JPH0217607Y2 - - Google Patents

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JPH0217607Y2
JPH0217607Y2 JP7659487U JP7659487U JPH0217607Y2 JP H0217607 Y2 JPH0217607 Y2 JP H0217607Y2 JP 7659487 U JP7659487 U JP 7659487U JP 7659487 U JP7659487 U JP 7659487U JP H0217607 Y2 JPH0217607 Y2 JP H0217607Y2
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JP7659487U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、液体中の夾雑物を除去するフイルタ
に関し、特に詳しくは、フイルタエレメントが捕
促した夾雑物の量を検出するセンサを有するフイ
ルタに関するものである。
[従来の技術] フイルタエレメントを吸水性材料で形成した層
濾過タイプのフイルタは、エレメントが被濾過液
体中の夾雑物の主体をなす水分を吸着するので、
凝集分離タイプや沈降分離タイプのフイルタと比
べて、被濾過液体中の夾雑物の除去に有効なこと
は、既に知られている。
しかしながら、層濾過タイプのフイルタエレメ
ントは、エレメントが吸着した夾雑物の量を検出
することが難しいために、濾材の寿命を適確に知
ることができないという問題がある。
層濾過タイプのフイルタエレメントが捕促した
夾雑物の量を、検出するセンサとして、フイルタ
エレメントに近接させてH電極を、フイルタケー
スにE電極をそれぞれ設けて、これらの電極間に
高周波電流を印加し、フイルタエレメントが捕捉
した夾雑物の量による誘電率の変化によつて検出
するものは、既に提案されている(一例として、
実願昭59−121580号公報参照)。
しかしながら、上記既提案の検出センサは、H
電極とフイルタエレメントが電気的に絶縁してい
るために、フイルタエレメントが捕捉した夾雑物
の量に対する電気的変化量が少ないので、フイル
タエレメントが捕捉した夾雑物の量を適確に検出
することが難しいという問題がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、フイルタエレメントが捕捉した夾雑
物の量に対する電気的変化を最大限に検出し、こ
れを電圧に変換することにより、層濾過タイプの
フイルタエレメントが捕捉した夾雑物の量を適確
に検出することを、解決しようとする問題点とす
るものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、フイルタケース及び該ケースに設置
したフイルタエレメントを備えたフイルタにおい
て、上記フイルタケースに、ケースと絶縁させた
フイルタエレメントを支持するエレメント押え
と、フイルタエレメントに直接接触する電極と、
ケースと電気的に接続させた電極とを設けるとと
もに、電極間の電気力線の変化を電圧レベルに変
換するコンバータを設置し、上記フイルタエレメ
ントの濾材を吸水性材料で形成したことによつ
て、上記問題点を解決したものである。
[作用] フイルタエレメントは、エレメント押えによつ
てフイルタケースに対して電気的に絶縁し、かつ
H電極がフイルタエレメントに直接接触した状態
で支持される。
フイルタに被濾過流体を供給して、H電極とE
電極間に高周波電流を印加すると、フイルタエレ
メントが流体中の夾雑物を吸着し、吸着した夾雑
物の量によつてH電極とE電極間の静電容量等の
電気量が変化するので、これらをコンバータで電
圧の変化に変換することにより、フイルタエレメ
ントが捕捉した夾雑物の量を検出することができ
る。この場合、H電極がフイルタエレメントに直
接接触しているので、電極間の夾雑物による静電
容量及びコンダクタンス等の電気量の変化が大き
く、これを電圧の変化に変換することによつて、
フイルタエレメントが捕捉した夾雑物の量を、適
確に検出することができる。
[実施例] 第1図は本考案の実施例を示し、このフイルタ
は、フイルタケース1、フイルタエレメント2、
及び夾雑物検出センサ3を備えている。
上記フイルタケース1は、有底円筒状のケース
本体5とカバー6を備え、これらはクランプリン
グ7によつて液密に一体化され、ケース本体5の
底部には、絶縁性材料で形成されたエレメント押
え8が設けられている。
カバー6には、被濾過液体の供給口10及び排
出口11が開設されており、供給口10は流路1
2によつてフイルタエレメント2の中空部2a
に、排出口11はケース1とフイルタエレメント
2間の空間にそれぞれ連通している。
上記フイルタエレメント2は、紐状に形成した
吸水性樹脂よりなる濾材14を、多孔の円筒体1
5の外周に複数巻回積層したものとして構成され
ている。
上記カバー6には、流路12内に突出するエレ
メント支持部17及びD電極18が、それぞれパ
ツキング19,19によつて液密かつ電気的に絶
縁して取付けられており、エレメント支持部17
の先端には、導電性のエレメント押え20がナツ
トにより取付けられている。該エレメント押え2
0は、エレメント押え8と共同してフイルタエレ
メント2を挟持するもので、フイルタエレメント
2の中空部2aに連通す開口21を有し、エレメ
ント支持部17に電気的に接続し、カバー6に対
してはパツキング22により液密かつ電気的に絶
縁しており、上記濾材14に挿通する針状のH電
極23,…が取付けられている。また、カバー6
の上面には、ケース5に電気的に接続しているE
電極25と、D電極18及びH電極23間との静
電容量等の電気量を検出し、これらを電圧に変換
するコンバータ26が設けられており、上記電極
18,23,25及びコンバータ26等によつて
夾雑物検出センサ3が構成されている。
上記エレメント押え8,20は、フイルタケー
ス1内にフイルタエレメント2が設置されたとき
に、突起8a,20aがエレメント2の濾材14
に喰込んでエレメント2を液密に挟持する間隔に
設置されている。
また、図示を省略しているが、H電極23及び
D電極18とE電極25には、これらの電極間に
高周波電流を流すための高周波発振回路を設けら
れている。
次に、上記実施例の作用を述べる。
エレメント押え8にフイルタエレメント2を載
置してケース本体5にカバー6を取付けると、フ
イルタエレメント2は、エレメント押え8,20
によつてフイルタケース1と電気的に絶縁した状
態で液密に挟持され、同時にH電極23,…が濾
材14に挿通する。
供給口10から油圧作動油、切削油、有機溶剤
等の被濾過液体を供給して、電極23,18と2
5との間に高周波電流を印加すると、被濾過液体
中の夾雑物である水分や金属粉などがフイルタエ
レメント2によつて吸着、濾過されて、夾雑物が
除去された被濾過液体が排出口11から流出す
る。
フイルタエレメント2が被濾過液体中の夾雑物
を吸着、濾過すると、H電極23とE電極25間
の静電容量等の電気量が変化し、これをコンバー
タ26が電圧の変化に変換することにより、エレ
メント2が吸着した夾雑物の量を検出することが
できる。
この場合、H電極23がフイルタエレメント2
に直接接触しているので、H電極がフイルタエレ
メントに対して電気的に絶縁している場合と比べ
て電気量の変化が大きいため、エレメントが捕捉
した夾雑物の量を適確に知ることができる。
また、上記実施例においては、被濾過液体の流
路12中に設けたD電極18とE電極25によつ
て被濾過液体自体の静電容量及びコンダクタンス
を検出し、H電極23による静電容量等とD電極
による静電容量等との差を求めることにより、エ
レメント2が吸着した夾雑物の量をより正確に検
出するこができる。
[考案の効果] 本考案は、フイルタエレメントをフイルタケー
スに絶縁して設置させ、このエレメントにH電極
を直接接触させたことにより、エレメントが捕捉
した夾雑物の量を示す電極間の静電容量等の電気
量の変化が大きくなり、エレメントが捕捉した夾
雑物の量を適確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部縦断正面図であ
る。 1……フイルタケース、2……フイルタエレメ
ント、3……夾雑物検出センサ、8,20……エ
レメント押え、14……濾材、23……H電極、
25……E電極、26……コンバータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フイルタケース及び該ケースに設置したフイル
    タエレメントを備えたフイルタにおいて、 上記フイルタケースに、ケースと絶縁させたフ
    イルタエレメントを支持するエレメント押えと、
    フイルタエレメントに直接接触する電極と、ケー
    スと電気的に接続させた電極とを設けるととも
    に、電極間の電気力線の変化を電圧レベルに変換
    するコンバータを設置し、 上記フイルタエレメントの濾材を吸水性材料で
    形成した、 ことを特徴とする夾雑物検出センサ付フイルタ。
JP7659487U 1987-05-21 1987-05-21 Expired JPH0217607Y2 (ja)

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JPS63185408U JPS63185408U (ja) 1988-11-29
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JP6353776B2 (ja) * 2014-12-08 2018-07-04 株式会社Ihi回転機械エンジニアリング 遠心分離装置
JP2019098271A (ja) * 2017-12-05 2019-06-24 オルガノ株式会社 クランプバンド、フィルタハウジングおよび濾過システム

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JPS63185408U (ja) 1988-11-29

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