JPH0217644Y2 - - Google Patents

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JPH0217644Y2
JPH0217644Y2 JP1983023616U JP2361683U JPH0217644Y2 JP H0217644 Y2 JPH0217644 Y2 JP H0217644Y2 JP 1983023616 U JP1983023616 U JP 1983023616U JP 2361683 U JP2361683 U JP 2361683U JP H0217644 Y2 JPH0217644 Y2 JP H0217644Y2
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valve
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋼板圧延装置において、圧延材料の
表面に発生する酸化スケールを除去させるのに主
として用いる圧力水噴射ノズル弁に関する。
鋼板の熱間圧延作業に伴なう酸化スケールの除
去装置としては、第1図に示すようなものが従来
より知られている。この除去装置Mは、圧延材料
mの上下にそれぞれ多数の噴射ノズル1′を配設
し、この噴射ノズル1′から高圧水(一般に150
Kg/cm2)をスプレー噴射して、その勢いによつて
スケールを除去させるようにしている。この場
合、圧力水は主配管30を経て噴射ノズル1′に
至るのであるが、作業終了に伴ない主弁31(ス
プール弁)を閉鎖して給水を停止すると、噴射ノ
ズル1′の噴射口から空気が主配管内に入り込み
次に、主弁31を開放して給水を行なうと、主配
管30内に空気が溜つていることからウオーター
ハンマー現象が起り、その激しい衝撃によつて各
部が破裂、破損するという事故が発生する。そこ
で、この事故を防止する方策として、従来では、
第1図に示すように、補助配管32によつて低圧
水(30Kg/cm2)を常時給水して、この低圧水を噴
射ノズル1′から垂れ流して空気の流入を防止さ
せるようにしていた。しかしながら、この従来の
方法では、水を常時垂れ流すために水の無駄使い
が生じるという大きな問題があるばかりか、噴射
を必要としない作業においても常時垂れ流してお
く必要があるため、製品に悪影響を及ぼして品質
を低下させてしまうなどの不都合があつた。
本考案は、かかる従来の問題点を解消せんとな
されたもので、その目的とするところは、噴射ノ
ズル自体に弁機能を持たせて、主弁の閉鎖に伴な
い自動的に噴射ノズル内の弁を閉鎖させ、この噴
射ノズルからの空気の流入を防止して、ウオータ
ーハンマー現象の発生を防止させ、また、その開
閉動作を主弁の開閉に伴なう水圧を利用して行な
わせることで、別段の動力を用いることなく、自
動的に開閉できるようにさせ、かつ、構造簡単な
圧力水噴射ノズル弁を提供することにある。
即ち、この目的を達成するために、本考案の圧
力水噴射ノズル弁は、ノズル軸方向の後端に流入
口2を、前端に噴射口16を有するノズル弁にお
いて、 ノズル内軸方向に、後端を上部流路bと連通さ
せ前端を流通孔7と連通した空間部12と連通さ
せた弁受け孔11と、該弁受け孔11内に前部の
ピストン部19を摺動自在に嵌合させピストン部
19の後部中央に流入口開閉用の弁部19aを形
成したポペツト弁18と、ポペツト弁18に形成
したバネ受け孔22と空間部12の底面に形成し
たバネ受け座12aとの間にポペツト弁18の前
面を押圧する圧縮状態にしたバネ21を設け、噴
射口16の入口周囲に噴出流路dを設け、前記弁
受け孔11周囲に前記上部流路bと噴出流路dに
連通する複数の流通孔7を形成すると共に前記空
間部12の底面に該空間部12と前記噴出流路d
に連通する連通孔13を形成した構成を採用し
た。
以下、本考案の実施例を図面に示して説明す
る。
第2図は本考案の一実施例である圧力水噴射ノ
ズル弁Aを示す断面図であり、また、第3図は第
2図の−断面図である。尚、本実施例では、
第2図に示すように、ノズル弁Aの噴射口16を
下向きにして使用する例のため、ノズル軸方向の
後端面を上側、前端面を下側にした位置関係で説
明している。
図において、1は弁本体で、給水管部1aと、
胴部1bと、ノズル管部1cと、を上部より順に
溶接によつて一体に連設した構造となつている。
上記給水管部1aは、上端部に流入口2を開口
させるとともに、下端部に凹部3を形成させ、か
つ同凹部3の底面に凹部4を形成し、上記流入口
2の底面に形成した流通穴5を凹部4の底面に貫
通して、流入口2から凹部4に至る流入流路aを
形成させている。
次に、胴部1bは、上端部に上記凹部4に対向
する凹部6を形成し、両凹部4,6間を上部流路
bとさせ、同凹部6内の周囲に数個(実施例では
6個)の流通穴7,7…を形成させ、また下端部
に凹部8を形成させ、かつ同凹部8の底面から奥
部に向けて次第に広くした凹孔9を形成させると
とともに同凹孔9の底面に円錐状突起10を突設
させ、かつ凹孔9の底面に上記流通穴7,7……
を貫通させて、上記凹部6から流通穴7,7……
を介して凹孔9に至る流路cを形成させている。
又、上記凹部6の底面中央部に流通穴7,7……
を切欠く状態で弁受け穴11を中途まで形成さ
せ、同弁受け孔11の下方に前記流通孔7と連通
した空間部12を形成させ、同空間部12の底面
にバネ受け座12aを形成させ、かつ同空間部1
2の底面から上記円錐状突起10の内部を通つて
凹孔9内に至る連通穴13を形成させている。
又、ノズル管部1cは、上端面から奥部に向け
て次第に狭くした流通穴14を形成させ、かつ下
端部に噴出口金15を嵌合させて、流通穴14か
ら噴出口金15の噴射口16に至る噴出流路dを
形成させている。尚、上記噴出口金15の内孔を
ダ円形に形成させ、かつノズル管部1cの下端面
に溝条17を形成させることで、噴射口16から
噴射する圧力水を扇状に拡散させるようにしてい
る。
そして、上記胴部1bの上端部を給水管部1a
の凹部3内に嵌合させ、かつノズル管部1cの上
端部を胴部1bの凹部8内に嵌合させることによ
り、各流路a,b,c,dを一連に連通させて、
弁本体1に流入口2から噴射口16に至る流路D
を形成させるようにしている。
次に、18はポペツト弁で、ピストン部19の
後部中央に円錐状の弁部19aを形成して、同弁
部19aが流入流路aに臨む状態で上記弁受け穴
11内に摺動自在に嵌合させ、そして上記弁部1
9aを流通穴5の下端縁部に形成したシート20
に圧接或いは離反させることにより、流路Dを開
閉させるようにしている。
又、21はバネで、ポペツト弁18の下端面に
形成したバネ受け孔22と上記バネ受け座12a
との間に圧縮状態で介装され、その弾発力により
ポペツト弁18を上向きに付勢して、弁部19a
をシート20に圧接させるようにしている。
従つて、上述のように構成された圧力水噴射ノ
ズル弁Aを第1図に示すと同様のスケール除去装
置に、噴射ノズルの代りに取付けた場合、まず、
主弁を閉鎖した状態では、ノズル弁Aの内部に水
圧が加わらないため、第2図に示すように、ポペ
ツト弁18を付勢するバネ21の弾発力によつ
て、弁部19aがシート20に圧接し、流路Dは
密封閉鎖された状態となる。
次に、圧延作業に際し、主弁を開放すると、圧
力水が主配管からノズル弁A内に流入し、この圧
力水による水圧によつてポペツト弁18をバネ2
1に抗して押し下げ、弁部19aをシート20か
ら離反させて流路Dを開放し、下端の噴射口16
から圧力水が噴出して、圧延材料の表面に発生し
たスケールを除去させることになる。そして、作
業終了に伴ない主弁を閉鎖すると、ノズル弁A内
の圧力が低下し、バネ21の弾発力によつて上記
した第2図の状態にポペツト弁18が押し上げら
れ、弁部19aをシート20に圧接して流路Dを
密封閉鎖し、噴射口16からの空気の流入を阻止
して、主配管内に空気が溜ることによるウオータ
ーハンマー現象を防止させることができるもので
ある。尚、弁部19aとシート20との密封が害
されて空気の流入が生じるという不測の事故に対
処するため、第1図に示す場合と同様に補助配管
から低圧水を常時給水して、漏洩部から水を垂れ
流すことができるようにしてもよく、この場合に
はバネ21の弾発力を低圧水による圧力よりも大
きくさせて、低圧水の圧力ではポペツト弁18が
作動しないようにする。
以上、本考案の一実施例について説明したが、
本考案の具体的構成は上記実施例に限定されるも
のではない。
例えば、材質的に、本実施例では弁本体1をス
テンレスとし、ポペツト弁18を超硬合金として
いるが、これに限らず耐触性、強度、加工性、価
格等を勘案して任意に選定できる。
尚、本考案の圧力水噴射ノズル弁は、主として
スケール除去装置の噴射ノズルとして使用するも
のであるが、この他に、鋼板冷却用ノズルや圧延
ローラの冷却用噴射ノズルとしても使用できる。
以上説明してきたように、本考案によれば、噴
射ノズル自体に弁機能を持たせた構造にしたの
で、給水を停止した場合に噴射ノズルから空気が
流入するという不都合を防止して、ウオーターハ
ンマー現象による破裂や破損を防止できる。
又、圧力水の水圧を利用して弁を開放させるの
で、弁の開閉に別段の装置を用いる必要がなく、
しかもその構造を簡単にさせることができるとい
う効果を奏する。
又、本考案ではポペツト弁を弁本体内に配置
し、ポペツト弁の前部を流路内に露出させると共
に空間部の底面に空間部と噴出流路に連通する流
通孔を形成させて空間部に流入した圧力水を流路
Dを流れる圧力水の勢いにより流通孔から流路内
に誘引するようにしているから、圧力水の圧力が
ポペツト弁を逆に押し上げる方向に作用すること
がなく、ポペツト弁を安定させることができる上
に、空間部にゴミ等が溜まることを防止すること
ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスケール除去装置を示す説明
図、第2図は本考案の一実施例である圧力水噴射
ノズル弁の断面図、第3図は第2図の−断面
図である。 A:圧力水噴射ノズル弁、D:流路、a:流入
流路、b:上部流路、c:流路、d:噴出流路、
1:弁本体、2:流入口、7:流通孔、11:弁
受け孔、12:空間部、12a:バネ受け座、1
6:噴射口、18:ポペツト弁、19:ピストン
部、19a:弁部、20:シート、21:バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ノズル軸方向の後端に流入口2を、前端に噴射
    口16を有するノズル弁において、 ノズル内軸方向に、後端を上部流路bと連通さ
    せ前端を流通孔7と連通した空間部12と連通さ
    せた弁受け孔11と、該弁受け孔11内に前部の
    ピストン部19を摺動自在に嵌合させピストン部
    19の後部中央に流入口開閉用の弁部19aを形
    成したポペツト弁18と、ポペツト弁18に形成
    したバネ受け孔22と空間部12の底面に形成し
    たバネ受け座12aとの間にポペツト弁18の前
    面を押圧する圧縮状態にしたバネ21を設け、噴
    射口16の入口周囲に噴出流路dを設け、前記弁
    受け孔11周囲に前記上部流路bと噴出流路dに
    連通する複数の流通孔7を形成すると共に前記空
    間部12の底面に該空間部12と前記噴出流路d
    に連通する連通孔13を形成したことを特徴とす
    る圧力水噴射ノズル弁。
JP2361683U 1983-02-19 1983-02-19 圧力水噴射ノズル弁 Granted JPS59135151U (ja)

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JP2361683U JPS59135151U (ja) 1983-02-19 1983-02-19 圧力水噴射ノズル弁

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JPS59135151U JPS59135151U (ja) 1984-09-10
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2539970Y2 (ja) * 1990-04-28 1997-07-02 東芝メカトロニクス株式会社 圧力調整弁
JP2014111963A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Toyota Motor Corp リリーフバルブ
JP6204738B2 (ja) * 2013-07-23 2017-09-27 Kyb株式会社 制御バルブ

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