JPH02180210A - 座席用パッド材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は座席用パッド材の製造方法に関し、更に詳細に
説明すると、パームをプレス成形して形成された成形パ
ームと、該成形パームの表面側に積層された発泡体とか
らなる座席用パッド材の製造方法に関する。

〔従来の技術〕

従来より、パームをプレス成形して座席用パッド材とす
るものが知られている。また、成形パームの表面感触を
ソフトなものにするため、第６図に示す如く、成形パー
ム２の表面側に発泡体３を接着剤４等により接合させて
パッド材１を形成していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

然し乍ら、成形パーム２の表面はパームの繊維の端末が
不規則に突出し、発泡体３との接合面が平滑でなく、ま
た接着剤４を用いて発泡体３を接合させる際に、接着剤
４が成形パーム２の内部に浸入し多量の接着剤４を使用
しなければならず、著しズ経済性に欠けるものであった
。また成形パ−ム２だけでパッド材１を形成した場合に
は表面に凹凸形状を出すのが困難なものであった。

本発明の目的はパッド材の表面に凹凸形状を簡易に形成
することができ、且つ表面感触がソフトで座感が優れ、
成形パームと発泡体との接合に多量の接着剤を使用する
必要がなく、強固に接合させることができる座席用パッ
ド材の製造方法を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、パーム
をプレス成形して形成された成形パームと、該成形パー
ムの表面側に積層された発泡体とからなる座席用パッド
材の製造方法において、前記成形パームは成形すべきパ
ッド材の表面形状より小さいプレス成形型を用いてプレ
ス成形されていると共に、該プレス成形の際にプレス成
形型に予め発泡合成樹脂シートを挿入した状態でプレス
成形され、該発泡合成樹脂シートで表面が被覆された状
態の成形パームを、該成形パームより大きく、成形すべ
きパッド材の外形形状に形成された発泡成形型に配設し
、該発泡成形型に発泡合成樹脂の原液を注入し、前記発
泡合成樹脂シートで表面が被覆された状態の成形パーム
の表面側に発泡体を一体に発泡成形することを特徴とす
る。

〔作用〕

本発明に依れば、パームの成形時にプレス成形型に予め
発泡合成樹脂シートを挿入し、パームと一体に発泡合成
樹脂シートがプレス成形され、成形パームの表面側が発
泡合成樹脂シートで被覆されているので、成形パームの
表面側にパームの繊維の端末が突出したりする虞れがな
く平滑な表面を形成することができ、この発泡合成樹脂
シートで表面側が被覆された成形パームを発泡成形型に
配設し、発泡合成樹脂の原液を注入すると、発泡合成樹
脂の原液が成形パームに多量に含浸するのを発泡合成樹
脂シートが防止し、且つ発泡合成樹脂の原液が発泡合成
樹脂シートに均一に含浸して発泡体が発泡成形され、発
泡体と成形パームが多量の接着剤を用いることなく強固
に接合された状態を得ることができ、且つ発泡体の表面
に凹凸形状を筒易に形成することができるものである。

〔実施例〕

以下本発明に係る座席用パッド材の製造方法を図面を参
照して詳述する。

第１図には本発明方法により製造された座席用パッド材
が示されており、この座席用パッド材１）はパームをプ
レス成形して形成された成形パーム１２と、この成形パ
ーム１２のプレス成形の際にプレス成形型に挿入されて
一体にプレス成形され、成形パーム１２の表面側を被覆
する発泡合成樹脂シート１３と、この発泡合成樹脂シー
ト１３、即ち成形パーム１２の表面側に接合された発泡
体１４とから形成され、パッド材１）の表面には発泡体
１４による凹凸部１５が形成さ′れている。

次に本発明に係る座席用パッド材の製造方法を第２図乃
至第５図を参照して詳述する。

第２図及び第３図は成形パーム１２の製造工程を夫々示
すもので、成形すべきパッド材１）の表面形状より１５
〜２５鶴程度小さく形成されたプレス成形型１７を用い
て成形パーム１２が形成される。

プレス成形型１７の下型１８には予め発泡合成樹脂シー
ト１３が配設され、この発泡合成樹脂シート１３は厚さ
３〜５ｆｌのスラブウレタン等より形成されている。こ
の発泡合成樹脂シート１３をプレス成形型１７の下型１
８に挿入して配設した後、所定量のパームをプレス成形
型１７の下型１８内に挿入し、上型１９を型合わせして
第３図に示す如く、成形パーム１２を形成する。尚プレ
ス成形型１７は加熱プレス成形型とすることができる。

成形パーム１２を形成した後、この成形パーム１２をプ
レス成形型エフより取外し、第４図に示す如く、発泡成
形型２１の上型２３に仮止め状態で取付け、下型２２に
発泡合成樹脂の原液１４ａを注入する。この発泡合成樹
脂の原液ｉ４ａは発泡キュアを進行させて発泡体１４に
成形される。

発泡合成樹脂の原液１４ａは発泡合成樹脂シート１３の
存在により成形パーム１２に含浸することがなく、また
発泡合成樹脂シート１３に均一に含浸し、発泡合成樹脂
シート１３に強固に接合された発泡体１４を得ることが
でき、また発泡成形型２１の下型２２の凹凸形状２２ａ
に沿って凹凸部１５を形成することができるものである
。

発泡体１４の成形後、パッド材１）を発泡成形型２１よ
り取出せば、第１図に示す如き座席用パッド材１）を得
ることができ、このパッド材１）の外周を表皮材で被覆
し、シートフレームに取付けることにより座席としての
シートクツションまたはシートバックが得られるもので
ある。

尚発泡体１４の成形時に表皮材を発泡成形型２１の下型
２２に予め配設しておけば表皮材と一体の発泡体１４を
形成することができるものである。

〔発明の効果〕

以上が本発明に係る座席用パッド材の製造方法の一実施
例の方法であるが、斯る方法に依れば、成形パームを用
いたパッド材の表面に凹凸形状を部品に形成することが
でき、表面に発泡体が強固に接合されているので表面感
触がソフトで座感が優れ、また成形パームと発泡体との
接合に多量の接着剤を使用する必要がなく、且つ剥離す
る戊れがなく、耐久性に優れた座席用パッド材の製造方
法を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法により製造された座席用パッド材の
断面図、第２図乃至第５図は本発明方法の各工程を夫々
示すもので、第２図はプレス成形型に発泡合成樹脂シー
トを配設した状態の断面図、第３図は成形パームを形成
した状態の断面図、第４図は成形パームを発泡成形型に
配設し、発泡合成樹脂の原液を注入している状態の断面
図、第５図は発泡体を成形した状態の断面図、第６図は
従来のパッド材の断面図である。 図中、１）・・・パッド材、１２・・・成形パーム、１
３・・・発泡合成樹脂シート、工４・・・発泡体、１４
ａ・・・発泡合成樹脂の原液、１５・・・凹凸部、１７
・・・プレス成形型、１８・・・下型、１９・・・上型
、２１・・・発泡成形型、２２・・・下型、２３・・・
上型。 第１図 第２図 第５図 ｊ 第３図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）パームをプレス成形して形成された成形パームと
   、該成形パームの表面側に積層された発泡体とからなる
   座席用パッド材の製造方法において、前記成形パームは
   成形すべきパッド材の表面形状より小さいプレス成形型
   を用いてプレス成形されていると共に、該プレス成形の
   際にプレス成形型に予め発泡合成樹脂シートを挿入した
   状態でプレス成形され、該発泡合成樹脂シートで表面が
   被覆された状態の成形パームを、該成形パームより大き
   く、成形すべきパッド材の外形形状に形成された発泡成
   形型に配設し、該発泡成形型に発泡合成樹脂の原液を注
   入し、前記発泡合成樹脂シートで表面が被覆された状態
   の成形パームの表面側に発泡体を一体に発泡成形するこ
   とを特徴とする座席用パッド材の製造方法。