ｃに挿通され、座金１７、および
ナツト１６によって壁側金具１１を昇降路壁２に締結す
るアンカポルｔ・、１８（よレール側金具１０の水平片
１０８と壁側金具１１の水平片１１ａとを接合して固定
するための溶接である。また、１０ｄはレール側金具１
０の水平片１０ａを垂直片１０　ｂとして使用するため
のレールクリップボルト１３用の丸穴、１ｌｃｆは壁側
金具１１の水平片１１ａを垂直片１１ｂとして使用する
ためのアンカボルト１５用の長穴である。 そして、工事ごとにガイドレール５の取付位置すなわち
ブラケット高さ寸法Ｈｔ！！実測して製作し。 ていたレール側金具１０、壁側金具１１を量産化するた
めに、レール側合ＪｉＩｃ１０の水平片１０ａ。 垂直片１０ｂの寸法ｈｌ、ｈ２および壁側金具１１の水
平片１１Ｂ、垂直片］、　１　ｂ　（７）寸法ｂ３．ｈ
４をそれぞれ異なる値にして、それぞれの寸法を組合せ
ろことにより、ブラケット高さ寸法！ｌがある一定値の
範囲では、レール側金具１０、壁側金具１１を適用でき
るようにして量産化を可能にした技術は、実開昭５３−
１３２１７０号公報などに示されている。 次に、上述したガイドレール固定装置におけるガイドレ
ールの取付方法について説明する。まず、昇降路壁２の
ガイドレール５を固定するのに適する位置にアンカボル
ト１５を設け、アンカボルト１５に壁側金具１１の垂直
片１１ｂの長穴１１ｃを揮通し、ナツト１６を締付けて
壁側金具１１を昇降路壁２に固定させる。なお、アンカ
ボルト１５の穴あけの加工誤差は長穴１１ｃによって吸
収する。また、壁側金具１１の水平片１１．　ａの左右
方向の傾きの調整ばアンカボルト１５の縦方向の長穴１
１Ｃで行う。続いて、ガイドレール５をレール側金具１
０の垂直片１０ｂにレールクリップ１２を介してレール
クリップポルｌ−１３、ナツト１４によって締結する。 そして、壁側金具１１の水平片１１ａ上？ごレール側金
具１０の水平片１０ａｊｅ重ね合せ、これらの水平片１
１　ａ、　１０　ａをハンドバイスクランプ（図示しな
い）などにより仮固定した状態で、ガイドレール５をピ
アノ線（図示しない）を基準にして、所定の位置に設定
してから、レール側金具１０の水平片１０ａと壁側金具
１１の水平片１１ａとを溶接１８によって固定している
。

【発明が解決しようとする課題】

従来のエレベータのガイドレール固定装置は、以上のよ
うに構成され、レール側金具にガイドレールを挟持する
レールクリップを挿通する左右の穴が、レールサイズに
よって決まるピッチ、サイズの丸穴であるため、レール
側金具はガイドレールのサイズごとに異なったものを用
いることが必要である。一方ガイドレールのＷＭは上述
した日本エレベータ協会標準集ＪＥＡＳ−００５（標５
７−３）に記載されている８、１３，１８，２４゜３０
．３７，５０ｋｇレールのほかに、鋼板の成形品からな
る５、９ｋｇレールを加えると９種類もある。また、レ
ールブラケットの形状はレールブラケットの高さＨ，Ｈ
ｅ寸法とエレベータの用途により上述したかごレール用
門形レールブラケット、かごレール用Ｚ形レールブラケ
ットのほかに、かごレール用山形ブラケットおよびかご
用レール釣合おもり用レール共用ブラケットがある。し
たがって、すべてのがイドレールに対し、それぞれの形
状のレールブラケットを標準展開することにより量産化
すると、レールブラケットの種類は数百種類と膨大な数
になり、製作費が嵩むばかりか、工事毎に現場に適合し
たレールブラケットの選定や在庫管理等が煩雑になると
いう問題点があった。 この発明は、上述した問題点を解決するためになされた
もので、数種のガイドレールに対しレール側金具を共用
できるようにし、レールブラケッＩ・の種類を削減して
、これらの手配、在庫管理などの省力化を図るとともに
、ガイドレールのずれを防止できるエレベータのガイド
レール固定装置を１辱ることを目的としている。

【課題を解決するための手段】

この発明に係るエレベータのガイドレール固定装置は、
レール側金具の垂直片にレールクリップボルトが挿通さ
れる左、右長穴を設け、これらの長穴の少なくとも一方
を横長穴とし、左、右にレールクリップボルト用のめね
じ穴または丸穴が設けられた２つ目座金をレール側金具
の反ガイドレール側に配設し、レールクリップの穴レー
ル側金具の垂直片の上記長穴に挿通した上記し・−ルク
リップボルトを上記座金のめねじ穴または丸穴に嵌めて
、ガイドレールをレール側金具の垂直片に締結したもの
である。

【作　　用】

この発明におけるガイドレール固定装置は、レール側金
具のレールクリップボルト用の穴を、サイズが異なるガ
イドレールが取付けられるような横長穴とし、ガイドレ
ールのサイズによって決まるピッチ、サイズのめねじ六
などまたは丸穴を有する２つ目座金を用いてレールクリ
ップボルトを締付けるようにしたので、数種類のガイド
レールに対してレール側金具が共用化され、レールブラ
ケットの種類が削減でき、また上記２つ目座金を用いた
ので、ガイドレールのずれを防止できる。

【実施例】

以下、この発明の一実施例を第１図ないし第５図につい
て説明する。これらの図において、第６図ないし第８図
と同一符号は同一または相当部分を示す。 第１図ないし第５図において、１０ｅはレール側金具１
０の垂直片１０ｂに設けられた左、右とも、横方向に長
い長大で、次のように形成されている。すなわち、サイ
ズが近い数種類のガイドレール５、例えば５　ｋｇレー
ル、８　ｋｇレール、１３ｋｇレール用のレール側金具
１０を共用するための左。 右長穴１０ｃのピッチ寸法Ｐおよび長穴サイズは、５　
ｋｇレール、８　ｋｇレール、１３ｋｇレールのレール
クリップボルト１３の取付ピッチ寸法およびボルト１３
のサイズが下記の表１の通りであるので、ピッチ寸法Ｐ
　＝　９５　ｆｆｌ！ｌｌ、長穴サイズ１４間×３０ｍ
＋ｉにすればよい。 １９は２つ目座金であり、この座金１９は、ガイドレー
ル５およびレールクリップボルト１３のサイズによって
決まる一定ピッチＰの左、右めねじ穴１９ａが、例えば
８　ｋｇレール、９　ｋｇレール、１３ｋｇレール用の
２つ目座金１９のめねじ穴１９ａのピッチＰおよびサイ
ズを上記表１に示したレールクリップボルトの通りにし
て、ガイドレール５の両側方に位置するように各々１個
づつ設けられ、また２つ目座金１９はレール側金具１０
の垂直片ＩＱｂの反ガイドレール５側に配置される。 ２０はレール側金具１０の長穴１０ｄの範囲でガイドレ
ール５がずれるのを防止するために、２つ目座金１９を
レール側金具１０の垂直片１０ｂに固定する溶接である
。１０ｆはレール側金具１０の水平片１０ａを垂直片１
０ｂとして使用する場合のレールクリップボルト１３を
挿通する長穴である。 次に、この実施例によるガイドレール固定装置における
ガイドレールの取付方法について説明する。 まず、従来のガイドレール固定装置と同様に、昇降路壁
２にアンカボルト１５を打設し、アンカボルト１５に壁
側金具１１の垂直片１１ｂを挿通し締付けて壁側金具１
１を昇降路壁２に固定させる。続いて、レール側金具１
０の垂直片１０ｂに設けた左右方向に長い長穴１０ｅに
レールクリップ１２に挿通したレールクリップボルト１
３を嵌挿し、２つ目座金１９のめねじ穴１９ａにレール
クリップポル！・１３をねし嵌合させ、垂直片１０ｂに
ガイドレール５をレールクリップ１２を介して締付は締
結する。続いて、壁側金具１１の水平片１１ａとレール
側金具１０の水平片１０ａを重ね合せ、これらの水平片
１１ａ、１０ａをノ１ンドバイスクランプ（図示しない
）などで仮固定した状態でガイドレール５をピアノ線（
図示しない）を基準にし所定の位置に設定してから、レ
ール側金具１０の水平片１０ａと壁側金具１１の水平片
１１ａを溶接１８によって固定する。次に、ガイドレー
ル５をずれ止めするために、２つ目座金１９をレール側
金具１０の垂直片１０ｂに溶接２０によって固定する。 なお、ガイドレール５とレール側金具１０の垂直片１０
ｂとの間に調整用ライナ（図示しない）を設ければ溶接
１８．２０をした後でも、芯出し調整ができろ。 そして、この実施例では、左、右めねし穴１９ａを有す
る２つ目座金１９を用いたので、レールクリップボルト
１３の締込み時にこれらのボルトの回り止めができ、回
り止めスパナを用いることが不要となり、したがって据
付作業性がよくなる。 なお、上記実施例では、レール側金具のレールクリップ
ボルトの長大の向きは左、右長穴を両方とも横方向に長
くしたものを示したが、この発明は、左、右どちらか一
方の長大を縦方向に長い長穴にしてもよく、これも上記
実施例と同様の効果を奏する。 また、上記実施例では、かご側ガイドレールに適用され
るＺ形レールブラケットについて示したが、この発明は
、かごレール用門形レールブラケット、釣合おもりレー
ル用り形レールブラケットなど各種形状のレールブラケ
ットに適用してもよ（、これらも上記実施例と同様の効
果を奏する。 さらに、上記実施例では、２つ目座金２０は２個のめね
じ穴２０ａを設けたものを示したが、これらをレールク
リップボルト１３のサイズに合オ）せて精度よくあけら
れた丸穴に代え、上記ボルト１３にナツトをねじ嵌合さ
せるようにしてもよい。

【発明の効果】

以上説明したように、この発明によれば、ガイドレール
を挟持するレール側金具の垂直片に設けるレールクリッ
プボルトの左、右長穴の少なくとも一方を、横方向に長
い長穴とし、ガイドレールのサイズによって決まる一定
ピッチ、サイズのめねじ穴または丸穴があけられた２つ
目座金をレール側金具の垂直片の反ガイドレール側に配
設し、レールクリップボルトを上記めねじ穴または丸穴
を用いて締付けるようにしたので、数種類のガイドレー
ルに対し、レール側金具が共用化されるため、レールブ
ラケットの種類が大幅に削減され、ガイドレール固定装
置が安価にでき、またレールブラケットの手配、在庫管
理等の間接業務の省力化が図られ、さらに２つ目座金を
用いたのでガイドレールのずれを防止できるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係るエレベータのＺ形彫
状のかご用ガイドレールの固定装置を示す平面図、第２
図は第１図の正面図、第３図、第４図および第５図は第
１図に示すレール側金具。 壁側金具、および２つ目座金をそれぞれ示す斜視図、第
６図はエレベータの昇降路の横断面図、第７図は従来の
エレベータのＺ形彫状のかご用ガイドレールの固定装置
を示す平面図、第８図は第７図の正面図である。 ２・・・昇降路壁、５・・・かご用ガイドレール、８・
かごレール用Ｚ形レールブラケット、１０−・・レール
側金具、１０ｂ・・・垂直片、１０ｅ−・・長穴、１１
・・壁側金具、１２　レールクリップ、１３−　レール
クリップポル１−１１９・・２つ目座金、１９ａ・めね
し穴。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　昇降路壁に壁側金具の垂直片を締結し、レール側金具
   の垂直片にレールクリップによってガイドレールを締結
   し、上記壁側金具の水平片とレール側金具の水平片とを
   重ね合せて固定するエレベータのガイドレール固定装置
   において、上記レール側金具の垂直片にレールクリップ
   ボルトが挿通される左、右長穴を設け、これらの長穴の
   少なくとも一方を横長穴とし、左、右にレールクリップ
   ボルト用のめねじ穴または丸穴が設けられた２つ目座金
   をレール側金具の反ガイドレール側に配設し、レールク
   リップの穴レール側金具の垂直片の上記長穴に挿通した
   上記レールクリップボルトを上記座金のめねじ穴または
   丸穴に嵌めて、ガイドレールをレール側金具の垂直片に
   締結したことを特徴とするエレベータのガイドレール固
   定装置。